
🌑 むき出しのまま、赦されたい夜に。——月影りりすという名前で生きている理由
欲望って、どう扱えばええんやろ。
抑える?隠す?笑ってごまかす?
わたしは、ただ書いてる。
そのまま感じて、そのまま揺れて、
美しいと感じてしまったものを、
赦すように描いてる。
🌑 むき出しのまま、感じてしまった
「どうして、こんなにきれいに見えるんですか?」
そう言われたとき、少し戸惑った。
だってわたしは、むき出しのまま、書いてきただけだったから。
欲しいと思ったら、そのまま欲しいと書く。
濡れてしまったら、濡れたままにしておく。
きれいにまとめる気なんて、最初からなかった。
でも、読み手の目には「美しく見える」らしい。
それはきっと——
わたしが、その欲望を「美しい」と感じてしまう感性を持っているから。
🌘 タブーの奥に、いちばん純粋な感情が眠ってる
「こんなこと書いていいんかな」
「えっちなだけやと思われへんかな」
そういう不安が、なくなったわけじゃない。
でも、わたしは知ってる。
いちばん嘘のない感情って、だいたい「タブー」の中に眠ってる。
恥ずかしい。
気持ちよかった。
わたしから出てしまった音が、まだ耳に残ってる——
そういう瞬間こそ、ほんとうの「わたし」がいた場所なのよね。
🌖 描かないと、壊れてしまいそうで
自分の欲望に、ちゃんと気づいてしまったとき。
それを見ないふりして、黙ってやり過ごすことができへん。
わたしにとって「描く」っていうのは、
きれいごとの創作じゃない。
ましてや読まれるためだけのことばでもない。
描かないと、壊れてしまいそうになる。
だから月影は書く。
わたし自身を、かろうじてつないでおくために。
感じたことを、見捨てずにすくい上げるために。
🌒 タブーは、壊すんじゃなくて、溶けていくもの
タブーって、
戦って打ち破るものやと思われがちやけど、
わたしはずっと違う感覚を持っていた。
怖かったことも、恥ずかしかったことも、
ただ、そっと感じて、抱きしめて、
そのまま自分の中で「溶けていく」のを待ちたかった。
だから描く。
欲望の奥にある声に触れて、震えながらも手放さずにいる。
そうして書きながら、少しずつ、わたしの中で
それが「いとおしいもの」へと変わっていくのを感じる。
月影りりすが描く官能は、「壊す」ためのことばやない。
赦しながら、溶けていくための祈り。
🌔 だから、描く。むき出しのままで。
わたしの文章には、ラッピングがない。
オチも、救いも、正しさも、とくに置いてない。
ただ、あるがままを描く。
感じてしまったこと、震えてしまった夜、
そこに残った体温を、言葉でなぞっていくだけ。
綺麗にしようとしてるんじゃない。
ただ、わたしがその疼きを美しいと思ってしまうだけ。
🌕 「美しい」と思うことを、恥じないために
むき出しの欲望を描くって、
それだけで「下品」や「過激」って言われることもある。
でも、わたしは思う。
わたしのこの感性は、誰にも汚せへん。
濡れてる瞬間も、
愛撫に揺れる声も、
支配と赦しが重なったときの涙も、
全部、いとおしい。
🌘 月影という名前を選んだ理由
「月」は、すべてを直接照らさへん。
光が届かん場所にこそ、「ほんとう」がある。
「影」は、見ないふりをされてきた感情の場所。
わたしはそこに立ってる。
照らすためじゃなくて、そのまま見てるために。
誰かの奥底にしまわれた感覚と、わたし自身の疼きを、並べて見つめてる。
🌑 むき出しのままで、美しくいられる世界へ
わたしの文章が「きれいに見える」って言われるのは、
たぶん、それを書いてるわたしが、もう欲望を憎んでないからやと思う。
恥ずかしさも、欲しさも、
どこかにある「わたしなんかが…」って声も、
ぜんぶ抱きしめて、濡れたまま、見ている。
そして今日も、わたしは書く。
むき出しのままで、美しく感じてしまったものを。
それが、「月影りりす」という名前で、生きている理由やから。
——月影りりす