
○相手を変えようとせず、自分にできることを大切にする|8月29日の運気が上がる話
ゲッターズ飯田さんは、
1年365日、それぞれの日に寄り添うメッセージを
一冊にまとめられました。
日々の暮らしの中で忘れがちな大切なことを、
優しい言葉で思い出させてくれる一冊です。
僕自身も、この本から毎日新しい気づきを得ています。
その学びを皆さんと共有したいと思い、毎日更新しています。
一日の始まりに、少しだけ心が軽くなるような時間になれば嬉しいです。
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■8月29日「馬を水場に連れてはいけるけれど、水を飲ませることはできない」
誰かのためを思って、
「こうしたほうがいいよ」
「この方法ならうまくいくよ」
「せっかく教えたのだから、やってみたら?」
と伝えたことはないでしょうか。
ところが、
相手はなかなか動いてくれない。
そんなとき、
「どうして分かってくれないんだろう」
「せっかく教えたのに……」
と、もどかしく感じることがあります。
8月29日の言葉は、
「馬を水場に連れてはいけるけれど、
水を飲ませることはできない」
です。
これは英語圏で古くから伝わることわざで、
馬を水辺まで連れて行くことはできても、
実際に水を飲むかどうかは馬自身が決める、
という意味です。
人との関係も、これとよく似ています。
・方法を教えることはできる。
・情報を渡すこともできる。
・背中を押すこともできる。
・困っているときに手を差し伸べることもできる。
でも、
最後に「やる」と決めるのは、その人自身です。
この境界線を知っておくことは、
人と関わっていくうえで、とても大切なのだと思います。
■私たちにできるのは「きっかけ」を渡すところまで
相手のためにできることは、たくさんあります。
・役立ちそうな情報を伝える。
・いくつかの選択肢を示す。
・必要なら手伝う。
・困ったときに相談に乗る。
・環境を整える。
けれど、その先で行動するかどうかは、
相手が決めることです。
どれほど良い助言でも、本人が、
「やってみよう」
と思わなければ、行動にはつながりません。
だからこそ、
「ここまでは自分にできること。
ここから先は相手が決めること」
と分けて考えることが大切なのだと思います。
■善意が「押しつけ」にならないように
難しいのは、相手のことを大切に思っているほど、
「なんとかしてあげたい」
という気持ちが強くなることです。
・家族だから。
・友人だから。
・大切な人だから。
・失敗してほしくないから。
その思い自体は、
とても自然なものです。
でも、自分にとって正しい方法が、
必ずしも相手にとって正しいとは限りません。
また、良い方法だったとしても、
相手にはまだ動くタイミングではないこともあります。
だから、
「絶対にこうしたほうがいい」ではなく、
「こういう方法もあるよ」
「必要なら手伝うよ」
「決めるのはあなたでいいよ」
と伝えてみる。
相手が自分で選べる余白を残すことも、
思いやりの1つなのだと思います。
■相手の人生まで背負わなくていい
誰かが悩んでいると、
自分のことのように心配してしまうことがあります。
特に身近な人ほど、
「なんとかしなければ」
と思ってしまいます。
けれど、
相手の人生を代わりに生きることはできません。
どれだけ心配しても、
どれだけ助言しても、
どれだけ環境を整えても、
最後に選択し、行動するのは本人です。
そこまで自分が背負ってしまうと、
今度は支える側が疲れてしまいます。
助けることと、
背負うことは違います。
できることはする。
でも、相手の課題まで自分の課題にしない。
そう考えることで、
少し心が楽になるのではないでしょうか。
■「変わってほしい」より「見守る」
誰かに変わってほしいと思ったとき、
つい何度も同じことを言ってしまいます。
でも、人は誰かに強く変えられようとすると、
かえって抵抗したくなることがあります。
そんなときは、
一度言葉を減らしてみるのもいいかもしれません。
必要なことは伝えた。
助けが必要なら手を貸すことも伝えた。
それなら、あとは本人を信じて待ってみる。
すぐには動かなくても、
何かのタイミングで以前聞いた言葉を思い出すこともあります。
今すぐ変わらないからといって、
伝えたことが無駄だったとは限りません。
水場の場所を知っていれば、本当に喉が渇いたとき、
自分からそこへ向かうことができるのです。
■この言葉を「自分自身」に向けてみる
そして、この日の言葉にはもう1つ、
大切な視点があると思います。
それは、
「では、自分は水を飲んでいるだろうか」
ということです。
僕たちは毎日のように、
たくさんの「水場」に出会っています。
・良い本を読む。
・誰かから助言をもらう。
・役立つ情報を知る。
・新しいことを学ぶ。
「これはいいな」
「いつかやってみよう」
と思うこともあります。
でも、
知っただけで終わってしまうことも少なくありません。
どれほど良い情報に出会っても、
行動しなければ人生はなかなか変わりません。
他人に、
「もっと行動したほうがいい」と言う前に、
自分自身は、知ったことを実践できているだろうか。
そう振り返ってみることも、
この日の言葉から得られる大切な学びだと思います。
■今日からできる小さな実践
今日は、
「この人に変わってほしい」
と思っている相手がいたら、
一度だけ手を放してみましょう。
必要な情報を伝えたなら、
それで十分。
助けられることがあるなら、
「必要なときは声をかけてね」
と伝えて、あとは本人の判断に任せる。
そして、
その代わりに自分自身へ目を向けてみます。
以前から、
「やったほうがいい」
と分かっているのに、まだ始めていないことはないでしょうか。
・本を読む。
・運動する。
・片づける。
・勉強する。
・誰かに連絡する。
・新しいことに挑戦する。
何でも構いません。
今日は、その中から1つだけ選んで、
5分だけ行動してみる。
他人を動かすことに力を使いすぎるより、
自分の人生を、自分で動かす。
水場まで案内してもらったなら、
最後に水を飲むかどうかを決めるのは自分です。
そして誰かを水場まで案内したなら、
飲むかどうかはその人に任せる。
できることは精いっぱいする。
でも、最後の選択は相手に委ねる。
その距離感を大切にできると、
人との関係も、自分自身の心も、
少し楽になっていくのだと思います。
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