
アーティストを知る10のエピソード|Oasis編|バンドの歴史と名曲の裏側
前回の記事では、Oasisの「2027年に向けて聴きたい5曲」を紹介しました。
今回は、そんなOasisをもう少し掘り下げます。
Oasisといえば「Wonderwall」や「Don't Look Back in Anger」を思い浮かべる人も多いはず。でも、Oasisの面白さは名曲だけではありません。
バンド名の由来、ノエル・ギャラガーが加入した経緯、デビューアルバムの裏側、ネブワース公演、そして2009年の解散と2024年の再結成。
今回は Oasisをもっと知るための10のエピソードを紹介します。
曲の背景を少し知ってから聴くと、いつものOasisが違って聴こえてくるかもしれません。
01|最初は「Oasis」ではなかった

Oasisは、最初からOasisという名前だったわけではありません。
マンチェスターで活動していた彼らは、当初The Rainという名前を使っていました。
そこにリアム・ギャラガーが加わり、バンド名をOasisへ。
まだ無名だった頃の話です。
後に世界中で知られることになる「Oasis」という名前も、最初はひとつのローカルバンドの名前にすぎませんでした。
そんなところから、あの巨大な物語が始まります。
02|ノエルは最初からメンバーではなかった
Oasisといえば、リアムとノエル。
でも、兄のノエル・ギャラガーは最初からバンドにいたわけではありません。
当時のノエルは、インスパイラル・カーペッツのローディーとして活動していました。
その後、弟リアムのバンドに加わります。
そしてノエルはギターを弾くだけでなく、曲を書く中心人物になっていきます。
リアムの声と、ノエルの曲。
この組み合わせが、Oasisの大きな特徴になりました。
前回紹介した「Live Forever」や「Don't Look Back in Anger」もノエルの作品です。
03|『Definitely Maybe』には「幻の録音」がある
1994年に発売されたOasisのデビューアルバム『Definitely Maybe』。
「Supersonic」
「Live Forever」
「Cigarettes & Alcohol」
今ではOasisの代表曲となった曲が並んでいます。
でも、このアルバムは最初から現在の形だったわけではありません。
実は『Definitely Maybe』には、いったん「ボツ」になった録音があります。
1993年、Monnow Valleyで行われた初期セッション。
しかし、その録音は最終的なアルバムには採用されませんでした。
30年後。
その“幻のセッション”が、30周年記念盤で公開されます。
デビューアルバムにも、完成するまでの「試行錯誤」があった。
そう思って聴くと、「Definitely Maybe」が少し違って聴こえてきます。
04|「Live Forever」はOasis初の全英トップ10だった

「Live Forever」は、Oasis初の全英トップ10シングル。
まだ世界的なスターになる前のOasisが、
「永遠に生きる」と歌った曲です。
しかも、この曲を書いたのはノエル。
その後Oasisは世界的なバンドになっていきますが、
「Live Forever」は、その始まりを象徴する一曲になりました。
05|「Don't Look Back in Anger」を歌っているのはノエル
Oasisといえばリアムの歌声。
そんなイメージを持っている人も多いでしょう。
でも、代表曲の一つ「Don't Look Back in Anger」を歌っているのはノエルです。
Oasisではリアムがボーカルを担当する曲が多いだけに、ちょっと特別な存在。
そして現在では、ライブで観客が大合唱する曲になっています。
前回の記事でこの曲を聴いた人は、次に聴くとき、
「これはノエルが歌っているんだ」
と少し意識してみてください。
また違って聴こえるかもしれません。
06|Knebworthには25万人が集まった

1996年。
Oasisはイギリスのネブワース(Knebworth)で2日間のライブを行いました。
集まった観客は、約25万人。
当時のOasisがどれほど巨大だったのかを象徴する数字です。
「Wonderwall」
「Don't Look Back in Anger」
「Champagne Supernova」
ヒット曲を次々と生み出していた時期。
まさにOasisの絶頂期でした。
そして、このネブワース(Knebworth)が30年後、もう一度Oasisの物語に登場することになります。
07|『Be Here Now』は、とにかくデカい
1997年に発売された3枚目のアルバム『Be Here Now』。
前作の大成功を受けて、Oasisへの期待はさらに膨らんでいました。
そして完成したアルバムは、とにかく巨大。
ギターも、音も、曲の長さも。
特に「D'You Know What I Mean?」を聴けば、そのスケール感が分かります。
前回の記事で最後に紹介した曲です。
初期Oasisの荒々しさから、ここまで大きくなった。
そう考えながら聴くと、このアルバムの存在感がより分かります。
08|Oasisは「90年代だけのバンド」ではない
「Oasis=90年代」
というイメージは強いですが、活動はその後も続きました。
2000年代にも、
『Standing on the Shoulder of Giants』
『Heathen Chemistry』
『Don't Believe the Truth』
『Dig Out Your Soul』
とアルバムを発表しています。
もちろん、1990年代とは違うOasis。
でも、だからこそ面白い。
「Wonderwall」から少し離れて聴いてみると、知らなかったOasisが見えてきます。
09|2009年、Oasisは終わった
2009年。
ノエル・ギャラガーがOasisから離れ、バンドは活動を終えます。
1990年代に世界を席巻したバンドが、ここで一度終わりました。
その後、リアムとノエルはそれぞれ別の音楽活動へ。
長い間、
「Oasisはもう戻ってこない」
と思われていました。
ところが――。
この続きは、Oasisを語るうえで最も大きなエピソードの一つになります。
10|そして、Oasisは帰ってきた

2024年。
Oasisの再結成が発表されました。
2009年の解散から約15年。
リアムとノエルが、再びOasisとしてステージに立つことになったのです。
2025年には再結成ツアー「Oasis Live ’25」を開催。
そして2026年9月には、2027年の「Oasis Live ’27」も発表されました。
さらに、そのツアーの最後にはネブワース(Knebworth)が予定されています。(oasisinet.com)
1996年、Oasisがネブワースで25万人を集めた。
2009年、Oasisは終わった。
2024年、Oasisが帰ってきた。
そして2027年、再びKnebworthへ。
Oasisの物語は、まだ終わっていません。
10のエピソードを知って、もう一度聴いてみる
Oasisの歴史を全部覚える必要はありません。
今回紹介した10個の中から、
「これ面白いな」
と思ったものを一つ覚えておくだけでも十分です。
そして、もう一度曲を聴いてみる。
たとえば「Live Forever」。
Noelが書いた曲だと知ってから聴く。
「Don't Look Back in Anger」。
ノエルが歌っていると知ってから聴く。
「D'You Know What I Mean?」。
Oasisが巨大になっていった時代の曲だと知ってから聴く。
そうすると、同じ曲でも少し違って聴こえるかもしれません。
もしまだ前回の5曲を聴いていなければ、こちらもぜひ。
曲を聴く。
エピソードを知る。
そして、もう一度聴く。
Oasisは、そんな楽しみ方が似合うバンドです。
そして2027年。
Oasisは再びKnebworthへ向かいます。
「Wonderwall」だけではないOasisを知った今、もう一度、彼らの音楽を聴いてみませんか。
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①「Wonderwall」の次に聴きたい5曲
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