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第2章 🌙しずうさという名前の理由

    ―静かな夜に現れるもの―

    あの頃の私は、

    「母になること」を、
    どこかで甘く見ていました。


    独身時代は、自由で、華やかで、豊かでした。

    仕事が大好きで、
    思いついたらすぐ行動する。

    挑戦することが楽しくて、
    止まる理由なんてありませんでした。

    でも、

    出産と同時に、すべてが変わりました。

    思い描いていた出産ではありませんでした。

    マタニティヨガで身体を整え、準備を重ねても、うまくいかない。

    2日間の促進剤の末、緊急帝王切開。

    「こんなはずじゃなかった」

    それが、母としてのスタートでした。

    母乳も思うように出ない。
    「母乳って誰でも出るもんじゃないんだ…..。」
    この時に初めて知った。

    思い通りにいかないことの連続。

    お金のこと
    夫との価値観の違い
    家族との関係

    子育て以外のことで、
    心はすり減っていきました。

    それでも、

    娘と2人で過ごす時間だけは、
    確かに幸せでした。

    でも現実は、

    きれいごとだけではありません。

    疲れきって、何もできない日。

    笑えない日。

    ただ、

    時間が過ぎるのを待つような日もありました。

    2人目が生まれてからは、

    さらに過酷でした。

    インフルエンザ
    熱性けいれん
    何度も縫う怪我
    続く高熱

    「また….。」

    何度も、何度も、
    心が折れそうになりました。
    私の体重は標準体重を大きく下回るようになり
    熱まで頻発してしまうように。

    私は、
    仕事ではきちんとできる人間でした。

    でも、
    母としては、不器用で、未熟で、

    「向いていないのかもしれない」
    そう思っていました。

    そんな毎日の中で、

    唯一、自分を保てた時間がありました。

    子どもたちが寝たあと。

    気絶するように眠る直前の、

    ほんの少しの時間。

    そのときだけ、
    私は“なりたい未来”を想像していました。

    静かで、あたたかくて、
    すべてが整っている世界。

    その感覚だけが、
    私を支えていました。

    そして、ある夜。

    いつものように、
    疲れ切って座っていると、

    ふっと、
    空気が変わりました。

    音ではない。

    でも、
    確かに「わかる」感覚。

    そこに、
    何かがいました。

    はっきり見えるわけではない。

    でも、いる。

    やさしくて
    静かで
    あたたかい気配。

    それが、
    しずうさ
    でした。

    声はありません。

    でも、
    確かに伝わってきたものがありました。

    「大丈夫」

    たったそれだけなのに、
    涙が止まりませんでした。

    頑張っていたこと
    うまくいかなかったこと
    悔しかったこと

    すべてが、
    静かに溶けていきました。

    そのとき、
    私は思い出しました。

    おばあちゃんのことを。

    「お天道様は見ているよ」

    そう言われて育ちました。

    でも今は、こう思います。

    見ていなくても、

    まっすぐに生きること。
    人を大切にすること。


    そして
    もうひとつ。

    両親の言葉も
    思い出しました。

    「見た目や学歴は関係ない。」
    「人はみんな同じ人間。」

    でも

    「嘘をつく人」
    「約束を守らない人」
    「人をいじめる人」


    そういう人からは、
    そっと距離を置きなさい。

    それが、
    私の軸でした。

    しずうさは、
    それを思い出させてくれる存在でした。

    教えるのではなく、
    ただ、そっと隣にいる。

    そして、
    気づかせる。

    「どう生きたいのか」

    しずうさは、
    いつも現れるわけではありません。

    心が荒れているとき
    余裕がないとき
    焦っているとき


    現れません。

    でも、

    ほんの少しでも
    静かになれたとき。

    ほんの少しでも、
    自分に戻れたとき。

    そっと、現れます。

    だから私は思うのです。

    しずうさは、
    もう一人の私なのかもしれない。

    そして同時に、
    おばあちゃんなのかもしれない。

    記憶であり
    感覚であり
    導きであり

    でも確かなことは、

    あの夜から、
    私は変わり始めたということ。

    ただ守るだけの母から、

    設計する母へ。

    ここでひとつのことに気づきました。

    しずうさの世界は、
    最初、
    ずっとモノトーンでした。

    夜のように
    少し暗くて、静かな世界。

    あれは、
    最初から決めていたわけではありません。

    ただ
    自然とそうなっていました。

    でも今ならわかります。

    私は
    noteを書いて
    自分の考えを外に出そうとしているのに

    心のどこかで
    まだ少し
    外に出すことに
    怖がっていたのだと。

    家庭のこと
    お金のこと
    子育てのこと

    普通の母が
    こんなことを書いていいのかな。

    そんな気持ちが
    どこかにあったのだと思います。

    だから
    しずうさの最初の世界は

    モノトーンで
    少し静かな夜のような
    そんな雰囲気だったのかもしれません。

    まるで
    岩戸の中にいるように。

    でも
    こうして
    文章を書きながら

    少しずつ
    思いました。

    もう少し
    外に出てもいいのかもしれない。

    守るだけの母から
    未来を設計する母へ。

    そして今

    時代も
    少しずつ変わり始めています。

    長い間
    社会の中心は
    男性が担ってきました。

    政治も
    会社も
    多くの決定も。

    でも最近

    少しずつ
    女性が前に立つ姿も
    見えるようになってきました。

    それは
    女性が男性のようになる
    ということではなく

    母として
    家庭を守りながら
    未来を考える視点が

    社会にも
    必要になってきた
    ということなのかもしれません。

    家庭は
    小さな世界です。

    でも

    その小さな世界には

    お金
    時間
    教育
    価値観
    習慣

    すべてが詰まっています。

    だから

    母が
    未来を考えることは

    とても自然で
    とても大切なことなのだと
    私は思っています。

    しずうさは

    特別な人ではありません。

    今
    50歳の
    卯年で

    高校2年
    高校1年
    小学6年の

    三姉妹を育てている

    どこにでもいる
    普通の母です。

    立派な経歴も
    完璧な人生も
    ありません。

    むしろ

    失敗も
    迷いも
    遠回りも

    たくさんありました。

    だからこそ

    少しずつ
    気づいたことがあります。

    家庭は
    ただ守る場所ではなく

    未来を
    設計できる場所なのかもしれない。

    そんな
    小さな気づきから

    しずうさは
    生まれました。

    そして
    これから

    しずうさは
    少しずつ

    岩戸を開いていこうと
    思います。

    少し明るく
    少し優しく
    少しだけ
    オープンに。

    まだ
    完璧ではありません。

    少し不器用で
    少し不細工で

    でも
    それでいい。

    なぜなら

    しずうさは
    どこにでもいる

    普通の母だからです。

    でも
    だからこそ
    伝えたいことがあります。

    ここから先は

    母たちが
    未来を設計する物語です。

    その物語は

    静かな夜の
    通帳とノートから
    始まります。


    🌙次回から始まります

    第3章 「家庭設計ノート」

    副題
    未来を作る母の習慣

    第1話

    🌙家庭は小さな会社
    ―家庭経営という考え方―

    家庭は
    ただ生活する場所ではありません。

    お金
    時間
    教育
    価値観

    すべてが動く

    小さな社会です。

    もし
    家庭を

    「小さな会社」

    として考えたら

    未来は
    どう変わるのでしょうか。

    次回から

    母ができる
    家庭設計の習慣を

    少しずつ
    書いていこうと思います。


    🌙小さなワーク

    もしよければ
    今日

    ひとつだけ
    考えてみてください。

    あなたの家庭は
    どんな会社でしょうか?

    例えば

    ・安心の会社
    ・学びの会社
    ・挑戦の会社
    ・やさしい会社

    どんな言葉が
    浮かびますか。

    もう少し、ワークをやりたい方にはおまけで、
    ・会社名
    ・理念
    ・社長
    ・社員
    も考えてみてください。

    もしよければ
    コメントで
    どんな会社か
    教えてください。

    そして、
    もしよかったら
    ❤️ハートを押してもらえると
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    🌙あとがき

    このnoteは

    特別な人の
    成功の話ではありません。

    どこにでもいる
    普通の母が

    家庭を
    少しずつ
    設計していく物語です。

    ゆっくりですが
    続けていきます。

    もしよかったら
    次の話も
    読みにきてください。
    お待ちしています。

    また
    静かな夜に。

    🌙しずうさ

    最後まで、
    読んでいただきありがとうございます。

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    三人の娘の母。 家庭の中で後回しにしてきた“私”を見つけ、 母の未来をやさしく整える 物語とワークを届けています。

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