
授業実践第2回|「社長と自分の違い」の話から授業を始めた(公民02_資本主義の成立)
結構、経済の授業は、生徒には厳しいようです。
「資本主義」「産業革命」と板書しただけで、「もう自分には関係ない」と感じてしまうんですよね。歴史総合でも習うんですけどね。
ということで、できるだけ生活に近いところから始めるようにしています。
ただそんなに簡単に浮かばないんですよ、アイデア。時間かかるし。
なので、問いづくりや教材整理にはAIも使っています。下の問もそうです。
「時給1,000円で働く君と、月100万円稼ぐ社長。何が違う?」
教室が少しざわつきます。
「才能」「学歴」「運」――いろんな答えが出てくる。
どれも否定はせず、「今日はそれを“経済の言葉”で説明できるようにしよう」とだけ伝えます。
次に聞くのは、こんな問いです。
「車の整備工場を開くとしたら、何が必要?」
建物、工具、機械、仕入れの資金。
このあたりは、3年生だと意外とすぐ出てきます。
そこで初めて言います。
それが「資本」だよ、と。
先に定義を教えるより、自分の言葉で出てきたあとに名前をつけた方が、少しだけ納得してくれる気がしています。
あの「また覚えるのか」という空気が、ほんの少し変わる瞬間です。
資本主義の話も、同じように進めます。
自由に商売していい。
自分のものを持っていい。
利益を出していい。
言葉にするとシンプルです。
でも、現実はそんなにきれいではありません。
格差が開く。
景気が揺れる。
強いところだけがさらに強くなる。
ここまで来ると、生徒の反応が少し変わります。
「なんか、自分にも関係ありそうだな」と。
経済の授業で大事にしているのは、「全部わかること」ではありません。
少しでも「つながった」と感じることです。
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使う教材は3点です。ダウンロードして使ってください。加工するときはAIにドキュメント化させたり、指示を出してください。
〇授業プリント(自作の元ネタをChatGPTで整理しました) 発問から小テスト3問までを1枚にまとめています。最低限の用語が書ければ合格にしています。
〇スライド (授業プリント+原稿をnotebookLMに読ませて作りました)
発問→考え方→確認の流れだけに絞った、シンプルな構成です。
〇教師用原稿 (ChatGPT、もしくはClaudeに作ってもらいました)
30分の進行を書いてあります。詰まったときの保険です。
〇まとめシート(notebookLMで作れます)
おまけです。
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授業のあと、「社長ってそういうことか」とつぶやいた生徒がいました。
たぶん、その一言が出れば、この授業は十分。
難しい言葉をどれだけ覚えたかよりも、
自分の働き方や、これからの生活と少しでもつながったかどうか。
そのことが少しでも伝われば。
実際は、月収20万と月収1000万とかにすればよかったと思います。単位が違うと理解できないみたいでした。反省点です。
次回は産業革命当時の、イギリスの工業都市の平均寿命から「資本主義の問題点」を考えます。