
🌙第4章 母の選択 ー揺れる現実の中で生きると言うことー 第1話 想定外は2回来た
―崩れる前提で生きる―
私は
働くことが好きです。
好きというより
当たり前でした
父も
母も
商売をしていて
働くことは
「生きること」でした。
だから
結婚して
違和感がありました。
止まる生活。
その空気は
やさしいものではありませんでした。
強く言われたわけでもないのに
なぜか
逆らえない。
間違っていないはずなのに
なぜか
自分が悪い気がしてくる。
言葉よりも
空気の方が
強かった。
気づいたら
何も言えなくなっていました。
私は
誰かのペースで進む日常。
そして
出産。
思うように働けなくなる現実。
気づいたら
私は
“心と自由”を失っていました。
想定していなかったこと
人生って
こうなると思っていませんでした。
もっと
自分の力で動いて
もっと
自由に選んで
もっと
広がっていくと思っていた。
でも
現実は違いました。
大きな選択
夫の海外赴任。
私は
決めました。
全部、やめると。
日本でやっていた仕事。
必死に、
寝る時間を削って
子供達を守りながら築いてきた
香港のボスとの会社。
オンラインのアパレル。
全部。
正直
怖かったです。
でも
選びました。
子どもたちの未来と
自分の経験のために。
手放したもの
働く場所。
収入。
キャリア。
でも
その代わりに
得たものもありました。
5年後
日本に戻ったとき
子どもたちは
体調面でも
環境面でも
日本に馴染めませんでした。
当たり前です。
小3、小2、3歳から
5年間
海外で生きてきたから。
私は思いました。
「ここで働いていたら、無理だった」
私の性格
私は
熱中するタイプです。
やると決めたら
全部やる。
でもそれは
子育てと両立できる形ではありませんでした。
だから
働かない選択をした。
それは
“諦め”ではありません。
設計です
今でも迷う
正直に言います。
今でも思います。
「違う人と結婚していたら」
「もっと楽だったのかな」
でも
同時に思います。
この環境だったから
私は
ここまで考えるようになった。
強くなれた。
温室ではなく
戦場だったから
ここまで
準備するようになった。
ここまで
必死に
子どもを守る力を
身につけた。
子どもたち
子どもたちは
知っています。
涙を流さないために
何も言われない人になるには
どうすればいいか。
だから
必死に
必死に
必死に
努力しています。
静かに。
でも
確実に。
気づいたこと
人生は
思い通りにはならない。
でも
選び続けることはできる
そのときです。
カタン、と音がしました。
テーブルの端。
小さなうさぎの置物。
ランタンの灯りで
影が揺れました。
「想定外はね」
「起きる前提でいいんだよ」
私は
少し笑いました。
「なるほどね〜」
本質
崩れることは
悪いことじゃない。
前提です
だから
大事なのは
崩れないことじゃない
戻れること
🌙ワーク
今、あなたの中で
① 想定外だったこと
② 手放したこと
③ それでも選んだこと
書いてみてください。
🌙あとがき
人生は
計画通りにはいきません。
でも
選び続けることで
形になります。
私は
そう思っています。
🌙次回予告
「これでいいのか」
その問いは
何度も何度も
やってきます。
子ども
仕事
環境
次回
正解はひとつじゃない
―迷いながら選ぶということ―
🌙あとがき
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
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母たちの知恵を集めて
「家庭を設計する母の図書館」
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読んでいただきありがとうございます。
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また、次の静かな夜に。
しずうさ🌙
🌙しずうさを初めて読む方へ
この物語は
ひとつの家庭の中で起きた
小さな設計の記録です
はじめから読みたい方はこちら👇
👉 第1章(はじまり)
👉 第2章(しずうさという名前の理由)
👉 第3章(家庭設計ノート)
👉 第4章(母の選択)