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2026/9 シルバーウィーク旅行記(長野-木曽路)


友達のシルバーウィーク旅行記を読んでよかったので私も書いてみます


ふだんはscrapbox(現cosense)で完全に自分用の日記をつけているのですが、一週間前くらいからGyazoのトラブルによって写真を貼り付けられなくなっているため、じゃあ公開noteで旅行記書いてもいいか~ というモチベもある。不正アクセスによる情報漏洩に感謝(まだ直らないですか……?)



前置き

・少なくとも年1以上の頻度で一緒に旅行をしている、中学同級生の友だちとの二人旅。

・6月くらいに私が「夏にどっか行こうぜ」と誘い、互いの仕事の忙しさを調停した結果、なんやかんや日程が後ろ倒しになって9月のシルバーウィークになった。

・田舎や地形の端っこに行くのが好きなわたしが、能登半島の先端(スキ&ローの聖地)などを提案したが向こうが旅行済みだったため、いずれも経験のない長野に行くことになった。

・友人の希望で上高地に、わたしの希望で木曽路の馬籠宿まごめじゅく(正確には岐阜県。島崎藤村の故郷かつ『夜明け前』の舞台)にいくことに。

・予習としてそれぞれ『夜明け前』をできるだけ読んでくることに。岩波文庫・新潮文庫で全4巻だが、けっきょく私は1冊目すら読み切れなかった……(友人はなんとか1冊読み切っててえらい)
とはいえ序盤だけでも「木曽路はすべて山の中」な馬籠の雰囲気はじゅうぶんに感じられて、旅のいい予習になったと思う。

・あとは適当にその場のノリで。事前に宿と上高地までの往復バスチケットだけ予約した。

・2026/9/19(土)~22(火) の3泊4日


1日目(松本)

・わたしは関東在住、その友人は関西在住のため、現地(松本駅)にて合流

朝8時頃に出発し、新宿から高速バスで松本へ

~行きのBGM~

なぜか今になって米津玄師『YANKEE』を初めて聴いて、もしかして名盤では……?となっている。「TOXIC BOY」が特にすきです。

山梨の双葉SAで見かけた『mono』のラッピングバス

(昨夏に山梨で『mono』第11話の聖地巡礼はしました。巨峰かき氷おいしかったな~)

後述する美術館に行くために、松本駅に14:11までに着かないといけなかったが、やはり渋滞でバスが都内を出るのが遅れ、なんと14:11ちょうどに着くペースのデッドヒート。とはいえ駅の乗り換えなどで間に合わないことは確実のため、LINEで友人に謝りつつ、1日目の旅程を変更。

けっきょく1時間以上遅れて松本へ到着。先に着いて昼食を済ませていた友人と松本駅前で合流し、コンビニでおにぎりを買って松本城まで歩く。「長野の県庁所在地って松本だっけ? 長野市?」

イラストマンガ教室の野良の美少女キャラ。
ここから話題は『まどマギ ワルプルギスの廻天』に
『NARUTO』の口寄せみたいな像。松本はカエルを推しているらしい

10分くらいで松本城へ。ビールフェスタ(?)なる催しをやっていて、大量の飲酒成人たちがいるなかをかき分けて歩く。

外壁?が黒いのが特徴的な松本城。たしかにカッコいい。

白い白鳥も泳いでます

お堀の水面までの距離が近くて、雨降ったらすぐ氾濫しそうだと思う(排水機能がしっかりしているのだろう)

城内を見学しようと思ったが、1時間待ちだったので諦める。さすがシルバーウィーク

他に松本市内でなにか適当なスポットないかと調べて、松本市美術館へ

マリカのパックンフラワー

先月亡くなった草間彌生が松本市出身ということで草間彌生一色だった。企画展「魂のおきどころ」をやっていた。展名かっこいいな

感想は……まぁ、詳しくないがなんとなく持っていた「草間彌生」のイメージそのままというか、キャッチーでポップな作家性で、20世紀後半のアメリカで評価されるのは納得がいくなぁと思った。

「松本市」美術館のため、ちゃんと草間彌生以外の松本市ゆかりの芸術家の作品もたくさんあった。好きな風景画がいくつかあった。

美術館を出て、今夜泊まるゲストハウスまで歩く。
その途中で「本屋」の看板を目ざとく発見し(わたしは本屋の気配には非常に敏感)、カフェの2階が書店スペースになっているタイプのお店に入った。

雲ノ平商店

長野の山岳関連の本が充実していたほか、新書やサブカル文学系の書籍もそこそこあった。購入はしなかったけど。

MATSUMOTO CASTLE HOSTELというゲストハウスへチェックイン。
受付が完全無人で、館内に入る用のナンバーキーと宿泊部屋に入るためのナンバーキーをメモしないと詰む仕様だった。1人だったら入れていたかわからない。
寝る部屋はカプセルホテル式で、約20人/1室。意外と日本人旅行客も多かった。(翌早朝、中年女性がルーム# を忘れて部屋の扉の前で困っていたので開けた)

荷物を置いて夕食へ。お腹ペコペコ
松本名物の山賊焼きが食べれるところを探したが混んでそうだったので、連れが昼に行こうとして行列で諦めたラーメン屋へ。

麺匠佐蔵

夜もめちゃくちゃ並んでいた。けっきょく1時間以上待った。先月いった杉田屋と同じくらい待った。回転率が悪い気がする

おいしかったです。ごはんの上にのっていた山椒か何かの香りがすごかった
(食への解像度が低いため、これ以上のことはいえない)

ドン・キホーテに寄って明日の水を調達して就寝。シャワー浴びる気力もなく、そのまま就寝してしまった。

2日目(上高地)

断続的にしか眠れず、5時くらいにシャワーを浴びて着替え、6時に出発

朝の松本駅前

昨日の美術館でも見たが、なにやら松本は『ゴジラ -1.0』とゆかりがあるらしく、駅内にもいた。足デカっ
一緒にポッドキャストをやっている特撮オタクの友人に「何ゴジラでしょう?」と写真を送ったら見事正解していた。

上高地へ向かうため、まずは新島々(しんしましま)というかわいい名前の駅まで20分ほど電車に乗る。車内はとうぜん、上高地へいく人がほとんどを占めていそう(ガチの登山装備からほぼ私服みたいな軽装までまちまち)

新島々から上高地行きのバスへ乗車。事前に予約しておいたのですんなりと乗れた(空いてれば予約なしでもOKらしいが、連休中はなかなか厳しそう)
途中の駅でもさらに人が乗ってきて、通路の簡易椅子まで使って満員に。

数十分バスに揺られて「山」のなかを登っていく。あわてて酔い止め薬を飲む。
途中、内で分岐するトンネルを通って驚いた。そんなのあるんだ

大正池で降りた。ここから上高地の中心部?までは徒歩1時間

周囲の山・森のうえに霧がふとんのように折り重なっていて、水面も幻想的な雰囲気を出していた。これを一目見ただけで満足。上高地来てよかった~

とうぜん人はめちゃくちゃいて、学校の遠足みたいに列を成して遊歩道を歩いていく。

いちおうYAMAPも使った

曇ってはいるが、ほぼ雨は降っておらず、気温も暑すぎず寒すぎないちょうどいい塩梅だった。

河童橋

雑談をしているうちに上高地の中心部へ着いた。
込み具合といい、山と川と橋のかんじといい、京都 嵐山の渡月橋を連想した。

さらに山の方へ1時間歩き、1時間かけて河童橋まで戻ってくるコース

けっきょく計4時間かけて11キロを歩いた。
ひたすら歩くとはいえ、道中はすべて遊歩道などで敷設されていて歩きやすく、大きな起伏はなく、これはたしかにカップルやファミリー層向けのちょうどいいレジャースポットだと感じた。園児くらいの子どもからご老人まで老若男女が歩いている。自然のなかでいい景色とおいしい空気を堪能してリフレッシュできる、現代都会人向けの観光地だなーという印象。おすすめです。

帰りは15時過ぎのバスを予約していたが、13時前には歩き切ってしまったので、早いバスに振り替えられないか窓口で交渉。なんとか12時台のバスに空きがあり(Wi-Fiがまったく繋がらず、スマホで予約番号を提示できないアクシデントに見舞われながらも)振り替えに成功して下山。

すっかりお気に入りのかわいい名前の駅を再び経由して松本市街へ帰還。
駅のコインロッカーで朝に預けていた荷物を回収して、今夜泊まる宿に向けて大糸線で北上。

お手本のような無人駅

宿まで徒歩23分かかるので、途中のモスバーガーで早めの夕食。ふだんハンバーガー店に全くいかないので私にとっては非日常感あってよかった。

※ちなみに、このへんの電車内や徒歩の道中はずっとウミガメのスープを出し合ってます。

(カプリティオが出している問題集「1」をやりつくしたため、「2」を購入して互いにタイムアタックで解き合い、感想戦をし合ってます。2人旅での定番。私はネットではやり始める前の、もう15年前くらいからウミガメのスープをやっている古参ウミガメオタクなので……(元ラテシン民) いつか単一で語る記事を書きたいです。)

安い宿を探して「ビレッジ安曇野」にしたが、いざ行ってみると、ホテルや民宿というよりも、小中の林間学校で利用するような「施設」で、ノスタルジーを感じられてよかった。

長野には部屋1つ1つに割り振れるくらい山がたくさんあるらしい

地元の農家の人たちが汗を流し歓談するお風呂に入って(タオルを部屋に置いてきたため友人に先に上がって取りに行ってもらった)、着替えが足りなくなりそうなので歩いて10分くらいのコインランドリーへ。TVerでアジア大会のバスケ決勝を見ながら1時間ほど過ごした。(韓国優勝おめでとう!イヒョンジュン……NBA挑戦も応援してるよ……)

さすがにいっぱい歩いて疲れているので早くに就寝。(コインランドリーからの帰りにお腹空いててコンビニでサラダチキン買って食べちゃった)

3日目(安曇野-馬籠)

例によって早朝に目が覚めてしまったので、ネトフリで『MIU404』の続きを観る。

なにやら噂には聞いていた「第8話」を朝から観てしまい、情緒がぐちゃぐちゃのまま一日がスタート。こんなことが……あっていいのかよッ!!

泣きはらした目で「感電」を鼻歌して踊りながら着替えて宿を出発。

曇りではあったが、横たわる山脈に雲がかかった景色がめちゃくちゃ良くて、長野に……安曇野に来ている!!!!と興奮。

大糸線を一駅北上して穂高駅へ。

柏矢町駅とはガラッと雰囲気が違う、かなり観光地っぽい良い雰囲気の穂高駅前。

観光用の周遊バス(北アルプス山麓線・レッドライン)に乗って安曇野ちひろ美術館へ。

シルバー人材的なおば様が添乗し、安曇野の風景や魅力について解説してくれてめちゃ贅沢だった。どこまで台本なのか分からない、アドリブを織り交ぜていそうな見事な喋りで、ときにはマイクを離して近くの席の客に雑談を振ったりもしててよかった。天職!

今年から絵本にハマっているため、レジェンド絵本作家のひとり、いわさきちひろの美術館へ。

いい神社
いい道
いい道
謎の椅子
『窓際のトットちゃん』読んだことない

10時の開館を待って周りの広場を散策していたが、ポツポツと雨が降ってきたので館内へ

手首に下げる入館証で出入り自由なしくみ。外の広場にもいくつか見どころはあった。

『かいじゅうたちのいるところ』

ちひろ美術館、めちゃくちゃ良かったです……
いわさきちひろについてほとんど知らなかったので、平和と子どもたちの幸福を希求しながら前衛的な絵本を追求した生涯に、途中から涙が止まらず泣きながら回りました。。 あとシンプルに絵がうますぎる

同年齢の画家・堀文子さんとの企画展もやっていたけれど、帰りのバスの時間がギリギリのため、あんまりじっくり巡れなかったのが心残り!
他にも、国内や海外の絵本作家たちにフィーチャーした展示室も非常に充実していて、まーじでぜったいにもっかい行かなきゃと思いました。

再びバスで同じ方からの名アナウンスを聴きながら穂高駅へ戻る。バス乗ってるときだけ土砂降りの雨になり、駅に降りたときには止んでいたので幸運だった。日頃の行いがよいからだね、と友人と言いあいながら昼食の店を探す。

駅前のお店は混んでいたため、やや歩いたところにある蕎麦屋へ。

かわいい

あとは馬籠に移動するだけなので、まずは松本に帰還。

信州の郷土料理らしい「おやき」なるものをコンビニで買ってみる。スイーツというよりは肉まんとかの食事に近かった。

JRに2時間ほど乗って木曽路を下り、岐阜の中津川駅へ。

松本ほどではないがまぁまぁ栄えていた

3日目にしてこの旅行初めての晴天! 夕暮れの中津川めちゃ景色よくて気持ちよかった

恵那山を背負った街並みが迫力あった

路線バスにのってふたたび山の中へ

日の入りごろに馬籠宿に到着。夕暮れの田園風景がすばらしく感動した

馬籠で泊ったのは「馬籠ふるさと学校」なる、廃校した小学校を改装したゲストハウス。歴史ある馬籠の宿にも泊まってみたかったが、廃小学校の誘惑に勝てなかった。

ここに2人で泊まれるのよすぎる

遊び心もある

主に海外客向けなので、われわれ以外ほとんど日本人宿泊者はいなかった。

荷物を置いて、馬籠宿でほぼ唯一、夕飯が食べれるお店を予約して向かう。

夜の馬籠宿。雰囲気あったなぁ

「恩多屋」さんありがとう。

飛騨牛コロッケのカレーだった気がする
やはり『夜明け前』は推しているらしい

腹ごなしを済ませて、宿に戻り、体育館へ。

そう、「馬籠ふるさと学校」では22時まで体育館を使い放題! これも選んだ理由のひとつ。
ふたりとも中学ではバスケ部だったため、久しぶりにやりたかった。

ふつうに小学校の体育館そのもの
体育倉庫とか、舞台袖の空間とか強烈なノスタルジー

バスケットボールのほか、バレーボールやバドミントンの備品も揃っていた。

たっぷり2時間バスケをやったが……ほんとうにシュートが入らなすぎてウケた。そもそもボールが重たくて、打っても打っても距離が短い!
徐々に現役時の勘を取り戻してきたが、よく考えたら現役時もシュートが下手だったため、「あーこんな感じで中学時代もシュートが下手だったなぁ。右に流れてしまう感覚なつかしいなぁ」という現役時の感覚を鮮明に思い出しただけで終わった。
ふたりとも靴下で滑りまくる状態のまま1on1をやって負けた。さすがです。互いにディフェンスについた瞬間に「そのドリブルめっちゃ懐かし~~~~!」と相手のハンドリングの癖を思い出して楽しかった。青春すぎ

たっぷり汗かいてくたくたへろへろになりました
部屋に戻ってシャワー浴びて就寝

旅先だろうが雷獣は投稿され次第観ます。アイ官-駒井ペアほんとすき


4日目(木曽路)

いちばんの晴天!!! 暑い!!! いい景色!!!!

馬籠ふるさと学校を出発。めちゃよかった~~

最終日にして天気がよすぎる。景色もよすぎる。

馬籠宿の近くにある、島崎藤村の墓地

朝食はお茶漬け

嘘みたいな青空

藤村記念館 当時の蔵書がいっぱいあった

『夜明け前』、馬籠宿だよ
馬籠宿、『夜明け前』だよ

馬籠宿を登っていき、そのまま木曽路の次の駅・妻籠宿つまごじゅくまで歩くことに。7~8 kmくらい
まだ前夜のバスケの筋肉痛はそんなにきていない。アラサーなので。

馬籠宿から望む恵那山。『夜明け前』でも何度も言及されていた。

持参したウミガメのスープの問題が前日で尽きたので、代わりに「ひとりが思い浮かべた "モノ" をなるべく少ない回数のYES/NO質問で特定する」20の扉を互いに出し合いながら木曽路を歩く。固体と気体が共存する「うきわ」に苦戦した。「イオンモールで手に入りますか」は大抵YESになる。

そんなことをしているうちに、2時間くらい歩いて妻籠宿に到着。

馬籠→妻籠 を歩いた記録
(「世界の霧」というお気に入りの有料アプリ)
山菜そば

お昼ご飯は少し並んで入れたお蕎麦屋さん。2日連続のそばだが気にしない

妻籠からはバスでJRのある南木曽まで。
「みなみきそ」だと思ったら「なぎそ」だった。カッコいい読み方!!

あとは中津川経由で名古屋まで90分列車に揺られる。
名古屋で解散。それぞれ東海道新幹線で東西へ。

おわり

お疲れ様でした~~~!

(土)~(火) の4日間でもっとも歩いたのは
上高地に行った2日目(28,907歩 / 20.1 km)で、
次が木曽路を一駅ぶん歩いた4日目(21,296歩 / 14.3 km)
でした。4日間で60キロ弱くらいか。

長野-木曽路 旅行とっても楽しかったです!

一緒に行ってくれた友達ほんまありがとう。一人旅好きな私の歩きまくる旅程にいつも付いてきてくれて……(高知旅行にサンダルで来たときはビビった思い出。けっきょくあれも山道を数十キロ、夜中まで歩いたね)

長野といいつつ、回ったのは松本-上高地-安曇野と木曽路の一部だけなので、今度は長野市のほうや、白馬村など、北陸側に抜ける旅をしてみたいです。あとちひろ美術館再訪!


~帰りのBGM~

日食なつこでいちばん好きなアルバム。
(ジャケ写は長野の山じゃないだろうけど……
ニュージーランドのタスマン氷河らしい)



サムネイルは昨年の東北ひとり旅で行った遠野

サムネイルは大学時代にいった沖縄の粟国島……だった気がする

サムネイルは数年前にラブライブ好きの友人といった沼津・長井崎

そういえば、私の↑の記事に応じてヨイヨルさんもガイブンベスト100記事を書いてくださりました! ヨイヨルさ~~~ん ありがと~~~~!!

ちょうど旅行2日目にこの記事が投稿されて、小躍りしてました!
ラインナップが……明らかに私よりも長く深く海外文学を楽しんできたとわかる、ヨイヨルさんならではの選書ですばらしかったです。そんなにガボ好きだったんだ、とは思いました。
私の既読は26.5/100冊くらいでした! 今後の参考にさせて頂きます。いつかお会いしたいです!

広がれ海外文学ベスト100の輪~~(難しければもっと少なくてもいいし、海外文学じゃなくても全然いいですよ! あなたが好きなもののオールタイムベストを知りたいです)



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