
ミスが多すぎる約分の注意点 【式の計算】
□式の計算(目立たないけど計算ミスの大原因)
4.1. かっこのはずし方(分配法則)
▶ 4.2. 約分の注意点
4.3. 長い分数に通分するやつ
4.4. (−a²)²みたいな計算(◯乗・指数)
4.5. かけ算わり算のミスらない計算(乗法除法)
4.6. [y]について解きなさい(等式の変形)
ーーーーーー
ここでは約分の注意点について扱います。
ここはとにかくミスが起きやすい!
じゃあまずこれを解いてみてください。

(↓ちなみに普通の約分を超得意にしたい人はこっちだよ!)
・・・
さあどうかな。
こんなふうに解いた人いない?

これは絶対やってはいけません。
どうしてか。

こういう分数は2行目みたいに「分ける」ことができます。
分けたあとに約分してるけど、「3y」の方には「8」がまだ残ってるよね。

だからこうやって、長い分数のときに「4」にしてはいけないんです。
つまりこの分数は

この状態で答えでもいいし(これ以上約分できないから)、

分けて、これで答えでも、どっちでもいいということです!
ーーーーーー
次の分数もやってみよう。

さっきの「3y」が「4y」になっただけ。
はいはい、どうせこれもこのままで答えでいいんでしょ?
いいえ、違います。
なんででしょう?
「8」も「2x」も「4y」も(これを「項(こう)」と言います)
全部2の倍数だから「2」で割れるでしょ。
こういうときは「一気に」約分をしなくちゃいけないんです。

こういうふうに!
僕の中学のときの先生は「ハートの法則」って言ってました。
項(こう)を囲むとハートみたいに見えるからね。

ハートの法則は分かりやすくて結構使えます!
ちなみにさっきの問題は

一気には約分できないよね。ハートで囲めない。
だからもう、これで答え。その違いです。
そして当然、さっきと同じで「分けて約分」してもOKです。

ーーーーーー
ごちゃごちゃしてきたかな?
さっきの問題とまとめてみようか。

① 長い分数のまま、「ハートの法則」が使えるなら使う
② 分けて約分
答え方は2つあるということです!
ごちゃごちゃした人は、②のやり方ならいつでも答えになるよ。
だから毎回②でもOK。
でもハートの法則も結構使えるんだよなー。

分子の項が3つ以上だとハートじゃなくなっちゃうけどね。でも使えるよ。
ーーーーーー
じゃあこの問題はどう?

今度は分子が「かけ算」です。
このときの解き方はこう。

こっちがこれか!!!って感じでしょ?
この問題と、さっきの問題が混ざってたから計算ミスが多かったんです。
ーーーーーー
でもなんでかけ算のときは「ハートの法則」使わないの?
そう思った人用の解説ね。
たとえばこの分数について。

この分数を約分すると

こうだよね。
ここで、元の式の「8」をちょっと分解してみよう。

たとえば「8」は「2×4」でもあるから、こういうふうにできるよね。
これに「ハートの法則」をやってみようか。

変なんなるでしょ?
でもさっきみたいに片方だけにすれば

って、ちゃんと答えになります。
前に方程式で「かけ算わり算はひとかたまり」って書いたの。
かけ算わり算は「ひとつの数字」って思わないといけないんです。
「ひとつの数字」なのに、ハートの法則で、2回以上約分しちゃダメだよね。
これがかけ算に「ハートの法則が使えない理由」でした。
ーーーーーー
改めて2つのパターンを並べてみましょう。

この2つをちゃんと区別すること。
これを踏まえて次に進みます。
このページは演習問題なし!だけどものすごく大切なページでした。
(ちなみに「×(かける)」を小さめに書いてるのは「x(エックス)」との区別をするため。こういう工夫でミスが少なくなるよ!)
□式の計算(目立たないけど全部大事)
4.1. かっこのはずし方(分配法則)
4.2. 約分の注意点
▶次 4.3. 長い分数に通分するやつ
▶関連 ★ 超絶約分(楽なのにミスが超減る)
4.4. (−a²)²みたいな計算(◯乗・指数)
4.5. かけ算わり算のミスらない計算(乗法除法)
4.6. [y]について解きなさい(等式の変形)
□大事なポイント
☆数学が苦手な人のための割合(%計算)
☆早くてミスも減る約分
☆計算力をキープするための計算テスト
□勉強できようサイト