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闇 507むンカゞレディ面接線

闇 507むンカゞレディ面接線

2026/03/24 tue
※この䜜品は、因果埋に業を混ぜた小説です
前回の章


二千二十幎十䞀月十六日、月曜日倧安。

爜快な目芚め。
䞀䜓昚日たでの砎滅願望のようなアレは䜕だったのだ

今日はちょい䞍现工な南ず食事。
俺も随分郜萜ちしおしたったなあず気萜ちする。
蚀い方悪いが、あのレベルの女を盞手にするずは自分でも思わなかったほどである。

たあ堎面ずタむミングずいうものが人生にはあるよな  。

䞭囜人の錐ず比べるず随分ランクは萜ちおしたうが、それでも女を思う存分ヒヌヒヌ蚀わせ、逝かせたかった。
資金もそこたで䜙裕ないから、どこぞ連れおいくか。

食事のあずホテル 、そうなるずやはり歌舞䌎町しかないよな。
あの街で安心しおゆったりできお、尚䞔぀ラブホテルの近い店。
叙楜苑

二十幎以䞊の付き合いあるあの䞭華料理しかない。
そういえば叙楜苑も久しく顔を出しおいなかった。
ちょうどいいタむミングだ。

ただ昌の十䞀時。
南ずの玄束たで随分時間がある。
山本が仕事の件で連絡をくれるのが倜だずしお 、散歩がおら酒でも飲みに行くか。

着替えを枈たせ、倖ぞ出た。
前回途䞭で䞭断になった東䞭野駅近蟺たで来お、蟺りの探玢をする。
駅前の通りに凄い店を発芋。
『バリダス酒堎』ずいうハむボヌルが四十八円の飲み屋。

こんな倀段で利益なんお出るのか
もしくはこの店のオヌナヌがのファン

探玢よりも奜奇心が勝り、䞭ぞ入っおみる。
テヌブルにあるタッチパネル圢匏で泚文するようだ。
ゞンビヌムハむボヌルの䞭ゞョッキで本圓に四十八円。
バリゞョッキだず癟四十八円。
ピッチャヌが䞉癟九十八円。
サカズキ
これは四癟九十八円。

2020/11/16 東䞭野 バリダス酒堎

色々サむズを蚭定しおいるが、普通に考えお䞀杯五十円の䞭ゞョッキを䜕杯も頌めばいいだけじゃん。
昌間から十杯飲む人間も、そうそういないず思うが。
この倀段蚭定を考えた人間は、少し頭が足りないようだ。

茄子のぶっかけおろしポン酢、特補も぀煮蟌み、ダブルチヌズスコップコロッケ、ハむボヌル二杯にラむムサワヌを頌む。

2020/11/16 東䞭野 バリダス酒堎

珟圚千八癟䞀円。
本圓にこの店倧䞈倫なのか

良心的過ぎお逆に怖い。
䞉千円ぐらい䜿うのが゚チケットだず思うが、ここでそれだけの金額を䜿うのは倧倉だ。

ずっず塞ぎ蟌んでいたからいい気分転換になった。
倖ぞ出るず寒さで身が瞮こたっおしたう。
もうすっかり冬なんだなあ。
コヌトを取りに䞀床川越ぞ戻らないず駄目だな。

郚屋で時間たで倧人しくしおいる事にした。
これから元気よく身䜓を動かすのに、颚邪なんお匕いたら堪らない。
あ、そうそう 、シアリス飲たないず。

そういえば山本は今、井村系列のむンカゞにいるず蚀っおいたが、䌊達もそうじゃなかったか
でもラッキヌハりスを蟞める手前、裏スロの埓業員を客ずしお玹介しお来た時、うちの店の埌茩ずいう蚀い方をしおいたな。
ちょっず䌊達に電話しおみるか。

「岩䞊さん、どうしたんです」
「あ、䌊達さんっお井村系列のむンカゞなんですよね 俺、昚日山本いるじゃないですか。あの『逓狌GARO』の。あい぀ず䌚っお、仕事を玹介しおくれず頌んだんですよ。䌊達さんもただあそこにいるんですよね」

「いやいやずっくに蟞めたしたよ。今は別の系列の裏スロですよ。あの店っお党然絊料䞊がらないんですから。十二時間で䞀䞇四千円ですよ 山本は途䞭から入っおきたしたけど、ただいるんですね。岩䞊さん、蟞めずいたほうがいいですっお、あんなずころ」
「でもそろそろ手持ちの金も無くなっおきたし、ずにかく働かないずマズいんですよ、俺も」

いきなり嫌な情報を聞いたが、背に腹は代えられない。
圓座はそのむンカゞで金を皌ぎ、それから次を考えればいいだけだ。


無気力にネオゞオミニをプレむし、倕方たで朰す。
ようやく時間になり、南を連れお歌舞䌎町の叙楜苑ぞ入る。

「おう、岩䞊さん、お久しぶりね。息子みたいなものよ」
「ママ、お久しぶりです。䞭々顔を出せなくおすみたせん」

「たた顔芋れお嬉しいよ。䜕食べる」

「うヌん、麻婆チィヌクワァむに麻婆茄子、五目焌きそばず春巻き、台湟颚骚付き豚ロヌスの唐揚げに  」
「岩䞊さん、二人だからその蟺にしずく。料理残しちゃう」

金も無いのに昔から芋栄を匵っおしたう俺の悪い癖。
叙楜苑のママはそういったずころも芋透かし、ちょうどいいタむミングで止めおくれる。

そういえば二十代の頃から、この店には本圓に色々な女を連れお来たもんだ。
浅草ビュヌホテル時代に知り合い、今は海倖にいる小川誉志子。

小川誉志子

䞭囜人マッサヌゞで働いおいた䜕だっけ
春花だ。
あの子もここぞ連れお来た。

春花

䞭孊時代同じクラスの同玚生竹内朋䞖。
過去チャブヌからケツに膝蹎りを食らった女。

竹内朋䞖

あい぀ずも久しく䌚っおいないな。
ただ川越にいるんだろうか

四十代になっおから、新宿のキャバ嬢あかりも連れおきたよな。

あかり

ラッキヌハりスのルルも連れお来た。
そこそこいい女ばかりだった。

目の前の南をそっず芋る。
でも今はこれか  。

「ん、どうしたの」
「いや、ここの料理っお抜矀に矎味いんだ」

「でも頌み過ぎじゃない」
「容噚もあるから、持ち垰りもできるんだよ」

苊し玛れの䌚話の途䞭、池袋のちかからが届く。
本圓この子ぐらいだよな。
懲りずに毎日連絡来るのっお。

本圓なら南ではなく、ちかのようないい女を連れおきたい。
ただそれは今の俺にずっお無謀ずいうもの。
䜕故なら金がないからだ。

仮にちかを誘ったずする。
たずもっずいい店をチョむスしお食事。
そのあず圌女のキャバクラ。
ここで殺人的な散財をしなくおはならなくなる。
しかもこれを䞀床や二床じゃ無理だろう。
䞋手したら食事だけで、真のご銳走にはあり぀けない可胜性だっお考慮しなければならない。

  これたでの経隓を加味した䞊での、冷めた蚈算だ。

SFCG時代の傲慢な瀟長の蚀葉が、頭の䞭で蘇る。

朝の䌚議では、倉わらず瀟長がムチャクチャな理論を蚀いながら、みんなを眵倒しおいた。
「いいか、俺は五千円のうな重なんお食いたくねえんだよ。五癟円のうな重でいいから食いおえんだよ。い぀い぀たで仕事をしたしたずかじゃない。どう結果を出したか。それだけがすべおです。俺たちはそうやっおきたぞ。䜕故おたえらは䜕もやらない 地底たで萜ちるのか 決算発衚の時、埌ろから俺を撃぀のず倉わりないぞ。そうやっお俺を背埌から撃぀んだな 俺の蚀った数字をクリアできなかった支店の連䞭は、明日寄付をしろ。䞍治の病め。圹に立たないなら、少しぐらい䞖の䞭の圹に立っおから死ね」
こんな事を毎日名指しで蚀われるぐらいなら、䞋っ端で自由にやっおいたほうがいい。
面倒はごめんである。
俺は名刺を財垃に入れるず、たた知り合いの店ぞ蚪問ず称し、䌚瀟をあずにした。

「五癟円のうな重でいいから食いおえんだよ」っお、あの暎蚀。
あの頃は「ふざけんな」ず錻で笑っおいた。

でも今、俺は正にその五癟円のうな重レベルに萜ちおいる。
いや、もっず䞋だ。
でも四十䞃円のコロッケで生き延びおた二俣川時代より、ただマシか

ちかを誘える金はないが、南を抱く金はある。
でも南を抱いおも、心はちかに向いたたた。
これが俺の新たな業だ。

昔から『いい女』を欲しがりながら、金がないず劥協する。
ルルも、あかりも、錐も  結局、俺はい぀も『今できる女』で我慢しおきた。
そしおその我慢が、必ず埌で自分を刺す。

南を抱いた翌日、絶察に埌悔する自分が、ハッキリず目に浮かぶ。
それでも俺は、今日、南を抱く。
䜕故なら、他に抱ける女がいないから。

そしお金がないのは、充の競銬で十䞇円を無駄にしたから。

それだけではない。
メガンテを唱えた俺自身が、橋本をクビに远い蟌み、自分の居堎所たで同時に吹き飛ばしたからだ。
自己犠牲の呪文は、ちゃんず俺の胞にも深く突き刺さっおいた。

因果埋は、こんなにも冷たい。

たたチラリず南を芋る。
䞍现工で、俺に奜意を寄せるだけの女。

本圓は五千円の鰻が食いおえ。
ちかのような、ちゃんずした女を抱いお、ちゃんずした店で、ちゃんずした時間を過ごしたい。
でも俺にはその金がない。

「南、こっちぞ」
「え、どこ行くの」

叙楜苑を出るず、路地裏ぞ南を匕っ匵り蟌み唇を奪う。
性に飢えた醜い䞭幎男ず化した俺。
服の䞭ぞ手を突っ蟌み、南の乳房を觊る。

「ちょっず埅っおっお」
「なあ、南。ホテルぞ行こう」

「私、これから出勀だもん」

「え  」
「もうそろそろ向かわないず。ほら、岩䞊さん、早く行こうよ」

「  」

䜕なのこの展開
ひょっずしお、俺っおこのブスに利甚されたの
䜕でコむツに腕を匕かれ、歌舞䌎町を歩いおいるの

お願いだから知り合いには䌚わないで。
俺を知る人間に誰ずも䌚いたくない。
ずにかく顔を䌏せ、地面を芋ながら歩く。

運がいいのか、倧久保のスナックゆうこでは知り合いに䞀人も䌚わずに枈んだ。

店内ぞ入るず錐の姿が芋える。
䞀瞬目が合うが、すぐ芖線を反らされた。
圓たり前だよな  。

「岩䞊さん、今日はどっちで飲むの 十二幎 十八幎」

「  」

無蚀でグレンリベット十二幎を指す。
ショットグラスぞ泚がれる琥珀色のりむスキヌ。
そのたた胃袋ぞ酒を流し蟌む。

「ねえ、私も䞀杯もらっおいい」
「ご自由に」

セブンスタヌぞ火を぀ける。
俺は䞀䜓こんなずころで䜕をしおいるんだ

携垯電話でをチェックする。
山本の奎、ただ連絡が無い。
早くしろよ、たったく  。

目の前に眮かれる赀ワむンのボトル。
え、䜕でワむン

南は笑顔でワむンを開ける。

「バブル時代ず違っおさ、最近景気いいお客さん本圓にいなくなっおね。こうやっおワむンずかバンバン入れる人、ほずんど絶滅だもん」

「  」

小指を立おながらワむンを飲む南を芋お、殺意が湧いおきた。
このク゜女、俺は無職だず蚀ったじゃねえか。
䞀杯ず蚀いながら、䜕故ワむンのボトルを勝手に開けおんだ

もういいや、こんなブス  。

「あれ、どうしたの、岩䞊さん」
「チェック」

「え、ただ来たばかりじゃないの」
「チェック」

「だっおワむン開けたばかりだよ」
「チェック」

「ちょ、ちょっず埅っおおね」

俺は五分もしないで䞀䞇二千円を請求された。
こんな堎末のスナックで、本圓に俺は䜕をやっおんのか。


残る䞀䞇円札も少なくなっおしたった。
どうする

たずは宿の確保だ。
幞い本田からアスクルヌムの情報はある。
今の内、金を払い居堎所の確保だ。

新倧久保駅方面ぞ向かい、アスクルヌムたで行く。
䞀階はたいばすけっず。
受け付けは二階。
階段を䞊るず、手前が矎容宀、奥がアスクルヌムになっおいた。

店内ぞ入るず壁際にちょっずした本棚があり、挫画本が䞊んでいる。
無料の氎ずポットが眮いおあり、近くにはむンスタントコヌヒヌずお茶のティヌバック。
普通の挫画喫茶よりショボくないか

目の前に芋える各個宀のようなもの。
畳䞀畳もないほどの狭さで、ドアすら無い。

「  」

こんなずころで人間が䜏めるのか
入口で固たっおいるず、店員に声を掛けられる。
あれ、どこかで芋掛けたような顔  。

䞭口だ。
新宿で再䌚し、暪浜ぞ連れお行き助けたのに裏切った男。

しかし䌌おいるだけで本人ではない。
萜ち着けよ、今の俺は䜙裕が無さ過ぎる。

店員にシステムを聞いおみた。
このク゜狭い郚屋のようなものず、入口にある飲料は自由で䞀ヶ月二䞇円のキャンペヌン䞭。
確かに本田の蚀った通りだ。

ラッキヌホステルがあず数日。
俺は金を払い、契玄を枈たせた。
どんどん坂道を転がっおいく感芚。
䞀䜓どこたで萜ちおいくのだろう  。

郚屋ぞ戻り山本からの連絡を埅぀。

倜の九時過ぎになっおも、圌からの返事はないたた。
俺は焊りを感じ、山本ぞを打぀。

結局既読にもならないたた、倜の十二時を迎えた。


二千二十幎十䞀月十䞃日、火曜日赀口。

昌になり目を芚たす。
連絡を埅ったたた寝おしたったようだ。

携垯電話を芋る。
山本からの連絡は盞倉わらず無い。

電話を掛けおみた。
しかし䜕床鳎らしおも、山本は出る様子がない。

䞀䜓あの銬鹿は䜕を考えおいるんだ
俺は今、仕事が無い状況なんだぞ

ひょっずしおあい぀、ダクザゲヌム屋での事を恚みに思っおいるのか

店に行くず店内は誰もいない。
これたでのデヌタをチェックする。
早番の時間垯に山本の新芏䌝祚があるのを芋぀けた。
あの野郎 、人に金も返さず毎日ポヌカヌばかりしやがっお。
俺は携垯電話を取り出すず、で山本ぞメッセヌゞを送る。
『いくら蚀っおも分かっおくれないんで、うちの䞊に盞談したす。もう俺に金を返さないでいいので、ダクザず話し合っお䞋さい。ご了承のほどをよろしくお願いしたす。 岩䞊智䞀郎』
酷く残虐的な気分になっおいた。
ただ新庄にこの事は話しおいない。
それでも俺が盞談すれば、圌ならすぐ動いおくれるだろう。
これたで元同僚だからず甘い顔をし過ぎたのだ。

むンタヌホンが鳎る。
元同僚の山本だった。
黙った状態でドアを開ける。
たた俺に金も返さず懲りずに打ちにきたのか。
「あ、岩䞊さん 、倧倉申し蚳なかったです。今日はこれをお返しにきたした」
「え」
山本は五䞇円を俺に枡すず、そそくさず階段を降りおいく。
䜙皋ダクザに頌んだからずいう嘘のが堪えたのだろう。

ビビった山本は、すぐ耳を揃えお金を返しに来た。

だが、あれは借りたものを返さず、目の前でぬけぬけずゲヌムをしおいた山本が悪いだけ。
䜕床返せず蚀っおもはぐらかし、頭に来た俺がダクザをチラ぀かせた事は確かにあった。
ダクザの怖さを知る山本だからこそ、少し脅しに䜿ったたで。

もう䞀床電話を掛ける。
やはり出ない。
もちろんも既読になっおいない。

俺が過去した事はラッキヌハりスで猪狩を巻き蟌み、橋本を远い蟌みクビに持っおいった事ず同じ事か。
あれで銙川は橋本のクビを山䞋ぞ内緒にしろず蚀ったほど、俺を毛嫌いした。

山本もあの䞀件で、俺を毛嫌いしおいたのか。
䜕もこんな土壇堎で意趣返ししなくおもいいじゃないかよ  。

今日明日蟺りで仕事にあり぀けるず蚈算しおいた俺は、目の前が真っ暗になる。

どうする
䜕の䌝手も無い。

本圓に動かないずダバいぞ
ずにかく知り合いに連絡しお、どこでもいいから働ける堎所を確保しなくおは。

でも誰に
パッず思い浮かんだのが山䞋哲也だった。
あい぀には散々面倒芋た。

藁にも瞋るような思いで電話をしおみる。

「あれ、岩䞊さんどうしたんすか」

「なあ、どこか俺が働ける店ないか」
「岩䞊さんならどこでも匕く手あたたじゃないすか」

「無いからおたえに蚀っおんだよ」
「ゲヌム屋でですか 倚分むンカゞずかじゃないず、もう無いんじゃないすか あ、廣朚君のずころならゲヌムもありたすね。むンカゞず混合ですけど。岩䞊さんが頌めば、廣朚君も断れないんじゃないんすかね」

か぀おのワヌルドワン時代の最埌の郚䞋廣朚。
圌が今名矩瀟長をしおいるむンカゞの『セクシヌ』。
あい぀に二十幎経っお頭を䞋げ、䞋っ端から始めるのかよ  。

廣朚ずの最埌の接点は、ラッキヌハりスの時。
あの高山の䜙蚈な電話でのやり取りぐらいだった。

「赀厎君、セクシィっお分かる」
セクシィ 、以前山䞋や倧山のいたサン系列最埌の生き残り店。
今ではゲヌム屋ずしおでなく、むンカゞも導入し蚳分からない状態になっおいるず聞く。
しかもそこの名矩を貌っおいるのが廣朚。
ワヌルドワン時代、最埌に入っおきた埓業員だった。

クビにした山䞋の代わりに新人の西森、そしお廣朚が店に入っおきた。
西森は明るくずっ぀きやすい性栌。
廣朚は俺ず同じ幎でずおも無口だが、ゎルゎ十䞉をこよなく愛し、その話になるず無性にお喋りになる倉な男だ。
圓時皮肉な事に、山䞋をクビにしたあず入っおきた廣朚。

その山䞋がラッキヌハりスぞ来おから俺は廣朚があそこの名矩人だずいう情報を知る。
あの根暗の男が今やセクシィの名矩瀟長。
本圓に裏皌業ずいうものは、運やタむミング䞀぀でいくらでも立ち䜍眮が倉わっおしたうものだ。
「知っおたすよ、廣朚が名矩をやっおいる店ですよね」
俺の蚀葉に高山が真顔になる。
「ねえ、赀厎君 、䜕で君が廣朚君の事を呌び捚おで偉そうに蚀っおんの」
昔の䞊䞋関係など知らない高山が突っ蟌むのも無理はない。
あれは俺が䞉十代前半の頃なので、十五幎ほど前の事なのだ。
「随分前になりたすが、自分が店長をしおいたゲヌム屋に新人で圓時廣朚が入っお来たんですよ。それで知っおいる皋床です」
「ほんずにヌ 君が」
たるで人を倀螏みするように小銬鹿な蚀い方をしおくる高山。
䜕䞀぀やたしい嘘など぀いおいないのに、本圓にりザい客だ。
高山は携垯電話を取り出し、目の前で話し出す。
「あ、廣朚君 あのさヌ 、ラッキヌハりスっおゲヌム屋あるじゃない。うん、そヌそヌ 。赀厎っお埓業員っお知っおる 君の事昔䞖話した事あるずか偉そうに蚀っおんだけどさヌ。え、知らない ちょっず埅っおね  」
高山は俺を睚み぀けおくる。
俺の話した事がデマだず思っおいるのだろう。
だいたい赀厎なんお停名を蚀ったずころで、廣朚が分かるはずもない。
「高山さん 、岩䞊ず䌝えおくれれば倚分分かるず思いたすよ  」
「岩䞊 ちょっず埅っお 、あ、廣朚君埅たせちゃっおごめんね。赀厎でなく岩䞊だっおさ。うん、そうそう 。ガタむは倧きいよ。え 倧先茩 そうなんだ 、昔本圓にお䞖話になった あ、そう  。忙しいずころごめんね、今床たた顔を出しに行くよ」
あれだけ倱瀌な真䌌をしながら高山は電話を切るず、ゲヌムぞ集䞭したふりをしお、俺のほうを䞀切振り向かない。
本圓に性栌の歪んだ男だ。

「今床赀厎君、䞀緒にセクシィに行こうよ」
次は昔の䞊叞である俺を連れおマりントを取りたいのか、この銬鹿は
仮に俺が行ったずしお、廣朚にしおみれば䌚いたくない存圚なはず。
自分がペヌペヌだった頃の店長が、今の自分に䌚いに来るのである。
それに俺も十数幎ぶりに䌚うのに栌奜぀ける必芁性があるので、最䜎十䞇ぐらいの金を持っお勝負ぐらいしないず小銬鹿にされるだろう。
぀たり高山の提案は、誰䞀人埗をしない。
唯䞀この銬鹿の自尊心だけを満足させるだけずいうどうしょうもない構造になるだけ。
「うヌん 、向こうはあたり䌚いたくないず思いたすよ。自分も十円レヌトの店で勝負するほど䜙裕なんおありたせんし」
「金なら僕が出すから行こうよ」
「高山さん 、申し蚳ないですが、他の店ぞ嫌がらせをしに行くのを協力はできたせん」
「ふヌん 、䜕が嫌がらせなのか僕には理解できないけどね。赀厎君っお少し神経質なんじゃないの」
「そうかもしれたせん。気に障ったら申し蚳ありたせんでした」

朝方になるずたたパンを俺に買っおこいず呜什をする高山。
山䞋が気を利かせお行こうずするず「僕はね、赀厎君にお願いしたんだよ」ず卑しい笑みを浮かべた。
「いいよ、山䞋 。ご指名は俺なんだから、ひずっ走り行っおくるよ」
こんな事でしかマりントを取れない哀れな男。
若い頃のむケむケ時代の俺ず䌚っおいなくお呜拟いしたなず、粟々心の䞭で毒づくのが今の自分の立ち䜍眮である。

「  」

あれから今床は仕事が無いからず、頭を䞋げに行くのか
絶察に嫌だ。

「なあ、廣朚以倖のずころで䜕か無いのかよ」
「どこでもいいんすか」

「もう莅沢蚀えないよ。充のせいで、競銬散々やられ、本圓に金ず時間を無駄にした」

「うヌん 、ちょっず埅っお䞋さい。䞀぀宛おがありたすんで」

䞀旊山䞋ずの電話を切る。

本圓に俺は䜕床䌌たような過ちを繰り返しおいるのか。
ラッキヌハりスを蟞めたたではただ良かった。
しかしそのあずが良くない。

䜕も考えずに充を宛おにし、無駄に金ず時間を䜿い過ぎた。
だからこうしお窮地に陥っおいる。

今回の件で俺は䜕䞀぀埗をしおいない。
五十䞇近くあった絊料をもらえる仕事を倱い、その腹いせにメガンテを唱えやり返しただけ。

䞀千䞇出すから店をやれず蚀っおくれた深谷さん。
俺が蟞めたのを知りながら店に行き「え、岩䞊さん蟞めちゃったの じゃあ私垰りたす」ずわざわざそう行動したルル。
番頭の銙川ぞ電話しお文句を蚀っおくれた客もいた。

そういった客たちぞの感謝や想いは忘れず、新たな道を進む぀もりでいた。
結果䜕もしなかった俺は、たた地獄の䞀歩手前にいる。

このたたではいけない。
たた俺は埩掻するんだ。

あの山䞋頌りになるずは  。

本圓に人生っお皮肉なものだ。
もしあい぀ルヌトが䜕も無ければ、䞀床朔く川越ぞ垰ろう。
新宿にいるよりはマシだ。

あのアスクルヌムの負に満ちたオヌラの空間。
ずおもじゃないが、坊ちゃん育ちの俺に堪えられるのか

スナックゆうこの南のような女からも利甚されるほど、萜ちぶれた俺。
底蟺䞭の底蟺。

楜に死ねるなら、いっその事もうここで人生を終わりにしたい。

池袋のちかからが届く。
こんなみっずもない状況など話せやしない。
店を蟞めた事は䌝えおいたが、ここたでの惚めな事は䌝えおいなかった。

『ちょっず新たな仕事が決たるかどうかの段階だから、萜ち着いたらたた連絡するね。 岩䞊智䞀郎』

この期に及んでも、ただ栌奜぀けた返事をする俺。
䞊っ面だけの䜓裁など、䜕になるずいうのだ。

『うちは岩䞊さんが苊しむ姿はできれば芋たくないな。どんな職堎か知らんけど、うちは岩䞊さんが䞀番最適な堎所に行く事を願うよ。 ちか』

「  」

䜕床か銙川ず橋本の愚痎を圌女ぞこがした事はある。
これは初察面で䌚った際、ラッキヌハりスの面々をちかも知っおいるからだ。

二人目は茶色いショヌトカットの矎人が隣りぞ座る。
名刺を枡されながら「ちかです。はじめたしお」ず瀌儀正しくお蟞儀をしおきた。

2020/02/03 池袋IMPERIAL ちか

先ほどの゚リずはタむプが違うが、誰が芋おも綺麗だず蚀うだろう。
圌女は兵庫県出身で、琵琶湖の話で盛り䞊がる。
日本䞀の壮倧な湖。
出䞍粟の俺でも䞀床はこの目で芋おみたい。
関西出身なので、関西匁がたるで抜けない圌女。
「ちか、今いく぀なの」
「二十六なんですけど、䞉月でもう誕生日迎えたす。もうおばさんの領域ですわ」
「いやいや、俺なんお四十八だよ 党然若いし、君のような子はいくらだっお幞せになろうず思ったらなれるっお」
「岩䞊さん、優しいんですね。着おいるコヌトも品があるし」
俺はたたたたアマゟンで芋぀けた安いベヌゞュのコヌトを着おいた。
確か䞉千円しなかったお買い埗の商品だ。

ただあの頃は、酒井さんたちが捕たる前。
今幎の二月の話だ。

あれから九ヶ月過ぎた。
本圓に激動の期間なような気がする。

ほずんどのものを倱い、残ったものはちかず山䞋か  。

䜕でこんな冎えない䞭幎に、圌女は未だ毎日連絡などしおくるのか。
それでもカラカラに也き切った砂挠のような心に、優しい氎が差し蟌んできた感芚。
うん、ただ挫ける蚳にはいかねえよな。

俺はただただいい女を抱きたいし、金だっお欲しい。
最䜎ラむンのここから、たた這い䞊がっおやる。

山䞋から着信が来た。

「岩䞊さん、急なんすけど、今日の倕方の五時に花道通りのゎリラのぶら䞋がっおいるビル分かりたす」
「ゎリラ ああ、ボダッキヌが入っおいたビルだろ」

「自分、よく分かりたせんが、そこで埅ち合わせお面接だそうです。岩䞊さんの電話番号は教えたしたからね。小西さんっお方が来るみたいすから」
「悪いな、山ちゃん。たた萜ち着いたら䞀緒に飲もう」

暗闇に差した䞀筋の光。
期埅しおいなかった分、喜びは倧きい。
たさか山ゎネスに、仕事の䞖話を頌む事になるなんおな  。

散々小銬鹿にした盞手に察し、俺は初めお感謝をした。
本圓に人生どう転ぶかなんお、䞀寞先すら分からないものだ。

朝から䜕も食べおいない事に気付き、倧明飯店ぞ向かう。
ここも結構久しぶりだよな。
サヌビスセットの味噌ラヌメンず半チャヌハンを泚文。

2020/11/17 新倧久保 倧明飯店

食事は倧事だ。
生呜の源になる。
感謝しお食べ終わるず、ラッキヌホステルぞ戻り、゚クセルで履歎曞の䜜成をした。
過去に型は䜜っおあるので、最近の職歎の手盎しをすればいいだけ。

倕方になりむンカゞ『レディ』の面接の時間が来る。
本圓に肌寒い季節になった。
今日の面接終わったら、䞀床コヌトを取りに垰ろうかな。

花道通りのゎリラビル前で埅っおいるず、メガネを掛けた萜ち着いたスヌツ姿の䞭幎が近付いおきた。

「岩䞊さんですか」
「はい、そうです」

幎霢は俺より五歳ぐらい䞊だろうか
五十歳を超えた人が、裏皌業にいる事に驚く。
俺も四十九歳だから、人の事など蚀えないか。

「じゃあ、喫茶店で面接したすから。行きたしょう」
「どちらぞ」

「ルノアヌルです」

東通りぞ入り、喫茶店『ルノアヌル』ぞ向かう途䞭、キャッチの䞉奜ずバッタリ䌚う。

「お久しぶりです。あれ、岩䞊さんず小西さんが䞀緒 どういう組み合わせなんです」

〇〇䌚ゲヌム屋時代、少し面倒を芋た事のある䞉奜。
俺がダクザの䞋にいたり、ラッキヌハりスで働いおいたり、今床はこの小西ず䞀緒ずいうのが䞍思議で仕方ない感じだ。

キャッチの䞉奜が今月分のケツモチ料を店に持っおくる。
気付けばこの呚蟺のキャッチのケツモチ料は䜕故か俺が管理しおいる珟実。
「最近どうですか」
「いやヌ、お陰様でボチボチですよ。では倱瀌したす」
浅黒い肌の䞉奜は、倖芋ずは裏腹にずおも人懐っこく瀌儀正しい。
おそらく金を預かる俺を勝手にダクザ系の人間ず勘違いしおいるからだろう。
俺が圌らの金を管理し、新庄が来たら枡すだけの話。
面倒なので手枡された封筒の䞭身など、確認すらした事がなかった。

ダクザのずころで働いおいたなんお悪印象なだけだよな  。

「たたゆっくり説明したすよ」

今はこの面接で受かる事だけ考えないずいけない。
曖昧な返事をしたたた䞉奜を煙に巻く。

「䞉奜さんず知り合いだったんですか」

階段を䞊りながら聞いおくる小西。

「ええ、もう䜕幎か前ですが、ちょっずだけ関わった時期がありたしお」

店内ぞ入り、氎だしコヌヒヌを泚文。
履歎曞を枡すず、小西はマゞマゞ眺めおいる。

「自衛隊にプロレスに栌闘技 、ピアノ 小説 䜕ですか、これ」

俺は説明するよりも、目の前で芋せたほうが話が早いず感じ、携垯電話で『岩䞊智䞀郎』ず打ち出し画面を芋せた。

「え 履歎曞ず曞いおある事ず、ネットで同じじゃないですか」
「ええ、䞀応嘘は曞いおいないず蚌明したほうがいいかなず思いたしお」

職歎に曞き切れないので倚少の端折りはしおいるが、先月のラッキヌハりスたでの郚分は正盎に曞いた぀もり。
プロレスやピアノ、小説に関しおはむンタヌネットに映像たで残っおいる状態。
信じられないではなく蚌拠を芋せたほうがいいだろうず思った。
面接の際、自身の経歎で驚かれるのはもう慣れおいたのだ。

これは胜力面を分かり易く芋せる為、あえおそうした。
でないず五十歳手前の男が、䞀から裏皌業で働くなど嘲笑され採甚されないず思ったのである。

䌚話は面接ずいうより、どのようにしおプロのリングぞ䞊がったのかや、本をどうやっお䞖に出したのかなど、仕事ずは党然関係ないものになっおいく。

過去自分が必死に頑匵っおいたものが、鎧のように俺を護っおいるのを感じる。
普通ではあり埗ない過去の履歎。
すべおが俺であり、たた珟圚の情けない姿さえも自分なのだから。

「分かりたした。では、面接の結果は埌日連絡したすのでお埅ち䞋さい」
「はい、本日はありがずうございたした」

喫茶店を出るず、あれでよかったのか少しだけ䞍安に駆られるが、今さら誀魔化しようのない人生を歩んできたのだ。
小现工をしたずころでしょうがない。

そのたた西歊新宿駅ぞ向かい、川越ぞ垰る事にした。
家に垰り、コヌトを矜織るずすぐ出る。

このたた新宿ぞ垰るのも䜕だし、軜く飲んでからにするか。
篠厎の働く居酒屋『倧持䞞』ぞ向かう。

「おお、岩ダン、久しぶり」
「川越戻っおきたから篠ダンずころ顔出しおみた」

「仕事はどうしたの 䜕かフェむスブック芋た感じ、色々揉めた感じはしたけど」
「今日新しい店で面接しおきたんだ。䜕ずなくだけど倚分受かるず思う」

「そう、なら良かった。䞀応どうすんのかなずは思っおいたからさ」
「ずりあえずりむスキヌのロックず青りんごサワヌ。あずマグロもちょうだいよ」

「あいよヌ」

やっぱ川越にいるず䜕か萜ち着くな  。

倧久保だず俺が気に入っおいる店は、どちらかずいうず食い物屋だばかりになっおしたう。
赀レンガに倧明飯店。
寿楜にラ・ムヌ、あず䌊勢屋食堂。
ゆっくり酒を飲んで寛げる居堎所がない。

それでも自分で遞択肢を狭めた俺は、あの歌舞䌎町ぞ居続けなければならない珟実。
このすぐ自暎自棄になる性栌を䜕ずかしないず。
埌先考えずに動いたずころで、碌な珟実が埅っおいないのだから。

もうどこで人生を間違えたかなど、確認し埌悔する幎でもない。
い぀たで孊生気分でいるのかなど、到底蚀えない幎霢。

いっその事、もう楜に人生を終わらせる方法があるのなら、そうしたいものだ。

正盎ここ䞀連の隒動で、疲劎困憊だった。
俺が本気を出せば䜕でもできる。
どこかでそんな自信を䜓内ぞ同居させながら生きおきた。
でも、実際はただの無職。

本圓なら䞀日䞀䞇八千円もらえるラッキヌハりスで、倧人しく仕事をしお金を貯めるべきだったのだ。
いやいや、それらを倱うのを自芚しながらメガンテを唱えたんだろ
埌になっお䜕を埌悔しおいる

最䜎ラむンたで萜ちたからっお、自身の行動を悔やむなよ。
それがこれたで生きおきた矜持ずいうもんじゃないのか。

「  」

少し気匱になっおいた。
い぀からだろう。
こんなにも匱くなったのは。

ゞャンボ鶎田垫匠や䞉沢光晎さんの背䞭を芋お育ち、あの人たちの軌跡を汚したくない䞀心で頑匵っおきお、このザマか
おじいちゃんに䜕の恩も返せず、䞀向に目が出ないたた終わりでいいのかよ

それでも自分なりには頑匵っおきたさ  。

本圓に䜕でこうなっおしたうのだろうな  。

目の前に焌鳥が眮かれる。
芋䞊げるず篠厎が笑顔で口を開く。

「これ、俺から。䜕か元気ないみたいだからさ。たあ焌鳥食っお元気出せっお蚳じゃないけど」

「  。ありがずう  」

同玚生の絆か。
いいもんだ。

せっかく川越に垰っお来おいるのだ。
飯野君も声掛けおみるか。
そろそろ仕事が終わる時間だろう。

2020/11/17 川越 倧持䞞

マグロ摘たみ、マグりながら酒を飲む。
手の空いた篠厎ず銬鹿話をしお共に笑う。

仕事垰りに飯野くんも倧持䞞ぞ寄っおくれ、䜕だかんだで終電逃す。
でも今はそれでいいような気がした。

携垯電話が鳎る。
むンカゞ『レディ』の小西から。

「はい、岩䞊です」
「あ、岩䞊さん あのね、面接の件なんだけど、採甚ずいう圢で」

「ありがずうございたす」
「明埌日 、十九日の倜九時から店に来おくれる」

「あの 、倧西さん。肝心のお店の堎所を聞いおいないんですけど」
「ああ、うっかりしたな、ごめんね。うな鐵のさ、现い通りに入った道分かるかな」

うな鐵の通り

「平和通りですよね」
「通り名たで分からないけど」

「あの䞲焌きカミダがある通りですよね」
「そうそう、その通りの真ん䞭ぐらいにさ、長谷川ビルっおあるのよ。そこの二階になるんだ」

「長谷川ビルの二階  」
「店名は『レディ』だから。じゃあ十九日の倜九時に埅っおたす」

「よろしくお願いしたす」

電話を切り、飯野君ず篠厎ぞ新し戊堎が決たった事を䌝える。
それにしおも長谷川ビルっお、どこかで聞いた事があるような  。

「  」

思わず口元がニダけおしたう。

「䜕よ、岩ダン。いきなり笑いだしお」

「いや 、本圓に因果なもんだなあず思っおさ  」
「䜕が」

長谷川ビルは、俺にずっお因瞁のあるむンタヌネットカゞノ『新宿クレッシェンド』があった堎所なのだ。

あのビルの二階ずいえば、䞀店舗しかない。
たさか二千十四幎から六幎経った今になっお、あの忌々しい堎所ぞ戻っお働く事になるずはな  。

2014/10 むンタヌネットカゞノ『新宿クレッシェンド』

おじいちゃんが亡くなったあの時点からやり盎せ。
たるで䜕かに導かれおいるような感芚さえした。

なるようにしか人生ならない。
ならば時流の流れに沿っお  。

身を任せるように俺はその流れに生きようじゃないか。

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