
🌘 あぶない恋を、書いて、解放する。——第3章:官能小説は、わたしの安全な快楽。
金星・海王星・火星・土星が教えてくれたこと
「濡れるのは、愛されてるからじゃないよ」
そう気づいたとき、わたしは少し、自由になった。
わたしの金星は、天秤座の1度。
ひと目見られたときの「印象」に、とても敏感な配置。
でもそれは、“媚び”とは違う。
「美しく見られたい」という願いには、
自尊と羞恥の両方が、滲んでる。
しかもこの金星は、海王星とピタリとトライン。
つまり、愛=幻想=芸術=快楽という方程式が、
わたしの中に深く組み込まれてる。
美しい快楽しか、受け入れられなかった。
穢れたくなかったの。
でも──
火星は山羊座。
現実的で、支配的で、“計画された欲望”を求める場所にある。
さらにその火星は、土星とトライン。
つまりわたしの衝動は、
理性という鞭でコントロールされることに
強い興奮を覚える。
だから、「壊される」んじゃなくて、
「壊れないギリギリまで導かれる」ことに、
最高の快感がある。
現実の恋愛では、それがむずかしい。
支配されるのか、壊されるのか。
そこに境界はない。
誰かの手に身を委ねたら、
境界なんて、なかったことにされてしまう。
それが、怖かった。
だから、書く。
物語の中なら、
どこまで濡らすかも、
どこで寸止めするかも、
ぜんぶ、わたしが決められる。
快楽を“支配する側”になれたとき、
わたしはやっと、安心して濡れることができる。
ねぇ、ほんとは
どこまで欲しいの?
わたしの官能小説には、
そう問いかける“支配の声”が、いつもある。
でもその声は、やさしい。
鋭くない。
ちゃんと「わたしの身体のペース」に、寄り添ってくる。
誰かに壊されるのは怖いけど、
“書いた言葉”なら、わたしを壊さない。
どれだけ淫らに濡れても、
その結末を握っているのは、わたし。
だから安心して、濡れていける。
それが、わたしの安全な快楽。
金星は、美しさを選ぶ。
海王星は、幻想を溶かす。
火星と土星は、快感を設計する。
わたしのホロスコープは、
「濡れることすら、構築された芸術」として
受け取ってくれていた。
書くたびに、
わたしの中の支配欲と被支配欲が、
どっちも満たされていく。
だから今も、書いてる。
この濡れた指先で、
ちゃんと選んで、ことばを重ねてる。
*
次の章は、
「なぜ、あぶない恋ばかり書くのか」──
8ハウスにある木星と土星の物語。
終わらない快楽、因果、運命。
“禁じられた関係”に惹かれるわたしの本質に、
そっと触れてみます。
──月影りりす