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ツール比較・実践ガイド

【2026年10月】Gemini 3.1 Pro無料枠と料金ガイド

【2026年10月】Gemini 3.1 Pro無料枠と料金ガイド

結論: Gemini 3.1 ProはGoogleが2026年2月19日に発表した最新フラッグシップAIモデルです。推論性能が前世代比2倍超で、料金はGPT-4oより約40%安く、コンテキストウィンドウは100万トークンに対応しています。無料でも今日から試せますが、無料プランはコンテキストが32,000トークンに制限されるため、目玉機能をフルに使うにはGoogle AI Pro(月額2,900円)以上が必要です(2026年9月時点)。

この記事の要点:

  • ARC-AGI-2スコア77.1%(前世代31.1%から2倍超の向上)
  • API料金は入力$2/100万トークン(GPT-4oは$5、Claude Opus 4.6は$15)。ただしGemini 3.1 Pro自体の無料API枠は2026年4月から廃止され有料のみ
  • Gemini(gemini.google.com)の無料プランなら今日からログインだけで試せる(コンテキストは32,000トークンまで)

対象読者: AI活用を検討している中小企業の経営者・DX推進担当者
読了後にできること: Gemini 3.1 Proの無料枠と料金プランの違いを理解し、自社業務への適用方法を判断できる

最終更新:2026年9月6日(時点表記と、Google AIプランの料金・使用量上限・コンテキスト上限を再確認)


「ChatGPTとGemini、結局どっちを使えばいいの?」

企業向けAI研修でダントツに多い質問です。ChatGPTの名前は知っているけど、GoogleのGeminiはよくわからない、という方が本当に多い。

先日、ある製造業(従業員150名)の研修でこんな場面がありました。経営企画の担当者が「ChatGPTを使ってみたけど、英語のドキュメントを大量に貼り付けたら途中で切れてしまって」と困っていたんです。試しにGemini 3.1 Proで同じドキュメントをまるごと投入してみたら、100万トークンのコンテキストウィンドウが活きて、すんなり処理できた。その場で「これ全然違う!」という反応が起きて、一気に導入の話が進みました。

正直に言うと、つい6ヶ月前までは「Geminiって2番手感がある」と感じていました。でもGemini 3.1 Proが出てきてからは、完全に印象が変わりました。用途によってはGPT-4oやClaude Opus 4.6を超えているケースもあるんです。

この記事では、Gemini 3.1 Proの全貌を、コピペで使えるプロンプト付きで徹底解説します。料金・スペック・ベンチマーク・他モデルとの比較まで網羅しているので、「自分の会社に合うか?」をこの記事1本で判断できます。

【2026年7月更新】Googleは新たにGemini 3.6 Flash・3.5 Flash-Lite・3.5 Flash Cyberの3モデルを同時発表しました。Flash系の最新の使い分けはリンク先で解説しています。なお上位モデルの「Gemini 3.5 Pro」は、2026年5月のGoogle I/Oで「1か月以内に登場」と予告されたものの延期が続き、2026年9月6日時点でも一般提供されていません。報道では、Googleが3.5 Proの開発を事実上棚上げし、次期フラッグシップ「Gemini 4」の事前学習を始めたとされています(参照: 業界メディア報道、参照日: 2026-08-29)。本記事で扱うGemini 3.1 Proは、2026年9月時点でもGemini APIのモデル一覧に載る現行のフラッグシップProモデルです(Preview扱い)。

【2026年9月16日 追記】

Gemini 3.1 Proを含む個人向けプランの月額に加えて、法人向けのGoogle Workspace Business 3プランとAPIのモデル別単価をまとめた早見表を Gemini料金|個人・法人・APIの全プラン早見表【2026年9月】 に用意しました。無料枠で足りるかの判断もそちらで確認できます。

【追記 2026年10月5日】Gemini無料版は10月9日からFlash-Liteだけになります

Googleのヘルプの告知によると、2026年10月9日から、プランなしのGeminiアプリで選べるモデルはFlash-Liteのみになります。AI PlusはFlash-LiteとFlash、ProモデルはAI ProとAI Ultraだけです。対象は個人のGoogleアカウントです。変更点、使用量上限、料金、10月9日までに確かめることは Gemini無料版はFlash-Liteだけに|10月9日からの変更点 にまとめています。

まず試したい「5分即効」プロンプト3選

Gemini 3.1 Proですぐ試せる即効プロンプト3種を3列で示した図
無料プランでも試せる3つの即効プロンプト。長文ドキュメントの要約・分析、Deep Thinkモードでの多角的分析、画像・動画・音声のマルチモーダル活用。

難しいことを言う前に、今すぐ試せるプロンプトを3つ紹介します。Gemini(gemini.google.com)にGoogleアカウントでログインするだけで、無料プランでもGemini 3.1 Proを試せます。ただし無料プランはコンテキストウィンドウが32,000トークンに制限されるため(参照: Google Gemini Apps Help、参照日: 2026-08-29)、目玉機能である「100万トークン一括処理」をフルに使うにはGoogle AI Pro以上が必要です(料金は後述の「料金を徹底比較」セクションで解説)。なお開発者向けのGoogle AI Studio/APIでは、2026年4月以降Gemini 3.1 Pro等のProシリーズが無料枠の対象外となり、有料利用のみに変更されています(参照: Google AI公式料金ページ、参照日: 2026-08-29)。

即効プロンプト1:長文ドキュメントの要約・分析

研修先でも「これが一番使える」と好評なのが、長文を丸ごと投入してポイントを抽出するプロンプトです。100万トークンのコンテキストウィンドウを最大限に活かせます。

以下のドキュメントを読んで、以下の3点を日本語でまとめてください。

1. 最も重要なポイントを3〜5個(箇条書き)
2. 私たちの業務([業種や役割を入力])に活かせる具体的なアイデアを2〜3個
3. リスクや注意点があれば教えてください

---
[ここにドキュメントを貼り付け]
---

不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

実際の効果: 顧問先の法務部門(従業員5名)で、毎週届く40ページ以上の契約書レビューにこのプロンプトを使ったところ、初期スクリーニングの時間が2時間から20分に短縮されました(測定期間: 2026年1月〜2月、4週間平均)。

即効プロンプト2:複雑な課題の多角的分析(Deep Thinkモード)

Gemini 3.1 Proの目玉機能の一つが「thinking_level」パラメータです。通常の会話でも、プロンプトの書き方で深い思考を促せます。

以下の経営課題について、4つの視点から分析してください。

【課題】: [具体的な課題を入力]
【背景】: [会社の規模・業種・現状を入力]

分析の4視点:
1. 根本原因の分析(なぜこの問題が起きているか)
2. 短期的な対処策(1ヶ月以内に実行できること)
3. 中長期的な解決策(3〜6ヶ月かけて取り組むこと)
4. この課題を放置した場合のリスク

仮定した点は必ず「仮定」と明記してください。
数字や固有名詞には根拠を添えてください。

使いどころ: 新規事業のリスク分析、事業計画のレビュー、戦略的な意思決定の場面で特に威力を発揮します。推論性能がARC-AGI-2スコア77.1%という数字を出しているだけあって、複雑な問題を整理する力が段違いです。

即効プロンプト3:マルチモーダル活用(画像・動画の解析)

Geminiはテキストだけでなく、画像・動画・音声をネイティブに扱えます。これはChatGPTにはない大きな強みです。

添付した[画像/動画/グラフ]を分析して、以下を教えてください。

1. 何が写っているか(客観的な説明)
2. ビジネス的な観点から読み取れること
3. 改善できる点があれば3つ挙げてください

分析の根拠となる具体的な部分を指摘しながら説明してください。

実践例: 不動産会社の研修で、物件写真と間取り図を投入して「この部屋の改善ポイントと、ターゲット層への訴求文案を作って」と指示したら、一気にリフォーム提案書のドラフトまで作成できた事例があります。

Gemini 3.1 Proのスペックを完全解説

thinking_levelのLOW・MEDIUM・HIGHと用途を階段状に示した図
thinking_levelはLOW(思考トークン約300)・MEDIUM(約2,000)・HIGH=Deep Think Mini(約8,000以上)の3段階。まずはMEDIUMから試すのが目安。

Gemini 3.1 Proは2026年2月19日にGoogleが正式発表しました。前世代のGemini 3 Proから大幅に強化されています。

基本スペック一覧

項目Gemini 3.1 ProGemini 3 Pro(前世代)
リリース日2026年2月19日2025年上半期
コンテキストウィンドウ最大100万トークン最大100万トークン
最大出力トークン64,000トークン8,192トークン
マルチモーダルテキスト・画像・音声・動画テキスト・画像・音声
ARC-AGI-2スコア77.1%31.1%
GPQA Diamondスコア94.3%約78%
SWE-Benchスコア80.6%約62%
知識カットオフ2026年1月2025年上半期

特筆すべきはARC-AGI-2スコアです。AI推論の難関ベンチマークとされるこのテストで77.1%を記録したのは、2026年3月時点でトップクラスの数字です(参照: Google DeepMind公式発表、参照日: 2026-02-19)。

新機能:thinking_levelパラメータ

Gemini 3.1 Proで新たに導入されたのが「thinking_level」パラメータです。LOW・MEDIUM・HIGHの3段階で思考の深さを調整でき、HIGHに設定するとDeep Think Miniモードが有効になります。

レベル思考トークン目安用途
LOW約300トークンシンプルな質問・高速回答
MEDIUM約2,000トークン中程度の分析・通常業務
HIGH(Deep Think Mini)約8,000トークン以上複雑な推論・戦略立案

研修で紹介すると「どのレベルを使えばいいの?」と聞かれます。答えは「最初はMEDIUMで、コスト感をつかんでからHIGHを使う」です。思考トークンもAPIでは出力トークンと同じ$12/100万トークンで課金されるので、複雑なタスク以外ではMEDIUMで十分です。

AIエージェント活用については、AIエージェント導入完全ガイドで体系的にまとめていますので、合わせてご確認ください。

料金を徹底比較|Gemini 3.1 Pro vs GPT-4o vs Claude Opus 4.6

料金は導入判断で最も重視されるポイントの一つです。2026年9月時点の公式料金を比較します。

API料金比較(2026年9月時点)

モデル入力(/100万トークン)出力(/100万トークン)コンテキスト
Gemini 3.1 Pro(200K以下)$2.00$12.00100万トークン
Gemini 3.1 Pro(200K超)$4.00$18.00100万トークン
GPT-4o(最新)$5.00$15.0012.8万トークン
Claude Opus 4.6$15.00$75.0020万トークン
Gemini 3 Flash$0.30$2.50100万トークン

(出典: Google AI公式料金ページ、OpenAI公式ページ、Anthropic公式ページ。Gemini 3.1 Proの単価は2026年9月6日にGoogle公式料金ページで再確認し、2026年3月時点から変わっていません。GPT-4o・Claude Opus 4.6・Gemini 3 Flashの単価は参照日 2026-08-29 時点の値です)

無料枠の現状(2026年8月更新)

Gemini 3.1 ProのAPI料金は2026年3月時点から据え置きですが、無料での使い方は大きく変わりました。

  • Google AI Studio/Gemini API: 2026年4月以降、Gemini 3.1 Proを含むProシリーズ(3.1 Pro・3 Pro・2.5 Pro)は無料枠の対象外となり、有料利用のみです(参照: Google AI公式料金ページ、参照日: 2026-08-29)。Flash・Flash-Lite系は引き続き縮小された無料枠内で利用できます。
  • Gemini(gemini.google.com)の無料プラン: こちらは今も無料でGemini 3.1 Proにアクセスできますが、コンテキストウィンドウが32,000トークンに制限され、利用上限も有料プランより低い「Standard limits」(5時間ごとにリセット+週間上限あり)です(参照: Google Gemini Apps Help、参照日: 2026-08-29)。

つまり「無料で使えるか」の答えは、ブラウザ版のGeminiなら今も無料、ただし本領(100万トークン)を発揮させたいならGoogle AI Pro以上、開発者向けAPIは2026年4月から有料のみ、というのが2026年9月時点の正確な状況です。

Google AI ProとGoogle AI Ultraの利用上限の違いは、公式には「AI Proは無料プラン比4倍、AI UltraはAI Pro比でさらに5倍または20倍+Deep Think推論モードが追加」と説明されています(参照: Google One公式AIプランページ、参照日: 2026-08-29)。

バッチAPI(非同期でまとめて処理する用途向け)を使うと、標準料金より約50%安くなります。入力$1.00/出力$6.00(200K以下、100万トークンあたり)、入力$2.00/出力$9.00(200K超)です。同じ内容を繰り返し問い合わせる場合はコンテキストキャッシュ(読み取り$0.20〜$0.40、保存$4.50/100万トークン・時間)も有効です(出典: Google AI公式料金ページ、参照日: 2026-08-29)。大量処理を検討している場合は、この2つでさらにコストを抑えられます。

コスト試算の例: 毎日100件の問い合わせメールを処理するシナリオ(1件あたり入力1,000トークン・出力500トークン)を月30日間実行した場合:

  • Gemini 3.1 Pro: 約$4.5/月(約660円)
  • GPT-4o: 約$10.5/月(約1,540円)
  • Claude Opus 4.6: 約$49.5/月(約7,260円)

同じ仕事をさせるなら、Gemini 3.1 ProはGPT-4oの半額以下、Claude Opus 4.6の1/10以下です。

コンシューマー向けプラン(2026年9月時点)

APIを使わない場合のブラウザ・アプリでの利用料金です。

プラン月額Gemini 3.1 Proアクセス
無料(Gemini.com)無料アクセス可能(コンテキスト32,000トークンまで・利用上限は標準)
Google AI Pro約$19.99/月(約2,900円)フルアクセス(コンテキスト100万トークン・利用上限は無料プランの4倍)
Google AI Ultra月額14,500円(AI Proの5倍の上限)/月額32,000円(同20倍の上限)フルアクセス+Deep Think推論モード・利用上限はAI Pro比で5倍または20倍
Google One AI Premium約$19.99/月フルアクセス+Google Workspace連携
Google AI Studio無料(Flash系のみ)Gemini 3.1 Proは2026年4月から有料のみ(API経由)

(Google AI Ultraの月額は、2026年9月6日時点のGoogle公式プランページに月額14,500円(AI Proの5倍の使用量上限)と月額32,000円(同20倍の使用量上限)の2種類として明記されています。参照: gemini.google/subscriptions、参照日: 2026-09-06)

個人ユーザーやビジネス入門として試したい方は、まずGemini(gemini.google.com)の無料プランで触ってみて、100万トークンのコンテキストが必要になった時点でGoogle AI Proへ切り替えるのがおすすめです。開発者としてAPIを検証したい場合はGoogle AI Studioが引き続き使えますが、Gemini 3.1 Pro自体は有料課金の設定が必要です。

GPT-4o・Claude Opus 4.6との徹底比較

用途別におすすめのAIモデルを矢印で結んだ早見図
長文ドキュメント分析・複雑な推論・画像や動画の分析はGemini 3.1 Pro、高品質な文章作成はClaude Opus 4.6、日常的なビジネス文書はGemini 3 Flashが向く。

「どれを選べばいいか迷っている」という相談が一番多い質問です。結論から言うと、用途によって向き不向きがあります。

ベンチマーク比較(2026年3月時点)

ベンチマークGemini 3.1 ProGPT-4oClaude Opus 4.6
ARC-AGI-2(推論)77.1%約55%約60%
GPQA Diamond(科学知識)94.3%約82%約87%
SWE-Bench(コーディング)80.6%約72%81.4%
Chatbot Arenaランキング上位上位1位

(出典: Artificial Analysis、docsbot.ai等の独立ベンチマークサイト、参照日: 2026-03-18)

用途別おすすめ早見表

用途おすすめ理由
長文ドキュメント分析Gemini 3.1 Pro100万トークンで丸ごと処理できる
複雑な推論・論理問題Gemini 3.1 ProARC-AGI-2スコアが最高水準
高品質な文章作成Claude Opus 4.6Chatbot Arenaで1位、表現力が豊か
コーディング支援Claude Opus 4.6またはGemini 3.1 ProSWE-Benchで拮抗(80.6% vs 81.4%)
画像・動画の分析Gemini 3.1 Proネイティブマルチモーダル対応
日常的なビジネス文書Gemini 3 FlashPro比約1/10のコストで十分な品質
コスト重視の大量処理Gemini 3.1 ProGPT-4o比40%安、Claudeの1/7以下

正直に言うと、「文章の表現力・文体の自然さ」という点ではClaude Opus 4.6が今でも一枚上手です。でも料金差が7倍ある中で、推論・分析・長文処理の多くのケースでGemini 3.1 Proで十分、あるいは上回ることができます。

ChatGPT(GPT-4o)との実際の使用感の違い

研修で両方を試してもらうと、よく出てくる感想を整理しました。

Gemini 3.1 Proが勝っていると感じるポイント:

  • 大量のデータを一度に貼り付けられる(100万トークンの余裕)
  • Googleサービスとの連携がスムーズ(Gmail、Drive、Docsを直接参照)
  • リアルタイム検索との連携が自然(Google検索のグラウンディング)
  • コストパフォーマンスが明らかに高い

GPT-4oが勝っていると感じるポイント:

  • 日本語の文章生成の自然さ・流暢さ
  • OpenAI系のエコシステム(プラグイン・GPTs)との連携
  • ブランド認知度が高く、社内説明がしやすい

ChatGPTビジネス活用については、ChatGPT法人活用完全ガイドも参考にしてください。

Gemini 3.1 Proの使い方|アクセス方法から実践まで

Gemini 3.1 Proへの4つのアクセス方法と対象ユーザーを並べた図
Gemini.comはログインだけで使える。Google AI StudioでのGemini 3.1 Pro利用は2026年4月以降は有料のみ、WorkspaceはBusiness Standard以上が対象。

方法1:Gemini.com(最も簡単)

  1. ブラウザで gemini.google.com にアクセス
  2. Googleアカウントでログイン
  3. モデル選択メニューから「Gemini 3.1 Pro」を選択

無料でも利用できますが、使用回数に制限があります。ヘビーユーザーにはGoogle AI Pro(月額約$20)がおすすめです。

方法2:Google AI Studio(開発者・ビジネス向け)

  1. aistudio.google.com にアクセス
  2. Googleアカウントでログイン
  3. 「新しいプロンプト」を作成
  4. モデルで「Gemini 3.1 Pro」を選択

AI StudioはFlash系モデルなら引き続き無料枠内で試せますが、Gemini 3.1 Pro(Proシリーズ)は2026年4月以降、無料枠の対象外となり有料利用のみです(参照: Google AI公式料金ページ、参照日: 2026-08-29)。APIキーの取得もここから行えるので、まずFlashで動作検証してから、必要な処理だけGemini 3.1 Proに切り替える使い方がおすすめです。

方法3:Google Workspace(企業ユーザー向け)

Google WorkspaceのBusiness StandardおよびBusiness Plus以上のプランでは、GmailやDocsのアシスタント機能(Gemini)が使えます。既存のGoogle Workspace環境にそのまま組み込めるのが最大のメリットです。

方法4:Vertex AI(エンタープライズ向け)

大規模な企業導入にはGoogle CloudのVertex AIを使うのが一般的です。セキュリティポリシーの適用、SLAの保証、エンタープライズサポートが付いてきます。

import google.generativeai as genai

# APIキーの設定
genai.configure(api_key="YOUR_API_KEY")

# Gemini 3.1 Proでテキスト生成
model = genai.GenerativeModel("gemini-3.1-pro-preview")

# 基本的な質問
response = model.generate_content(
    "以下の営業メールを、より説得力のある文章に改善してください。nn[メール本文を入力]",
    generation_config=genai.types.GenerationConfig(
        temperature=0.7,
        max_output_tokens=2048,
    )
)

print(response.text)

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ビジネス活用プロンプト集|コピペで使える5選

研修で「これは使える!」と反響が大きかったビジネス活用プロンプトを紹介します。

プロンプト4:議事録の自動作成

Geminiはブラウザ版で音声・動画入力も対応しているので、会議の録音をそのまま投入することもできます。

以下の会議メモまたは音声書き起こしから、ビジネス議事録を作成してください。

【形式】
1. 会議概要(日時・参加者・目的)
2. 決定事項(番号つきリスト)
3. アクションアイテム(担当者・期限・内容)
4. 次回会議に向けた課題・検討事項

【元データ】
[会議メモや書き起こしを貼り付け]

担当者名が不明な場合は「[要確認]」と記載し、推測で書かないでください。
不足している情報があれば、最初に質問してから作業を開始してください。

プロンプト5:競合分析レポートの作成

以下の情報をもとに、競合分析レポートを作成してください。

【自社情報】
- 商品・サービス名: [入力]
- ターゲット顧客: [入力]
- 強み: [入力]

【競合情報】
[競合他社のウェブサイトやパンフレットの内容を貼り付け]

【分析してほしい点】
1. 自社と競合の強み・弱みの比較(表形式)
2. 競合が訴求していて自社が見落としているポイント
3. 差別化のために注力すべき方向性(3つ)

数字と固有名詞には根拠(出典・計算式)を添えてください。

これはコンサルの現場でよく使うプロンプトです。数十ページの競合資料を一度に投入して分析してもらうと、アナリストが丸一日かかる作業が1時間以内に終わります(想定シナリオ。実際の効果は業務内容や資料の質によって異なります)。

【要注意】Gemini 3.1 Proよくある失敗パターンと回避策

よくある失敗4パターンと正しいアプローチを2×2で対にした図
詰め込みすぎ・常にHIGH・業務データの混在・ハルシネーションの丸のみ。4つの失敗はいずれも正しいアプローチに置き換えられる。

100社以上の導入支援の経験から、Gemini(というかAI全般)を使い始めた企業でよく起きる失敗をまとめました。

失敗1:コンテキストウィンドウに詰め込みすぎる

❌ よくある間違い: 「100万トークンあるから」と無関係な情報まで全部投入する
⭕ 正しいアプローチ: 関連性の高い情報に絞って投入する

なぜ重要か: コンテキストウィンドウが大きくても、無関係な情報が多いと回答の精度が下がります(「lost in the middle」と呼ばれる現象)。また、200Kトークンを超えると料金が倍になります。「何を含めるか」よりも「何を省くか」を意識してください。

失敗2:thinking_levelを常にHIGHにする

❌ よくある間違い: 「高いほど良いだろう」とすべての質問をHIGHで実行する
⭕ 正しいアプローチ: 用途に応じてレベルを使い分ける

なぜ重要か: HIGHレベルは思考トークンが8,000以上かかり、コストが跳ね上がります。「今日のランチのおすすめは?」のような質問にHIGHレベルは過剰です。まずLOW〜MEDIUMで試して、不満があればHIGHに上げる判断をしましょう。

失敗3:Googleアカウントと業務データを混在させる

❌ よくある間違い: 個人のGoogleアカウントで機密性の高い業務データを入力する
⭕ 正しいアプローチ: Google Workspace(企業アカウント)またはVertex AI経由で利用する

なぜ重要か: 個人アカウントで入力したデータがGoogleのモデル改善に使われる可能性があります(設定で無効化可能ですが、初期設定では有効な場合があります)。機密情報は必ず企業ポリシーに沿った利用方法で。

失敗4:ハルシネーションをそのまま使ってしまう

❌ よくある間違い: 「AIが言ったから正しい」とファクトチェックなしで使用する
⭕ 正しいアプローチ: 重要な数字・固有名詞・最新情報は必ず別途確認する

なぜ重要か: どんなに高性能なAIでも、知識カットオフ(Gemini 3.1 Proは2026年1月)以降の情報や、マイナーな事実については誤りが発生します。Google検索のグラウンディング機能を活用するか、重要な情報は一次ソースで確認しましょう。

正直に言うと、これは私自身も痛い目に遭ったことがあります。研修資料に「〜社の導入事例」としてAI出力をそのまま使ったら、その数字が実際と違っていた。お客様からの信頼を一時的に損ねてしまいました。以来、数字と固有名詞は必ずファクトチェックを徹底しています。

まとめ:今日から始める3つのアクション

Gemini 3.1 Proは「料金はGPT-4oより安く、推論性能はトップクラス、コンテキストは業界最大級」という三拍子揃ったモデルです。用途によって他モデルとの使い分けが必要ですが、まず触って判断するのが一番です。

1. 今日やること: Google AI Studio(aistudio.google.com)でアカウントを作り、即効プロンプト1番の「長文分析」を業務の実データで試してみてください。
2. 今週中: 「いつもChatGPTでやっている業務」を1つGemini 3.1 Proに置き換えて、コスト・品質・速度を比較する。
3. 今月中: チームの定常業務(週次レポート・議事録・メール返信など)の自動化に向けて、Gemini APIの導入を検討する。

AIツールの選定や社内導入でお困りの場合は、ぜひお問い合わせフォームからご相談ください。100社以上の導入支援経験をもとに、御社に合ったアプローチをご提案します。

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参考・出典


著者: 佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。早稲田大学法学部在学中に生成AIの可能性に魅了され、X(旧Twitter)で活用法を発信(@SuguruKun_ai、フォロワー約10万人)。100社以上の企業向けAI研修・導入支援を展開。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。
ご質問・ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

関連記事: DeepSeek V3・V4完全ガイド|性能・料金・日本企業活用法

よくある質問

Gemini 3.1 Pro は無料で使えますか?

使えます。Gemini(gemini.google.com)にGoogleアカウントでログインするだけで、無料プランのままGemini 3.1 Proを試せます。カード登録も初期設定も不要なので、「まず触ってみる」までの手間がほぼありません。ただし無料プランはコンテキストウィンドウが32,000トークンに制限され、利用回数の上限も有料プランより低くなります(2026年9月時点、参照: Google Gemini Apps ヘルプ「Gemini アプリの使用量上限」。同ヘルプの表では AI プランなし32,000トークン/AI Plus 128,000トークン/AI Pro・AI Ultra 100万トークン)。100万トークンの本領を発揮させたい場合はGoogle AI Pro以上が必要です。

Google AI StudioやAPIでもGemini 3.1 Proは無料ですか?

2026年3月時点は無料枠内で試せましたが、2026年4月以降はGemini 3.1 Proを含むProシリーズが無料枠の対象外となり、API利用には課金設定が必須になりました(参照: Google AI公式料金ページ、参照日: 2026-08-29)。無料で試したいだけなら、開発者向けのAPIではなく前述のGemini(gemini.google.com)の無料プランを使ってください。Flash・Flash-Lite系モデルはAI Studio/APIでも引き続き無料枠内で利用できます。

API料金はどのくらいですか?

フラッグシップ級としては安い部類で、GPT-4oより約40%安い水準です(入力$2.00・出力$12.00/100万トークン、200Kトークン超は$4.00/$18.00)。加えてコンテキストウィンドウが100万トークンあるため、長文を分割して何度も投げ直す必要が減り、実質的なトークン消費でも有利になります。バッチAPIを使えば標準料金から約50%割引になります(2026年9月時点、参照: Google AI公式料金ページ。Gemini 3.1 Proのバッチ入力は≤200Kで$1.00)。

Google AI ProとGoogle AI Ultraはどちらを選べばいいですか?

個人・中小企業の通常利用ならGoogle AI Pro(月額約2,900円)で十分です。無料プランの4倍の利用上限でGemini 3.1 Proにフルアクセスできます。大量のリサーチや複雑な推論を頻繁に行う場合のみ、利用上限がAI Pro比で5倍または20倍に拡大されDeep Think推論モードが使えるGoogle AI Ultraを検討してください(参照: Google One公式AIプランページ、参照日: 2026-08-29)。

Gemini 3.5 Proはいつ登場しますか?

2026年8月末時点で公式な提供開始日は発表されていません。2026年5月のGoogle I/Oで「1か月以内」と予告されましたが延期が続いており、報道ではGoogleが3.5 Proの開発を事実上棚上げし、次期フラッグシップ「Gemini 4」の事前学習を始めたとも伝えられています(参照: 業界メディア報道、参照日: 2026-08-29)。現時点で導入を検討するなら、本記事で解説しているGemini 3.1 Proが現行の最新フラッグシップです。

何に使うと効果が出やすいですか?

長文をまるごと読ませる用途です。100万トークンのコンテキストが最も効く場面で、本記事では顧問先の法務部門で40ページ超の契約書の初期スクリーニングが2時間から20分に短縮した例を、実際のプロンプトつきで紹介しています。

この記事の内容を社内展開する方へ: 生成AI 料金・プラン早見表 2026年10月版(無料・PDF 35ページ+Excel) をダウンロードできます。

佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

執筆・監修:佐藤傑/下書き・図版・機械検査:当社のAI社員(人が確認してから公開しています)。記事の作り方と検査の方針

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