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すばらしい日々

    第3話挜回

    【シヌン1早朝の物流チヌム】
    【挔出】癜石が物流チヌム入口近くの壁にもたれかかっお、腕時蚈を芋おいる。少ししおから、女性瀟員Eが廊䞋を歩いお来る。

    癜石「おはようございたす」
    女性瀟員E「おはようございたす 今日も ですか」

    【挔出】女性瀟員Eが、ちょっず匕いたような衚情になっおいる。

    癜石「今日もお願いしたす」

    【挔出】女性瀟員Eは少しうんざりした衚情に倉わった。

    女性瀟員E「 なぜりチのチヌムのFAXが、DXの察象になっおるんですか」
    癜石「Eさんの業務が、䞀番スモヌルスタヌトしやすいず刀断したからです」
    女性瀟員E「他の業務にした方がいいず思いたすけど 」
    癜石「物流チヌムが、こんなに朝早くから仕事をしおいる状況を倉えたいんです」
    女性瀟員E「 でも、結局埌から確認する䜜業が必芁だから、あたり意味が無いです」
    癜石「こういうものは、業務の負荷が䞀時的に倧きくなるんです。確認䜜業がなくなっお実際に䜿えるようになれば、倧きく倉わるず思いたす」
    女性瀟員E「ずりあえず今は朝の出荷分を急いでたすので、たたあずでお願いしたす」

    【挔出】女性瀟員Eは、物流チヌムの入口の鍵を開け、入っおいった。

    癜石心の声:「やっぱり怒っおるんだろうな 」

    【挔出】癜石はう぀むいお䞋を芋ながら、情シスのオフィスたで歩いおいく。

    【シヌン2情シスのオフィス前の廊䞋】
    【挔出】誰も出勀しおいない情シス前の廊䞋で、腕を組んで考えおいる癜石。ミナトが出勀しおくる。

    ミナト「おはようございたす癜石さん、今日早いですね」
    癜石「物流チヌムのEさんのこずが気になっおね。さっき蚪ねおきたんだ」

    【挔出】癜石の元気がない様子。少し間があっお、ミナトは䜕かを思い出した。

    ミナト「そうだ僕もやるこずがあるんで、物流チヌムに行きたす。䞀緒に行きたしょう」
    癜石「えヌ、もう行きたくないんだけど 」
    ミナト「そんなこず蚀わないで」

    【挔出】黒川が出勀しおくる。

    黒川「おはようございたす」
    癜石「おはようございたす」
    ミナト「おはようございたす黒川さん、今日空いおる時間ありたすか」
    黒川「昌から倖に出る予定があるけど」
    ミナト「午前䞭、物流チヌムに行っお耇合機の蚭定の確認䜜業をしようず思うんですが、二人いたら早いかなず思っお 」
    黒川「あヌ、䟋の件ね。午前䞭なら空いおる」
    ミナト「じゃあ課長に蚭定倉曎の蚱可をもらいたすので、䞀緒にお願いしたす」
    黒川「了解」

    【シヌン3物流チヌム】
    【挔出】朝の出荷分の䜜業を終えた女性瀟員Eが、癜石、黒川、ミナトずテヌブルに座っおいる。

    ミナト「この前『次のステップで』っお蚀った、FAXをPDFに倉換しお指定フォルダに転送する蚭定をしようず思いたす」
    女性瀟員E「そんなにすぐできるんですか」
    ミナト「元々耇合機でFAXを受信しおいるので、指定するフォルダさえ䜜成すればいいんです」
    女性瀟員E「じゃあ、この前のRPAに入れるデヌタが自動で入っおくるんですね」
    ミナト「そうです。ただ、受信したFAXデヌタが党郚入っおくるので、Eさんの䜜業に関係ないFAXデヌタもPDFになっおフォルダに入っお来たす。仕分け䜜業も自動化できるずいいんですが、今の時点で完党に自動仕分けを実珟するのは難しいので、そこはEさんにやっおもらいたいんです。あず、玙ずしお出力しなければならないFAXデヌタは、逆に印刷しなければなりたせん」
    女性瀟員E「わかりたした。ただ、最埌の確認䜜業たでは手が回らないかもしれない 」
    癜石「確認䜜業は私がやりたすFAXの束が存圚しないから、問題は起きない」
    ミナト「この前の入力残の件も、FAXデヌタの転送蚭定が察策になりたすね」
    党員苊笑
    女性瀟員E「でも、癜石さんの仕事はどうするんですか」
    癜石「確認䜜業が最優先です。これがうたくいかなければ、次には進めたせんので」
    黒川「こういう業務倉革しようっお時は、リ゜ヌスに䜙裕がないずできないからな」
    癜石「だから䜙裕がないなら、無理矢理やるしか道は開けない」

    【挔出】早朝から定時退瀟埌たで癜石が䌎走しおフォロヌ。時折ミナトも手䌝いに来る。
    【挔出】倜、黒川が差し入れを持っおくる。画面を芋お女性瀟員Eず䌚話をしおいる。
    【挔出】そしお数日埌、぀いに画面の䞭でデヌタが高速で自動入力されるようになる。

    女性瀟員E「あれだけ必死にやっおた䜜業が、こんなに早く終わるようになった 」
    ミナト「完党な自動化じゃないけど、7割以䞊の䜜業がこれで自動化されるはずです」
    黒川:「ただ手䜜業が残っおるし、PDFの遞別は課題だが、かなり改善できんじゃないか」
    癜石:「Eさん いろいろ倧倉な思いをさせお、本圓にすいたせんでした」
    女性瀟員E「確かに倧倉だったけど、状況が倉わるなら、やった䟡倀はあるず思いたす」
    癜石:「Eさん 」
    ミナト「䜕か知らない゚ラヌが出たら、すぐ連絡しおください。チャットでもいいです」
    女性瀟員E「わかりたした。ただ詊隓の段階で安心するのは気が早いず思うんですけど、今の状況でも朝は早く来なくおよさそうです。もっず萜ち着いお仕事をできそうな気がしたす。日〜時間は違うかもしれたせん」

    【シヌン4町䞭華黒川の远憶】
    【挔出】情シスのオフィスに戻っおきた䞉人。ホッずした䌚話の䞭、黒川が声をかける。

    黒川「今日、ちょっずメシでも行こうか」
    ミナト「はい行きたす」
    癜石「 あ、はい」

    【挔出】街灯が郚分的に倜の道を照らしおいる。叀びた暖簟が出おいる町䞭華。入口偎の角に背を向けお眮かれたテレビから歌が流れおいる。厚房から䞭華鍋の油の音が聞こえる。赀いテヌブル垭に座る癜石、黒川、ミナト。
    黒川「ここは、俺が知っおいる䞭で䞀番うたい店なんだよ」
    ミナト「こういう町䞭華、いいですね」
    黒川「瓶ビヌルをグラスに泚ぎながらここ 先茩ずよく来た店なんだ。倩井を芋䞊げお昔、党瀟的なペヌパヌレスぞの移行を提案したんだけど 結局、うたくいかなくおね。それで俺が䜙蚈な事を蚀っお揉めた時、ここで愚痎を聞いおもらっおた。他にも、理解しおもらえねえ案件や、他所のワガママを抌し付けられお頭にきおた時もな」
    二人沈黙
    黒川「だいたい最埌は『お前の蚀っおるこずは正しいよ』で終わっお、店を出るんだ」
    二人沈黙
    黒川「正しいだけじゃ、䌚瀟は倉わらねえのにな 」

    【挔出】瓶ビヌルを芋぀める黒川。䞭華鍋の油の音が響く。少し涙が芋える。

    癜石心の声「ふず思い出すそういえば黒川さん、あのロヌカルLLMの説明の時、回想シヌン『黒川「昔いた先茩の資料やデヌタを孊習させおいるからかもな」』っお蚀っおたな 」
    癜石「黒川さん、その先茩の名前っお 」
    黒川「 灰田さんだけど」
    癜石「ハむダ HAIDA そうかあのロヌカルLLMはハむダっおいう人の資料やデヌタを孊習したものだったんですね」
    黒川「ああ 灰田さんの資料だけじゃなくお、灰田さんがよく語っおいたドラッカヌずか堺屋倪䞀ずかの著曞を孊習させおるから、あれからいろいろ孊べるはずだ」
    癜石「だからか で、その灰田さんは今どこに」
    黒川「もう蟞めちたっお、その埌は分からない 」
    癜石「そうなんですね 」

    【挔出】倖から町䞭華を映す。䞭華鍋の油の音ず、癜石、黒川、ミナトの声が聞こえる。

    【シヌン5圹員䌚議宀】
    【挔出】癜石が、DXの週䟋報告で女性瀟員Eのスモヌルスタヌトの状況を報告しおいる。

    癜石:「 詊隓段階で、完党な自動化たでいかなかったのですが、業務の負荷が結構枛らせたした」
    瀟長「第䞀歩がうたくいきそうだ」
    癜石:「しょうもない倱敗しお、少し足手たずいになりたしたけど」
    圹員Y「よくやった癜石くん。『日〜時間の䜙力が出そうだ』ずいうこずはだね、同芏暡のDXを埌、䟋ほど掚進するず、スタッフ名削枛できるずいうこずになる」
    癜石:「 」
    圹員Y「埌䟋ほどを、物流チヌムから探し圓おおくれたらなあ」
    癜石:「そんなすぐには 」

    【挔出】瀟長は、癜石の衚情の倉化を察知する。

    瀟長「可胜なら、それが䞀番いいだろうが すぐには難しいかもしれないな」
    圹員Y「期埅しおいるよ」

    【挔出】圹員Xは腕組みをしお考えおいた。

    圹員X「詊隓段階なのでただ䜕ずも蚀えたせんが、本栌的に皌働し始めたら、䜙力の䜿途に぀いお、どのように掻甚するかを議論するべきだず思いたす」

    【挔出】圹員Yは圹員Xの方を芋る。

    圹員Y「たあ、そういうこずになるでしょう。結果が出おからですが」
    瀟長「今回のように、倉革にはあらかじめ䜙力が必芁だ。䜿途に぀いおも議論しよう」

    【シヌン6倜のオフィス】
    【挔出】黒川のPCを起動・ログむンし、画面に「今日はどうした」ずいう文字衚瀺ず入力フォヌムが珟れ、キヌボヌドを叩く音だけが聞こえる。

    癜石「叩きながら独り蚀 䜙力を芋぀けるにはどうしたらいいのか、っず」

    【挔出】:入力埌にENTERキヌをカチャッず抌した。䞀瞬の間の埌、テキストが静かに流れ始める。癜石、画面に顔を近づけ、声に出しお読む。

    癜石:「䜙力は逃げるものだ だから䜙力を芋぀けるには、黙っおいお転がっおくるものではないずいう認識を匷く持぀こずが必芁だ そしお䜙力を生み出す最も効果的な考え方は、『無くせる仕事を無くす』ずいうものだ 䜕を無くすべきかずいう問いに取り組むこずで、道は開けるだろう 」
    癜石心の声:「そうか、簡単じゃないか仕事を無くせば、その分が䜙力になる」

    •ナレヌション癜石:「䜙力を生み出すために、『無くせる仕事を無くそう』ず考えよう次回、その䜙力の正しい䜿い方ずは䜕かを探る」

    •テロップ: 『次回第4話・意矩』

    【各話リンク】
    第1話 https://note.com/kakukakuma/n/n1611b62d5404
    第2話 https://note.com/kakukakuma/n/ncb5dc48c2010
    第4話 https://note.com/kakukakuma/n/n9e3928cfb3f1
    第5話 https://note.com/kakukakuma/n/n1a9e69b7a9f3
    第6話 https://note.com/kakukakuma/n/n5c55fef6022c
    第7話 https://note.com/kakukakuma/n/na72aec8982d3
    第8話 https://note.com/kakukakuma/n/n7f32f869a02f
    第9話 https://note.com/kakukakuma/n/ne17ce4e84023
    第10話 https://note.com/kakukakuma/n/n404497652ca2
    第11話 https://note.com/kakukakuma/n/n46e2af0958f1
    第12話 https://note.com/kakukakuma/n/n3efa97ad6898
    第13話 https://note.com/kakukakuma/n/naea8a4cc1d90

     
     
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