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瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その3】宇田接で塩を思い、䞞亀で芞術ず食に觊れる

    案内され、壁にテヌブルを取り付けた様な圢の垭に着く。壁ず蚀っおもその手前には倧きな窓がはめられおおり、壁ず窓の間には怍物が芋える。

    䞞亀に来るのも2回目。前回は急遜ルヌトを倉曎したのでグルメを味わう時間はなかったが、今回はちゃんず䞞亀出身の同僚に教えおもらった「骚付鳥 䞀鶎いっかく」の本店に来るこずができた。

    名前の通り、骚付鳥が有名な店である。特におやどりが有名らしいのだが、ひなどりの方が柔らかくお初心者も矎味しくいただけるず聞いおいたため、今回はひなどりを頌む。そうそう、ぜひ味わっお欲しいず蚀われおいたずりめしも。
    わくわくしながら埅ち぀぀、ほんの数週間前の旅のこずを思い出しおいた。

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    骚付鳥で有名な「䞀鶎」

    海ず過ごすための宿

    秋の瀬戞芞は日皋ず蚪れる堎所ずをなかなか決められず、泊たる堎所の予玄が倧幅に遅れおしたった。行きたい堎所は倚いのに、有絊はほが残っおいない 結局、2回に分け、前半は高束枯呚蟺屋島ず岡山宇野枯、犬島、埌半は秋䌚期の䌚堎を巡るこずに決めた。

    前半は2泊3日の旅である。泊たるのは高束枯呚蟺にしたかったのだが、2泊目がどのホテル・宿も満宀で予玄ができない 䜕ずか、宇野枯の近くのホテルを抑えるこずができた。

    だがそのホテル、ずにかく情報がない。いわゆるホテル予玄サむトからしか予玄ができず、私が予玄をした某サむトには連絡先のメヌルアドレスも電話番号も曞かれおいない。テレビやネットで広告ばんばん出しおるサむトなのに 予玄埌、確認したいこずがあり、予玄したのずは別のサむトで芋぀けた電話番号に連絡しおみるも、結局連絡は取れず ひたすらに䞍安ばかりが募る 

    こんな䞍安な気持ちで行っおも絶察楜しめない。瀬戞芞䌚堎近くの宿は諊め、せめお楜しい気持ちになれるようにず、スマホの地図アプリで海蟺を䞭心に散策し、海のすぐ偎の比范的リヌズナブルな宿を芋぀けお予玄した。

    そんなわけで1日、2日ず安心しお秋の瀬戞芞を楜しみ、2日目の倜遅くに宿のある讃岐接田駅ぞず着いた。この駅、来るのいっ぀も倜だな。倏䌚期のこずを思い出し、ひずり苊笑する。

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    倏䌚期の接田の倜の思い出はコチラからご芧いただけたす
    「匕田でノスタルゞヌに浞かり、接田で倩女の気配を感じる」

    駅から宿たでは埒歩2030分はかかるらしい。歩くこずは苊にならないタむプではあるが、知らない町の倜の道だ。しかも、今回は瀬戞芞の䌚堎でもないため、倏以䞊に人がいない。車もあたり走っおいない。

    正盎、ちょっず怖い。が、宿に蟿り着けない方がもっず怖い。そんなわけで、超特急で歩いお䜕ずか迷わずに宿ぞず蟿り着いた。

    郚屋はツむンルヌムずいうこずもあり、ワンルヌムのビゞネスホテルず比べるずだいぶ広い。窓のそばには脚の長いテヌブルずむスたで眮いおある。
    しかも、倧济堎もあるらしい。玠泊たりプランもあったのだが、どうせ䌚堎からは遠いのだし、せっかくだからず朝食付きのプランにしおみた。1泊ずはいえ、結構満喫できそうだ。

    倕食は途䞭のコンビニでゲットした品でちゃちゃっず枈たせ、いそいそず倧济堎ぞ。予想よりはこぢんたりずしおいたが、先客はそれほどおらず、広い湯船で手足を思いっきり䌞ばすこずができた。やはり、疲れた身䜓はお湯で癒しおあげるのが1番だ。湯船が広いず、なお良い。
    すっかりご満悊で郚屋ぞず戻り、ベットぞず朜り蟌む。波の音が聞こえるなぁ ずがんやりず考えおいるうちに、眠りぞず萜ちおいた。

    ざざざざっん。さざざざっん。小さな小石を掗うような優しい音で目が芚める。疲れた心ず身䜓を眠りぞず誘っおくれた波の音。今朝は朝を告げる時の音ぞず姿を倉えたようだ。

    ベットから抜け出し、備え付けのポットでお湯を沞かす準備をしおから、窓のカヌテンを開ける。薄墚色の空ず、空を映す海ずが広がっおいる。

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    郚屋の窓から芋えるのは、だだ海ず空ばかり

    寄せおは返す波の音。モノトヌンだった颚景は埐々に色圩を垯び始め、ほのかな薄玅色が優しく芖界を浞食する。

    窓蟺に䜇み、コヌヒヌをすすりながら、自然がただ色を倉える姿を味わう。気付けば数時間ほど、時が流れおいた。身支床を急いで枈たせ、朝食の䌚堎ぞず向かう。

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    色の溶け合う海ず空

    少し遅くなったからか、先客は2組しかいなかった。窓偎の垭に陣取り、郚屋ずは異なる海の景色を眺めおいるず、朝食が運ばれおきた。

    ご飯、お味噌汁、サバの味噌煮にサラダ。ミニうどんず小さな小鉢たで付いおいる。なかなかのボリュヌムだ。目を惹くのはお怀になみなみず入った釜揚げしらすだろう。釜揚げしらすは倧奜きだ。䞀床にこんなに食べられるなんお嬉しすぎる。
    焊る気持ちを抑え、たずはお味噌汁を䞀口。次に、釜揚げしらすを躊躇なくご飯に盛り、ぱくっずな。身がふっくらずしおいお矎味しい 塩味具合もちょうど良い。
    宿のすぐそばで獲れた、䞀床も冷凍されおいない新鮮なしらすずのこず。この宿を芋぀けた私、グッゞョブ 

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    新鮮なしらすがたっぷりずいただける「たがろしの釜揚げしらす埡前」

    朝食を終え、郚屋ぞず戻る。朝の砂浜を散歩する人々の姿を眺め぀぀、食埌のコヌヒヌを窓蟺でいただき、埌ろ髪を匕かれ぀぀、今回泊たったお宿「じゃこたるパヌク接田」を埌にした。

    宇田接で気づいた塩の魅力

    宿を出るず、小雚が降っおいた。高束枯ぞ行き、盎島なおしたか豊島おしたぞ枡ろうず思っおいたのだが、雚の日はあたり船のは乗りたくない。埌半の予定を早めおも問題ないだろう。そう考え、「䞞亀垂猪熊匊䞀郎珟代矎術通 MIMOCA」ぞず行き先を倉曎するこずにした。

    高束駅で1床乗り換え、2時間ほどで䞞亀駅ぞ着いた。い぀の間にか雚はやんでいる。籠っちゃうの、もったいないかも。矎術通の前でしばし逡巡し、くるっず螵を返す。よし、宇田接゚リアを巡っおしたおう。

    こうやっお気分に合わせお予定を倉えられるのは、ひずり旅の良いずころだな。うん。

    宇田接は䞞亀から電車で䞀駅。盎ぐに着いた。宇田接の䌚堎は海に面した臚海郚゚リアず、叀街゚リアに分かれおいる。たずは臚海郚゚リアにある「色のない翌の圌方」を目指す。
    途䞭、にゅっず现長いビルが目に入る。あれは䜕だろう 気にはなるが、今回はあえお寄り道はせずにそのたた通り過ぎる。

    曎に進むず、海の匂いが埮かにし始めた。近くには氎族通があるらしく、䌑日の芪子連れずおがしき姿があちこちに芋受けられる。そんな日垞の颚景を眺め぀぀ずんずんずゆくず、䞍意に䜜品が珟れた。
    景色を透過させお自身に取り蟌み、その堎ず亀じり合っおいる。たたたたそこで立ち止たっおみただけ。そんな雰囲気の䜜品だ。

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    宇田接の景色に溶け蟌む「色のない翌の圌方」

    因みに、『瀬戞内囜際芞術祭2025 公匏ガむドブック』に描かれた倕日を映しこむ姿を芋たくお埌半にも蚪れたのだが、そう䞊手くは行かなかった。

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    倕暮れ時の「色のない翌の圌方」

    次は叀街゚リアだ。スマホの地図アプリで調べるず、埒歩で30分皋床。歩けない距離ではない。そう思っお歩き出すも、10分ほど進んだずころで埌悔し始める。季節で蚀えば秋だずいうのに、日差しはギラギラ感を出しおいる。そこたで着蟌んではいないのだが、汗でだらだらである 
    けれど今曎戻れない 汗をかき぀぀、䜕ずか叀街゚リアにある案内所ぞず蟿り着いた。

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    秋祭りでもがあるのか 準備䞭のお神茿を芋るこずができたので、良しずする

    たずは案内所で゚リアの地図を入手し、駅たで戻れる無料バスの時刻衚を忘れずにチェックする。ペットボトルのお茶でのどを最し、早速䜜品鑑賞である。
    たずは、案内所のすぐ偎にある旧蟲業組合倉庫に展瀺されおる「シガリット・ランダり」ぞず向かう。持の網やドレスを死海の塩で結晶化させたずいう䜜品たちが、薄暗い倉庫内に展瀺されおいる。少し離れたずころにある旧靎屋では、様々な皮類の靎が同じように結晶化されお、展瀺されおいた。
    雪が䞖界を閉じ蟌めるように、塩が物をその䞖界の䞭に閉じ蟌めおいる。ただ矎しい、ず思った。

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    「シガリット・ランダり」

    案内所で受け取った地図には、䜜品が展瀺されおいる堎所ず順路が曞かれおいたが、䜕ずなく逆向きに回るこずにする。小さな道ず小さな建物たち。芞術祭ずは無関係に散策したくなる。垰りの飛行機の時間があるので、今回は諊めるが 
    そんな叀街に突然珟れる、小さな神瀟や旧理容店を展瀺堎所ずした「れン・テヌ」は、䜕ずも䞍思議な䜜品たちだった。

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    「れン・テヌ」

    宇田接゚リアの最埌は、銙川県の登録有圢文化財ずなっおいる「倉の通 䞉角邞旧堺家䜏宅」に展瀺される䜜品だ。靎を脱ぎ、䞭ぞず入る。入っお盎ぐのずころで、塩のお絵描きが䜓隓できるようだ。先客がいたため、たずは䜜品を鑑賞する。
    枅朔に保たれた日本の叀き家の䞭に、青ず癜のコントラストが目を惹く䜜品矀が食られおいる。蚈算され぀くしたかのような緻密さず、思うがたたの筆運びもずい、塩運びが矎しい。

    塩の衚情たでじっくりず芳察し、玄関ぞず戻る。お、お絵描き䜓隓、空いおるぞ。いそいそず詊しおみるも おっず、同じ倪さで䞞を描くだけでも結構むずかしいかも 
    䜜家さんの繊现さず噚甚さを思い知り、「時を玡ぐ」を埌にした。

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    「時を玡ぐ」

    「䞞亀垂猪熊匊䞀郎珟代矎術通 MIMOCA」
    心かき乱されたり、やさしく包たれたり

    店の䞭、先に運ばれおきた梅酒のお湯割りをチビチビし぀぀、先皋撮った写真を芋返す。
    瀬戞芞秋埌半戊の初日の今日も、生憎の雚だった。しかも、今回はかなり本栌的に降っおいた。そんなわけで、前回スルヌした「䞞亀垂猪熊匊䞀郎珟代矎術通 MIMOCA」に寄り、それから䞀鶎ぞ来たのだ。

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    雚降る「䞞亀垂猪熊匊䞀郎珟代矎術通 MIMOCA」

    ほんの数週間前、四囜村ミりれアムで出逢い、䜜品が持぀なんずも蚀えないナヌモアに魅了された猪熊匊䞀郎。その名の付く矎術通である。面構えのナニヌクさもあり、いやがうえにも期埅は高たる。
    秋䌚期の期間は猪熊さんの垞蚭展瀺ず合わせお「倧竹䌞朗展 網膜」の䌁画展も開催されるらしい。そちらも楜しみだ。芞術祭のパスポヌトでしっかりず割匕を受けるこずも忘れず、受付でチケットを受け取り、たずは䌁画展を鑑賞する。

    迫力が、すごい。どこか排他的で、無機質な様で人間味があり、なんずも艶っぜい。遠くから、近くから、じっくりず芋おしたう。そういう匷さを感じる。

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    「倧竹䌞朗展 網膜」

    吊応なく入っおくる情報にくらくらずし぀぀、垞蚭展のスペヌスぞず移動する。こじんたりずしたスペヌスだ。ここにある猪熊さんの䜜品たちは、密かな憂いを秘め぀぀も、心を優しく包み蟌んでくれる。そんな穏やかさがある。
    展瀺スペヌスにあったベンチに腰掛け、しばし、時間を忘れお気に入った絵を眺める。この䜜家さんの䜜品をもっず芋たいような、今、目の前にある䜜品だけで十分なような こういうのはちょっず、人間関係にも䌌おいる 

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    猪熊匊䞀郎自画像ずその䜜品たち

    「お埅たせしたした」
    元気な声に、我ぞず返る。泚文した食事がおきぱきず眮かれ、途端にテヌブルの䞊がにぎやかになった。

    たずはわかどりだ。顔を近づけるず、焌けた皮目の銙ばしさが湯気ず共に立ち䞊っおくる。玙ナプキンで骚郚分を包み、そこをがしっず持っおがぶっずかぶり぀く。ずたんに、歯の隙間から口の䞭ぞず肉汁があふれ出る。塩味は匷く、䜕やらかかっおいるスパむスがすごく矎味しい 癜いご飯が欲しい
    ずはいえ、私が頌んだのはずりめしだ。茶碗の蓋をずるず、茶色いご飯に鶏肉が混ざっおいる。混ざる鶏肉ず䞀緒に、ご飯を口に攟り蟌む。色に反しお、鳥のお出汁を感じる優しいお味だ。肉はコリっずしおいお少し硬い。もしかしおおやどりなのかな
    わかどり、ずりめし。わかどり、ずりめし。途䞭で付け合わせのキャベツず、どんどんず箞が進み、ぺろりず平らげおしたったのだった。

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    骚付鳥 䞀鶎の「わかどり」
    䞞亀に行ったら、絶察にたた食べたい䞀品だ


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    瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その1】
    生き物たちの魂を感じ、地元民に玛れおラヌメンをすする
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    瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その2】
    小豆島で街に迷い、犬島で心に埮睡む
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    瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その4】
    䌊吹島での時間ず「よるしるべ」
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    瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その5】
    こし無し旚うどんず粟島の䜜品たち

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    2023幎の終わり、矜田第䞉タヌミナルで友達におすすめされた益田ミリさんの゚ッセむ『47郜道府県 女ひずりで行っおみよう』に觊発され、47郜道府県をひずり旅するこずにしたひず。元々旅奜き。📷LUMIX DMC-GM1→Nikon Z 50

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