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Claude Code

Claude Code 2.1.291の変更点|更新すべき理由と方法

Claude Code 2.1.291の変更点|更新すべき理由と方法

2026年10月6日時点で、Claude Codeの最新版は2.1.291(2026年10月6日公開)です。前日の2.1.290(10月5日)が190項目(追加11件・修正112件など)の大きな版で、2.1.291はその翌日に出た修正だけの版です。更新すべき理由ははっきりしています。2.1.288から2.1.290の間に「セッションを終了すると最後のメッセージが失われることがある」「クラウドのセッションで権限の確認への答えが落ちることがある」という2つの不具合があり、2.1.291で両方が直りました。2.1.288から2.1.290までを使っている人は、今日の作業を始める前に2.1.291へ上げる価値があります。

この記事では、Anthropicが公開しているClaude CodeのCHANGELOG(GitHub)と公式ドキュメント(変更履歴・セットアップ・CLIリファレンス)だけを根拠に、2.1.290と2.1.291で何が変わったか、業務で使う人に効く変更はどれか、更新のやり方と確認方法を整理します。
最終更新:2026年10月6日

結論を先に

  • 最新版は2.1.291(10月6日)。2.1.290(10月5日)の190項目(追加11件・修正112件など)に、2.1.291の回帰修正2件が乗っています。
  • 2.1.291の修正は「終了時に最後のメッセージが失われる(2.1.288からの回帰)」と「クラウドのセッションで権限の確認への答えが落ちる(2.1.290からの回帰)」の2つ。2.1.288〜2.1.290の人は更新が先です。
  • 業務で効く変更は4つ。追加では、セッション名の一部で claude attach と claude logs を呼べることと、ゲートウェイのサインイン承認に拒否ボタンが付いたこと。修正では、WebFetchが10万字を超えるページを読み進められることと、定期タスク(/loopとリマインダー)が再開後に戻ること。
  • 更新は、ネイティブ版なら自動。手で上げるなら claude update、Homebrewは brew upgrade claude-code、WinGetは winget upgrade Anthropic.ClaudeCode。結果は claude doctor と claude --version で確かめます。
  • 会社で版をそろえるなら、設定の autoUpdatesChannel(latest か stable)と minimumVersion を使います。

2.1.291で直った2つの回帰|更新を急ぐ理由

公式のCHANGELOGに書かれた2.1.291の項目は2つだけです。「2.1.290で入った回帰で、クラウドのセッションが権限の確認への答えを落とすことがあった問題を修正」と「2.1.288で入った回帰で、終了する時にセッションの最後のメッセージが失われることがあった問題を修正」。どちらも「回帰」、つまり前の版で壊れたものを戻した修正です。

図: 2.1.288で入った最後のメッセージが失われる不具合と、2.1.290で入った権限の確認への答えが落ちる不具合が、2.1.291で修正。確認は claude --version

直った不具合入った版直った版影響
終了時にセッションの最後のメッセージが失われることがある2.1.2882.1.291終了する時に、そのセッションの最後のメッセージが失われることがある(CHANGELOGの記載はここまで)
クラウドのセッションで権限の確認への答えが落ちることがある2.1.2902.1.291クラウドのセッションで、権限の確認に答えても、その答えが落ちることがある(CHANGELOGの記載はここまで)

「最後のメッセージが失われる」は、Claude Codeを閉じた後に再開する運用をしている人ほど影響が大きい不具合です。2.1.288から2.1.290のどれかを使っているなら、今日の最初の操作を更新にしてください。版の確認は claude --version で、「2.1.291 (Claude Code)」と出れば最新です。

2.1.290の追加11件|業務で効くのはこの4つ

2.1.290(10月5日)の追加項目は11件です。多くはプラグインやmod(画面に部品を足す仕組み)を作る開発者向けですが、Claude Codeを業務で使う人に直接効くものが4つあります。

図: claude attach、claude logs(セッション名の一部)、拒否ボタン、managed-agents-onboard、managed settingsの警告。追加11件

追加何ができるか誰に効くか
claude attach <name>・claude logs <name>バックグラウンドのセッションを、IDの代わりにセッション名の一部で指定して、端末に接続したり最近の出力を表示したりできる複数のセッションを名前で回している人。IDを控えておく必要が無くなる
ゲートウェイのサインイン承認に拒否ボタンClaude apps gatewayのサインイン承認ページに「Deny」が付き、押すと保留中のサインインが終わり、待っている端末が数秒で止まる自社のゲートウェイ経由でClaude Codeを配っている情報システム担当
/claude-api managed-agents-onboardURLを渡すと、そのページが説明するManaged Agentsの型を ant apply 用のファイルとして組み立てる。deep-researcher のようなクイックスタート名を渡すと、Consoleのテンプレートを ant CLIで作るClaude APIでエージェントを組む開発者
managed settingsの警告管理設定のファイルがフォルダの外へのリンクになっている時に警告する。管理設定が利用者のサンドボックスの許可パスや許可ドメインを無視している時に /status と claude doctor が警告する会社の管理設定を配っている担当者

残りの5件は、modの turn.step フックに「APIが自分で実行したツール呼び出し(advisor)」が載る、プラグインフックの tool.check に agentId と ceiling(組織が要求する承認の段階)が載る、テーマ色の型が付く、claude plugin validate がゲートのフックごとに .catch の有無を列挙する、といった開発者向けの追加です。公式のCLIリファレンスでも、claude attach と claude logs は「実行中のセッション名の一部をIDの代わりに渡せる」と明記されています。

2.1.290の修正112件|止まる・消える・読めないが減った

「Fixed(修正)」で始まる項目は112件あり、こちらの方が日々の使い勝手に効きます。ほかに「Improved(改善)」15件、「Changed(変更)」22件、WindowsやVS Code、Claude Tagなど対象の名前から始まる項目が30件で、2.1.290の変更履歴は合計190項目です。公式の文言をもとに、業務で起きやすかったものを分けると次のようになります。

図: 定期タスクが戻る、長い作業で止まらない、Webの読み込み、サブエージェントとチーム、プロキシとゲートウェイ、権限と読み取りの安全側、Windowsと画面。修正112件

分類直ったこと(公式CHANGELOGより)
定期タスクが戻る/loop の間隔つき実行やリマインダーが、会話を圧縮した後に再開しても戻らなかった問題を修正(この版以降の圧縮が対象)。前面で設定した定期タスクが ← や /background で背景に渡した後に一度も発火しない、繰り返しのタスクが再開・再起動・フォークのたびに1回余計に動く、も修正
長い作業で止まらない画像を数百枚含む長いセッションが「Request rejected as unprocessable by the model」で止まる問題、APIの出力フィルタで返答が止まった時にターンが即終了していた問題(1回再試行してから表示)、応答に数千段の入れ子があるとクラッシュする問題を修正
Webの読み込みWebFetchが10万字を超えるページの残りを黙って捨てていた問題を修正。未読の量を知らせ、offset で続きを読める
サブエージェントとチーム再開したサブエージェントとチームメイトが、作業中にメッセージを受けた後に以前の思考とプロンプトキャッシュを失っていた問題を修正(チームの使い方は Claude Code Agent Teamsの使い方)
プロキシとゲートウェイClaude Codeのベータヘッダーの1つを400以外の状態で拒否する、またはもう1つのベータヘッダーと一緒に拒否するプロキシやゲートウェイの背後でリクエストが失敗していた問題を修正
権限と読み取りの安全側作業ディレクトリの外へのリンクを使ったCLAUDE.md・ルール・AGENTS.mdの読み込み、途中で差し替えられたリンク経由の画像の読み取り、@ 指定のフォルダや貼り付けた画像へのRead拒否ルール、declare・export などで変数名を前置したコマンドに対する拒否・確認ルールの抜け、を修正
Windowsと画面CRLFで保存したスキルの複数行シェルブロック、フルスクリーンモードで検索中に /permissions のタブをクリックした時のハング、/ultrareview がWindowsで git stash create が失敗した時に警告なく未コミットの変更を落とす問題(git add -N したファイルを削除・移動した後は拒否されるように)、Remote Controlとクラウドのセッションで返答が一塊ずつ出る問題を修正

このうち「定期タスクが戻る」は、Claude Codeに毎朝の確認や一定間隔の作業を任せている人に直接関わります。2.1.290より前は、会話を圧縮した後に再開すると予約が黙って消えることがありました。更新後は、この版以降に行った圧縮についてはタスクが戻ります。定期実行の組み方は Claude Code新機能|音声・定期実行・コスト制御 を参照してください。

更新のやり方|自動更新・claude update・Homebrew・WinGet

公式のセットアップの説明は、入れ方によって更新の仕方が違う、という作りです。ネイティブのインストーラーで入れた場合、Claude Codeは起動時と実行中に定期的に更新を確認し、背景でダウンロードとインストールを済ませて、次の起動から新しい版になります。直近の更新の結果は claude doctor で見られます。

図: ネイティブは自動更新と claude update。Homebrewは brew upgrade claude-code。WinGetは winget upgrade Anthropic.ClaudeCode。確認は claude doctor

入れ方更新のしかた補足(公式より)
ネイティブ(公式インストーラー)自動更新。手で上げるなら claude updatemacOSとLinuxでは ~/.local/bin/claude が ~/.local/share/claude/versions/ へのシンボリックリンク。自分のスクリプトに置き換えていると自動更新はそれを残したまま新版だけ入れるので、~/.local/bin/claude を消して claude update を実行すると元の管理に戻る
Homebrewbrew upgrade claude-code(stable)または brew upgrade claude-code@latest(latest)既定では自動更新しない。CLAUDE_CODE_PACKAGE_MANAGER_AUTO_UPDATE を 1 にすると背景で upgrade を実行する。古い版が残るので brew cleanup を時々実行
WinGetwinget upgrade Anthropic.ClaudeCodeClaude Codeの実行中はWindowsが実行ファイルをロックして失敗することがある。その時は手動のコマンドが表示される
apt・dnf・apk各パッケージ管理の upgrade昇格した権限が要るため手動のまま
npm(グローバル)自動更新。書き込めないディレクトリだと起動時に1回だけ通知直し方は claude doctor が列挙する

公式は「パッケージ管理の側に新しい版が届く前に、Claude Codeが更新を知らせることがある」という既知の問題も書いています。upgradeが失敗したら少し待って再実行、が案内です。更新の後は claude --version で版を見て、claude doctor でインストールの状態を確認します。更新のコマンド一覧とできない時の切り分けは、公式の「Update Claude Code」の節が一次情報です。

会社で版をそろえる|latest と stable、minimumVersion

チームで使っていると、人によって版が違い、同じ操作で結果が変わることがあります。公式の設定は2つです。1つは autoUpdatesChannel で、「latest」(既定・公開されたらすぐ受け取る)と「stable」(通常およそ1週間前の版を使い、大きな回帰のある版を飛ばす)を選びます。/config の「Auto-update channel」か、settings.jsonに書きます。

図: autoUpdatesChannel は latest か stable。minimumVersion は下限。managed settings で組織全体のチャネルを一括

もう1つは minimumVersion で、これより古い版への更新を拒む下限です。「latest」から「stable」へ切り替える時に「今の版に留まる」を選ぶと、この値が自動で入ります。公式は、新しいモデルが公開された直後はstableより新しい版が必要になることがあり、その場合はlatestに移すよう書いています。企業向けには、managed settings(管理設定)で組織全体のチャネルを一括して決められます。Homebrewはこの設定ではなくcask名でチャネルが決まり、claude-code がstable、claude-code@latest がlatestです。

実務の判断としては、個人は「latest」のまま自動更新に任せ、部門でそろえて入れる場合は「stable」+minimumVersion を管理設定で全員に入れ、新しいモデルが出た週だけlatestに寄せる、という使い分けが公式の説明に沿います。2.1.291のように回帰修正だけの版が翌日に出るのは、latestの人が先に踏んだ不具合をstableが避ける、という設計どおりの動きです。

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2.1.289も見ておく|権限ルールの抜けの修正

2.1.290の1つ前、2.1.289にも業務に関わる修正があります。複合コマンドの入れ子の部分に対する拒否・確認ルールが、管理された端末で利用者がインストールしたmodの承認を越えて効かなかった問題、@メンション・変更・IDEでの選択のいずれかで、シンボリックリンク経由に指定したファイルにReadの拒否ルールが効かなかった問題、サンドボックスの自動許可の下で、環境変数を前置したコマンド(例の形は TZ="$HOME" rm -rf build)や、変数の代入を前に置いたコマンドが拒否・確認ルールをすり抜けていた問題の修正です。

これらは「許可していない操作が通ってしまう」側の穴なので、権限ルールで守っている会社ほど、2.1.289以降に上げておく理由になります。Claude Codeの権限の考え方は Claude Code Auto Modeが標準化|変更点と対処法 と Claude Code 法人導入完全ガイド|IT管理者向け にまとめています。

よくある質問

今の版はどう確かめますか?

claude --version を実行します。「2.1.291 (Claude Code)」と出れば最新です。インストールの状態と直近の更新の結果は claude doctor で見られます。

2.1.291に上げないとどうなりますか?

2.1.288〜2.1.290では、終了時にセッションの最後のメッセージが失われることがあり、2.1.290ではクラウドのセッションで権限の確認への答えが落ちることがあります。どちらも2.1.291で修正済みです。

自動更新が効いているか分かりません?

ネイティブ版とnpm版は自動更新が既定です。Homebrew・WinGet・apt・dnf・apkは既定では自動更新しません。claude doctor で直近の更新の結果と、公式のインストーラーが作ったランチャーかどうかを確認できます。

チームで版を固定できますか?

できます。autoUpdatesChannel を「stable」にし、minimumVersion で下限を決めます。managed settingsで組織全体に配れます。

定期タスク(/loop・リマインダー)が消える問題は直りましたか?

2.1.290で修正されました。ただし対象は「この版以降に行った会話の圧縮」です。2.1.290より前に圧縮した会話で消えた予約は戻りません。

セッション名で接続するコマンドの書き方は?

claude attach <セッション名の一部> で接続、claude logs <セッション名の一部> で最近の出力を表示します。2.1.290から、IDの代わりに実行中のセッション名の一部を渡せます。

この記事の情報はどこで確認できますか?

GitHubのanthropics/claude-codeにあるCHANGELOG(2.1.289・2.1.290・2.1.291の項)と、公式ドキュメントの変更履歴(2.1.290が2026年10月5日、2.1.291が10月6日)です。更新方法は公式のセットアップの「Update Claude Code」の節です。

参考・出典

いずれも2026年10月6日時点で公式ページを確認しました。

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佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

執筆・監修:佐藤傑/下書き・図版・機械検査:当社のAI社員(人が確認してから公開しています)。記事の作り方と検査の方針

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