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🌘 あぶない恋を、書いて、解放する。——第1章:深く求めて、深く溺れる

    太陽と水星が蠍にあるって、こういうこと

    わたしの太陽は、蠍座の17度。
    しかも、水星も蠍。しかも、29度で逆行してる。
    わかる人には、この時点で察してもらえると思う。

    「愛してる」より、「溶けたい」って思ってしまう。

    肌と肌が重なるとかじゃない。
    中まで、ぜんぶ重なりたくなる。

    目を見つめられたら、
    どんなに平気な顔してても、
    心の奥がじゅわって、湿り気を帯びてくる。
    そして、わたしの蠍の水が、
    むこうの火や風を、どろどろに溶かしてしまう。

    でも、うまく伝えられへん。
    水星が逆行してるからなのか、
    その感情を、普通のことばにすると
    ぜんぶ薄まってしまう気がして。

    それで、書き始めた。
    「好き」じゃ足りなかった感情を、文字で濡らすために。


    わたしの中にある「蠍」は、
    ただ「愛したい」んじゃない。
    愛されて、壊されたい。
    でも、壊れそうになる直前で止まってほしい。
    ……わがままだよね。

    リアルな恋愛だと、それをコントロールできない。
    相手が境界を越えてきた時、
    わたしはそれを「愛」と思ってしまいそうになる。

    でも、小説の中なら違う。
    わたしの望むタイミングで、
    望むだけ、
    求めさせて、求めさせて、
    それでも“濡れきらない”まま、焦らすこともできる。

    それが、わたしにとっての救いだった。


    蠍座って、たぶん「抱かれる」よりも、
    「ぜんぶ飲み込んでほしい」星座なんだと思う。

    その衝動が、いつもあぶない恋を呼び寄せる。
    甘さより、苦さを選んでしまう。
    「優しさ」より「激しさ」の方が、愛に感じられてしまう。

    でもそれは、現実では痛すぎる。
    だから、物語の中で溺れてる。
    濃度の高い愛を、濃度の高い文章で書く。
    それが、わたしの方法。


    書いてるとき、
    わたしの水星は、逆行じゃない。

    むしろ、誰よりもまっすぐに、
    快感と愛の真ん中に向かって、言葉を滑り込ませてる。

    “これがほんまのわたしや”って思える瞬間。
    それが、いちばん、官能的なんかもしれへん。


    *

    続きの章(第2章:見透かされたい、でも支配されたくない)では、
    月とリリスと冥王星の話を書こうと思います。

    もし、もっと読みたいって思ってくれたら、
    続きを書くね。

    濡れた言葉の続きを、
    またここに置いていきます。

    ──月影りりす



     
     
    月の裏側──月影りりす。 理知と官能が交わるところを、ためらわず書き残します。 ここには、光では届かない感覚や疼きを、 そのままの形で置いていきます。

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