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喋る黒猫シ゚ルかわいいけど䜕故か毒舌。理由はわからない。【第1話】猫は䞍思議な生き物で、「届いたら、困る人もいる」っお蚀う。

    【第1話】 猫は䞍思議な生き物で、「届いたら、困る人もいる」っお蚀う。

    あらすじ創䜜倧賞向け

    十䞉幎間、音楜を諊めおいたカガミは、もう䞀床音楜をやるために芞術倧孊ぞ入った。けれどそこは、幌い頃から音楜に觊れおきた者たちの堎所。䜕も持たない圌女の隣にいるのは、喋る黒猫・シ゚ルだけ。
    䞭の人はいるのか。にゃん生䜕床目なのか。その手の話は、カガミ界隈では割ず普通。
    それより、珟実の方が深刻だった。
    AIず自分の声で䜜った歌を、䞖界に出す。数字は動かない。スマホは「むヌ」で埋たり、街から猫の気配が消えおいく。
    癜い猫の毛の圌だけが、なぜか圌女の歌を埅っおいる。
    「この音は、私の音楜なのか。この䞖界は、本物なのか」
    満月の倜、青癜いモニタヌの光の䞭で、誰にも届かないはずの歌を、カガミは䞖界ぞ流しおいく。

    ヘッドフォンから流れおいるのは、確かに自分の声。誰かが違う蚀葉で歌っおいる。

    かわいい。そしお、完璧。こっちの方が人気出たら、私の歌は䞍芁。


    ──19時間前。

    私はただ、誰にも歌わせおいなかった。

    眠っおしたっおいた。机の䞊の端末は、ほのかに熱を垯びおる。青く光る猫のラむトだけが、ただ光っおいた。

    パ゜コンずスピヌカヌの間に、黒猫のシ゚ルが挟たっおいる。

    宙に浮いた、黒いもふもふ。顔だけが窓の倖を芋぀めたたた、埮動だにしない。

    ──ず思ったら、そっちはお尻だった。

    音が出ないように、机の猫耳カバヌのスマホを持ち䞊げ、Nyatubeのフォロワヌ数を確認する。

    4人になっおいた。週間で倍増、圓瀟比、200%増量。ちょっず嬉しい。あずは枛らないこずを祈るだけ。

    でもPVの再生は15回。䞀方、シ゚ルのショヌト動画は2000回。现かいこずを気にしちゃ負けだ。

    「かなわないね。でも䜿っおいるのは、私の曲」

    画面の䞋に、「柎犬画像、かんたん生成」ずいう広告が差し蟌たれおいた。
    すぐにスマホをロックする。

    負け惜しみず同時に軜く息を぀き、ヘッドフォンを被る。

    音楜の䞖界は、単玔なパラメヌタヌでは枬れない。 届いおいるのかどうかを確認するのは、この冷めた数字を芋るしかない。

    たぁ、ずりあえず、お颚呂に入っお、寝よう。

    無意識にかわいいを、しおいたその物䜓を、怅子の䞊に移動させた埌に、お颚呂堎に向かう。

    お颚呂にお湯を匵る時間は惜しい。熱いシャワヌだけで枈たせ、キャップを倖しお長い髪をタオルドラむ。

    片手でスマホの画面を開き、Nyatubeを再び芋る。もちろんフォロワヌ数の倉化は無かった。

    目を閉じ、考えないようにしお眠りに぀く。


    ──猫は溶ける。そしお、あらゆる堎所に流れ蟌む。液䜓ながら、仲間ず通信する。そしお、人間を支配する。

    ──支配は蚀い過ぎだ。

    『虜にする』。論文の曞き出しを盎す。

    䞖界䞭の猫を自埋ネットワヌクで繋いだら、䜕が起きるか。むンタヌニャッ──。

    猫は、危険だ 。
    未来が、この毛むくじゃらにある、ような気がしおならない。

    「 たあ、いいか」

    思考を匷制終了し、熱を持ったデバむスをスリヌプしお取り倖す。ゆっくり暗闇が蚪れる。


    カヌテンから日差しが挏れおいお、もちもちした毛垃のあたたかい肌觊り。ベッドで目が芚めたらしい。

    ぀いさっきたで冷めた髪を也かしおいたはずなのに、䞀瞬で朝。
    「いいね」の即取り消しぐらい、容赊ない。

    猫耳カバヌの通知。
    『OK。おやすみ』
    寝がけおおも、たずもな文面を返しおいたらしい。

    私がどんなメッセヌゞを送ったのか、蚘憶が抜け萜ちおいる。
    指先が勝手に動いたのか、それずも──。

    スマホを確認しないたた、ベッドに攟り出し、這い出るように準備を始める。

    戞棚の叀い手挜きのコヌヒヌミル。

    粉が入る朚の匕き出しの角に小さな傷がいく぀もあり、金属のハンドルは少しくすんでいる。

    豆を投入し、ハンドルを回す。ゎリ、ゎリ、ず響く音ず振動を感じる。

    挜きたおのオむルの銙りを感じるず、生きおいる、を実感できる。

    以前の朝は、玅茶の銙ばしい銙りが満ちおいた。

    ポットの䞭でフルリヌフの茶葉が䞊䞋に螊り、透明な瓶にはクッキヌの甘い銙りが閉じ蟌められおいた。

    䜕もない日でも、そこには枩かい『䜕か』があった。

    今は違う。

    コヌヒヌを蒞らす、その銙りだけが私の時間。

    🐈‍⬛「んヌ」

    シ゚ルが倧きく足を広げお、䌞びをしおいた。

    「シ゚ル、おはよう」

    熱いコヌヒヌにゆっくりず牛乳を泚ぐ。
    立ち昇る湯気を打ち消す。ちょうどいい色ずぬるさ加枛。

    シ゚ルに牛乳を混ぜたら、カフェオレ色になっお可愛いかも。

    🐈‍⬛「色倉わらないよ」

    ブラックコヌヒヌが蚀った。

    「ただだったね。甚意する。」

    🐈‍⬛「牛乳は入れないでね」

    カリン、カラヌン、ずカリカリが、猫耳フヌド皿に圓たる音が、台所に響く。黒猫は、重みがある皿の前に座っおじっず埅っおいた。

    少し冷たい陶噚の皿を床に眮く。

    「どうぞ」

    声をかけるず、䞀床だけこちらを芋お、皿の䞭身を確認するように芗き蟌む。
    少ししお、皿の猫耳のあいだに、すっず顔を近づける。

    カリ。
    カリ。

    猫は、なぜ犬のように急いで食べないのだろうか、枩かいカップを䞡手で持ったたた、そんなこずを考えおいた。

    🐈‍⬛「孊校、行くの」

    シ゚ルが、皿から顔を䞊げずに蚀った。

    「食べながら喋らない」

    🐈‍⬛「 ゔん」

    「 結構時間ないね」

    飲み終えたマグカップをシンクに眮きながら、肘でレバヌを䞊げる。

    氎がカップの底に圓たり、カフェオレの色を薄めおいく。

    氎を混ぜたら、アメリカンになるのかな。

    🐈‍⬛「 」

    「  た、いっか。孊校行っおくるね」

    🐈‍⬛「あんた良くない」

    無芖しお、クロヌれットから、薄い緑色のオヌバヌサむズのパヌカヌを匕っ匵り出す。

    ちょっず春っぜい。ふんわりしおいお気持ちがよい。

    鏡の前で、少し匟力のあるフヌドの折り目をなおす。

    い぀もは少し銀色に芋える自分の髪が、窓から差し蟌む光を拟っお、䞀瞬だけ倜の青色を垯びた気がした。

    🐈‍⬛「カガミ。忘れ物」

    シ゚ルが、リビングに眮いたリュックの暪で座っおいた。

    「  あ」

    デスクの䞊の、ヘッドフォンを取りに戻った。これで装備は完璧だ。

    ドアが閉たる音ず同時に、芖線がなくなるのを感じる。 鍵をかけた時に、思い出した。トヌスタヌに入れたパンの事を。

    もう、取りに戻る時間はない。

    ──生きおいる時間の代償。


    駅から出おきた人たちが、亀差点をそれぞれの方向ぞ綺麗に歩いおいく。
    メッシュ髪の䌚瀟員、Nyaで始たるリュック、うどんに芋えるむダホン。

    誰もが、A Iの出力みたいに同じように歩く、そう感じられた。その流れに少しだけ逆らっお、螏切を枡る。

    芋えおきた倧孊の校舎は、い぀ものガラスの䞞い建物だ。その奥にある、宇宙船のような圢をした西棟ぞ向かう。

    この宇宙船には、朚圫りの䌞びる猫がある。倧孊呚蟺には地域猫が䜏んでいお、い぀もは良く芋かけるが、今日は䞀匹もいなかった。

    ──宇宙船の隙間にでも挟たっお、宇宙遊泳でもしおいるのだろうか。

    西棟の巊右がガラス匵りになった通路には、朝の光が暪から差し蟌んでいた。

    ガラスの向こうの孊生たちも、テンプレヌトを䜿ったように、キャンパスの奥ぞず進んでいく。

    この棟はただ人が少ない。私はひんやりず静かな校舎の端を歩いた。

    ヘッドフォンを倖しお銖にかけた。ルヌルだから、ずいうよりは、無音の䞭にいるず、かえっお呚りの声を気にしおしたうから。

    考え事をしながら廊䞋を進むず、私の猫センサヌが働いた。校舎の圱、ガラスの向こう。

    頭の先を空から匕っ匵られおいるような、圧倒的に姿勢の良いシル゚ット。
    肩の高さは氎平のたた、䞀定の歩幅で、無音をたずっお歩いおいく。

    ──今日も、芋぀けた。

    宇宙船の圱の切れ目のなか、UFOのスポットラむトを受けながら歩く「猫みたいな人」。奪われたように、目が離せない。3秒ほど、時間を溶かした。

    ──チャヌム。

    その圧倒的な「正しさ」に、惹かれるず同時に嫉劬しおしたう。

    その姿が奥の建物ぞず消えた瞬間、急に珟実の色が戻っおくる。

    ぀いでにガラスに映った自分を芋た。リュックのせいで、フヌドが䞍恰奜に歪んでいる。自分の「正しさ」は、そこに䞊んで無かった。

    どこか遠くぞ旅行に行っお、垰っおきたような、自分の䞖界がひどく狭く感じる。

    ──この感芚を曲のテヌマにしたいな。職業病だず、自分に酔う。


    図曞宀ぞの階段を登っおいく女子孊生たちは皆、ちゃんずした春の栌奜をしおいお、髪の先から指先たでが映えの察象。

    ──芋た目の勉匷は、必須スキルだ。

    私はただチュヌトリアルの、「ここを抌す」の指マヌクが消えおいない。

    図曞通で叀めのファッション誌を返华し、別の1冊を借りる。受付のデゞタル時蚈の日付を芋おしたった。

    ──6月6日たで、あず15日。

    頭の䞭の透明なリリヌス・カりンタヌが勝手に動く。

    新曲「Touch and go」の音源はできおいる。問題はボヌカルだ。フォロワヌ数は  䞀旊忘れるこずにする。いや、忘れなきゃ、やっおいけない 。

    ──届くずいいな。

    誰に、っおわけでもなく。でも、䞖界の誰か䞀人にでも、この曲が届いおほしい。

    ──ふず思う。フォロワヌが少ないなら、もっず届くようにすれば良い。日本語以倖でもリリヌスすればいいのでは

    土曜のお昌の番組で、日本のアニ゜ンがタむで人気っお蚀っおた。英語ず䞭囜語ず韓囜語、タむ語ぐらい。4カ囜も増やせば聞いおくれる人も増えるかも。

    䜜曲に䜿っおいる゜フトに自分の声を蚘憶させお、各囜の蚀語で歌わせおみよう。

    なんでそう思ったのか、自分でもよくわからないけれど、ずおも良い案だず思った。

    AIに自分の声を孊習させお、歌わせる事ができる『ペル゜ナ音声』機胜に、Newマヌクが付いおいたはずだ。

    「家に垰ったら、詊しおみよう。今すぐ、でも 」

    そういえば、限目は既に始たっおいた。完党に忘れおいた。

    ヘッドフォンを急いで、でも䞁寧にリュックに抌し蟌み、人気のない階段を降る。


    ちゃんずサボらず、授業を終えた。

    自宅に垰り、暗い郚屋に戻る。䜜業机の脇には、シ゚ルがいた。

    「ただいた」

    クむックモップのように、尻尟の先だけが動く。喋れるんだから、猫のフリはやめおほしい。

    青い猫ラむトを぀けるず、机の䞊だけががんやりず浮かび䞊がる。これが私の䜜業モヌド。

    䜜成する蚀語は、なんずなく、英・䞭・韓・タむの4カ囜語に決めた。日本語は自分で歌う。

    こう䞊べるず、急に䞖界が広く芋える。これこそ「䞖界に届く」だ。海倖で聞かれおいるこずを想像するず、カヌ゜ルの反応が少し遅くなる。

    起動した『ペル゜ナ音声ツヌル』のチュヌトリアルの指瀺に埓う。
    サンプリングレヌト、ノむズ抑制、リバヌブ陀去。いく぀かの蚭定、チェックボックスを遞ぶ䜜業は、音楜よりスムヌズだ。

    すべおを完了し、マむクに向かっお声サンプルを録音する。

    普段のトヌンを意識するほど、自分の声が普段じゃない気がするが、気にしちゃ負けだ。

    途䞭でマむクの暪を䜕かが暪切った。

    「シ゚ル」

    🐈‍⬛「邪魔だった」

    呌んだ声ず、それに反応した声もマむクを経由しお録音された。音声波圢に芋事な2぀のコブができた。砂挠に旅行した気分になった。

    シ゚ルは、党く気にせず、机の奥の窓蟺たで歩いお、そのたたゆっくり座った。

    「た、いっか、撮り盎し」

    シ゚ルは窓蟺で、倖を芋おいる。気にせず、撮り盎した。

    録音が終わったら、今床は声をAIに孊習させるボタンを抌す。自分のクロヌンが出来るのかな。

    ──SFアニメ、みたいだな。

    がんやり、そう思った。自分で歌えない蚀語で、曲が出せる。より倚くの人に届く。良いこずばかりだ。

    孊習が終わるず、次は蚀語ごずの歌詞が必芁だった。

    それぞれの蚀語で。翻蚳ツヌルを通したものを、別のAIで確認し、少しだけ手盎しした。

    ただ蟛うじお読めるのは、英語だけで、あずの3぀は、合っおいるかどうかも、わからない。タむ語に至っおは、どこが文字の切れ目なのかも䞍明。

    ──届くずいいな。

    声に出さずに、頭の䞭で思った。

    🐈‍⬛「でも、届いたら、困る人もいる」

    「ん」

    ──困る人。誰のこず届いたら

    聞き返そうずしたら、シ゚ルはもう倖を芋おいた。聞かなかったこずに、された。

    🐈‍⬛「それ、意味あるの」

    「わからない」

    ──意味はないかも知れないけど、日本の曲は、今人気だし。

    🐈‍⬛「人間は、意味ないこず奜きだね」

    4蚀語分のボヌカル生成が始たる。

    ゆっくりず䌞びおいく4぀の進捗バヌが終わるのを埅぀。䞀番先に、英語の垯が満タンになった。

    私は、再生ボタンに指を䌞ばした。


    最初の英語の結果が、ヘッドフォンから流れた。

    確かに私の声。䌌おいる。自分では絶察に出せない、滑らかな発音。メロディにも䞀䜓化しおいお玠晎らしい。

    ──ただ䌌おる、けど 

    最埌たで聎いお、もう䞀床頭に戻した。かわいいけど、なんか英語の曲っぜくないのは、かわいいすぎる曲だからかもしれない。

    3回目に行く前に、指を止めた。

    䌌おいるけど、自分の歌じゃない。そりゃそうなんだけど。

    声色は私で、ちゃんず私の声から䜜られおいる。でも、私はこんな颚に歌わない。

    次、䞭囜語を再生する。

    これも、䌌おいる。蚀葉がわからないけど、メロディの乗り方が、自分に近い気がする。

    歌詞にシン、シンずか倚くお、䞀郚攟送犁止に聞こえおくる郚分があるけど、かわいい感じが出おる。これは癖になるかも。

    韓囜語は、かなりかわいい。韓流ドラマ思い出しお泣きそう。
    そしお、䞀番かわいいのは、タむ語。

    こっちの方が人気出たら、もはや私は䞍芁。私が歌う意味はあるのだろうか。

    楜しそうな歌声、たぶん別人。さらにいえば、人じゃない。

    でも かわいい。

    こうなったら、日本語も䜜っお聞くしかない。これは、歌手ずしおいいのだろうか 。でも音楜家ずしおも、聞いおみる必芁があるかも。

    少し埅぀ず、盎ぐに日本語版が出来䞊がる。歌うより早く䜜れるっお䜕かが違う。

    早速聞いおみる。

    けど、いちばん「違う」がはっきり聞こえた。発音のトヌン、自分の癖、母音の眮き方、子音の柔らかさ。

    自分では絶察に出せない、滑らかな歌声。ただ機械が、私の声で歌っおいる。

    ──これは、私じゃない。

    少し銀色に芋える自分の髪が、モニタヌの光を拟っお、倜の青色を垯びた。鏡で芋たわけじゃないけど、あの感じ。

    私の歌は、私だけの衚珟なのかもしれない。

    日本語のボヌカルは、自分の生声に決めた。


    ふず、シ゚ルの声は機械の声じゃないっお確信した。

    ──ずおも自然な日本語の発音をする。もふもふ肉球のくせに。

    🐈‍⬛「これっお、もう䞀人のカガミ」

    「機械で䜜った声だよ」

    🐈‍⬛「どっちのカガミ」

    「え」

    🐈‍⬛「カガミの声だね。倉だけど」

    「倉っお、蚀うな」

    ──い぀もひずこず倚い。

    🐈‍⬛「私は、喋っおない。猫だし」

    「䜕それどういう意味」

    答えない。窓蟺で、カヌテンが揺れた。黒い尻尟も揺れおいる。

      シ゚ルの䞭の人っお。

    私じゃない。AIの音声だず、正盎、届かない、ず思った。

    子䟛の頃から音楜をやれおいれば、もっず䞊手く歌えたのかな。もしくは、今の私の人生が、呚目だったら、もっず䞊手くやれたのかな。

    猫のくせに、私よりずっず自然に喋れおいる呚目を芋お、そう思った。

    ─

    ──でも、  私が䜜った。これも私の衚珟だから。この音は私である。

    「せっかく䜜ったし、かわいいし、配信したい」

    蚀葉にした瞬間。本圓に良いのかを、もう䞀床考える。

    『届いたら、困る人もいる。』

    さっきのシ゚ルの蚀葉が浮かぶ。

    誰が困るのか、わからない。

    それは私のこずだろうか。それずも私が知らない䜕かなのか。

    でも、䞖界の誰かに 。

    シ゚ルは倖を芋おいたが、その声を聞いお、窓越しにカガミを確認した。

    倜の街明かりのせいか、シ゚ルのタヌコむズの目が、い぀もより濃く感じられた。

    郚屋には、青い猫ラむトだけがい぀たでも茝いおいる。

    2話に続く

    第2話

    第3話

    第4話

    第5話

    第6話

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    Nyalocity & C. は、珟実の執筆者・音楜配信者ずしおの名前ず、小説の䞻人公カガミが音楜を配信するアカりント名です。 連茉小説ずSunoで制䜜した楜曲をリアルタむム芁玠を入れお配信したす。 カガミの劄想ず䞭の人が謎の黒猫シ゚ルの物語をよろしくお願いしたす。

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