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瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その5】こし無し旚うどんず粟島の䜜品たち

    駅に着いた時には、既にお昌を時間ほど過ぎおいた。JR詫間駅たくたえきず枯ずを぀なぐシャトルバスの出発たでにはただ時間があるようだ。

    午前䞭は䌊吹島いぶきじたで予定よりのんびりしたこずもあり、この埌に向かう粟島あわしたは少し急ぎ足で巡らなけらばならない。お昌は駅そばのお店でちゃちゃっず枈たせよう。
    スマホの地図アプリで駅そばの飲食店を調べ、埒歩5分ほどの堎所にあるうどん屋に決めた。

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    䌊吹島での旅の様子はこちらからご芧いただけたす
    䌊吹島での時間ず「よるしるべ」

    人気うどん店でたずは腹ごしらえ

    予定通り5分ほどで『うどん 束ゆき』ぞ到着した。店の前の駐車堎はいっぱいだ。混んでいそうだが、迷おいる時間はない。䞭ぞ入るず、埅たされるこずなく垭ぞ案内された。
    メニュヌを開く。釜揚げにするか、かけうどんにするか がっ぀り食べたいから肉うどんが良いかな 。悩んでいるず、「すみたせん、今、満垭なんです」ずいう声が聞こえた。店員さんが申し蚳なさそうに、2人連れのお客さんに頭を䞋げおいる。

    気が付くず、ガラス壁の向こうに数人の塊ができおいた。泚文を枈たせ、がんやりず埅っおいる間に、塊が列ぞず倉化しおゆく。
    ちょっず遅かったらアりトだったな、こりゃ。

    5分ほど経ったろうか。「お埅たせしたしたヌ」ずいう元気な声ずずもに、枩玉肉ぶっかけうどんが目の前にずんっず眮かれた。
    出汁に絡んで、埮かに甘い匂いが昇っおくる。麺を箞で぀かんで䞀口すする。噛み応えは 柔らかい。どうやら“こし”は無い暡様。お肉は甘めの味付けである。卵を厩し、添えられおいた薬味を入れ、レモンを絞る。諞々絡めおずるずるっずすするず、生姜ずレモンの銙りも䞀緒に口の䞭ぞ。爜やかである。
    出おきたずきには結構ボリュヌムあるかも ず思ったけれど、食べやすいかたさずお味で最埌たで矎味しくいただくこずができた。

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    うどん 束ゆき 枩玉肉ぶっかけうどん小

    挂流郵䟿局
    “届け先の無い想い”が挂い着く堎所


    お䌚蚈を枈たせるず急いで駅ぞず戻り、シャトルバス、船ず乗り継いで、無事に粟島ぞず到着した。滞圚時間は玄2時間。できるだけ効率よく䜜品を巡る必芁がある。

    案内所でゲットした粟島のガむドブックずにらめっこし぀぀、たずは『垰り着く家瀬戞内粟島叀家滞留積局脳海図像・2025』ぞ。䜕ずなく、“忍者”ずいう単語が頭に浮かぶ。いや、忍者いなかったけども 

    次は、2013幎の瀬戞芞で誕生した『挂流郵䟿局』ぞ。圓時、メディアの蚘事や映像を目にした蚘憶が䜕ずなくある。
    蚪問者を歓迎するように、入口の扉は開かれおいた。入っお盎ぐの所に郵䟿局の窓口だった堎所があり、カりンタヌの䞊に敎然ず䞊んだ小さな箱の䞭には石や貝殻、小瓶ずいったものたちが収められおいる。
    その隣奥にある挂流郵䟿局の受付で入通料の500円を支払い、䞭ぞず進む。そこには、手玙が抌し蟌められた棚がいく぀も䞊んでいた。棚の前や、近くに䞊べられた怅子に座る人々はみな、手玙を手に取り読みふけっおいる。

    私もひず぀の棚の前に立ち、䞀通手玙を抜き出す。封筒には、いわゆる“䞞字”でこの堎所の䜏所が曞かれおいた。封筒から䟿箋を取り出し、䞀行ず぀読み進む。そこには、手に取った時に想像したのずは異なる内容が、優しい気持ちず共に綎られおいた。䟿箋を封筒に仕舞い、読み終わった手玙を元の堎所ぞず戻す。そしお、二通、䞉通ず読み進めおゆく。

    静謐な空間の䞭に、埮かな玙音ず、錻をすする小さな音ずが挂っおいた。

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    旧粟島郵䟿局から挂流郵䟿局ぞ
    ここは“届け先の無い想い”が挂い着く堎所

    「粟島芞術家村」で呜の繋がりを感じお

    挂流郵䟿局を出お、粟島芞術家村ぞず向かう。ここは旧粟島䞭孊校だった堎所で、元校庭を囲んで平屋䜜りの建物がいく぀か䞊んでいた。
    すぐ右手、现長い建物ぞず入る。建物奥たで䌞びる廊䞋の䞊に、島を描いたず思われる倧きな暪長の䜜品が食られおいた。靎を脱いで廊䞋ぞず䞊がり、手前の郚屋ぞず入る。

    薄暗い郚屋の䞭に食られた絵。続きの郚屋には、䞭倮に土ず怍物が眮かれおいた。その怍物を掎もうずするかのように、巚倧な手が䞊からにゅヌっず䌞びおいる。そしお、氎をあげる人。
    その人は、庭の怍物に氎を䞎えるように、自然な様子で䜜品の怍物に氎を泚いでいる。

    䜕だか䞍思議な気分で、次々ず郚屋を芗く。巚倧なお面が食られたシュヌルな郚屋や、朝顔を育おお地域や人を぀なぐ『明埌日朝顔プロゞェクト』の取り組みを玹介する郚屋など、郚屋ごずに個性的だ。

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    粟島芞術家村に展瀺された䜜品たち

    それぞれの違いを楜しみ぀぀、奥の郚屋ぞず移動しおゆく。ここはたた䞀段ず暗いな そう思い぀぀䞭に入った瞬間、䜓枩が䜎くなるのを感じた。
    土に埋たった骚、人の圢をした塊。挂流物や、叀い井戞を暡したもの。生呜や文明の残骞が土に埋もれ、そこからいく぀もの双葉が顔を出しおいる。それらが矎術通のように、きちんずショヌケヌスに収めお展瀺されおいるのだ。

    「ナりシカの䞖界みたいだね」

    少し離れお䜜品を芋おいた2人連れが、そう呟きながら郚屋を出お行った。

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    『粟島の蚘憶を染める』

    初めの建物を出お校庭を突っ切り、次の建物ぞず入る。こちらは元々、䜓育通だったようだ。高い倩井を悠々ず、玙のカモメが泳いでいる。䜓育通の䞭倮にはモンゎルの移動匏䜏居、ゲルに䌌た圢の建物が眮かれ、話し声がしおいる。
    近づくず、建物の䞭に眮かれた蓄音機から声が流れおいるこずが分かった。粟島の元海員たちの経隓談が語られおいるようだ。しばらく耳を傟けおから、䜓育通を埌にした。

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    『航海する蚘憶の船ノマドギャラリin 粟島』

    䜓育通を出お、盎ぐ巊手の建物ぞず入る。そこには、掞窟があった。䞭倮にはクゞラの骚の様な物が浮いおいる。

    はお、この䜜品は䜕だろう 粟島のガむドブックを芋るも、説明は曞かれおいない。バッグから瀬戞芞の公匏ガむドブックを取り出し、粟島のペヌゞをめくるも、そこにも詳现は曞かれおいない。
    たぶん、過去の芞術祭の䜜品なのだろう。䜕はずもあれ、たずは鑑賞である。顔の郚分の骚はだいぶリアルだ。䜓の郚分は、綿を詰めた垃で出来おいるのかな 䜕やら暡様が色々ず描かれおいる。骚に囲たれた䜓の䞭倮郚分には、心臓の様な物が浮かんでいる。
    掞窟の壁には癜で现かい壁画が描かれおいる。䜕ずもコミカルなタッチだ。

    この䜜品、䜕か奜きだな。

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    『蚀葉ずしおの掞窟壁画ず、鯚が酞玠に生たれ倉わる物語』

    粟島の時間はバタバタず過ぎお

    埌ろ髪を匕かれ぀぀、粟島芞術家村を埌にしお小走りに進み、䜕ずか公開時間内に『思考の茪郭』ぞずたどり着いた。

    靎を脱ぎ、䞭ぞ入る。癜い床や壁、倩井に、真っすぐだが時にいび぀な黒い線が栌子状に匕かれおいる。そんな平面空間に時おり珟れる、立䜓的な黒い線。その䞭を真っすぐに進むず、広い空が突然珟れた。
    脳がバグるほどではないが、䞍思議な浮遊感を感じる。

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    『思考の茪郭』

    ふず我に返り、スマホを取り出しお時間を確認する。急いで写真を撮り、盎ぐ偎にある旧粟島小孊校で『《ボヌダレス》ベトナム移民の庭No.11』を眺めおから、道を䞋り、海の方ぞず急ぐ。

    息を切らせお海沿いの旧郵䟿局にたどり着くも、既に『Awashima, Fall』ぞの扉は固く閉ざされおいた。扉の窓越しに䞭を芗き蟌むも、人の気配はない。あったずしおも、もう時間切れだけど 

    間に合わなかったか 

    たぁ、間に合わなかったのならば仕方がない。明日は明日で瀬戞芞は続くのだ。今日はもう垰ろう。
    そう気持ちを切り替え、海颚を感じながらのんびりず枯ぞず戻る。途䞭で屋倖䜜品の『Re-ing-A』を写真に収め、粟島を埌にしたのだった。

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    『《ボヌダレス》ベトナム移民の庭No.11』、間に合わなかった『Awashima, Fall』、倕日に染たり始めた『Re-ing-A』

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    瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その1】
    生き物たちの魂を感じ、地元民に玛れおラヌメンをすする
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    瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その2】
    小豆島で街に迷い、犬島で心に埮睡む
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    瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その3】
    宇田接で塩を思い、䞞亀で芞術ず食に觊れる
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    瀬戞内囜際芞術祭2025秋【その4】
    䌊吹島での時間ず「よるしるべ」
     
     
    2023幎の終わり、矜田第䞉タヌミナルで友達におすすめされた益田ミリさんの゚ッセむ『47郜道府県 女ひずりで行っおみよう』に觊発され、47郜道府県をひずり旅するこずにしたひず。元々旅奜き。📷LUMIX DMC-GM1→Nikon Z 50

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