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短編小説まとめ #018

    財布野紐ゆるみ


    こんにちは。財布野紐ゆるみと申します。
    以下、これまでに書いた短編記事をまとめています。

    なお前回のまとめ記事はこちらになります。
    ⇒ 短編小説まとめ #017

    171.バスと本


    大学生が、バスで読んでいた小説に抱いたもやもやを手がかりに、一日を通してその正体を辿っていくというお話です。(約2700字)
    人は得てして安全な場所から語りますが、その視線は思いがけず自分自身へと反転することがあるように思います。

    172.静かな処理


    自分は「やっている側」だと考えている男が、自身の確信が少しずつ揺らいでいく過程を描いているお話です。(約3150字)
    目に見える働きと、見えにくい働き。その間にあるズレは、職場でなくても、どこにでも潜んでいるのかもしれません。

    173.森のはずれの穴


    実が手に入るという噂を聞きつけたキツネとシカが、森の中の「危ない場所」へ訪れるというお話です。(約1050字)
    見えている危険と、見えていない危険の、どちらを意識するか。それによって、選ぶ行動や結果が大きく変わることもあると思います。

    174.残していい


    過去の記憶や身体感覚に縛られた女が、現在の給食センターという職場環境で、居場所を見つけていくというお話です。(約1600字)
    できないことを残したままでもいい、という言葉をもらえたときや、その実感をしたときの、心がほぐれる感覚を描いてみました。

    175.壊れる一点


    曖昧な距離感のまま続いてきた人間関係や、相手へ抱えていた違和感を描いたお話です。(約2700字)
    長年続く関係が切れてしまったときの心境は、実際にその瞬間を迎えてみないと想像しづらいものだと感じています。

    176.青鬼の太鼓


    社内コンペで新人枠としてプレゼンを行うことになった女が、過去の記憶を現在の選択に重ねて、本番を迎えるというお話です。(約3100字)
    様々な選択がある中で、結果そのものよりも「やると決めたらやる」に重きを置き、まっすぐ立ち向かう姿を描いています。

    177.分け合うかたち


    同窓会の招待をきっかけに、家庭の自分と過去の自分とのあいだで揺れながら、どちらも手放せないまま向き合うというお話です。(約1950字)
    日常の延長の中で「いくつもの時間を同時に生きている感覚」をどう抱えるか。そんなことを、あなたは考えたことがあるでしょうか。

    178.上も、下も


    設備管理を仕事としている男が、世の中にある「前向きさ」への違和感を抱える姿を描いたお話です。(約2300字)
    黙々と積み重なる現実との温度差によって、生活の実感から少しずつ切り離されていくような感覚が描けていればと思います。

    179.花火のあとで


    花火の夜、ともに暮らす相手を支えようとする中で、自身の気持ちの揺れや関係性の危うさと向き合う男のお話です。(約1800字)
    「支えること」は、必ずしもそのまま安心や安定に直結するとは限らず、曖昧なものなのではないかと思います。

    180.吊り革


    とある仕事上のクレームをきっかけに、同僚の違った一面が垣間見えるというお話です。(約1950字)
    吊り革のように、人の仕事や経験もまた、誰かが手を伸ばす瞬間までは静かにそこに在り続けるものなのかもしれません。

    また、お話がたまったらまとめようと思います。
    よろしくお願いします。


    次回のまとめ記事はこちらになります。
    ⇒ 短編小説まとめ #019

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