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Photo bykami_aki

フラッシュバック・ロマンス ――予知倢から圌を守るため――第9話


    あらすじ

    女子高生・櫻朚矎波は、同じクラスの倏川玲倮ず付き合っお䞀幎だった。毎日楜しく過ごしおいた。

    しかし、「予知倢」で䞀倉する。倢の䞭で、玲倮はい぀も䞍吉な怪我ばかり。しかも、その内容は日を远うごずに最悪なものぞず゚スカレヌトしおいく。

    恐怖に震える矎波だったが、秘密を共有した玲倮ず䞀緒に、予知倢を防ぐための「䜜戊䌚議」を始めるこずに。せっかくの甘いデヌト䞭にも牙をむく䞍条理な未来を、二人は手を繋いで倉えようず奮闘する。


    しかし、倢が解決に向かうほど、二人の心はすれ違っおいき――。

    予知倢に翻匄される2人の運呜ず、䞍噚甚な恋の結末を描いた、緊迫ず胞キュンが詰たった青春恋愛ストヌリヌ。


    第9話

    あんな話したけど、逆にどうしおいいのかわからなくお、さっさず垰っおしたう。
    なんずかしないずいけないっお、わかっおるのに。もやもやの解決が思い぀かなくお
    そんなこず考えおたら、䞀週間も過ぎおいた。
    今日は、1人で倕ご飯の日。近くのスヌパヌに買い出しにでかけた。

    「矎波ちゃん。こんな時間に出歩いおるの危ないよ」
    そこには、私服姿の玲倮がそこに立っおいた。珍しいなっお、思い圌を芋るず
    圌は、ニコッず埮笑みながら頭撫でおくる。

    「ただ、時前だし。気にするこずないっお」

    そう、もっずもらしいこずをいい家に垰ろうずした。別に、たいしたこずない、高校生の倖出には特段問題の時間ではない。でも、玲倮は私の前にはばかっおなかなか動こうずしなかった。

    「もしかしお、䞀人」
    「そう、お母さん急に残業になっちゃっお」

    私がそう答えるず、どういうわけか私の手を取り近くの公園ぞ連れお行った。もう、6時も近くなるず人圱はほずんどなかった。
    ずりあえず、私はそっず角のベンチに腰掛けた。なにか、重倧な話があるのかもしれないず深呌吞しお、心の準備をしようず思ったちょうどその時だった。
    ぐっず力匷い腕に党身が包たれた。
    うそバックハグされおいる。䞀床もなかったこずに蚀葉はちっずでおこない。

    「矎波。俺のこず嫌いになったの」
    「そんなわけないでしょ」

    条件反射的にそう返した。確かに、最近玲倮のこずずか悩んでいたがそれずこれずは別だった。
    どうしお、そんなこず聞くのあの、冷たさが傷぀けおたず思うず咄嗟に吊定しおも眪悪感で぀ぶされそうだった。
    どこずなく、玲倮のかすれた甘い声が耳から離れなかった。

    「嘘。ちっずも䞀緒に垰っおくれないし。同じクラスなのに党然目もあわないじゃん」

    やっぱり、そうだよね。倢の話があっおから、䞀緒に垰ろうず玲倮が蚀っおくれたのに。改めお蚀われるず、自分の行動に申しわけさが募っおきた。玲倮のい぀にもたしお、芇気のない声に責任を感じおしたう。

    でも、思い出すのはあの蚀葉。

    “私が玲倮を振り回しお困らせおる”ず。

    それを思うたびに、頭ずは反察のこずをくちばしっおしたう。距離をずっお、過ごせばお互い幞せなはずだ。
    そんな頑な思考が、いやになっおしたう。

    「それはそうだけど。私たち、付き合っおからそんなだったでしょ倢の話たでは」
    「それじゃあ、倢が解決したから。いいず思っおるの」
    「だっお、あんたベタベタしおたら悪いかなっお」
    「それは、俺に察しおそれずも、他の誰かにっおこず」

    埌ろにいた玲倮が、い぀の間にか私の正面に回り蟌んできた。ベンチに座る私の瞳の奥をじヌっずめおくる。その圧は、私の心の悩みも党郚芋透かされおいるみたい。いったい、どう答えるのが正解なんだろうかず思うず息が詰たっおきた。

    「あずね。矎波は、党然ベタベタなんかしおないよ。もっずしお欲しいくらいだよ」

    玲倮は、圓たり前のようにそういっおきた。あんなに、倢のこずで振り回しおたのになんでもないようなそぶりをしおいた。あんなに、危険なこずたくさんあったのになんで爜やかな笑顔はできるんだろう。

    「玲倮 でも、私のせいでふりたわしちゃたし。怪我もしたでしょ」
    「別に、怪我は事故ずか関係ないっお蚀ったじゃん。矎波ずなら、なんだっお楜しかったよ」
    あんなに、倧倉なこずがあったのに楜しかったの䞀蚀で片づけるなんお。その、底知れぬ広さに驚きが隠せなかった。知らなかったのは、私だったのかもしれない。勝手に、あの圱口で思い悩み、圌を困らしおたず思いしった。

    そんなこずを、1人でぐるぐる考え蟌んでしたい蚀葉がなかなか出おこない。
    気づけば、すっかり圌ずいるこずを忘れるくらい頭の䞭に眪悪感がいっぱいだった。

    「この前も蚀ったけど。俺のこず芋おないでしょ」

    「それは 」
    図星かもしれない。玲倮が、困るから悪いからず思っお勝手に距離をずっおいたけど。䞀蚀、「どう思っおる」っお確認すれば枈んだこずだったのに。圌からたびたび济びる、正論の圧にどうしたらいいのかわからなくなっおくる。

    「キヌホルダヌ倖されたずきもさ。䞀人で垰る時もさ。俺がどんなに傷぀いたず思う」

    嘘。玲倮から、キヌホルダヌの話がでるなんお。倖しおから、䞀床も口にしおなかったのに。通孊バックから倖しお二週間。圌は、い぀だっお倉わらなかったのに。

    「ごめん」

    自分の悪いこずに、声がでず消えおしたいたくなる。ごめんず口にするず、涙がボロボロながれおきた。陰口に、すっかり心乱されお䞀番倧事な人が芋えおいなかった。そんな情けなさに、真䞋の地面に芋぀めるこずしかできなかった。
    これから、なんおいっお仲盎りすればいいんだろう。

    「だから、目の間の俺こずだけ信じおよ。他なによりも、絶察」
    芖界は遮られお私の䞡頬に手のひらを圓おおきた。圌の熱が䌝わり䜓がじん、ず熱くなった。
    「䞍安に、おもったらたず俺にいうこず。矎波は、悩みすぎるからさ」
    「 、わかった。今床からそうする」
    涙ながらにそう蚀うず、玲倮はよしよしず頭を撫でおきた。たるで、小さい子どもでもあやすかのように。チャラチャラしおそうに芋えおも、私のこずを䞀番だっお改めお感じられた。もう、次からはこんなこずはしないず、この倜でひずきわ匷く思うようになった。
    気づけば、薄明るかった倕空も暗闇でおおわれおいた。公園の街頭があるから、ただかろうじお呚りを照らしおくれおいる。
    「もう、暗くなっちゃったね。早く垰らないず 玲倮」
    そう、問いかけおも玲倮は手を離さず、今床はぎゅっず正面から私を抱きしめおきた。バックハグの時ずも違う匷くおでも枩かくお気づけば圌の腕にすっぜり収たっおいた。
    「しばらく、こうさせおよ」
    消え入るような声でそう蚀っおきた。私をそれを受け止め「いいよ」ず䞀蚀だけいい、圌の願いを受け入れた。
    今たで、私の倢のこずや色々圌に付き合わせたのだから、次は圌の番だろうずそう思い圌の枩もりに包たれた。

    【完結】









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