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【読書感想文】体がバテない食薬習慣

     わたしの名前は、松永ねる。37歳。
     4年前にコロナウイルスに罹患してから後遺症を患い、フルタイムで働くどころか、直近の2年に関しては半分以上の期間を休職して過ごした女。
     心療内科にもかかり、非定型うつ病と言われたり、適応障害と言われたり。
     体調には波があり、今年の4月には起き上がれないほどの倦怠感を体験して、4度目の休職。信じられないことに、近所のコンビニにも行けない日々が続きました。血液検査は異常ナシ、無理をしないと言われて5ヶ月も休んだのに、9月の復職に失敗。それも、4月に戻ったような絶望的な倦怠感……

    「もう、行くしかない」と腹をくくって向かったのは、漢方薬局。
     満を持して。行きたくない理由を蹴飛ばしたあときちんと抱きしめるところまでやり切って、ようやくたどり着いたのです。

     漢方薬局での出来事は、こちらの記事にまとめました。


     漢方を飲み始めて、生活を改善して約四週間。
     いま、けっこうフツーに会社いっています!
     ごくごくフツーの、よくある「今日も仕事めんどうだな」っていう気持ちで、会社に行って。週の半分以上は「帰りにどこ寄ろうかな」って思ったりする余裕もある。

     漢方ってスゴイ。
     わたしの体にはよく合った。
     それと同時に、これから生きてゆくことを考えて、今までよりも手間暇を惜しんでいけないのが、食事だなあって思ったんです。
     先生の指導のもと、食事をガラッと変えたんですよ! 漢方の先生って、自分専門の食事アドバイザーだったんです。すごくないですか? 漢方の先生だってみんなが良い人とは限らないけれど、わたしの先生は全部の質問に答えてくれて、超頼もしいです!

     で、何ヶ月か前に本屋で見かけたこの本を「いつか内容を理解して、自分の体に優しくなりたい」と願っていたりして
     けれども当時は、食に気を使う余裕がなくて……
     しんどいときこそ、ラクを求めるよ。インスタントになるよ。
     でもずっとしんどくて、ずっとラクばっかり選んで、それで健康ならば「健康なんてクソくらえ」でいいかもしれない。わたしも、そう思っていた。ひとり分のごはんなら、作るよりコンビニで買ったほうが、タイパとかコスパとかいいもんね。それもわかっている。

     ただもう、地の果てまで体が動かない自分を知ってしまったからには
    「予防」惜しまないです。
     未来の健康なんて信じないです。そもそも、加齢による衰えだってある。更年期障害にもビビってるよ。
     知識と、それに伴う行動で、自分を守っていく。

     そう、病気がいちばんコスパが悪い。
     そして病気じゃなくても「なんか疲れてる」「なんかだるい」による、可処分時間の減少はもったいないし、ツライ。
     我慢すること、これくらい痛いこと・疲れているのは当然、っていう状態から、わたしは抜け出したい。

     ということで、長々語ってしまいました。
     ここまで書いたけど、体が動かない地獄を知らなければ(数年前のわたし)には、この文章刺さらないなァと思うんだけど。
     この思いに一度、出会っておいてください。
     一生思い出さなければ、それでいいです。
     いつかあなたが「もう少しの健やかさ」を願ったときの選択肢として、今日はこの本の感想文を置いていきます。


    今月の過ごし方(10月編)

     この本は、1週間ずつに分けて情報を見開きでまとめてくれているのがスゴイんですよ! 今、自分の体に起こっているであろうこと、気をつけるべきことを教えてくれる。

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     これを「1週間ずつまとめてくれてすごいわかりやすい~!」と思うわたしと同時に、
    「エッ、一週間ごとでイロイロ考えて食事準備しなきゃいけないの…?(しんどい、むり)」と思うわたしもいます。大丈夫です。基本的に後者です。

     ただ、この本がわたしの悩みをズバッと解決してくれた部分があって、今日はそれを紹介します。
     そう、秋の気配が近づいていたわたしは「抜け毛の多さ」に悩んでいたんです。
     床でゴロゴロしてるとね、なーんか髪の毛がいっぱい落ちてる。信じられないくらい多い。
     でもそれは、長いこと美容院に行ってなかったからかな~って思ってたの。かなり毛量が多いタイプだから。ってことで、復職もしたので美容院に行ったりもしたんですが、みなさんはこれ、知っていましたか?

     じつは、9~10月は、一年のなかでも抜け毛がいつもの3倍くらいに増える時期で、頭皮の異常を感じやすいと言われています(遺伝子的なものはのぞきます)。

    P203から引用

     この本には、そういった人間の仕組みがたくさん書かれているワケです。

    【10月は、髪と肌のうるおいを体の芯からつくる】
    夏に受けた紫外線ダメージと、乾いた空気でカラカラな状態の今月は
    1週目 抜け毛対策
    2週目 乾燥肌対策
    3週目 脂漏性湿疹
    4週目 エイジングケア
    についての食薬プログラムです。

    P202から引用

     抜け毛に悩んでたの、わたしだけじゃなかったんだ~!(わたしの体が悪いんじゃないんだ)って知ることができて、すごく安心しました。
     そんなわたしが、何を食べればイイかがわかっちゃう。
     毎日の食事を丁寧にすることは非常に面倒くさいと思うわたしですが、「悩んだらコレがオススメ」を知るってことは、困ったときは「オススメの食材を選べばいい」っていう決定打を与えてくれることが、かえって有り難いかなあ。という結論に至りました。
    「こうしなきゃいけない」じゃなくて、知識を得ることで選びやすくなる。みたいな感じ。

     これが、自分の体の守り方かなあ、って思います。
     まだまだ未熟だけど、入り口として。


    夏のダメージを振り返る(8月編)

     この本を読んだとき、実は最初に気になったのが8月の欄でした。

     今年の8月は、お友達と会う以外はお部屋でゴロゴロしていました。ひとりで出歩く元気……っていうのは、休職中じゃなくてもなかなか難しいのが8月ですよね。
     熱中症対策で、エアコンはつけっぱなし。
     暑いので、冷たいものばかり食べていました。

     ほとんど家にいて、安静にしていたのに、9月になった途端に動けなくなった。
     思い返してみれば、大きな口内炎と口唇ヘルペスが連続でできたのも8月。どちらも、数年に何度か発生するエラーではありますが、安静にしていた時期に、立て続けに起こってしまったので、たいそう落ち込みました……

     いま思えばこれも、体からのメッセージだったのかな。と思って、8月のページに手が伸びたのです。

     夏を快適にすごせる条件は、温度28度前後、湿度60%くらいです。熱中症は自宅での発症が一番多いので、この条件を大きく外れているときは、エアコンなどの対策をとりましょう。

     逆のタイプも存在します。寒いぐらいに冷房がきいた場所にいる時間が多くなっていませんか?(中略)一年で体が最も冷える時期は夏ともいわれます。

    P176から引用

     自宅で過ごしていたので、「寒いほど」じゃあなかったけれど、「暑いから冷やす」ばっかりを考えていたなあ。と思うのです。部屋にいたから適温だったのにね。それ以上冷やすことなんてなかった。

     8月1週目の食薬プログラムでは、体内に余分な熱がこもるので、熱を冷ます旬の野菜をとりいれます。ただ、内臓を冷やさないようにスープや煮物など暖かく調理して食べましょう。

    P176から引用

     夏との向き合い方、難しすぎない!??
     熱を冷ますけど、内臓を冷やしちゃいけないのか……
     と思うとすぐに「いろいろ考えるの面倒」のわたしが発動しますが、大丈夫! 何を食べればいいかまで書いてあるから! 困ったらそれを選べばいいだけ、です。

     あと、ヘルペスの原因を調べたら「紫外線」っていうのもあったんだよね(多くはストレスとか不規則な生活だとか言われますが)。
     ちょうど、お友達と楽しく遊びに行った翌日に、ぼかーーーんと生まれてしまったんですよ、ヘルペス様が。予防薬を塗っても防げないほどの勢いで。

     紫外線と聞いて思い浮かべるのは、肌や頭皮の老化ですよね。(中略)
     目に見える変化以外にも脳内で活性酸素が発生し、自立神経が乱れて寝つきが悪くなる、強い疲労感、緊張感などを生じさせます。

    P178から引用

     8月のわたし~~~!!
     寝つきの悪さに悩んでいたね!??
     特に、友達と会った(出掛けた)あと。
     すごく楽しくて、すごく疲れる。
     それは休職中の自分の体力のなさが原因。と思って諦めていたけれど、紫外線のせいもあったかもしれない……
     もちろん、帽子+日傘で防御はしていたのだけれど。
     でも防御って、「暑いから」だと思っていたよ。
     あれって、自分の体を守ることで
     無意識に「まぶしいと疲れる」と思っていたけれど、合っていたんだよ。体の本能だったわけ!
     ということで、8月2週目の食薬プログラムは、紫外線対策と予防。

     夏は本当に大変なんですね。
     建物の中ではエアコンに注意、外では紫外線に注意。
     エアコンがなければ熱中症になるような気温が続くわけだから、もうたまらない。何も考えたくない!と思っちゃうわたしもいるけれど。
     悩んだときに優しいほう、選べますように。そのための知識を得た、と思うのです。


    食薬ってなんですか?

     この本のタイトルになっている「食薬」についての説明を忘れていた!
     なんとなく「体に良い食事」みたいな意味かな~って思っていたわけですが、だいたい合っています!

     体の芯から元気になるには、体調を整えることに役立つ食材を選んで食べること、そして、逆効果なものは食べないことが大切です。これを「食薬」と呼び、体がバテている人に、ぜひとりいれてほしい方法です。

    P36より引用

    「逆効果なものは食べない」って言われると、「ウッ」て気持ちになっちゃうの、わたしだけじゃないはず……それでいいです。全部じゃなくても、ちょっとずつ優しくなっていきましょう。

     ちなみに、漢方や東洋医学の世界だと「薬膳」という言葉も出てきますが、この本では「ほとんど同じことです」と説明されています。(P37に記載)

    ▼漢方や東洋医学の考え方については、この記事に書きました。素人目線なので、「これから知りたい」同志にオススメです。

     あと、わたしが漢方を飲んでいるところなので、この記事には「漢方」という言葉が多かったと思いますが、漢方以外の視点も取り入れて説明してくれるので、すごくいいなあと思いました。

    「食薬」には季節や自然などのマクロな視点をもつ「漢方」と、細胞などミクロな視点をもつ「腸活」、そして、それをつなぐ「栄養学」の考え方が欠かせません。

    P36より引用

     一冊読むだけで、いろいろな視点からの学びがあるってこと! 有り難いです。


    我慢と戦うあなたのために

     そして、この本を読んで欲しいのはこんな人。

     最近無理がきかなくなった、鎮痛剤・抗生物質・便秘薬・胃薬などを頻繁に使うようになった。健康診断で気になる項目が増えた、気圧や気温の変化に敏感に反応するようになったなど、軽度の不調を感じていたら、今こそ食薬習慣の始めどきです。

    P54から引用

     我慢するのが当たり前、じゃないんですよ。
    「これくらいフツー」とかね。
     もっと体に優しい選択肢、あります。
     それは、あなたと、あなたの大切な人に優しくできる選択肢です。
     たくさんの不調を経験して、「具合が悪い」と「機嫌が悪い」がすごく似ていることに気づいたのがわたしです。

     そして「これくらいフツー」の、軽度の我慢だったり、当然と思っていた「頑張る」のカードを切り続けた結果、4度も休職に追い込んでしまったのがわたしです。直近の3回の休職は、とある日の朝起きて、会社に行けなくなりました。昨日までは平気で、なんなら調子もよかったと自分で思っていましたが、思い返してみるとほとんど眠れていなくて、仕事帰りにはかなり疲れて何もできない状態でした。
     仕事で疲れるの当たり前、と思っていた人間の末路です。こういう場合も、あるのです。


    人は「呼吸と睡眠」で、できている

     健康維持のための食事と呼吸の質に注目してください。

    P54 から引用

     これ、聞き覚えありませんか?
    ▼最近も言われました。漢方薬局で

    ▼そして、鍼灸マッサージ師のミツルさんに教わったことでもあります。

     ミツルさんに呼吸の大切さを教わりながら、心の中では深呼吸すら面倒くさいと思っていました。(ミツルさんには本音で、それも伝えていて、その中でできること考えよう、って言ってもらえっていたウルトラサンクス)

     でもその本音っていうのは、いろいろあって「そもそも具合が悪いのにこれ以上がんばれない」っていうのが本音でした。
     怪我とか病気のときって、自分に優しくしよう。ってなるじゃないですか。でも、長期で患っていると、お薬を飲む・寝る以外にも求められることがあって、正直しんどい。カップラーメン食って、丸くなっていたいよ!

     でもそうやって、呼吸とか、自分の体と向き合うことから逃げまくっていたらどんどんつらくなって、
     漢方を通して、体のシグナルを受け取れるようになったら、回復してきました。嘘みたいな本当の話です。倦怠感以外にも、頭痛もかなり減ってきたんですよ。もともと偏頭痛持ちだったんですけど。

     だから「深呼吸すら面倒」と思う体になっちゃう前に深呼吸で、
     心身と時間に隙間があるならば「食薬」意識したらどうっスかね?という提案を置いておきます。いま刺さらなかったらそれでいいです。出会ってくれてありがとう。
     わたしはミツルさんに出会っていたので、呼吸や睡眠の大切さを素直に受け取れています。

    ▼ミツルさんに教わった、呼吸のこと

     いやあ、大事だってのは理解できていたけど、面倒だったね!
     でも、冒頭で言った通り「病気になる」とか「体調不良で可処分時間が減る」方が面倒で厄介でした。
     だから予防に意味があって、予防のための知識に価値がある。
     目に見えない健康と、その予防のために時間やお金を投じることには価値がある。
     と、わたしは言います。何度でも。


     ということで、病みに病みまくり、超絶面倒くさがりのわたしが、ちょっとだけ丁寧に暮らそうと思った話でした。
     ここまでたどり着いてくれたあなたの、優しい選択肢のひとつになれたら幸いです。

    ▼同じ先生のこちらの本は、「心バテ」について
    (漢方の「気・水・血」でいうと、「血」を補うことをことをメインに紹介しているそうです)

    ▼今回わたしが紹介したのは「体バテ」について。
    漢方の「気・水・血」でいうと、「気」を補うことがメインとなっている内容ですが、漢方薬局で「気が足りない」と言われていたので、めちゃくちゃピッタリでした!


     10月12日 ねる
     今までは全然上手に集中できなかったのに、具合がよくなってきたら一晩で7000字に近い記事を書けるようになったよ~奇跡みたいだ! できること、増えたよ。すごく嬉しいです。
     この本、Amazonのほしいものリストから贈っていただいてありがとうございます。命、救われたよ。

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    サンクチュアリ出版の、第2期 正直レビュアーをやっています!
    (この記事は、レビュアーのお仕事は無関係です)
    感想文や体験談、執筆のご依頼ありましたら、お気軽にお声かけください。
    似顔絵:朝日奈愛コ
    似顔絵を描いてもらって、「なりたいわたし」見つけました!

    ▼漢方を飲んで、すなおに食生活を改善できたのはこの本のおかげです。感想文と一緒に、「わたしの漢方体験日記」まとめました。


    【その他、体に優しい選択肢(記事内の再掲含む)】

    ▼自分の体質がわからない。という人には、漢方薬局がオススメです。わたしがいっている薬局は、初回1時間たっぷり先生に相談して、体質を判断してもらったことがピタッとハマり、今に至ります。

    ▼この本読んで、「漢方薬局」を選んでみようかなと思えました。東洋医学の考え方など、学んだことも一緒にまとめています。入門書代わりに覗いてみてください。

    ▼病院嫌いなあなたには、こちらを。本気で学んで書きました。
    ・どうやって先生を選べばいいの?
    ・いくらくらいかかるの?
    ・どれくらい通えばいいの?
    ・なんで院によって値段が違うの?
    ・保険適応するの?

    ▼読んで学ぶ「生きやすさ」。鍼灸マッサージ師のミツルさんと一緒に作ったシリーズです。

    ▼自分で作るヘアミルク。呼吸・食事以外の、体に優しい選択肢

    ▼居心地のお部屋っていうのも、自分への癒やしで、優しい選択肢になると思うのです。片付けが苦手な人こそ、後回しにしちゃう人こそ、早くこの本に出会ってください!


    ▼お世話になっている鍼灸マッサージ師のミツルさんのnote(治療院は横浜市青葉台)。何でも相談できる人、ここにいます。


    ▼タロット占いやってます! 優しい選択のひとつになれたら嬉しいです。気になる人は、サンプル覗いてね。けっこうなんでも、相談してくれて大丈夫よ! だいじょうぶだから。

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