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Photo bykrungthep123

三題噺ショートショート_魔球

    落語家もすなる三題噺といふものを、コジも、してみむとてするなり。

    企画もの、大の苦手なのである。

    どんな親しい人の企画ものでも、なかなか素直には乗れない。

    私は、「ルール」とか「決まり事」とか「期限」とか「締め切り」とかという制限事項が世の中で一番嫌いなのだ。

    いくつになろうが、聞かん坊の悪ガキ。それが、私、kojuroだからである。


    え?落語?三題噺?ヤスシさん?

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    ヤスシさんの記事より



    心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟つぶやいた。

    コジ、別名、天の邪鬼志朗あまのじゃくしろうだろ。「もし書けなかったとしても、それはそれでOK。でも、やってみなきゃ、もったいない!」なんてこと言われたら、逆に書きたくなるんじゃないの?


    なんのはなしですか。

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    書くの?書かないの?どっちなんだいっ!



    わかったよ、書くよ。書く書く。書けば良いんでしょ、リトル。それで、いいんだろ?


    ブラックホールよりも重い重い重い腰を上げて、半ば自暴自棄に筆を執る。

    さて。では、三題噺ショートショート「魔球」まいりましょうか。


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    新あらたは、田舎の高校ではあったが、野球部の正捕手だった。

    早々に最後の夏は終わり。家でゴロゴロしているところへ電話が鳴った。



    宮司をしている伯父からで。

    神社の夏祭りを手伝ってくれと言われた。




    その手伝いというのが一風変わっていて。変化球コンテストの審査員だという。



    当日、多数のチャレンジャーが並んだ。

    だいたいが経験者だったが、一人異彩を放っていたのが、碧みどりだ。



    碧は赤い縁の眼鏡をかけていて。教室以外で見かけるのは図書館と決まっていた。

    新はてっきり文学少女だと思い込んでいたが…。



    碧のフォームは、まるで現役のエースのごとく。実に美しく、そのうえ軌道はエグいほどのお化けフォークボールで。全力でキャッチングを試みたが3球とも捕り切れなかった。



    翌日の夏期講習のこと。

    新は気まずくて目を逸らしたが、碧はまっすぐ新の席に向かって来て、優勝賞品のカップヌードルをコンと、置いて言った。



    「新、頑張りなよ!」




    新はその後、碧に教えを請うようになった。

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    そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑って言った。


    「コジくん、朝の効果は失せたから、夜の部のマッサー(注1)やってね!」


    ……。


    マッサージすると、家内は上機嫌である。

    家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


    だから。


    これで、いいのだ。

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    三題噺、なかなか時間がかかるぞ

    (注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。


    今日の投稿を入れて、38作。俺にしちゃあ、三題噺もけっこう書いたは書いたが。これ、どこまで続くの?


    いつまで書くの?

    ヤスシさんとの、根競べだな。

    ■追記■
    1/4からこの企画👇️に参加しております。三日坊主を卒業する!で、四日坊主。なかなか洒落ています。1/10まで開催。逆算、1/7開始でも完走できます。今日、ギリギリ。今からでも誰か、参加しません?
    私は今日で、四日坊主、無事卒業です。笑


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    三題噺、書いても書いても良いのが書けないって、話





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    kojuro

     
     
    なぜかキナリ杯をきっかけに、noteを書くようになった。気ままに、気長に、書きたいときに、書きたいことを書きたいだけ書く。

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