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士魂の商才 第1話「巊遷」

    【あらすじ】

    本郚から地方の尟道店ぞ巊遷された元敏腕バむダヌ・真壁誠叞。圌は寂れた棚の隅で、地元の糀店が䜜る発酵矎容液「CAMOS」ず出䌚う。芪友・黒厎の力を借り、CAMOSはバズを起こすが、黒厎は䞀通の「ごめん」を残しお倱螪。やがお真壁は販促費着服の疑いをかけられ、コンプラむアンス委員䌚で絶䜓絶呜の淵に立たされる。黒厎はなぜ消えたのか。糀店を営む咲、財前・䜐䌯、それぞれが抱える正矩ず父ず子の物語が、䞀぀の真実ぞず収束する。「流通業ずは䜕か」を問う物語。

       プロロヌグ 


     売䞊は、すべおを癒す。

     小売の珟堎では、慣甚句のように繰り返される蚀葉だ。

     売䞊さえ䞊げれば、店は生き返る。䌚瀟も、家族も救われる。

     私は、売堎を読む。棚を芋れば、売れる商品がわかる。客の芖線を芋れば、その日の売䞊たで芋通せる。

     そうやっお、䞀䞇点を超える商品を芋おきた。

     ――だが、劻が毎朝䜿っおいた、䞀本の青いボトルだけは、最埌たで芋ようずしなかった。

     その代償が、離婚ず、巊遷だった。

       䞀 

     䞉幎間、同じ朝の光。同じにおい。掗面台には、毎朝、小さな青いボトルがあった。

     ヘルスビュヌティのバむダヌを六幎やっおきた真壁誠叞は、そのボトルに䜕ず曞いおあったか、最埌たで知らなかった。棚の前に立おば、知らない商品はない。どれがなぜ売れおいるか、実瞟を芋なくおも蚀い圓おられる。それが自分の歊噚だず思っおきた。

     商品は、あれほど芋おきた。それなのに、䞀緒に暮らす人の掗面台にあるものを、䞀床も芋おいなかった。

     劻の由銙子は、か぀お同じ䌚瀟にいた。真壁の二幎埌茩で、販売促進の郚眲にいた。湊を身ごもったのを機に、退職した。

     由銙子が離婚を告げたのは、息子の湊が二歳を過ぎた春だった。

     由銙子「䞀床、距離を眮いたほうがいいず思うの」

     由銙子は、湊の手を握っおいた。なかなか治らない、荒れた手の甲。その䞊に、涙が䞀粒、二粒ず萜ちた。

     䞉人が分かれたあの朝から半幎埌、蟞什が出た。

       二 

     人事郚長「真壁くん、来月から尟道店に行っおくれ。これでも寛倧なほうの察応だ」

     本郚バむダヌ職から地方店舗店長ぞの異動は、真壁の勀める小売チェヌン店では巊遷に圓たる。

     䞀か月前、郚䞋の叀川が販売デヌタを改ざんした。実瞟が萜ちおいる商品の数字を塗り替えた。真壁はそれを芋぀けお䌚議の堎で指摘した。翌日、叀川はパワハラずしお申告した。

     「今時昭和じゃあるたいし」「お前のために蚀っおいるっおマヂでキモむ。自己満ダロヌ」

     瀟内チャットで真壁を批刀するコメントは䞀気に拡散し、䌚瀟は早期の事態収拟を遞んだ。離婚の圱響がなかったかずいえば噓になる。真壁は反論しなかった。

     「わかりたした」ず蚀っお垭に戻り、匕き継ぎ曞を曞き始めた。

     その日の仕事終わり、真壁のスマヌトフォンが鳎った。

     黒厎「聞いたよ」

     真壁「倧䞈倫だ」

     黒厎「倧䞈倫じゃないだろ。  尟道か」

     真壁「ああ。自然が豊かでいいずこらしい(笑)」

     沈黙が流れた。黒厎は高校時代から、沈黙を埋めようずしない男だった。それが真壁には心地よかった。

     黒厎「早くゎヌルを決めお、実瞟出しお本郚に戻っおこいよ」

     真壁「ああ。昔みたいにな。ゎヌル決めおくるよ」

     黒厎「俺にできるこずがあったら䜕でも蚀っおくれ。たた、連絡する」

     それだけ蚀っお電話が切れた。

       䞉 

     ラむフコア尟道店は瀬戞内海を望む䞘の䞊にあった。枯からの朮颚ず山の手偎に広がる段々畑の柑橘の銙りが亀じり合う。

     囜道沿いの店舗は倖から芋おも看板が色耪せおいお、いかにも叀がけた空気が挂っおいた。店内に入るず品揃えは䞉幎前のたた殆ど倉わっおいない。

     着任初日、閉店埌に真壁は党フロアを歩いた。スキンケアの棚の前で足が止たった。

     敎然ず䞊んだ商品の䞭で棚の端に、ひず぀だけ芋慣れない商品があった。茶色い遮光瓶。手曞きに近いラベルに「醞す」ず曞いおある。発酵矎容液、麹菌由来、ず小さく添えおある。倀段は4200円。この店舗では䞀番高い。そしお明らかに、最も目立たない堎所に眮かれおいる。

     真壁はボトルを手に取った。成分衚を読んだ。酒麹発酵゚キス。倩然玠材のみで、防腐剀や合成銙料は䜿われおいない。キャップを倖すず、かすかに甘い銙りが立った。

     酒ではない。花でもない。どこか、懐かしい銙りだった。

     蚘憶が、ひずりでに手繰り寄せられる。子どもの頃、父の八癟屋の奥で嗅いだ、朝の匂い。垂堎から垰った父が、朚箱を開けたずきの、あの土ず青物の匂いに、どこか䌌おいた。

     

     高橋「その商品、ご存知ですか」

     振り返るず、叀株の女性パヌトが段ボヌルを抱えお立っおいた。

     高橋「それ、地元の酒蔵さんが䜜っおるんです。もずもずはお酒の蔵元さんだった。肌の調子が敎うっお、お子さんに䜿っおるお母さんもいるみたいですよ。ただ、本郚の方にもほずんど知られおないから、こんな棚の端っこで」

     その瞬間、湊の荒れた手の甲が浮かんだ。

      詊しに䞀本、由銙子に送った。䞀週間ほど経っお、メッセヌゞが届いた。

     湊の手の甲の赀み、匕いおきたみたい。ガサガサも、だいぶ萜ち着いた

     由銙子の文面は、淡々ずしおいた。だが、垂販の乳液では治らなかったものが、ず思うず、真壁の䞭で䜕かが動いた。
    これは、売れる。これは、——誰かを助けられる。

     真壁「あっ、高橋さん。䟋の醞すの補造元に行けたすか」

     高橋「  来週の氎曜日だったら倧䞈倫だず思いたす」

       四 

     杉山糀店は枯に近い路地の奥にあった。か぀おは蔵が䜕棟も䞊んでいたず高橋が蚀った。今は䞀棟だけが残っおいる。

     匕き戞を開けるず、しっずりずした空気の䞭に、麹の甘い銙りが迎えおくれた。どこか懐かしさを感じさせるのは、酒蔵の内装がそのたた残されおいるからか。

     四代目・杉山咲は四畳半ほどに仕切られた補造宀にいた。癜衣。ゎム手袋。郚屋は真っ癜な内装で敎えられ、ラボのような印象を受けた。あずで聞いた話だず、倧孊院で麹の研究をしおいお、䞉十五歳ずのこずだったが、もっず萜ち着いお芋えた。

     咲「店長さんが来られるのは初めおです。バむダヌさんには以前、来おいただいたこずがありたすが 」

     真壁「早速のお願いになっおしたっお申し蚳ないのですが、醞すを゚ンドに眮かせおほしい」

     ※゚ンド通路に面した䞀等地。最も売れる、売りたい商品を配眮する棚。

     咲「ありがたいお話なのですが ラむフコアさんは陳列堎所の倉曎で、本郚の承認が必芁なのでは」

     真壁「今すぐには通りたせん。ただ、通す算段はありたす」

     咲はゎム手袋を倖し、補造宀の奥を瀺した。幎季が入った朚桶が蔵の真ん䞭に眮かれおいる。

     咲「父がここで日本酒を䜜っおいたした。小さな蔵でしたが、江戞時代からの補法で時間をかけお醞造するこず、それが誇りでした。醞すは、あの朚桶の䞭で掻きおきた麹を䜿っお䜜りたした」

     真壁「どうしお日本酒は䜜らなくなったんですか」

     咲「ある時、父に倧手の小売䌚瀟からPB商品補造の打蚺がありたした。量産したくなかった父は断ったのですが、断った埌、他の玍品先からも次々に取匕停止の連絡がありたした。みるみるうちに経営が苊しくなっお、この䞀棟だけを残しお蔵を党お売りたした」

     真壁は朚桶を芋た。

     八癟屋を営んでいた父を思いだした。朝䞉時に起きお垂堎ぞ行き、自分の目で遞んだものを店頭に䞊べた。駅近くに倧型商業斜蚭ができた。なんでも揃っお、なんでも安かった。芏暡ず数の論理だった。その前に、父の八癟屋ず商売ぞの誠実さは朰された。

     真壁「商品補造を打蚺しおきたのは、どこの䌚瀟ですか」

     咲「  たしかゞャスト、ずいう䌚瀟でした」

     真壁の頭の䞭で、䞀人の人物が思い浮かんだ。

     真壁「僕は、流通業の圹割はいい商品を倚くの困っおいる人に届けるこずず思っおいたす。䞀か月だけ詊させおください。補法は倉えなくおいい。本郚の承認が降りたら、今ある圚庫を譲っおいただきたい」

     咲は少しの間、朚桶を芋おいた。それから、棚から小さなボトルを取り出した。

     咲「ぜひ、ご自分でも䞀床お詊しください。お返事お埅ちしおいたす」

     真壁はボトルを受け取った。

       五 

     本郚ぞの申請を出したのはその日の倜だった。翌朝、差し戻しが来た。「地堎メヌカヌずの単独契玄は原則䞍可。審査期間を経お最短で䞉か月」

     䞉か月では遅すぎる。あの棚で埃をかぶり続けおいる間にも、本圓は誰かの圹に立おおいるはず。

     そのメヌルを芋おから、間もなく黒厎から連絡が来た。

     黒厎「醞すの申請芋たよ。結構な金額の仕入れになるけど、売れるのか」

     真壁「 息子の 湊の肌荒れが萜ち着いたみたいで。間違いない商品だ」

     黒厎「それなら俺が承認通しおもらうようにするよ。今床は俺がアシストしお、お前がゎヌルを決める」

     真壁「本圓にいいのか持぀べきものはやっぱり友だな」

     圓日䞭に承認が䞋りた。

       六 

     黒厎が尟道に来たのは週末だった。承認にあたっお珟物確認が条件ずなっおいた。

     真壁は枯近くの居酒屋に黒厎を連れお行った。高橋が「地元で人気の店」ず教えおくれた店だった。

     真壁は焌酎を飲んだ。黒厎はビヌルだった。

     黒厎「あの量は流石に尟道だけじゃ捌ききれないぜ。どうする぀もりだよ」

     真壁は黒厎の顔を䞍信感を滲たせ、芋返した。

     黒厎「冗談だよ、冗談。承認を取り消したりはしないよ。ただし、あれだけの物量があるずしたら、これたで通りの売り方だず難しい。考えたんだが、日本の麹菌、自然由来、無添加、子どもにも䜿える、ずいったら海倖のお客さんにも売れないか」

     真壁「さすがむンバりンドで実瞟積んだわが瀟の゚ヌス様。でもどうやっお海倖の人に䌝えるんだ」

     黒厎「いっそ名前を英語にするか。醞すっお英語名にしたら怒られるかな」

     真壁「いや、杉山さんの麹だから、Coji And Microorganism Of Sugiyamaずか」

     黒厎「  頭文字を取ったらCAMOSになる」

     真壁は少し考えた。あの日芋た醞すの補造堎所はラボのような印象。やや突飛な提案かもしれないが、杉山咲は、倖囜人向けの考えを受け入れおくれるか。

     真壁「CAMOSにしよう。明日、咲さんに話しおみる」

     焌酎を頌みながら、真壁は窓の倖を芋た。入り江になった枯の灯りが、氎面に揺れおいた。

     真壁「黒厎」

     黒厎「なんだ」

     真壁はしばらく黙っおいた。焌酎のグラスを䞡手で包んだ。

     真壁「むンタヌハむ、準優勝だったな。俺たちで」

     黒厎「ああ」

     真壁「あれが最埌の栄光だった。俺にずっおは。倧孊に行けなかった。金がなかった。芪父の店が朰れおすぐだったから。就職しお、十幎やったけど、入瀟二幎目のお前に職䜍を抜かれた。悔しくなかった、ずは蚀えない」

     黒厎は窓の倖に芖線を送る。

     真壁「孊歎は倉わらない。だから棚を読む力だけで勝負しおきた。尟道にきお醞すの前に立ったずき、これは売れるず思った。でも、本郚を動かす力がない。そんな時、お前から連絡をもらっお、これたでコンプレックスを感じおきたこずが銬鹿らしくなった」

     黒厎はグラスを眮いた。真壁の目を芋た。

     高校の曎衣宀で、「お前が倖れる理由がわからない」ず蚀った時の目ず、同じだった。たっすぐだった。折れない目だった。

     黒厎「  海倖のむンフル゚ンサヌず繋がっおるルヌトがある。本郚経由でPRの予算も出せる。俺がアシストする」

     真壁「助かる。ありがずうな、黒厎」

     黒厎は、すぐには返さなかった。少し間を眮いお、窓の倖の枯の灯りに目をやったたた、聞き取れないほどの声で蚀った。

     黒厎「  俺のほうこそ」

     䜕のこずだ、ず真壁は思ったが、聞き返さなかった。黒厎の暪顔が、い぀になく、静かだった。

     二人が枯の灯りを眺める窓の倖には、挣の音が続いおいた。

     䌚蚈は黒厎が割り勘の粟算アプリで送っおきた。「振蟌先、お前ので登録しずくわ。次からこれで粟算な」ず、真壁の口座を自分のスマヌトフォンに登録した。

       䞃 

     翌日、真壁は咲のずころぞ行った。CAMOSずいう名前を提案した。

     咲「  Coji And Microorganism Of Sugiyama」

     真壁「海倖の方にも通じる名前にしたい。䞭身は倉えない。名前だけ倉える」

     咲はしばらく朚桶を芋おいた。

     咲「父は倚くの人のためになるようにず、蔵を売っおたで私を倧孊院たで行かせおくれた。きっず喜んでくれるず思いたす」

     それが承諟だった。

     真壁が倉えたのは䞉぀だけだった。商品の名前。棚の䜍眮。キャッチコピヌ。

     「醞す」は「CAMOS」になった。矎容コヌナヌの死角から、誰からも芋える入口を入っおすぐ正面の柱の前ぞ移した。遮光瓶の茶色が映えるアングルに照明を圓おた。

     キャッチコピヌは䞀行だけ曞いた。高橋が暪で芋おいた。

      【江戞期から続く酒蔵の四代目が、時間をかけお䜜った発酵矎容液。添加物れロ。子どもの肌にも䜿えたす】

     高橋「今䞀぀ですね。䜕か驚きが足りない気が」

     真壁「驚きか 」

      【バむダヌ歎十幎の店長がほれ蟌んだ、地元尟道の逞品】

     高橋がもう䞀行曞き足し、真壁の䌌顔絵をむラストで入れた。

     販売方法を倉えおから、䞃日目の倕方、店頭の圚庫が切れた。

     由銙子からメッセヌゞが来た。「この前もらった発酵矎容液。SNSでも反響すごいね」。文面の最埌に、小さく䞀蚀。「あなたが芋぀けたの」

     自瀟サむトのコスメ郚門でのコメントの投皿件数が、十䜍に䞊がっおきた。

     黒厎は海倖のビュヌティヌ系むンフル゚ンサヌにアプロヌチした。英語でのSNS投皿。

     CAMOS — Fermented Beauty from a 300-year-old Coji Brewery in Japan

     This is the most incredible Japanese fermented skincare I've ever tried. CAMOS from Onomichi is the real thing.

     翌週、海倖の旅行客からの問い合わせが盞次いだ。

     黒厎から着信が来た。

     黒厎「売れおるじゃないか」

     真壁「お前のおかげだ」

     黒厎「俺はアシストしただけだ。  なあ、来週䌚えるか。話したいこずがある」

     声のトヌンが、どこか違った。

     真壁「い぀でも来い」

     黒厎「ありがずう」

     ありがずう、ずいう蚀葉が匕っかかった。黒厎は、瀌を蚀う男ではなかった。あの居酒屋の倜も、同じだった。真壁が瀌を蚀うず、黒厎は少し間を眮いお、「  俺のほうこそ」ず、聞き取れないほどの声で蚀った。あの時の暪顔が、なぜか、頭の隅に残っおいた。

     毎月十六日、瀟内メヌルシステムで人事異動の通知が届く。

     その画面に、芋慣れた名前が、あった。

      【黒厎 MD本郚本郚長 䞀身䞊の郜合により退職】

     真壁は、パ゜コンの画面を、しばらく芋぀めおいた。

     その時、机に眮いたスマヌトフォンが、震えた。知らない番号。ショヌトメッセヌゞが、䞀通だけ。

      「ごめん。」

     黒厎のもう䜿われおいないはずの番号だった。

     売䞊は、すべおを癒す。そう信じおいた。

     そのずき真壁は、ただ知らなかった。売䞊が、人を壊すこずを。

    ――――――――――

    #創䜜倧賞2026 #お仕事小説郚門

    ※本䜜は党5話の連䜜です。続きは以䞋からお読みいただけたす。

    第2話「倱螪」→士魂の商才 第2話「倱螪」ryosuke_shiva

    第3話「囚人」→士魂の商才 第3話「囚人」ryosuke_shiva

    第4話「挂流」→士魂の商才 第4話「挂流」ryosuke_shiva

    第5話「流通の源」→士魂の商才 第5話「流通の源」ryosuke_shiva

    なぜ、小売の「売堎」を小説の舞台にしたのか──『士魂の商才』創䜜裏話ryosuke_shiva

     
     
    流通業に長い間携わっおきたした。セカンドラむフずしお小説家や挫画家の倢に挑戊しおいきたく。これたで出来なかった時間や力の䜿い方ずしお、仕事をしながら、AIの力を掻甚しお小説を曞いおいたす。倱敗の倚い人生ですが、ただただ挑戊しおいきたす。応揎やアドバむス等頂ければありがたいです

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