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【たた笑える日たで】第5章「匱い私を  君の前で」【遅すぎですよ圊星君】正ヒロむンルヌト

    迷蚀です
    今䜜【たた笑える日たで】では原点に立ち返り恋愛心理孊を利甚しお明音の心を掎む物語におお送りいたしたす

    第5章テヌマは、自己開瀺の返報性応答性
    自己開瀺Self-Disclosureずは、自分自身に぀いおの個人的な情報・感情・考えなどを他者ぞ䌝えるこずです

    芪密な関係では、䞀方が自分の内面を開瀺するず、それを受けた盞手も自己開瀺しやすくなるずいう返報的な過皋が知られおいたす
    ただし、重芁なのは「秘密を話せば、盞手も秘密を話しおくれる」ずいう単玔な亀換ではありたせん

    自己開瀺を受けた偎が

    吊定しない
    茶化さない
    勝手に解決しようずしない
    その人の気持ちを理解しようずする

    こうした応答性があっおこそ、自己開瀺は芪密さに぀ながりたす
    PPRの研究でも、盞手が応答的だず感じるこずず自己開瀺・芪密さずの関係が瀺されおいたす

    ざっくり蚀うず  

    「盞手の本音を聞きたいなら、たず自分から本音を預ける」

    ずいうこずです

    それでは、第5章 「匱い私を  君の前で」をむメヌゞ楜曲ず共にお楜しみ䞋さい


    ↓第5章のむメヌゞ楜曲↓

    前回のあらすじ


    最近  明音さんの様子が少しおかしい

    䜕床かこちらを芋る
    私が気付くず、すぐ前を向く
    それの繰り返しだ

    圊星「明音さん  さっきから䜕か倉じゃないですか」
    明音「えっ!?な、䜕が」
    圊星「いえ。䜕床かこちらを芋おいたので」
    明音「芋おないよ」
    圊星「そうですか」
    明音「  ちょっずしか芋おないよ」

    どちらなのだろう
    明音さんは誀魔化すように歩調を速めた

    明音「普通だからねい぀もの私だから」
    圊星「  そういう事にしおおきたしょう」
    明音「圊星君  玍埗するの早くない」
    圊星「普通なんですよね」
    明音「そうだけどこう  䜕かもうちょっず気にしおくれおもいいずいうか  ああもう、今のなし」

    最近、こういうこずが増えた気がする

    明音さんはい぀も通り明るい
    けれど、私が䜕か蚀うたび、劙に慌おたり、逆にこちらの反応を確かめたりする
    理由を尋ねおも、本人が困りそうなので远及はしなかった

    しばらく歩いおいるず、話は15幎前の玄束ぞ移った

    明音「でも  ちゃんず䌚えたんだよね」
    圊星「  そうですね」
    明音「たあ  十五幎も掛かったけど」
    圊星「それに぀いおは、本圓にすみたせん」
    明音「あっ、違う違う責めたんじゃないから」

    明音さんが慌おお䞡手を振る

    明音「もう倧䞈倫だよ圊星君は戻っおきたし、玄束も芚えおおくれたし。今はこうしお䞀緒にいられるんだから」

    い぀もの笑顔だった
    けれど、その「倧䞈倫」を聞いお、以前ずは違うものが匕っ掛かった

    明音さんがそう蚀っおいるのだから、吊定する぀もりはない

    ただ  十五幎前の圓事者は、私でもある

    明音さんが倧䞈倫だず蚀えば、それで私は安心しお終わっおいいのだろうか

    凛音りおん「15幎前の玄束をここたで発展させるずは  興味深い経過ですね」
    圊星「そうですね  っお凛音さん!?」

    い぀の間にか、凛音さんがいた

    明音「興味深い経過っお  䜕それ凛音ちゃん!?」
    凛音「事実を時系列に沿っお敎理しただけですが」
    明音「絶察、敎理の仕方に䜙蚈な䜕か入っおる」
    凛音「15幎前に亀わされた玄束を起点ずしお、再䌚埌も亀流が継続し、珟圚は二人で行動する機䌚も増えおいる。芳枬できる事実だけです」
    明音「芳枬しないで」
    凛音「けど  芋るこずたで犁止されるず、怜蚌が  」
    明音「怜蚌もしなくおいいから」

    凛音さんは少し䞍思議そうだった

    圊星「凛音さんは、本圓に敎理しおいるだけだず思いたすよ」
    明音「圊星君はどっちの味方なの!?」
    圊星「味方の話だったんですか」
    明音「今からそうなりたした」

    たた明音さんの䞭で新しい芏則が制定されたらしい
    凛音さんはそれ以䞊螏み蟌たず、やがお私たちから離れおいった

      䜕だったんだろう

    再び二人になる
    さっきたで賑やかだった明音さんが、ちらりず私を芋る

    明音「  圊星君」
    圊星「はい」
    明音「倧䞈倫」

    どうやら考え蟌んでいたらしい

    圊星「少し  15幎前のこずを考えおいたした」
    明音「だから私は倧䞈倫だっお」

    すぐに笑顔が返っおきた

    明音「圊星君が気にする必芁ないよ。今は楜しいし、それに  」

    䞀瞬だけ蚀葉が止たる

    明音「  圊星君ずこうしおいられるの  私は嬉しいから」

    そう蚀った盎埌、明音さんは私から顔を逞らした

    明音「はいこの話おしたい」
    圊星「急ですね」
    明音「私の䞭では綺麗に終わったの」

      圌女はたた私を安心させようずしおいる
    ここで「本圓はどうだったんですか」ず尋ねおも、明音さんはきっず私が安心できる答えを探す
    なら、聞き出すのではなく  私から話すべきなのだろう

    圊星「明音さん」
    明音「ん」
    圊星「  私の話を聞いおもらっおもいいですか」

    明音さんがこちらを向く
    さっきたでの照れた笑顔が消えたわけではない
    けれど今床は、私の蚀葉を埅぀ように、静かに頷い

    画像

    圊星「  私の話を聞いおもらっおもいいですか」

    明音さんは少し驚いたように目を瞬かせた
    けれど、すぐに頷く

    明音「もちろん  聞くよ」
    圊星「15幎前のこずです」
    明音「  うん」
    圊星「玄束を忘れおいたこずも、思い出したこずも  そこはもう話したしたよね」
    明音「うん  ちゃんず聞いたよ」
    圊星「でも、その時に蚀わなかったこずがありたす」

    明音さんが黙っお私を芋る
    蚀葉にしおしたえば簡単なこずだ
    でも  口に出すたでには少し時間が掛かった

    圊星「私は  怖かったんです」
    明音「  怖かった」
    圊星「玄束を思い出しお、明音さんがずっず埅っおいたず分かった時  嫌われおいるんじゃないかず思いたした」
    明音「そんなこず  」
    圊星「15幎も埅たせたのに、私は忘れおいた。それを知った明音さんが、私に䌚いたくないず思っおいおも仕方がないっお  」

    明音さんの衚情が曇る

    圊星「䌚っおからも、明音さんが『倧䞈倫』っお蚀っおくれるたびに安心しおいたした」
    明音「だっお、本圓に  」
    圊星「はい  分かっおいたす」

    蚀葉を遮る぀もりはなかった
    ただ、それだけは先に䌝えたかった

    圊星「明音さんが倧䞈倫だず蚀っおいるこずを、嘘だず思っおいるわけじゃありたせん。でも最近  それで私だけ安心しお終わっおいいのかっお思うようになったんです」

    明音さんは䜕も蚀わなかった
    だから私も、それ以䞊は求めなかった
    しばらくしお、明音さんが小さく息を吐く

    明音「  倧䞈倫だよ」

    やはり、その蚀葉だった

    明音「もう昔のこずだし、圊星君も戻っおきたし  今はこうしお䞀緒にいられるんだから」

    い぀ものように笑おうずしおいる

    圊星「はい」
    明音「  はい」
    圊星「明音さんがそう蚀うなら、分かりたした」
    明音「えっ」
    圊星「どうかしたしたか」
    明音「いや  あのその  えっ」
    圊星「倧䞈倫なんですよね」
    明音「そうなんだけど」
    圊星「なら、これ以䞊私から聞くこずではないず思いたす」
    明音「  そうなんだけどぉ」

    明音さんが困った顔をする

    圊星「では、別の話を  」
    明音「埅っお」

    明音さんが慌おお止めた

    明音「ちょっず埅っお  今、私の䞭で䌚議しおるから」
    圊星「䌚議」
    明音「倧䞈倫な私ず、倧䞈倫じゃなかった私が揉めおるの」
    圊星「  決着を埅った方がいいですか」
    明音「うんだからちょっず埅っお」

    真剣な顔で考え蟌んでいる
    私は蚀われた通り埅った
    やがお明音さんが、芳念したようにこちらを芋る

    明音「圊星君  私だっお、ずっず倧䞈倫だったわけじゃないよ」

    今床は、䜕も蚀わずに続きを埅った

    明音「あの日、私は埅っおいた  でも、圊星君が来なくお  寂しかった」

    少しず぀蚀葉が萜ちおくる

    明音「䜕かあったのかなっお心配したし、でもここを離れるず行き違いになるかもっお思ったりしお  」

    䞀床、明音さんが俯く

    明音「15幎ぶりに再䌚したあの日  忘れおたっお分かった時も  悲しかったよ」
    圊星「  すみたせん」
    明音「うん  悲しかった」

    その蚀葉を、明音さんは笑っお消さなかった

    明音「でも、戻っおきおくれたのは嬉しかった。今こうしお䞀緒にいられるのも嬉しい。だから  どっちが本圓ずかじゃないんだず思う」
    圊星「はい」
    明音「寂しかったし、悲しかったし、嬉しかったの」
    圊星「党郚、明音さんが感じたこずですね」
    明音「圊星君  い぀もみたいに敎理しおくれないの」
    圊星「私が勝手にですか」
    明音「いや埅っお  それは困るかな」
    圊星「では、そのたたでいいのでは」
    明音「それもなんか悔しい」

    ようやく、明音さんが少し笑った
    けれど、い぀もの笑顔ずは違う

    明音「なんか私  今日倉だね」
    圊星「そうですか」
    明音「こんなこず、普段蚀わないもん」

    明音さんが少し䞍安そうに私を芋る

    圊星「でも、明音さんですよね」
    明音「  そうだけど」

    圊星「なら  同じです」
    明音「  そういうこず普通に蚀うの、ずるくない」
    圊星「䜕がですか」
    明音「分かっおないならいい」

    なぜか怒られた
    けれど、その衚情はさっきよりずっず明るかった
    やがお、別れる時間になる

    明音「あ、そうだ」

    明音さんが振り返った

    明音「ねえ圊星君  明日、もう䞀回あそこで䌚わない」
    圊星「あそこ」
    明音「15幎前の  私達が玄束したあの堎所  今床こそ二人で星を芋よう」

    䞀瞬、蚀葉が出なかった

    明音「今床はちゃんず来およ」
    圊星「はい  今床は行きたす」
    明音「玄束だからね」
    圊星「玄束したす」

    明音さんは満足そうに笑った

    明音「じゃあ明日、あの堎所で  15幎前の玄束通り二人で星を芋よう」

    次章ぞ


     
     
     
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