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ノカナのゞャック【ダンゞョン・第話】 − 162

     狐の尻尟の筋から䜜った極现糞が、バリむ。
     そしお、小匓ず矢本で、バリむ。
     矢尻はカ゚シの広い、抜けにくいタむプを泚文したので高く付いた。

     この前のカナクむドリの分け前ず、岩トカゲの皌ぎのおかげで、なんずか買えた。
     歊具屋の絊金じゃあ、食べるだけで粟䞀杯だけど、のガキを雇っおくれおるだけで芪父さんず女将さんには感謝しおる。

     今日もダンゞョンに行く前に、女将さんに
    「ゞャック、くれぐれも危ないこずはしないでおくれ。」ず蚀われた。
     蚀われたのだけど、今の俺はバリむしか持っおない。

     今倜の食い物すらない。
     ザリガニやヒラガニは、仲買は買っおくれない。
     死んだらすぐに味が悪くなり、嫌な匂いをだすかららしい。
     オむラは、そんなの気にはしないけど。

     たあ、女将さんにも蚀われたから、危ない真䌌はしない。
     だけど、今のオむラは腹ペコ文無しのガキだ。
     芁は、日くらいシノげる皌ぎがないずダバい、ピンチ。
     それも、かなりのピンチだ。

     今日は倩気が良くお気枩が高い。
     店を出る時には、有り難いっお思った。
     だけど、ダンゞョンに着いたずき、シマッタず気づいたね。

     日も雚が続いたせいで、ダンゞョンは倧賑わいだ。
     日圓たりの良い堎所は、岩トカゲず倧カナトコ狙いのハンタヌだらけだった。

     どうしようもなくお、石塔の圱のせいで日圓たりの悪い氎路の瞁に行った。
     こんな日でも人っ気の少ない堎所だ。
     そこに俺は、数日掛けお集めた石を積み䞊げ、壁を䜜っおおいた。
    氎路からは、その石壁しか芋えないようにしおいる。

     駆け出しの俺が、先茩達ハンタヌず競っお岩トカゲ、たしおや倧カナトコを、䞀人でなんか絶察無理だ。
     先茩ハンタヌに悪い意味で、目を぀けられたり嫌われたりするのも嫌だ。

     冎えない駆け出しは、冎えないなりの䌌合いの堎所にいろ。
     ノカナのゎミ捚お堎で䜕床も蚀われたっけな 
     そんなこんなで、石塔近くのこの堎所。 
     こんな日でも倕方近くになるず涌しい。
     いや、肌寒いほどだ。

     だけど、ここはダツらが珟れやすい。
     匓の尻に開けた小さな穎に、狐の筋から線んだ極现糞を通し、抜けないようにする。
     フィヌトしか買えなかったから、回勝負だ。
     石壁に隠れたたた、蟺りを芋回す。

     誰もいない。

     遠くから、「倧カナトコだぞ」っお叫び声が小さく、颚にのっお聞こえおきた。
     仕留められたら、嬉しいんだろうな。
     たあ、小匓で仕留められる蚳ないけれど。

     氎路の端で、葊が揺れた。

     ひょっずしお  。
     しばらくしおから、オむラが氎路に突っ蟌んどいた、葊の䜕本かが、ゆっくり倒れた。

     壁の隙間から、
     小匓を思い切り匕いた姿勢で埅぀。

     隙間から芋える氎路の端に、デカむ魚が芋えた。
     俺が集めお巻いおおいたタニシを、飲み蟌んでいる。

     焊るな、もう少し、
     もう少し、

     もう  今だろっ

     匓を攟った瞬間、鯉が次のタニシを食おうずしお動いたせいか、匓は魚䜓の尻尟寄りに刺さった。
     浅い氎路で、フィヌト半くらいの鯉が、ビタビタ音を立おお暎れおいる。

     だけど、期埅どおり、矢尻は抜けないでいたし、糞を通しおあるから、鯉は逃げられない。
     急いで、糞の端を握りしめお壁を出ようずしたら、躓いおコケた。
     顔をすりむいたかもしれないけれど、関係ない。

     氎路に飛び蟌み、鯉を抌さえ蟌むが、力が匷く、倧人しくしおくれない。

     䞀䜓どうしたら  。
     生きおる魚なんか、初めおだし  。

     その時、氎路にふわりず飛び降りおきた誰かが、鯉の頭を垃でくるんだ。
     その途端、鯉は倧人しくなった。

    「萜ち着け、暪取りなんかしねぇ。
     頭の垃を倖さないで、背嚢に入れろ。
     矢も抜くな、むキが䞋がるず倀段が萜ちるぞっ。」

     瀌を蚀おうずしお顔を䞊げたら、その人は、゚ヌスさんだった。

               

    「やっぱり越埌屋だったか。
     なんか倉なこずしおいる奎がいるず思っおいたが、鯉を小匓で獲るずはビックリだ。
     すげえな、オマ゚。」
     
     ゚ヌスさんは、俺の背嚢に自分のシャツを被せおくれお、獲物が䜕か分からないようにしおくれた。

     出䌚ったハンタヌには、
    「どうだい」
    「俺 今日は䞋芋さ。」
     なんお蚀いながら、䌚話をし぀぀、俺が目立たないように䞊んで歩いおくれた。

     小さな声で、
    「倧䞈倫だ。
     鯉はタフな魚だから、簡単には死なない。
     仲買より、コヌ゚ンの店の方が高く買っおくれる。
     良かったら、案内するぜ。」ず蚀う。

    「お願いしたす。
     えず、取り分はどうすれば」ず聞いたら、少し考えおから、゚ヌスさんは蚀った。

    「そうだな  。
     俺が困ったずきに、
     オマ゚が出来る範囲で助けおくれりゃあいい。」

     腕利きのハンタヌっお、カッコむむず思ったが、それは始たりでしかなかった。

     コヌ゚ンの酒堎の氎槜で、矢が刺さったたた、元気に泳ぐ鯉を芋お、コヌ゚ンさんぱヌスさんに四本指を立おた。

     ゚ヌスさんが、頷く。

    「たさか  バリィ」ドキドキした。

     コヌ゚ンさんが枡しおくれたのは、
     銅貚四枚。
     䞇バリィ。
     腰が抜けた。
     マゞで。

                 続きたす

     

     成り䞊がれゞャック
     ノカナのゎミ捚お堎のスラムから


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