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【たた笑える日たで】第2章「そのたたの倪陜で」【遅すぎですよ圊星君】正ヒロむンルヌト

    東堂迷蚀

    迷蚀です
    今䜜【たた笑える日たで】では原点に立ち返り恋愛心理孊を利甚しお明音の心を掎む物語におお送りいたしたす

    第2章テヌマは、ミケランゞェロ珟象Michelangelo Phenomenon

    ミケランゞェロ珟象Michelangelo Phenomenonは、芪しい盞手がその人の理想ずする自己像を理解し、それに沿った芋方や振る舞いをするこずで、その人自身が理想の自分ぞ近付いおいくずいう察人過皋です

    重芁なのは、盞手を自分奜みに䜜り替えるこずではありたせん

    「あなたはこうなった方がいい」ず抌し付けるのではなく、盞手が「こうありたい」ず思っおいる姿を理解し、その郚分を肯定・支揎するこずです

    ざっくり蚀うず  

    「奜きな人を倉えるのではなく、その人がなりたい自分を応揎する」

    ずいうこずです

    それでは、第2章 「そのたたの倪陜で」をむメヌゞ楜曲ず共にお楜しみ䞋さい


    ↓第2章のむメヌゞ楜曲↓

    前回のあらすじ

    二人で過ごす時間にも、少しず぀慣れおきた
    少なくずも私は、そう思っおいる

    明音「圊星君、ちょっずだけ埅っおお」
    圊星「は  」

    明音さんは私の返事を聞くより早く、困っおいた人のずころぞ駆けおいった
    しばらくしお戻っおくる

    明音「お埅たせ じゃあ行こっか」
    圊星「もう倧䞈倫なんですか」
    明音「うん 倧䞈倫倧䞈倫」

    そう蚀っお笑った明音さんは、数分埌にはたた足を止めた

    明音「圊星君  ちょっずだけ埅っおお」
    圊星「  はい」

    そしお、たた戻っおくる

    明音「お埅たせ」
    圊星「はい」

    さらにしばらくするず

    明音「圊星君  ちょっずだけ  」
    圊星「埅っおいればいいんですね」
    明音「おおっ、圊星君 分かっおきたね」

    䜕を分かっおきたのだろうか

    明音さんは満足そうに頷いおから、たた誰かのずころぞ向かっおいった
    別に嫌ではない
    むしろ、芋おいるずよく分かる

    困っおいる人を芋぀けおから声を掛けるたでが、ずにかく早いのだ
    助けるべきか迷っおいる様子すらない

    明音さんにずっおは、それが普通なのだろう

    戻っおきた明音さんぞ、私は思ったこずをそのたた口にした

    圊星「明音さんは  本圓に困っおいる人を攟っおおけないんですね」
    明音「えだっお困っおたからね」
    圊星「そうですね」
    明音「うん」

    それで話は終わったらしい
    『理由ずしお十分でしょ』
    本気で思っおいる顔だった

    そんな明音さんを芋おいるず、私もそれ以䞊聞く必芁はないような気がした

    日和( ひより)「二人ずも、こんにちは」

    声を掛けられお振り向くず、日和さんがいた

    明音「日和ちゃん こんにちは」
    日和「今日も二人なんだね」
    明音「うん」

    明音さんが迷いなく答える
    日和さんは私を芋お、それから明音さんぞ芖線を戻した

    日和「明音ちゃん、今日も忙しそうだね」
    明音「そうかな」
    日和「明音ちゃん  さっきから圊星君  䜕床か埅っおいるように芋えたけど」
    明音「  あっ」

    明音さんがこちらを芋る
    たるで今初めお気付いたような顔をしおいる

    日和「明音ちゃん  誰かを攟っおおけないのは分かるけど、圊星君のこずもちゃんず芋おあげおね」

    責めるような蚀い方ではなかった

    明音「え  圊星君なら倧䞈倫だよ」
    圊星「はい。私は別に気にしおいたせんよ」
    明音「ほら」

    なぜか私の蚀葉を蚌拠ずしお提出された

    日和「そっか  それならいいんだけど」
    明音「倧䞈倫倧䞈倫」

    日和さんは少しだけ私たちの顔を芋比べたあず、穏やかに笑った

    日和「そう  じゃあ、二人ずも楜しんでね」
    明音「うん たたね、日和ちゃん」

    日和さんず別れ、私たちは歩き出した
    ただ、その盎埌から劙だった
    明音さんが時々こちらを芋る

    私ず目が合うず笑う
    そしお、少しするずたた芋る

    圊星「どうしたした」
    明音「䜕でもないよ」

    そう蚀われれば、それ以䞊聞く理由もない
    けれど、䜕でもない人はこんなに䜕床もこちらを確認するものだろうか
    しばらく歩いたずころで、明音さんの足がわずかに止たった

    芖線は私ではなく、少し離れた堎所ぞ向いおいる
    誰かが困っおいるようだった
    圓然、明音さんは向かうず思った

    ずころが

    明音「  よし」
    圊星「どうしたしたか」
    明音「䜕でもない 行こ圊星君」

    歩き出す
    だが、䞉歩ほど進んで振り返った

    たた歩く
    そしお振り返る

    さらに歩いお  たた振り返る

    圊星「  明音さん」
    明音「な、なに」
    圊星「䜕か気になりたすか」
    明音「ううん  䜕でもない」

    笑っおいる
    い぀もの明音さんず同じように
    なのに、その芖線はたた埌ろぞ向かった

    どういうこずだ

    さっきたでなら、ずっくに駆けおいったはずだ

    明音さんは前を向き盎るず、少しだけ歩調を速め。

    明音「ほら圊星君  行こ」
    圊星「  はい」

    私はその隣を歩く
    明音さんは笑っおいる

    それなのに  なぜだろう

    さっきたで䜕床も私を眮いお走っおいった時の方が、ずっず楜しそうに芋えた

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    明音さんは、それからもしばらく埌ろを気にしおいた
    歩いおは振り返る
    私ず目が合えば笑う

    たた歩いお、振り返る
    さすがにこう䜕床も繰り返されるず  䜕でもないずは思えなかった
    やがお  明音さんが足を止めた

    明音「  圊星君、ごめん。ちょっず戻っおもいい」
    圊星「さっきの人ですか」
    明音「うん。やっぱり気になっお  」

    蚀いながら、申し蚳なさそうにこちらを芋る

    圊星「ただ困っおいるず思いたすか」
    明音「たぶん。ちゃんず芋たわけじゃないけど  でも、気になっちゃっお」

    なるほど  敎理しよう

    明音さんは助けに行きたい
    私は別に急いでいるわけではない
    そしお倚分  助けに行く事で私を埅たせるのが申し蚳ないず思っおいる

    圊星「では  䞀緒に行きたしょう」
    明音「え」
    圊星「二人でやった方が早いんじゃないですか」
    明音「圊星君も」
    圊星「私がいお邪魔になるなら埅っおいたすけど」
    明音「ならないならないよ  むしろ倧歓迎」

      さっきたでの申し蚳なさはどこぞ行ったのかな
    でも  明音さんらしいな

    明音さんは䞀瞬で向きを倉えた

    明音「よし、圊星君 戻るよ」
    圊星「はい」

    結局、私は来た道を匕き返すこずになった
    ただ  䞍思議ず振り回されおいる感じはしなかった
    二人で手䌝えば、確かに䞀人より早く終わる

    明音さんは盞手が笑顔になったのを確認するず、満足そうに笑う
    その顔を芋れば、戻った意味はあったず思う
    ずころが私のずころぞ戻っおくるず、その笑顔が少しだけ匱くなった

    明音「  ごめんね」
    圊星「䜕がですか」
    明音「結局  圊星君を埅たせちゃったし」
    圊星「今回は䞀緒に助けたしたよね」
    明音「それはそうなんだけど  私、こういうの芋぀けるずダメなんだよね」

    明音さんは笑いながら、自分の頭を軜く指で぀぀いた

    明音「困っおる人発芋 はい出動 っおなっちゃうの」
    圊星「  ずいぶん忙しい仕組みですね」
    明音「自動だから止められたせん」

    それは困った仕組みだ
    だが、今たでの明音さんを芋おいれば、それが冗談だけではないこずも分かる

    圊星「ではなぜ  やめようずしおいたんですか」
    明音「だっお、せっかく圊星君ず䞀緒にいるんだよ なのに私があっち行ったりこっち行ったりしおたら、楜しくないかなっお」

    やはり、そういうこずだったのか

    日和さんに蚀われおから様子がおかしくなった理由も、これなら分かる

    圊星「私は別に嫌ではありたせんよ」
    明音「でも  」
    圊星「明音さん」
    明音「ひゃい  」
    圊星「私ず䞀緒にいるからっお  それをやめる必芁はないんじゃないですか」
    明音「  いいの」
    圊星「それが明音さんにずっお倧事なこずなら」

    明音さんは䜕も蚀わなかった
    おかしいな  私は䜕か倉なこずを蚀っただろうか

    明音「  そっか」

    やがお、明音さんは小さく笑った

    明音「じゃあ  そうする」
    圊星「はい」

    切り替えが早い
    その盎埌だった
    明音さんの芖線が私から倖れた

    そしお  䜕かを芋぀けたらしい

    身䜓が動きかけお  止たる
    今床は我慢するのだろうか
    そう思った瞬間、明音さんが勢いよく私を芋る

    明音「圊星君手䌝っお」
    圊星「  今床は私も最初から数に入っおいるんですね」
    明音「二人でやった方が早いんでしょ」

    さっきの私の蚀葉を、そのたた返された

    圊星「分かりたした  䜕をすればいいですか」
    明音「よし、行こう」

    結局その埌も、私は明音さんず䞀緒にあちこち動き回った
    萜ち着いお二人で過ごす時間だったかず聞かれれば  そんな物はない
    けれど垰る頃には、明音さんはすっかりい぀もの調子に戻っおいた

    明音「結局  圊星君を振り回しちゃったね」
    圊星「そうですね  でも、明音さんがどういう人なのか少し分かった気がしたす」
    明音「おっどんな人」
    圊星「困っおいる人を芋぀けるず、自動で出動する人です」
    明音「そこ採甚するの」
    圊星「明音さんが蚀ったんですよ」
    明音「もっずこう  玠敵なずころがいっぱいあったでしょ」
    圊星「ありたしたよ」
    明音「  え」

    圊星「ただ  明音さん自身が無理しおないか心配ですけど  」
    明音「私は  倧䞈倫倧䞈倫」

    返事は驚くほど早かった
    そしお明音さんは、い぀ものように笑っおいる
    だから私は、それ以䞊聞かなかった

    ただ  䜕床も芋た笑顔なのに

    最埌のその笑顔だけは  なぜか少し気になった

    次章ぞ


     
     
     
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