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「母と同じ人生を繰り返している気がする。」……ほんとにそう?

    嫁姑、離婚、家族との不和、我慢、人間関係。

    人生の中で、

    「また同じことが起きた」

    と感じることって、ありませんか?

    私も、そう思ったことがあります。

    母と同じ人生を繰り返しているんじゃないかって。

    でも、少し立ち止まって考えてみたら、

    「ほんとにそう?」

    と思ったんです。


    私が育った家

    私の父は、口うるさい母から逃げるように、パチンコに通うようになりました。

    そして、気づけば数千万円の借金を抱えていました。

    母は、そのことをずっと悔やんでいました。

    「パチンコさえしなければ、いい人なのに」

    そんなふうに嘆いていたのを覚えています。

    夫婦の間には、いつも何かがありました。

    父は母から逃げる。

    母は父を責める。

    そして、その間には子どもたちがいる。

    そんな家で、私は育ちました。

    母自身も、

    「ずっと離婚したいけど、子どもたちがいるから離婚できない」

    と、よく言っていました。

    子どものために離婚できない。

    それが、母の言葉でした。


    「私は、母とは違う人生を生きる」

    そんな母を見て育った私は、いつの頃からか、

    「私は母とは違う人生を生きる」

    と思うようになっていました。

    そして大人になって、私は二回結婚しました。

    でも、二回とも、

    「離婚したい」

    と思いました。

    そして、そんなときに私の中にあったのが、

    「私は離婚して、子どもをちゃんと育てて、母に見せてやろう」

    という気持ちでした。

    母は、子どもがいるから離婚できなかった。

    だったら私は、

    子どもがいても離婚して、

    ちゃんと子どもを育ててみせる。

    母に、

    「子どもがいても、ちゃんとやれるんだよ」

    と見せてやろう。

    そんな気持ちが、どこかにあったんだと思います。


    私は、母とは正反対?

    母は離婚しなかった。

    私は離婚した。

    母は、

    「子どもがいるから離婚できない」

    と言っていた。

    私は、

    「子どもがいても離婚する」

    という選択をした。

    だから私は、

    「私は母とは違う」

    と思っていました。

    実際、選んだ行動は違います。

    母と同じことをしたわけではありません。

    でも。

    あるとき、ふと思ったんです。

    「ほんとに、違うのかな?」


    母とは違うことを証明する人生

    私は、

    「母とは違う人生を生きる」

    と思っていた。

    でも、

    「母とは違うことを証明する」

    ために人生を選んでいたのだとしたら。

    それって、

    母を基準にして、自分の人生を選んでいた

    ということでもあるんじゃないかな。

    母ができなかったことを、私はやってみせる。

    母とは違う。

    私はちゃんとやれる。

    そう思っていた私。

    もちろん、それだけが離婚を選んだ理由ではありません。

    二度の結婚には、それぞれに私自身の理由がありました。

    だから、

    「母の影響で離婚した」

    というような単純な話ではありません。

    ただ、振り返ってみると、

    「あの頃の私は、母に何かを証明したかったんだな」

    ということには気づきました。


    「同じ人生」のように見えても

    親と似たような出来事が起きると、

    「また同じことを繰り返している」

    と思うことがあります。

    嫁姑の問題。

    離婚。

    家族との不和。

    我慢。

    人間関係。

    似たような出来事が続くと、

    「私も母と同じなのかな」

    って思ってしまう。

    でも、

    出来事が似ていることと、人生が同じであることは、本当に同じなんでしょうか。

    母と同じように見える出来事の中にも、

    私が選んだことがある。

    私が感じたことがある。

    私が決めたことがある。

    そして、母とは違う私の人生も、ちゃんとそこにある。


    じゃあ、私は何を繰り返していたんだろう?

    もしかすると、

    「母と同じ人生を繰り返していた」

    のではなく、

    「母とは違う人生を生きる」ことを、人生のどこかで意識していた

    のかもしれません。

    母がこうだったから、私はこうする。

    母ができなかったから、私はやってみせる。

    母とは違う。

    そうやって生きている間は、

    違うように見えても、

    やっぱり母を基準にしている。

    それに気づいたとき、

    私は少しだけ、母から離れられたような気がしました。

    母と同じでなくていい。

    母と違うことを証明しなくてもいい。

    ただ、

    私は私の人生を選べばいい。


    親の人生と、自分の人生

    親から受け取ったものって、考え方や口ぐせだけじゃないのかもしれません。

    「結婚ってこういうもの」

    「母親ならこうするもの」

    「子どもがいるなら我慢するもの」

    「家族のためなら、自分を後回しにするもの」

    そんなふうに、

    家の中で当たり前だったものが、

    いつの間にか自分の中にも入っていることがあります。

    でも、

    それを受け取ったからといって、

    これからも持ち続けなければいけないわけじゃない。

    一度、

    「これって、本当に私の考え?」

    と立ち止まってみてもいい。


    「母と同じ」じゃなくてもいい

    私は母の人生を否定したいわけではありません。

    母には母の事情があった。

    私には私の事情があった。

    あの頃の私は、あの頃の私なりに、一生懸命生きていた。

    そして母もまた、母なりに生きていたんだと思います。

    だから、

    母を理解することと、

    母と同じ人生を生きることは違う。

    母を許すことと、

    自分の気持ちをなかったことにすることも違う。

    そして、

    母とは違う人生を生きることと、

    母から自由になることも、

    もしかしたら同じではないのかもしれません。


    私は、誰に何を証明したかったんだろう?

    今の私は、

    「母に見せてやろう」

    ではなく、

    「私は、本当はどうしたい?」

    と、自分に聞いてみたい。

    誰かとは違う自分になるためじゃなく。

    誰かに認めてもらうためでもなく。

    誰かに、

    「ちゃんとやったよ」

    と証明するためでもなく。

    ただ、

    私が私の人生を生きるために。

    もしあなたにも、

    「私、母と同じことを繰り返している気がする」

    と思うことがあるなら。

    一度、こんなふうに問いかけてみてください。

    「ほんとにそう?」

    そして、

    「私は、誰かと同じにならないために生きていないかな?」

    「私は、本当はどうしたい?」

    答えを急がなくてもいい。

    ただ、少し立ち止まって、

    自分の人生を、

    自分の目で見てみる。

    そこから何かが見えてくることがあるかもしれません。🌿


    「ほんとにそう?」心の結び目をほどく

    「こうしなきゃ」

    「こうあるべき」

    「普通はこう」

    そんなふうに、いつの間にか自分の中にできていた思い込み。

    それをひとつずつ、

    「ほんとにそう?」

    と見つめ直していく。

    私はそんな時間を、12の扉としてまとめています。

    ▶︎ 【完全版】「ほんとにそう?」心の結び目をほどく12の扉|本来の自分に還るセルフワーク

    もし、この記事を読んで、

    「私にも、ずっと繰り返しているように感じることがある」

    「これって、本当に私の考えなのかな?」

    と思ったことがあれば、

    よかったらコメントで教えてください☺️🌿

    「ほんとにそう?」シリーズ

    ・「母親が許せない。母を許さないと人生はうまくいかない?」……ほんとにそう?

    ・「家族のために我慢するのが、いい母親。」……ほんとにそう?

    ・「怒ってはいけない母親。」……ほんとにそう?|お母さんが苦手だったわたしの話

    ・「私には価値がない。」……その思い込み、本当に私のもの?ほんとにそう?

    ・「子どものためなら、何でもしてあげる。」……ほんとにそう?

    🌿 あなたの中にある「当たり前」を、少しだけ見つめ直してみませんか。

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