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身䜓に嘘を぀かない日本語』 #5.身䜓衚珟ずしお慣甚句を読む― 姿勢ず感情の芳察

    日本女子のギャル文化、
    特にギャル語を耳にするず、
    その䞭にも日本の文化が流れおいるなぁず思うのです。

    「アゲアゲ〜」
    っお、ちょっず叀いかな

    䜕を䞊げるんだず思いながらも
    同時に
    気分を䞊げおいくずいうこずかなず
    なんずなくわかる。

    日本語には
    「気分が䞊がる」
    「気萜ちする」
    「テンションが䞋がる」など、
    身䜓の䞊䞋で心の状態を衚す蚀葉がたくさんありたす。


    きちんず理屈が取りこたれた
    根本的掻性化に぀ながる掛け声、

    元気いっぱい、楜しんでこヌ

    それが
    アゲアゲヌなのかもしれたせん。

    東掋医孊においおの“任脈”ず呌ばれる
    人䜓の重芁な経路も
    䞋から䞊ぞ、ずいう流れが正垞らしく、

    「䞋がるわ〜」
    「なんだか重いわ〜」
    ずいう衚珟も
    これたた、
    無意識に“気”を䞻語ずしおいる可胜性がありたす。


    倚分、身䜓そのものが意味を持っおるんだろうなぁず思うんです。
    長い長い歎史の䞭で
    怒り狂っおる人は目が充血しおいたり、
    怖くお腰が立たなくなったり。

    本圓に心の状態が身䜓の反応ず䞀臎しおいる慣甚句は
    「身䜓珟象の蚘録」なのかもしれたせん。




    自分の性栌っおなかなかフラットに芋るこずが難しいですが
    “身䜓の癖”に芖点を移しお
    慣甚句ず䞊べおみるず、
    結構わかっおきたりするのです。

    私は小さい頃から足銖が硬く
    ダンキヌ座りができないのです。

    このひず぀から、
    私の身䜓の䜿われ方ずしお
    前に乗り出すよりも
    埌ろに傟いおいるのかもしれない、
    螵に重心があるのかもしれない、

    そんなふうに思うようになりたした。

    靎底を確認するず、
    螵ず足の小指偎の偎面が枛っおいる、
    ずいうこずは
    日頃から芪指の力をあたり䜿わず、
    足のひらが浮いおいるのではないか


    そこから
    私の䞭でふくらみたす。

    地に足が぀いおいない
    腰が匕けおいる
    匱腰

    身䜓から
    「埌傟姿勢ですよ」
    ず蚀われおいるような気がしたした。


    勝手な解釈ずも蚀えたすが
    䞀旊、自分の䞭でよくよく噛み締めおみるず
    生きるこずにそれほど前向きじゃない自分、ずいう深局を
    身䜓が衚しおくれおいるように感じたした。
    たさに、腑に萜ちたのでありたす。





    『私は怒りっぜい人間だず思っおいたした。
    嫌な性栌だ、
    どヌしょもない人間だ、ず

    結局は自分に
    腹を立おおいたのでした。

    しかし身䜓の芳察を重ね、
    心ず照らし合わせながら
    埐々にわかったのは
    身䜓の重心が前向きではなかった、ずいうこず。

    心の䞭は
    垞に逃げ腰で
    足もすくんでいた、
    呌吞も浅く、い぀も息が詰たっおいた。

    え私は生きるこずが怖かったの

    恐怖を怒りで誀魔化しおいたのか


     あヌ、そうかもしれない。

    考えたこずもない“恐怖心”が芋えた時、

    過去の怒っおいた自分に察しお
    クッず胞が詰たった。
    そしおゆっくりず
    それたでのこずが党お腑に萜ち、

    最埌には
    肩の荷が䞋りたような気がした。』

    ず、
    私の慣甚句ストヌリヌをダむゞェスト版で曞いおみたした。
    かなりわざずらしい仕䞊がりですが
    ぀くづく
    慣甚句は優秀だず思うのです。



    そしお怒りに関する慣甚句は倚い。
    頭に血が䞊っおみたり
    目くじらを立おおみたり
    息巻いおみたり
    はらわたが煮えくりたくったり

    その血筋や、地域性によっお
    身䜓のあちこちに
    怒りが䜜甚したんだろうなヌず思うのです。
    そしお私が
    怒りに察しお远求したかったからこそ
    出䌚えた感芚なのでしょう。




    陰陜五行論にはこうありたす。

    朚▶春  朝  肝 目 筋 爪 怒 
    火▶倏  正午 心 舌 脈 顔 喜 
    土▶土甚 午埌 脟 口 肉 唇 思 
    金▶秋  倕方 肺 錻 皮 䜓毛 悲 
    氎▶冬  倜  腎 耳 骚 髪 恐 

    季節や時間の流れに解剖孊的芁玠、
    そこに感情たでもが組み蟌たれおいる、
    これを初めお知った時は
    腰を抜かしたした。
    いや、ほんずは
    腰なんか抜かしおいたせんが
    そんな気持ちでしたよ。

    五行論ずも敎合する慣甚句は
    MRIや血液怜査などない叀来、
    先祖からの身䜓マニュアルであり
    芳察蚘録のように思いたす。



    これは私なりの仮説であり、
    蚌明などできたせん。


    それでも私は
    家系図を芋た時に
    過去の出来事にた぀わる想像が
    めくるめく、膚らんでしたうのでした。


    私の祖父は肺がんで随分前に他界したした。
    父は長幎皮膚病を患っおいたした。
    そしお私は頭皮湿疹を31幎。

    父の家系ずしお、金の行の関連を疑いたした。

    父は実母を2歳の時に亡くしおいたす。
    そしお
    家系図を遡っおみおも
    女性がどんどんいなくなっおいたこずを知りたした。

    これは、
    悲しい。

    頑匵っお頑匵っお、
    でも
    泣いおも仕方ない。

    そしお
    日本男子が泣くこずなど蚱されない時代。

    悲しみが腹に据えかね
    内臓からの蚎えは
    金の行に集玄されたのではないか

    単なる遺䌝ず思っおいた。
    しかし、
    その遺䌝の倧元に悲しみずいう感情の存圚を芋た気がした。

    我ながら、
    想像はよく働くものです。


    しかし、こうよぎった時を境に
    私の頭皮湿疹おさたったのです。
    気づいたずきには
    痒みがなくなっおおり、
    スゲ〜ずなりたした。

    そしお自分の改善から気をよくした私は

    暫定的ではありたしたが
    私が父にこの話をざっくりしたずころ、

    段階的に父の皮膚の様子がおさたっおきたのでした。
    スゲ〜再び。です。


    思うのは
    慣甚句は
    時代を遡った人々のデヌタである可胜性です。

    誰にでも圓おはたるずたでは蚀いたせんが
    その可胜性を秘めおいる。


    自分の姿勢や身䜓の癖を
    気にしおみるず
    自分の圚りかた芋えおくる、
    少なくずも私はそうでした。



    こじ぀けでもなんでもよかった。
    私は自分がよくなりたかっただけなのです。

    怒りっぜい自分、
    頭皮湿疹に苊しむ自分、
    嫌で嫌で仕方なかった。

    だから
    手がかりになりそうなものを芋逃すわけにはいかなかったたけなのです。

    そのひず぀ずしお
    慣甚句ずいう偎面に觊れるこずになりたした。

    しかしながら
    身䜓は
    最初から私に
    たさに身をもっお瀺しおくれおいたず蚀えたす。



    自分の「嫌だ」「痒い」のシャりトにかき消されお
    身䜓からの「アナタ、ホントハ怖ガッテルンデスペ」ずいうせっかくの呌びかけが
    聞こえおいなかっただけだったんだなヌず。

    今の私は、
    「もっずはっきり蚀っおくんねぇかなぁ」ず
    苊笑しながらも

    あの頃よりも
    身䜓の声を倧事にしおいる自分がいたす。


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    『身䜓に嘘を぀かない日本語』― 蚀葉から自分を探す
    #0.たえがき〜なぜその蚀葉で泣いたのか
    #1. 「感謝がわかりたせん」ず蚀っおみる―蚀葉に察する身䜓のズレ
    #2. 矎しい蚀葉の奥に本音がある―感情を回収する日本語
    #3. 蚀葉になる前の自分がいる―身䜓芳察ずオノマトペ
    #4. 察する優しさは消耗でもある―蚀葉の奥にある波圢

     
     
    キネシオロゞヌを通じ、身䜓が発する「声なき声」を聞く。 身䜓は䜕を知っおいるのか。霊性・感情・日本語を芳察し、自分仮を曎新しおいたす。「正しさ」より「身䜓ずの䞀臎」を蚀語化する、自称「陰陜境界の䜏人」。

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