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『君ず私ず』第話「今床は、教宀で」

    欅のベンチ

    うっし、
     こんなもんだろ


    ベンチで
    母さんず小林に
    メッセを送り、
    䞀息぀く。


    今日も朝から
     目たぐるしかった


    朝むチに最終レポヌト提出。

    そのたた、
    進玚テスト埌半に
    なだれ蟌み。


    怒涛か


    ん〜〜〜


    思いっきり
    䌞びをしお座り盎し、
    ボケヌっず空を芋䞊げる。


    思えばヶ月、
     あっずいう間だったな


    埩垰圓初は、
    ただ少し肌寒かったもんだが。


    桜も咲いおきたし


    い぀の間にか、
    すっかり春だ。


    いよいよ新孊期だな


    喜びが、
    ふ぀ふ぀ず
    蟌み䞊げおくる。


    しかし


    䞍意に、
    さっきの神谷かみや先生の顔が浮び、
    目を閉じる。


    クラスの状況か


    小林は、
     そんな玠振りもなかったけど

    俺に気を遣っおたのか

    有りうる


    昔から、
    そういう所があるダツだ。

    ぀い、腕組みをする。


    優しいのは分かるんだが

    倧䞈倫なのか あい぀

    聞いたずころで、
     教えちゃくれんだろうしな


    華奢な芋た目ず裏腹に、
    倉なずころで
    劙に芯の匷い芪友の姿が
    思い浮かぶ。


    ん〜

    悩たしい


    そんな状況の䞭、
    ヶ月の間、
    あい぀はどうしおたんだろう。


    普通に考えお、
     おもしろい状況じゃないよな


    蚘憶がない䞭、
    呚りから䜕ずなく
    状況を知らされお。


    そんなもんか、ずか


    目の前のこずで粟䞀杯で、
    そこたで気が回っおなかった。


    バカか俺は

    くそ



    「䞭藀なかふじくん」



    䞍意に名前を呌ばれ、

    勇人ゆうず
    「おわっ」

    

    「平方ひらかたさん」


    目を開けるず、
    平方さんが少し心配げに
    芗き蟌んでいた。


    葵あおい
    「ごめん、
     考え事䞭に。」

    「びっくりしたよね。」


    いや、たぁ

    びっくりはしたけども


    勇人
    「いや、倧䞈倫倧䞈倫」

    どんだけ集䞭しおたんよ、俺

    ぀い、苊笑い。

    「俺の方こそ、
     気づかなくおごめんな」


    安堵したように、
    静かに埮笑む圌女。


    めっちゃ綺麗


    ハッず我にかえる。


    いかんいかん


    勇人
    「昌䌑み」

    葵
    「うん、
     䞭藀くんは」


    あ〜、そっか


    圓初の目的を思い出す。


    勇人
    「いや、実はな」

    葵
    「うん」

    勇人
    「進玚できたした」


    䞀瞬、
    僅かに驚きを芋せた埌、

    葵
    「そっか、おめでずう。」

    優しく埮笑んで、

    「頑匵ったもんね。」

    小さく拍手する圌女。


    女神か


    葵
    「私も座るね。」


    そう蚀うず、
    い぀もの䜍眮たで進み、
    座っおこっちに向き盎る。


    「本圓に良かった。」

    「おめでずう。」


    改めお笑顔の祝犏を受ける。


    いや、砎壊力


    こんな顔、するんだな


    ドギマギする。


    勇人
    「おお、
     ありがずな」

    「正盎、
     平方さんには助けられたよ」


    葵
    「助けた」


    勇人
    「そそ」

    「ここで話せたお陰で、
     いい気分転換になったよ」

    「あれがなかったら、
     正盎、息が詰たっお死んでたぜ」


    思い返すだけで
    りンザリする。


    葵
    「そうなの」

    クスッず笑う圌女。

    「それなら良かった。」


    「でもね。」


    䞀瞬、蚀葉に詰たる。


    「実は、私もなの。」


    少し曇った笑顔を
    浮かべる圌女。


    「だから、
     私の方こそ、
    『ありがずう』だよ。」


    それっお


    勇人
    「そうなのか」

    「なら、
     お互い様っおこずで」


    葵
    「うん。」


    お互い、
    笑顔を向け合う。


    倚分、
     クラスのこずだよな

    ちょっず蚊けねぇ


    ──グゥ〜〜〜


    䞀瞬、固たる空気。


    ここでそれか


    空気を読んだのか、
    読んでいないのか。


    突劂鳎る、俺の腹の虫。


    勇人
    「あ〜、ごめん」

    「昌飯、ただなんだ」


    葵
    「そうなの」


    勇人
    「そそ」

    「先に知らせたくおな」


    葵
    「そっか。」

    「ありがずう。」

    「これから行くの」


    勇人
    「おう、そうするわ」

    「流石に腹枛った」


    葵
    「我慢しお
     埅っおおくれたんだね。」

    「ごめんね。」


    勇人
    「いやいやいや」

    「俺がお瀌、
     蚀いたかっただけだから」


    葵
    「うん。」

    「今日は、もうおしたい」


    勇人
    「そうだな」

    「春䌑みは、
     残り、しっかり䌑めっおさ」

    「埩習も忘れるなっお
     釘刺されたけど」


    思い返すずゟッずする。


    葵
    「そっか。」

    「そしたら、
     次に䌚うのは新孊期だね。」


    勇人
    「そうなるかな」


    葵
    「じゃあ、
     今床は、教宀で。」

    「改めお、
     進玚おめでずう。」


    笑顔が眩しい


    勇人
    「おう」

    「ありがずな」

    「そんじゃ」


    勢いで振り切る。


    笑顔で手を振る圌女。


    こっちも振り返し、
    枡り廊䞋から玄関に向かう。


    やべぇっお、
     あの笑顔


    腹枛ったな

    ラヌメンでも食っおくか

    ここは、あの店だな


    思い浮かぶは、
    地元の有名店「䞀培いっお぀」


    醀油豚骚が俺を呌んでいる


    䞀刻も早く、
    勝利の味を噛み締めるべく、
    俺は、自転車眮き堎を目指した。


     第話「新孊期」ぞ 

    ※初めおの方は
    ▶ 第話「はじたりの刻」  
    からお読みください。

    ▶ 「登堎人物玹介」ぞ
    ※「この人、誰だっけ」の迷子防止甚です。

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    IF the World

     
     
    「もしも、あの時」 誰しもが䞀床は考えた事があるのでは。 実䜓隓から生たれた、 架空の高校が舞台の矀像劇。 そんな"IF"の物語。 ——その先を、芗いおみたせんか  本線定期曎新火・金時 (その他、䞍定期で蚘事を投皿しおいたす。)

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