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【第3回】一年間の闘病記 椎間板ヘルニア(腰痛&神経痛&50肩)結果三年かかりました。~ 先生との出会い。ここから本当の闘いが幕を開ける ~ 


    1. これまでの「経過」と絶望感

    現在私を救ってくれている接骨院の先生をご紹介する前に、私がなぜこの接骨院へ辿り着いたのか。 まずは、そこに至るまでの「1年9ヶ月に及ぶ整形外科での治療歴」をお伝えさせてください。

    整形外科病院での1年9ヶ月(2023年4月~2024年12月) 私の整形外科での治療は、大きく2つの期間に分かれます。

    • 最初の3ヶ月(2023ĺš´4月~2023ĺš´7月): 薬だけの治療

    • その後1ĺš´6ヶ月(2023ĺš´7月~2024ĺš´12月): 薬とリハビリの並行治療

    この期間、私は毎日、大量の薬を飲み続けていました。

    【1ヶ月目】強い痛みとの戦い

    • セレコキシブ錠100mg(痛み止め)

    • トアラセット配合錠(強めの痛み止め)

    • トウゼリンOD錠10mg(咳止め:咳の振動すら腰に響くため)

    • メコバラミン錠(神経痛の薬)

    • レバミピド錠100mg(胃を守る薬)

    【2ヶ月目】即効性を求めて薬を変更

    • ロキソプロフェンNa錠60mg(即効性のある鎮痛剤)

    • ロキソプロフェンNaテープ100mg(痛み止めのテープ)

    • メコバラミン錠(神経痛の薬)

    • タリージェOD錠2.5mg(神経痛の薬を追加)

    • レバミピド錠100mg(胃を守る薬)

    【3ヶ月目以降】長く続く固定化された投薬

    • ロキソプロフェンNa錠60mg(痛み止め)

    • タリージェOD錠2.5mg(神経痛の薬)

    • レバミピド錠100mg(胃を守る薬)

    整形外科病院に1年9ヶ月通院し、これだけの薬を飲み続けました。強い薬の影響で、痛みだけでなく、私の頭の感覚までもが麻痺していました。

    2. 治らない体と、セカンドオピニオンへの決意

    処方された薬を飲み、真面目にリハビリを続ける日々。 しかし、2024年11月上旬、私の体は限界のサインを出していました。

    左半身を覆う、全身の痛みと痺れ。さらには、熱さや冷たさすら感じなくなる「温度感覚の麻痺」が続いていました。 追い打ちをかけるように、ある朝起きると右肩に激痛が走り、全く動かなくなってしまったのです。五十肩の始まりでした。

    「1年半以上も状況が変わらないこの体……果たして本当に治るのか?」 「このまま、一生治らないのではないか?」

    努力しても変わらない現状に、深い迷いと絶望が襲ってきました。先の見えない暗闇の中を歩き続けているような絶望感です。 しかし、その絶望の底で、私の中に一つの考えがはっきりと芽生え始めたのです。

    「セカンドオピニオンを受けよう。別の病院を探すべき時期が来ている」

    実は、別の病院を探す決意をした背景には、私の脳裏にずっと引っかかっていた「ある記憶」がありました。 以前、配達業をしていた時のことです。右足のふくらはぎを痛め、歩けなくなっても無理をして作業を続けていた時期がありました。その時、痛みが取れるまで通っていた整形外科病院の近くの整骨院での「電気治療」です。

    当時、たった1、2回治療を受けただけでスッと良くなった記憶があり、「今回、私の状態にもあの治療が合うのではないか」と直感していました。今思えば、あれが「筋膜リリース治療のEMS器具」との最初の出会いだったのです。

    しかし、その整骨院は私が整形外科に通い始めてすぐの2023年11月頃に閉鎖してしまいました(驚くことに、そこの先生は私が通っていた整形外科病院のリハビリ科の室長になっていました)。 そのため、同じようにEMS器具を導入して治療を行っている所が他に見つからず、「あの治療を受けたいけれど、どうしようか……」とずっと悩んでいたのです。

    「あの時の電気治療ができる場所を探そう」 これが、私が今の接骨院の先生と出会い、本当の闘いをスタートさせるための、苦しくも大切な「転機」となりました。

    3. 病院探しの旅、そして運命の6件目

    2024年11月1日から2025年1月8日まで、私は自分の体が治る病院を必死に探しました。インターネットで調べては予約をとり、診察やお試し治療を受けて「私に合った病院なのか」を判断する日々。

    当時の私の体では長い距離を歩くことができず、「家から近くないと通えない」という切実な条件もありました。4件、5件と回っても、決まりませんでした。

    そして迎えた、2025年1月8日(木)。運命の6件目。 この日も、インターネットでキーワードに「椎間板ヘルニア」と「家の近く」と打ち込んで検索して探し出しました。でも出てくるところは昨年行ったところばかりなので、キーワードに変化を付けました。

    「椎間板ヘルニア・腰痛・五十肩・電気治療・保険適用・家の近場」

    その結果、4件ヒット。病院、整体院、整骨院、接骨院。 それぞれのホームページ(HP)を確認していきました。接骨院のHPを見ていると「EMS器具使用」と書いてあるのを見つけました。

    「これは……!もしかしたら痛みの緩和をしてくれるのでは?」 すぐに電話をかけました。

    「もしもし。つつみ接骨院です」 「すいません、椎間板ヘルニアで腰が痛く、右肩も上がらないほど痛くて、どうにかならないかと電話しました」 「診てみないと判断できないので、来られますか?うちは予約制ですけど」 「すぐに行きたいですけど、今日のこの後はいけますか?」 「15時から空いてます」 「わかりました、その時間に行きます」

    「15:00から空いている」とのこと。すぐに予約を取りました。 「多分、体が健康だと歩いて20分ぐらいだよな……今は倍以上かかるかな?」と思い、家を1時間前に出ました。 普通の人の足なら徒歩20分。しかし当時の私は、その距離を歩くのに45分かかりました。

    4. 運命の出会いと、本当の闘いの幕開け

    15:00ちょっと前に接骨院に着いた私はドアを開けました。スリッパに履き替えて待合室の椅子に座って待つという動きは、整形外科病院での時とはだいぶ違って緩やかでした。 ドアを開けた時に、奥の部屋から先生の大きな声がしました。

    「こんにちは!」
    私はだるそうに、「こんにちは、はじめまして……」
    先生はまた大きな声で、「ソファーの椅子に座ってお待ちください!」
    私はだるそうに、「はい、わかりました」

    数分後、先生が目の前まで来て、
    「とりあえず問診票に痛い場所と、具体的にどういう痛さなのか、書ける範囲で書いてもらえますか?」
    問診票を受け取り、空欄の部分に今の私の状況を細かく、文字いっぱいに埋めました。

    書き終わった後、「書き終わりました」と伝えると、「もう少しお待ちください」。前の患者さんが治療中なので、終わるまで待ちました。 終わった後、先生に「こちらの椅子に座れますか」と誘導され、椅子に座りました。

    待合室のソファーから診察・治療室の椅子までの距離、約5m。 先生は私のその動きを凝視していました。 そこから、「この先生は違う」と感じてました。今思うと、初めにドアを開けた声のトーンから、ソファーに座るところ、たった5mだけど、歩く姿勢・椅子に座る動作を先生の目で観察していたのだろうなと思います。やはり違うなと感じました。

    先生との初めての診察と治療が始まりました。 最初の30分間は、先生が私の体の「中身」のカルテ(話)と問診票をじっくり見ながら聞き、実際に体に触れて状態をチェックしてくれました。

    先生「今、一番痛くて辛いところはどこですか?」
    私「腰の真ん中、下から5番目の椎間板のあたりと……今一番痛くて、どうにか痛みを感じずに寝たい所が『右肩』です。後、体の左半分は温度を感じず、押したり叩かれても痛みと痺れがひどくて……」

    話を聞いた先生は、筋肉と神経についての説明をしてくれました。私が「筋肉と筋膜」の話を聞いたのは、これが初めてです。 先生は診察資料の裏の白紙に図を描いて説明し、さらに私の体を触りながら「筋肉の動き」と「筋膜がある場所」を教えてくれました。先生は、筋肉と筋膜の関係を「ミルフィーユ」に例えて、こう教えてくれました。

    「何層にも重なっているミルフィーユのケーキを想像してみてください。あの層になっている部分が筋肉で、その間にあるのが筋膜です。 今の状態は、その筋肉と筋膜がベターッとくっついてしまっているんです。さらに厄介なことに、神経は筋膜にくっついています。筋膜が固まってくっついてしまうことで神経が引っ張られ、その影響で激しい神経痛や、熱さや冷たさを感じなくなる『温度感覚の誤作動』を起こしているんだと思います」

    私が苦しんでいた全身の痛みや痺れ、温度感覚の麻痺は、これが原因だったのかと深く納得しました。 そして、先生は真っ直ぐ私を見て、力強くこう言ってくれました。

    「私は、このくっついてしまった筋肉と筋膜を正常な動作に戻して、痛みやだるさ、そして神経の信号を正常化していきたいのです。椎間板ヘルニアは元に戻ることはありません。しかも健康な体を100%としたとき、今の状態は30%ぐらいで、戻っても80%です。今は日常生活での動きは全くできていないはずです。私は80%まで戻したいと思います」

    続けて右肩について、私の右肩を触り、
    「右肩はこの15度の角度から全く上がらなく、動きませんね」
    確かに痛くて動かない状態です。
    「これは重度の五十肩ですよ」
    「え、椎間板ヘルニアの影響で上がらないのではなく五十肩?」

    私は言葉では聞いていましたが、自分が五十肩になっているとは思いませんでした。なぜならこの時は40代後半。実は「50肩」というと、50歳からなるものだと思っていたからです。
    「厄介ですよ。今の右肩の状態は、完全にセメント状態になってます」
    その状態の事を知ったのは、その日家に帰ってからインターネットで調べて、初めてヤバい状態だと先生に気づかされました。
    「なので、肩は正面90度まで上げられる場所、日常生活ができる角度までもっていきましょう。まずは痛みの緩和をしたいと思います」

    私は腰の痛みに加えて、「左半分の温度感覚の麻痺」と「右肩の激痛(五十肩)」という非常に複雑で辛い症状を抱えていました。身体の構造と神経の繋がりから、その理由が判明しました。

    私が「なるほど……!お願いします!」と必死に理解しようとしている様子を見て、先生は「少しこれを見てくれますか?」と、『筋膜リリース(EMS)』について先生自身が作成した説明書を渡してくれました。10分ほどかけて、それを読み込みました。

    「筋膜リリースって、そもそも何?」 最初、私もそう思いました。 「簡単に言うと、固まってしまった筋肉や、癒着してしまった筋膜をほぐし、本来の動きを取り戻すための治療です」

    先生はさらに、私の体の「神経回路」と「痛みのメカニズム」についても詳しく教えてくれました。 人間の体には、背骨を中心に全身へ神経回路が張り巡らされています。私の痛みの原因は、大きく分けて2つのルートで起きていました。

    まず、腰から下。ここの筋膜と筋肉が癒着してガチガチに固まると、下半身へ向かう太い神経が圧迫され、激しい腰痛や足の神経痛(しびれ)を引き起こします。腰から下の神経回路において、筋肉と筋膜がいかに重要かを思い知らされました。

    そして、骨盤から背中の真ん中、首にかけて。この背骨周りの筋肉や筋膜が、骨にへばりつくように完全に固まってしまっていたのです。その結果、肩や腕へ繋がる神経回路が強く引っ張られ、右肩が全く動かない「五十肩」の激痛を生み出していました。

    「この骨にまで張り付いた固まりきった筋膜と筋肉を解放し、神経回路を正常に戻す。そのために使うのがこれです」 先生が用意してくれたのは、「電気刺激」と「超音波」の2つを同時に出力できる特殊な機械でした。これが、私の体を劇的に変えた「コンビネーション治療」です。

    特に凄かったのが「ハイボルト治療」と呼ばれる高電圧の電気刺激でした。 普通の電気治療では届かない体の深部、つまり痛みの根本である深い神経や癒着した筋肉まで直接強力なアプローチができるのです。「だからこそ、あんなに頑固な痛みがスッと取れるのか!」と、後になって身をもって実感することになります。

    さらに驚いたのは、治療に使うアタッチメント(先端の器具)です。 患部をピンポイントで吸い上げながら電気と超音波を流す「丸形吸引機」。 そしてもう一つ、私が目を丸くしたのが「強力な吸引器具で、ヘラ形の吸引機」でした。

    「実はこれ、元々は競走馬などの大きな筋肉をほぐすために作られた馬用の大きなヘラなんです。それを、人間用に開発し直した小さいヘラがあるんですよ」と先生。

    この金属のヘラを使って、癒着した筋膜をアイロンで伸ばすように、あるいは固まったサビを丁寧に削り落とすように、吸引をしながら体に滑らせていくのです。 説明を読んだ後、いよいよ約1時間ちょっとの初めての治療が開始されました。 全身コースで、腰から右肩にかけての治療です。

    5. 実際の治療様子

    実際の治療様子です。1年後に撮影した器具を使った治療様子をこちらの記事からご覧ください。

    まずは腰からです。
    先生に「このベッドに仰向けになってもらえますか?」と言われ、ベッドに上がる動きから先生に補助されながら仰向けになり、背中全体に特殊なジェルを塗り、治療のスタートです。

    最初の器具はメディセル(Medicell)を使った治療で、皮膚を「吸い上げる(吸引する)」のが最大の特徴の器具です。ホースの先にアタッチメントを付け、皮膚とその下にある浅筋膜を一緒に吸い上げながらローラーで滑らせることで、癒着した筋膜を優しく引き剥がしていきます。

    先生「感じてます?背中の真ん中からお尻までの範囲を吸引器具を当ててなぞっていますけど、ピリピリきませんか?」
    私「感じる所は、右側の脇のほうだけですね」
    先生「腰回りは感じてないですか?」
    私「右側の腰回りは感じてますけど、背骨に近いところは感じてませんね」 先生「両方お尻に当ててみますね」
    私「左側は何も感じてないです。右側はピリピリきてますけど、痛いですね」
    先生「右側の痛みは通常の感じる痛みですね。右のほうも通常より筋肉が硬くなってますね。多分左をかばって歩いているので疲労の方で、右側は椎間板ヘルニアの神経に触れた影響で神経が麻痺していて感じてないので、今からその周りの筋肉と筋膜を持ち上げる治療をしますね」

    先生は、椎間板の周りから吸引器具を使ってほぐしだしました。 私が少し感じ始めてきた時……というより、なんとなく感じてたのは15分ぐらい。左背中と左お尻との部分を何往復もさせながらほぐしていました。 次に体勢を変え、顔を天井に向けてお腹の周りを吸引器具を使ってほぐすのですが、自分で体勢を変える時はまだ大変で、先生に転がすように体を反転させてもらうのがやっとでした。

    お腹周りの治療は、この器具での電気での痛さがよくわかりました。 ピリピリというより、静電気でビリッと来る感じが持続して、ビリビリしながらお腹周りの筋肉が引っ張られて浮いていく感じでした。

    先生「お腹周りもカチカチに固まっていますね、ほぐしましょう」
    私「先生、結構ビリビリしていて痛いんですけど?」
    先生「お腹周りの張りは体の姿勢が悪くなっていて骨盤の筋肉と連動しています。力が入ったままだと張りが取れにくくなるので、深呼吸しましょう。そうすると力が抜けて痛みも取れてきます」
    私「すーすーはー、すーすーはー」

    私は妊婦さんなのか?と思うような深呼吸。5分ぐらい吸引機を使っての治療でした。

    先生「右肩が痛まなければ、右肩を下にして横向きになれますか?クッション敷くので枕とクッションの間に肩を入れて横になれますか?」
    私「横向きになると押しつぶされるぐらい今は痛いので、ちょっと今は無理ですね。寝返りが打てない状態です」
    先生「わかりました、じゃあ仰向けに戻しますね」

    先生の両腕を借りて転がすように仰向けになり、次の治療へ。

    先生「次は神経の通り道が集中している数カ所に、高電圧の電気を瞬間的に流して深部の組織に刺激を与え、超音波の微細な振動(マイクロマッサージ)で治癒を促進する治療をしますね」
    私「痛いですかね、それとも感じるのかな?」
    吸引すら感じていないので、無理かなと思ってしまいました。

    先生は器具の一部を背中の神経が集中している所に貼り付けて、手に小さい銃みたいな器具(インパクトガン)を持ち、神経回路の点と点を繋ぐ感じで、
    先生「電気を入れますね。感じて痛かったら言ってくださいね」
    「ういーーーん……どぉ――ん」と数秒当てている所に電気が入ってくる感じ。最初に入れた電気の所からは全く分からず……。

    先生「電流一番上なんだけどな?普通の人は一番上までいかなくても感じるんだけどな?何カ所かやるので、感じたら何か反応してくださいね」
    先生の持っているインパクトガンで数カ所目、背中の左肩甲骨の下の神経の通り道の所に電気を流した瞬間!

    私「わー!痛い~!先生、感じてます電気!」
    私は初めてこの器具の痛みと恐怖を知りました。
    先生「深呼吸をしてください。吸って吐いてを繰り返してください。痛みの緊張で筋肉が緩まず、痛いままなので」

    人間の体は緊張すると筋肉が張り、硬直状態になります。私の体は1年9ヶ月、ほぼ筋肉が固まったままだったんですね。痛みに敏感になってしまっていたんです。でも先生は私の体の状態を理解していたのでしょう、治療を続けました。

    先生「もう一度、感じなかったところに打ちますね」
    再度腰回りのポイントに電流を撃つと、
    私「先生なんか、押してるというか感覚がありますね」
    私は「えええ」と思い、まさか?と。
    先生「筋肉がピクピクすこししてますね、感じてきていると思いますよ」
    確かにはっきりとはいかないが、押されている感じではありました。

    先生「お腹のほうにも打ちますので体勢変えますね」
    お腹の部分に三カ所撃ちました。一カ所目は尾てい骨の端の方で、この時はあまり感じなかったです。二カ所目は、おへそと尾てい骨の間の真ん中あたり。この時はビリビリとかなり感じました。三カ所目は、おへその下あたり。この場所は痛いです。正直、体が動かなくなった時の痛みとほぼ似ていました。背中側は感じないのになぜお腹は感じているのかわかりませんでした。でも、筋肉・筋膜に刺激があって感じてると確信もありました。 まーでも痛いです。

    先生「いったん腰の筋膜リリースは終えて肩の治療に移り、同じように治療しますね。で、そのあと肩と腰の指圧をしていきます。右肩を上にして横向きになれますか」
    私「少々待ってもらっていいですか、放心状態になっているので休憩をしてもいいですか?」
    先生「はい、いいですよ。好転反応が出てますね、いいことです。少しですが筋肉がリラックスし始めているのですよ。初めての人で効く人は、早い段階で何らかの好転反応が出るんですよね」

    私はボーッとしていて何の事やらと思っていました。受けた直後は放心状態で体が動かせなく、だるい状態が2・3分続き、肩の治療に入るまで先生に見守ってもらってました。 放心状態が終わり、右肩を上にして横になり……少し痛みがいつもと違うぞ?

    私「先生、いくらか動きの可動範囲がスムーズになってます。何か筋肉が伸びているような気がします?」
    先生「多分いくらかリラックスできて、筋肉が動き出してきたのかな」

    右肩から首筋、右側背中、右胸に特殊なジェルを塗り始めました。
    私のこの時の右肩の状態は、動かす・皮膚に触れるだけでめちゃめちゃ痛くて、イライラ状態。ジェルを塗られるだけで、痛くてどうしようと悩むぐらいの状態でした。でも良くなるのであれば我慢しかないです。我慢しました。

    先生「相当辛いですよね。吸引もかなり痛いはずなので、深呼吸しながらやりましょう!」
    治療開始!肩の真ん中から吸引機を当てた直後。

    私「痛い痛い痛い!うッウうッウうッウー!ぎゃーやめてー!」
    思わず叫び声を上げてしまうほどの激痛。自力では動かせないほどガチガチに固まった肩の筋肉を、強制的にリリース(解放)していくのですから無理もありません。そんな私に、先生は力強く声をかけてくれました。
    「我慢してー!力抜いてー!息はいてー!はい吸ってー!がんばろう!」

    私は先生の声掛けに合わせ深呼吸?腰の時となぜか同じで
    私「すーすーはーすーすーはー、先生!腰のほうも痛いです!」
    私の体は痛みの緊張で腰にも力が入ってしまい、腰に力が入り痛みが両方に来てしまいどうしようもない状態に。先生は片足をベッドに載せ、私の太ももあたりで押さえつけ、私の体を動かなく固定し、深呼吸だけをするようにと何回も言いました。

    深呼吸をすると少しはリラックスできて治療を受けられるのですが、吸引器具からは微弱の電気が流れるので、私の体は異常なくらい痛みの反応があり、痛い右肩ですが吸引機から逃げるという行動に出てしまい、先生を困らせました。

    先生「痛いのはわかります、ちょっと頑張って我慢してください。行きますよ!深呼吸!吸って―吐いてー」
    この繰り返しで何とか吸引治療が終わりました。 すでに放心状態な私。

    先生「腰で使った高電圧の電気をやりますよ。このままの姿勢でやりますよ」
    私「はい?」
    私はこの時思いました。「治療終わりにして帰りたい……」と。しかし先生はすでにスタンバイOK状態! 帰宅したい状態でしたが、ここでやめても痛いままで動けないまま。受けるしかないと覚悟しました。

    先生がインパクトガンで電流を流した瞬間!
    私「痛い痛い痛い!うッウうッウうッウー!ぎゃーやめてー!」
    今日二度目の罵声!内心、「この痛さで腰の感覚が戻ったら痛いの?」となぜか肩の痛みより腰の状態の事を考えてました。
    先生は、続けて数カ所電流を流しました。数カ所流すたびに、私は叫んでいました。

    先生「肩は表面の痛さが抜けるまで時間かかるかもしれません。できれば私の治療に耐えてほしいです」
    私「少し日にちください」
    それしか言いようがなく、放心状態で何も考えられない状態でした。確かなのは「治療する前の痛みより治療中の時のほうが痛い」という認識しかしていませんでした。ただ、治療前の痛みが思ったほど痛くない状態なので、「痛み止めを飲んでいたから痛くなくなったんだろう」としか考えていませんでした。

    先生「肩のほうから指圧とマッサージしていきましょう」
    電気治療は終わり、先生の指圧での治療が開始しました。肩を動かすのに必要な筋肉の場所を指圧しながら、硬さと柔軟さを確認しいろいろな部分を指圧しながらマッサージ治療をしました。

    先生「皮膚感覚が良くなりましたか?痛みはどうですか」
    そういえば、最初触られただけで痛かったのに、今は平気だ!
    私「不思議です、痛みは緩和されてます」
    先生「1回目ですけど、少しは効果あったのでしょう。2,3日は痛みの様子見てもらっていいですか。何かあったらすぐ連絡ください」

    先生「この角度まで横になっていても痛いですか」
    私「痛いですけど、なんか筋肉が動いてきたと実感してます」
    先生「よかった。だんだん痛みが取れてきて、腕が上がるようになります。五十肩の痛みはすぐには抜けませんけど良くはなるので、時間かかると思います。頑張って治療していきましょう」

    先生「仰向けになって、今度は腰を指圧していきます」
    この時の私の体の状態の異変に気づきました。汗……。
    体から汗が出てきていたんです。そして体の左半分から、体温を感じてきているみたいな感覚があったのです。

    私「先生、体全体があたたかくなってきてるみたいですけど」
    先生「おそらく血流が良くなってきていると思います」
    たしかに、喉がカラカラで体が熱くなっていました。
    私「先生、お水飲んでいいですか。それとまだ放心状態でボーッとしてるので」
    先生「どうぞ。またいったん休憩で」

    私はお水を途中で買ってきていたので、半分ぐらい飲んで休憩して、
    私「先生、横になれたのでお願いします」
    先生の腰の指圧治療が開始しました。腰に高電圧の電気を流した周りの筋肉を指圧でほぐしていくうちに、腰から背中までの「感じてない部分」が、ほんのちょっと先生の指先の押している感覚が、微量ですが感じている?

    私「先生、もう一度今押した部分を押してみてもらっても?」
    先生「いきますよー」
    私「あ、なんとなく押されているのがわかります。痛いですね、先生結構力入れてるのでは?」
    先生「いや、当てているだけです。筋肉が硬くてまだ指が入っていかないので」
    私「そんな硬いのですか?」
    先生「私、この接骨院8年目ですけど、この硬さの筋肉の状態は初めてです。多分一番ひどい状態の筋肉ですよ」

    と、冗談かと思って聞いていました。でも確かに先生の力は入っていないようなので、自分の体の筋肉は完全に固まってしまってたんだなと思いました。でも、ほんの少しだけど感じたのは確かなので「良くなるかも」とその時思い始めました。

    10分ぐらいの腰の指圧治療が終わり、
    先生「今日の治療は以上です、お疲れさまでした。少し休んでから着替えして待合室に。それと今日は必ず体を温めるためにお風呂に入ってください。この後水分補給もちゃんととってください。多分好転反応出てきているので、寝れると思いますので」
    私「すでに眠くて放心状態です。ゆっくり着替えます、ありがとうございます」

    5分くらいかけて着替えてから待合室に。
    先生「どうしましょうか、受けてもらった治療でうちに来ますか?まだはっきりとはわからないと思いますが。一応予約制なので、予約だけ取っておいてもらって、その間で考えてみてもいいですよ。キャンセルできるので直前にお電話くれれば」
    私「先生、2・3日、体の様子みてからでいいですか。それと、どのくらい間開けて通えばベストの体になりますか?」
    先生「今の体の状態だと一週間に1・2回がいいですかね。全身だと週1回がベストのような気がします」
    私「わかりました。来週の火曜日の空きはありますか?」
    先生「午前中だと14日の火曜日は11時からの1時間予約で取れますよ」
    私「11時からの1時間予約でお願いできますか。14日までになにかあれば連絡します」
    先生「月曜日に体の状態を聞きたいので、一度ご連絡くれますか?一応治療受けていただいた方に2・3日後に体の状態をお聞きしてるので、私のほうからご連絡しますけどよろしいですか?」

    私は、なんて良い対応をして、責任感のある治療の先生なんだと感じて、
    私「月曜日に私のほうから連絡します。もしかしたら明日にでも連絡するかもしれないので」
    先生「わかりました、では14日(火)の11時にお待ちしています。ご連絡もお待ちしてます」

    話をおえて、「ありがとうございました」と先生に言い、少し放心状態のまま接骨院を後にしました。
    帰りも家まで45分かかりました。治療後の体の状態は痛みというより、体が重だるく少し筋肉が動き出していて張りみたいな感覚があり、家までに休憩の繰り返しで帰りました。

    家に着いたのが17時過ぎていて、そのままの格好で横になっていたら寝てしまい、久しぶりにスーッと寝れたような気がします。20時過ぎに妻に起こされ、「ご飯食べよう」と言われ、「先にお風呂に入りたい」と言って、お風呂が湧いていたので入りましたが……

    浴槽に浸かった瞬間!え・え?
    思わず、妻を呼んでしまった!
    「あったかく感じているんですけど?体の左側の温度感知してなかったところ、感じているよ!しっかり感じているんではなくほんの少しだけど!」

    めちゃくちゃ感動してしまった……1年9ヶ月……感じてなかった私の体半分。
    たった1回の接骨院での筋膜リリース治療で、ほんの少しだが感覚が戻った?
    確かにシャワーで背中を流しても感じている!
    お風呂を出て、ご飯を食べながら、妻に今日の接骨院の治療の事を話していました。久々に2時間ぐらい話をしていました。

    正月明け早々にいい出来事があった1月8日(木)。薬を飲み続けていたが、自分の感情が出てきた最初のうれしさの日でもありました。
    先生の所に通えば、絶対良くなると通う決断をした日でした。
    この日はしゃべるだけ妻にしゃべって疲れ果て、体のだるさも出ていたので、久しぶりに寝れた?と思います。

    次の日が大変だった。目が覚めて起き上がろうとしても、体の筋肉がいうことをきいてくれない。もしくは、神経伝達がストップしてる?
    おそらく「体を休ませてあげなさい」と言わんばかりの体の重さでしたので、最低限の動きをして、トイレや食事や布団で寝るの繰り返しが4日間続きました。月曜日の午前中に先生に私の体の状態を話し、治療を続ける事を伝えました。

    1週間はあっという間に来る私の体の状態。治療を受け3・4日間は寝て、5・6日目は晴れていれば近くのスーパーやコンビニへ外に出て向かう。リハビリになっているのか、気分転換になっているのか、少しずつ歩くことを始めました。
    腰の状態は温度を感じる?4日目にはもとに戻った感じがありました。そうそう筋肉は元に戻るわけがありません。
    肩も同様に、3日目から痛みを感じるということは悲惨なもので、今までにない五十肩の痛みを感じだしていました。同時に痛み止めが効いていない状態でもありました。

    これまで1年9ヶ月、薬で痛みと感覚を麻痺させるだけだった私の体に、先生は全く違うアプローチをし、私の体に電気という刺激を与えて、体の感覚を呼び戻した治療法。この日、1月8日が本当のスタートでもありました。


    6. 1年間のスケジュール

    【2025年1月〜4月】(第1回〜第17回)

    • 状態: 腰部コルセットを常に装着しての通院。

    • 治療: 週1回(全身1時間)

    • 変化: まずはガチガチに固まった全身の筋肉と筋膜を、ハイボルトと手技で根気よく剥がしていく「耐える時期」。毎回が激痛との闘いでした。

    ■ 2025年の1月14日(火)2回目 治療箇所 全身
    前回の治療の、私の体の状態と経過を話しました。
    お風呂に入ったときに久しぶりに温度を感じたこと、少し長く歩き出せたこと、今までと違う疲労感で寝れたことを伝えてから、腰から右肩の全身筋膜リリース治療を受けました。 この日の治療後、水分補給の量が増えているのに気づきました。筋膜リリースで血流が良くなると先生は言っていたので、確かに発汗作用が良くなってるのには驚きました。良くなる傾向が見え始めたのかな?
    帰宅後、昼飯も食べず、妻が帰ってくるまで爆睡してました。お風呂に入り、前回よりも熱さと冷たさを感じるのは確かでした。

    ■ 2025年の1月21日(火)3回目 治療箇所 全身
    治療を受ける前に、先生から姿勢の改善について話がありました。猫背で腰が据わっていない状態を改善していきたいという言葉を私は忘れません。
    胸を張って腰を座らせて歩く姿が健康の人の姿勢。この姿勢になるまでに一体何日かかるのかは、私自身希望と先の見えない戦いになると思い始めました。
    なぜ、私がこの日のことを「本当の闘いの幕開け」と呼ぶのか。それは、ただ病院に通って先生任せにするのではなく、私自身が自分の身体と本気で向き合い、日々の時間の使い方を「身体のケア最優先」へと大きく変えていく覚悟を決めた瞬間だったからです。

    (細かく1年間のスケジュールを記事にしてます。)
    ▼ こちらから ▼


    【2025年1月〜4月】(第1回〜第17回)

    • 状態: 腰部コルセットを常に装着しての通院。

    • 治療: 週1回(全身1時間)

    • 変化: まずはガチガチに固まった全身の筋肉と筋膜を、ハイボルトと手技で根気よく剥がしていく「耐える時期」。毎回が激痛との闘いでした。

    ■ 2025年の2月4日(火)5回目 治療箇所 全身
    この日から治療の順番を変更。右肩の痛みで横向きになれず治療がこじれていたため、右肩の治療から行うことにしました。吸引器具で電気を流さず、吸引だけでの治療にもなりました。私が痛みに耐えかねて逃げるので、痛みのストレスを与えないための先生の気遣いでした。
    でも、痛いもんは痛い!

    ■ 2025年3月11日(火)10回目(3ヶ月目) 治療箇所:全身
    治療の前に服を脱いでいる時に、右肩に異変を感じました。
    来る時に家で着替えをしている時は気づかなかったのですが、思い起こせば、右肩に痛みなく着替えができるようになっていました。治療前に服を脱ぐ時も、今までは皮膚に触れるだけで痛かったのですが、服が引っかかっても触れても、痛くないのです。
    肩は痛くて上がらないので脱ぐ時には苦労しますが、イラつく痛みが無くなっていたのがびっくりして、思わず、
    私「先生、痛みなく服脱げます!」
    目の前にいるのに、大きな声で言ってしまいました。 この時にもう一つ感じてきていました。
    「薬で痛みが取れたのではなく、治療の効果が出てきているのでは?薬をやめられるのでは!」と。 ただ、治療の時の痛みは相変わらず痛い……。心の中では「先生、痛いから優しくやってくれるといいんだが……先生はSですか?」と思っていました。

    【2025年5月〜6月】(第18回〜第25回)

    • 状態: 飲み薬を「痛い時だけ飲む」状態へ減薬成功!6月には寝る時にコルセットを外し始めました。

    • 治療: 週1回(全身1時間)

    • 変化: 治療の効果がはっきりと生活の中に現れ始めた、最初の大きなターニングポイントです。

    皮膚の痛みがなくなったので、日常生活での体の使い方や状態がすごくスムーズになってきました。
    寝るのも寝返りが少しできる状態に。まだ痛みで起きる時もありますが、これまでは「左に寝返りしても腰が痛い」「右に寝返りしても右肩が痛い」と、真上を向いて寝られるけれど筋肉が張ってきて痛みで起きる……この繰り返しの日々でした。
    それが4ヶ月目で、左右の寝返りでも痛みが出なくなってからは少し長く寝られるようになり、日中の眠気も、睡眠不足より「薬の影響での眠気」だけになっていました。

    コルセットを付けて寝ていると楽だったのですが、なぜか邪魔になってきていて。おそらく寝返りが打てるようになって体の動く範囲が広がっているのを、コルセットが止めている存在なので邪魔になってきたのだと思います。先生にも「痛みがないなら取ったほうが体の為ですよ」と言われていたので、痛みという恐怖心はありましたが、コルセットを取って寝始めました。 寝る前に外す、起きてから付ける。この時期から「脱コルセット」を目指し始めました。

    お風呂に入る怖さもなくなっていました。食事も右手で箸を使って、口元まで痛みなく食べ物を運び始めていました。歯磨きも同様、右手で歯を磨くこともできていました。 顔も両手で洗い始めていました。ただ、体を屈めるのはまだ痛みが走るので、こわごわ顔を洗っていましたが、両手で顔を洗うことでさっぱりできて清々しかったです。

    歩く時や階段を上り下りする時はまだ痛みの恐怖心がありますが、どうにかエレベーターを使わず、左側についている手すり(補助)を使って上り下りができるようになりました。歩く距離も増えてきていて、ただある程度の歩数で「ふくらはぎ、太もも、腰、背中」の順にだるくなり、痛みを感じることができる体の状態になってきていました。

    薬に関しては、この時期「治療によって痛みが減少したのか?」「薬によって痛みが減少しているのか?」と悩みました。
    この時、体の状態より頭の中の状態があまりに良くなかったので、先生に相談をしています。しゃべっていることが自分で理解できていないので、先生と話をしていても頭に入ってこないのと、話をしている時にボーッとすることがあるのですが、「これは痛みのストレスですか、それとも薬の影響ですか?」と。

    先生は「薬の影響かもしれませんね」と言ってくれたので踏ん切りがつき、この時期から「体が痛みで辛い時以外は飲まない」と決めました。 家で体調がいい時は、自分の体の事、薬のこと、どうやって今の生活と向き合っていくのかなど、色々調べる動きをしていました。

    6月の治療の時に先生が言っていた言葉があります。
    「腰の筋肉の疲労と張りが出てきた時に今後も残る痛み、これは『坐骨神経痛』と言われている痛みだそうです」。この時はよく聞く言葉でしたが、今の体の状態で痛みがあったので聞き流していました。

    【2025年7月〜8月】(第26回〜第35回)

    • 状態: ついに飲み薬を完全にやめる!痛い箇所には湿布(腰4枚・右肩5枚)で対応。コルセットも家の中では外し、外出時のみの装着へ。

    • 治療: 週1回(全身1時間)※突然の痛みで急遽通院する日もあり(腰のみ30分など)。

    • 変化: 薬に頼らず、自分の身体の力で痛みをコントロールできるようになってきました。

    ■ 2025年7月15日(火)28回目 治療箇所:全身
    この時期から、薬を飲まなくても日常生活で痛みが出ない生活ができるようになってきました。

    ■ 2025年7月18日(金)29回目 治療箇所:腰
    突然、治療日前日の木曜日に腰からの痛みで目が覚めました。
    痛めたのは左側でしたが、今回は右側の腰の部分と右側のお尻の部分が、あの時(発症当初)に近い痛み……というより「ぎっくり腰?」のような、痺れもなくちょっと違う筋肉の張りと痛みでした。

    痛みや何か異変が出た時はすぐに先生に連絡をしていたので、今回も連絡をしました。この日は予約でいっぱいで空きがなく、明日の午前中まで予約が取れないとのこと。とりあえず体の状況報告をしたところ、「痛い箇所に湿布を貼り、寝ていてください」とのことだったので、明日まで何とか耐えようと1日中寝ていました。

    治療日の朝。前日よりは動けるだけの痛みなので、ゆっくりと休み休み先生の所まで行けました。
    初日のことを思い出しながら。
    ただ、歩くのに不便な痛みなので、20〜30m歩くと腰回りから重く息苦しくなり、初日より5分ぐらい遅く到着してしまいました。
    半年経って左側の腰の痛みの状態は良くなってきていたので、「右側も悪くなると……」と少し不安でもありました。

    治療が始まり、先生が体の状態を確認してから、
    先生「この半年間、右足に体重をかけて歩いていたと思います。積み重なっていた疲労が抜けきれず起きたのかな。太もも、ふくらはぎの筋肉がカチコチに硬くなっていますね。左側と同じ治療をしましょう。緊張した筋肉をほぐせば痛みは引くと思います。それと、体の軸のバランスが右足だけにかかって、左肩も同様に生活で右腕を使っていないので負担がかかります。少し意識しながら生活をしたほうが、体全体のバランスも良くなってくると思いますよ」

    確かにこのところ歩く距離も増えて、右足に疲れを感じてはだるくなる時が増えていました。
    治療は左側の腰の時の痛さとは違った痛みで、「痛気持ちよく」、緊張していた筋肉がほぐれると、何かが「カチッ」とハマった感じで痛みがスーッと抜けていきました。
    たった30分で痛みが引き、体が楽になり驚きました。この筋膜リリースの器具と先生の腕の技術には感心しました。

    ■ 2025年7月22日(火)30回目
    治療日に右側の腰が痛くなったことをすっかり忘れていました。
    この日の治療からは自己申告をするようにしていきました。治療前に右側の腰に少し違和感があれば、右側をケアしてもらうようにしてくれました。

    ■ 8月に入り暑い夏の時期
    昨年の夏の暑い時期は、体の左半分は温度を感じていなくて、モヤモヤした体のだるさと痛さの夏だったのが、今年は先生の治療のおかげで「暑い!」。汗も出ているのを感じて、腰回りはコルセットをしていて汗疹(あせも)で皮膚が酷い状態に。「コルセット外すかな……怖いけど自分の体のためだ」と考え始めたので、試しに体の調子がいい時は、外に出る時も外して出かけるようにしました。

    昨年はおそらく筋肉が動いていないのと、温度を感じていないので汗をかくことがあまりにもなく、その状態にはならなかったのだと思います。
    いかに先生の治療により、体全体の筋肉が動き出し、温度を感じ、血流も良くなってきたのかを実感した月でもありました。 そして何よりお風呂に入れて、この月まで体を洗う時に左手でしか洗えなかったのが、右手で少しですが洗い始められたことです。

    この月の腕の角度は80度ぐらいですが、上げられてきていました。垂直は90度、肩の上までは180度、回転は360度です。
    90度上げるまでの「たった10度」ですが、五十肩で軟骨が固まってしまった時は筋肉も筋膜も固まっているので、戻すのにゼロからスタートして筋肉・筋膜が動き出してきても、筋肉自体はついていないので、その10度を強引に上げようとしても上がらないし、思っている以上の痛みがあります。
    先生からは「無理に上げて動かさないように。かえって元の状態に戻るか酷くなりますよ」とも言われていました。焦らずに生活していこうと考え直しました。

    日常生活で痛みなく、肩で腕を上げて生活に支障がない角度は90~100度で、ここで治療をしなくなる人たちが多いとも言っていました。
    日常生活から痛みがなくなると、「痛くないから治療しなくても生活できる」と思い、五十肩が完治したと思い込んでいるだけで、「実際180度上がったのか?肩を回転させられるのか?そこまでいかなくても痛みがないからいいのでは?」と思い、治療をやめてしまう。すると数ヶ月・数年後にまた筋肉・筋膜が固まり「五十肩再発!」というのが体の現象で、結局治療に戻ってくるそうです。
    私自身、良くなってきて痛みが出なくなってきたので「後は腰だけか」と思っていた時期でもありました。

    【2025年9月】(第36回〜第43回)

    • 状態: コルセット完全外し生活へ!(本当に痛い時だけ装着)

    • 治療: 週2回へ増加(全身1時間)

    • 変化: 腰の状態が落ち着いてきたことで、少しペースを上げ、さらなる改善を目指して治療日を増やしました。

    ■ 2025年9月2日(火)36回目 治療箇所:全身
    いつもと同じように治療を受けていた時に私から、
    私「先生、8月の中頃からコルセットを完全に外して生活をしだしています。一週間の疲労のだるさを感じるのと、肩の状態が悪い時に腰の痛みが出て体全体が辛い時があるのですが、何か体のバランスが取りにくいので肩の状態を良くしたいのですがどうでしょうか? 今月から週2回の治療を受けて、1ヶ月後に体の状態を見てみたいです」
    先生「そうですね。腰の状態が良くなってきて、治療方法も元に戻してみて。肩の治療で、吸引器具の丸形に電気を流すのを再開して、ヘラ形の小さい吸引器具が届き次第、その器具を使って治療しましょう。いい状態が続くように頑張りましょう」

    この日から私の思いは「体を良くして社会復帰するんだ」と考えるようになった日でもありました。
    薬をやめてから3ヶ月、少しずつですが考える力が戻り始めていたのだと思います。妻と話をしていても表情が戻ってきたり、話す時の言葉のつっかえも減り始めて。体のむくみも、多く汗をかいた日や特に治療後は、スーッとむくみが取れていくのが自分でもわかってきていました。

    ■ 2025年9月22日(月)40回目 治療箇所:全身
    治療後、帰宅途中の家まで残り200mのところで事件が起きました。
    なんと道端に、6cmぐらいの大きさのスズメ蜂が2匹。道路の電柱の下の方のゴミと一緒に見えました。私の進行方向なので上手く避けながら歩いて通り過ぎようとした瞬間! 1匹のスズメ蜂が私の1m前、肩の高さまで来てホバリング。
    一瞬お互いに見合った状態になり、私は直感で「これは攻撃してくるな」と思いました。 しかも、私は上下黒色の服装、帽子も黒。蜂の攻撃対象の色を身に着けていたのです。

    やはり向かってきたので、この時の私は条件反射で動き、腰や肩の痛みなど頭の中にはない状態でした。人間の防御・思考能力は怖いと思います、今考えると。
    私はとっさに被っていた帽子を左手に持ち、向かってきたスズメ蜂を帽子で対抗! 1回目で叩きつけることに成功!と思った矢先、2匹目が……。

    1回目の攻撃で私の腰が痛くなるのがわかり、左側の脇腹がつったような痛みも出て左腕が上がらなくなり、「これはヤバい」と思った瞬間。なぜか上がらないはずの右手に帽子を持ち替えて、2匹目を反撃! 上がっていない右肩でしたが、2匹目のスズメ蜂も腰の高さまでしか来なかったので、この時は防御できました。2回目の帽子をはたいた時に命中して、叩き落とせたのです。

    無事に刺されずに家まで帰ることができましたが……と同時に、体が全部「緊張した筋肉」に戻っていて痛いのなんの。先生の治療で筋肉がほぐれて緩んだいい状態が、悪い状態に戻ってしまったのです。

    慌てて先生に連絡。
    私「先生、明日予約取れますか?」
    先生「え?何かありました?」
    私「スズメ蜂と格闘になりました。刺されはしなかったのですが体が痛くなりましたので、明日すぐに治療してもらいたいです」
    先生「(笑)もってますね!明日も今日と同じ時間帯が空いているので来てください。状態的に、痛いところに湿布を貼って明日まで持ちそうですか?」
    私「すでに痛みがある部分に湿布貼ってます。痛み止めも飲みました。明日よろしくお願いします」

    なんて日になってしまったんだと。先生には「無理な動きと瞬発的な動きには気をつけて、そんな状況にならないように避けることを意識してください」と言われていたのですが、スズメ蜂はしょうがないですよね。
    こんな出来事があった9月でした。

    【2025年10月〜12月】(第44回〜第71回)

    • 状態: コルセットなしの生活が定着。

    • 治療: 週2〜3回の「集中肩治療期間」へ突入!

      • 全身治療(1時間)に加え、右肩のみの集中治療(30分)の日を細かく設定。

    • 変化: 腰の激痛から解放されたことで、いよいよ「全く動かない右肩(五十肩)」との本格的な闘いが始まりました。11月・12月は週3回通い詰め、ひたすら肩の癒着を剥がし続けました。

    ■ 2025年10月7日(火)44回目 治療箇所:全身
    10月に入り、週2回のうち1回の治療を「肩だけの30分治療」にしました。
    9月の1ヶ月間で、体の状態がどうなるか、どこを良くしていけば体全体の状態がいいのかを試したところ、右肩の五十肩の改善状況が早くなってきていることが先生にもわかってきていました。私自身、「どちらかの状態が良くなれば、今年中には非日常から普通の日常の動きに近づける」と考えていました。肩の痛みが思ったほどなくなってきていたのと、腰の痛みの状態も良くなることがわかってきていたので、肩に特化して集中治療してもらうことにしました。

    今月から週3回にしてもらうつもりでしたが、先生が「焦らずもう一ヶ月はこのスケジュールでやっていきましょう。増やすならば、体の状態を見て11月から週3回にしてみましょう」と言ってくれました。
    「ただ、肩の状態は『魔界部分』=右側の肩甲骨の筋肉が全く剥がれていなくて、しかもこの部分はなかなか剥がれないので地道に剥がしていかないといけない部分です。多分一番治療中痛いところでもあるので、私も鬼になってしまいますが、いいでしょうか?」

    魔界? 肩甲骨? 鬼? 何の事やら?
    五十肩になると、肩甲骨の癒着した筋肉・筋膜はなかなか剥がれず、剥がしづらいそうです。この部分を剥がさない限り右肩は上がらないとのこと。

    先生「新しい器具が入ってきたので、今日からこれを使っての治療をしますね」
    吸引器具のヘラ形で、電気を流さず吸引だけで筋膜を剥がすことに特化した器具です。これはピンポイントに筋肉・筋膜の癒着を剥がしていくので、今までの痛さではなく「カミソリで皮膚を削られているような痛さ」がありました。
    しかし治療後は今までにないスカッとした状態で、なんだかんだ言っても癖になる状態でもあります。この器具を使っての治療の効果で、いい状態へ加速していきました。

    ■ 2025年11月7日(金)51回目 治療箇所:全身
    この日の治療後、体の状態を先生と共に考えました。 10月の治療の成果で、体の状態があまりにも良くなってきていたので、
    私「腰の状態は60%ぐらいで、肩の状態は70%ぐらい(腕の上がりが85度)まできていて、多分週3回に増やしたら90度以上上がるのでは?」
    先生「週3回いきましょう!肩を集中していきましょう!」
    週3回のスケジュールは、「全身・肩・肩」の治療。なので11月の治療回数は9回となりました。

    この月、治療中に先生に言われたのが、 先生「治療中にこうやってしゃべれるようになりましたね。痛みのストレスがかからなくなってきていたのですね」 この時私自身、「そういえば『痛い、痛い』と言って無言で放心状態だったのが、知らず知らずのうちに、話しながら治療を受けられるようになっていたこと」に気づかされました。 本当に痛みから緩和されてきているんだなと実感してきていました。

    ■ 2025年12月1日(月)60回目 治療箇所:肩
    この日の治療後。今月は今年も最後の月なので、
    私「先生、年末なので今月も集中して肩の治療で、週3回でお願いします。11月の集中治療でかなり体が軽く、寝返りも打てるほど体の痛みが無くなってきています。長い距離も歩けるようになってきてます。急な痛みも出ずに来ているので、正月にいい年、いい体の状態で迎えたいので」
    先生「本当に頑張ってきてますよね。正直、(痛すぎて)来なくなるとおもっていましたから……一緒にいい年を迎えましょう」

    考えてみると、あと一ヶ月で1年目を迎えるラストの月でもありました。

    最後の「魔界部分(肩甲骨)」との戦い!
    この月の先生は鬼に見えました。無言のまま、肩の治療をしていたからです。先生の本気な治療に思えました。
    ヘラ型の器具を使っている時は、私はかなり唸り声を上げているので「頑張って」と今までは言ってくれていたのですが、私が逃げる体を固めて耐えていると、先生も無言で治療をします。
    丸型吸引器具からヘラ型に変える時は「変えますね」と一言言ってくれていたのが、今月からは何も言わず始まります。 私が「やっぱりやりますよね、ヘラ型……」と嫌そうに言っていたので、先生も鬼になって無言での治療になったのだと思いました。

    12月中頃の肩の指圧の治療では、ようやく魔界(肩甲骨)に指が入っていく感覚があり、先生も「やっと筋肉が剥がれ始めて指が押し込めるようになってきた」と、この時久々に話し出しました。
    「いやー長かったですね、初めてですよ。ここまで硬くなっていた筋肉をほぐしたのは……」 私も先生も少しの間、沈黙したままでした。それぞれ思うことがありましたからね。

    最後に両腕を上げるストレッチの瞬間。
    私「先生、ありがとうございます」
    先生「よくここまで耐えましたね」

    ■ 2025年12月26日(金)71回目 治療箇所:肩
    今年最後の治療日は、集中治療をしてきた肩にしました。 3ヶ月間の集大成でもあったので、どこまで体の状態がいいのかの確認でした。

    【2026年1月】(第72回〜第75回)~先生との闘病生活1周年!~

    • 状態: 驚くほど身体が軽くなり、日常の動きがスムーズに。

    • 治療: 週1〜2回のペースへ(全身1時間/肩のみ30分を状態に合わせて調整)。

    • 変化: 3ヶ月間の右肩集中治療の成果が爆発し、2026年に入ってから私の身体は急激に良くなっていきました。

    ■ 2026年1月16日(金)73回目 治療箇所:肩(1年目を迎えました!)
    先生の治療回数73回目で1年目を迎えたこの日は、今の状態を今後どうしていくかについての話をしました。
    確信したのは、正月を迎え、この月から急激な痛みはなくなっていたこと。 ただ、まだ痛みのストレスが完全に抜けていない状態と、薬をやめてからの副作用的な「頭の中の思考能力に曇りがある事」で、日常生活を完全な普通には過ごせなくなっている事、体の状態が不安定であることはありますが、一歩一歩前向きの姿勢で過ごしていくことにしました。

    あの絶望の底にいた11月から、先生と出会い、これだけの治療を乗り越えてきました。 全身の麻痺と絶望の中にいた私が、今こうして「普通の人の80%」まで回復できたのは、間違いなくこの出会いがあったからです。
    1年9ヶ月間整形外科に通院し、結果症状が変わらず、セカンドオピニオンを探して電気治療の接骨院に通い、筋膜・筋肉の治療により、1年で全部の症状が80%改善しました。ただ、腰椎間板ヘルニアは元に戻らないので、いつトリガーになるか心配はしていますが、薬の影響もなくなり、ようやく非日常生活から抜けられそうです。

    なぜ筋膜・筋肉の治療が効いたのか

    整形外科では「骨や神経の異常(ヘルニアそのもの)」にアプローチしますが、実は長引く痛みの正体は「腰を守ろうとして異常に硬くこわばった筋肉や筋膜」であることが非常に多いのです。
    複数のヘルニアや変形を抱えていたことで、体の左半分や肩にかけての筋肉がガチガチに緊張し、血流が滞って痛みや痺れを増幅させる「負のスパイラル」に陥っていたと考えられます。電気治療や筋膜リリースによってこの緊張が解け、身体が本来の連動性を取り戻したことが、見事な回復に繋がりました。

    トリガーを引かないための防衛策

    画像上のヘルニア(飛び出した椎間板)が元の形にスッと戻るわけではないため、「いつまた痛みが再発するか」という不安が残るのは当然です。しかし、今の状態を維持するための強力な防衛策があります。

    • 「体調最優先」のスケジュール管理: 時間でキッチリ縛るのではなく、その日の身体の声に耳を傾ける柔軟なペース配分が、まさに再発のトリガーを引かないための最大の予防線になります。少しでも筋肉の張りを感じたら、無理をせず休むサイクルを徹底することが大切です。

    • 「天然のコルセット」の維持: 筋肉や筋膜の柔軟性が戻った今、無理のない範囲で日常的によく歩いたり、動いたりすることで、腰を支える筋力を維持することが再発防止に繋がります。

    今の状態を維持するために、先生の接骨院には週1回治療に通っています。 治療内容は、その日の体の状態で自分自身で筋肉が張っている部分や神経痛で重い場所がわかるので、「今日は腰で30分治療をお願いします」といった形です。肩に関しては、疲労や筋肉の張りの状態が悪い時や、月1回は肩だけの治療をしています。

    2026年4月後半からリハ散歩(リハビリ散歩)を開始。家の近く(先生の接骨院からも近い)の大きい公園にストレッチ器具があるので、それを15分かけて腰と肩の筋肉を動かしてストレッチしています。だいたいウォーキングを含め1時間半、晴れた日はリハ散歩をして体の状態を良くしていっています。 雨の日は、先生に聞いたストレッチ体操を、1時間半おきに5分間しています。土日は、8000歩から1万歩を目安に、体が疲れない程度に動かしています。

    多分ですが、腰の状態は100%の完治はないと思います。
    でも日常生活は100%の体の状態にはできるはずです。
    月1度だけの先生の治療通院を目指して、これからも自分の体の状態を優先させていきたいと思います。

    2026年7月現在の体の状況

    • 腰: 80%の体の状態。神経痛の痛みがわかるようになって対策もできるようになってきています。

    • 肩: 90%の状態で、あと2ヶ月の先生の治療とリハ散歩で完治できそうです。

    以上です。とても長い記事になってしまいました。 ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。



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    2年間薬を飲んでいました

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    先生との出会い。ここから本当の闘いが幕を開ける 

    実際の治療様子

    1年間のスケジュール


     
     
    どうも皆様おはつです! 椎間板ヘルニア・五十肩になったミドル世代の男、 つるです。 元運送会社勤務ですが、4年間の激痛と闘いの末、 PCを使った作業の道を選びました。 闘病記やリハビリ日記、日常の色々なお話を伝えたくてnoteを開始! ぜひ覗いてみてください。

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