ベイシアグループ傘下の大手生活雑貨店「ハンズ」(旧東急ハンズ/本社:新宿区)の旗艦店である東京都渋谷区にある大手雑貨店「ハンズ渋谷店」が、2026年11月15日に閉店する。
東急からベイシア傘下に-都市型旗艦店を縮小
ハンズは1976年8月に「東急ハンズ」として設立。同年11月に1号店を神奈川県藤沢市に開店。東急ハンズ渋谷店は同社最大となる都市型旗艦店として1978年9月に開業した。
傾斜地にあるため独特なフロア構成が特徴で、当初はDIY商品や工芸用具、文具などに力を入れたほか、近年はアイドルマスターなど様々なコンテンツとのコラボにも力を入れていた。

ハンズ渋谷店。
東急ハンズは東急不動産による渋谷の社有地活用策の一環として創業に至った経緯もあり、東急不動産傘下で大都市圏を中心に都市型インテリア雑貨・ホームセンターを展開したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けて客足が減少。
東急不動産HDは東急ハンズの売却を決定し入札を実施し、2022年3月31日付でベイシア系ホームセンター「カインズ」の完全子会社となった。
カインズ福岡新宮店。
それにともない、2021年10月1日に社名を変更。屋号を「ハンズ」とあらためて、ロゴマークを変更するとともに合理化を進めていた。
新生ハンズのロゴマーク。
2020年12月には「東急ハンズ三宮店」、2021年10月には「東急ハンズ池袋店」、2024年2月には「ハンズ広島店」、2025年11月には「ハンズ梅田店」、2027年1月には「ハンズ名古屋店」を閉店させるなど、都市型旗艦店を閉店させてショッピングセンターなどのインショップ業態中心へと転換。また、カインズとの複合店舗も出現している。
そうしたなか、2026年5月にはハンズ渋谷店も閉店させることを発表していた。
ハンズ渋谷店、11月15日に48年の歴史に幕
ハンズ渋谷店の閉店について、ハンズは「賃貸借契約の満了に伴うもの」だとしている。建物はかつては自社物件であったが、2013年に売却された。2026年現在は不動産大手「ヒューリック」が所有する。
ハンズは渋谷店の閉店に際して「長きにわたるご愛顧、誠にありがとうございました。 閉店日まで楽しめる企画をご用意し、 皆様のご来店を心よりお待ちしております!」と発表。また、渋谷駅の最寄り店舗については、渋谷スクランブルスクエア内の「ハンズ渋谷スクランブルスクエア店」となるが、旗艦店としての引き継ぎはカインズとの複合店舗となっている「ハンズ新宿店」になるとしている。
関連記事:西武渋谷店、2026年9月30日閉店-セゾン文化育てた百貨店「シブヤ西武」、再開発協議不調による賃貸借契約終了で58年の歴史に幕
関連記事:「東急ハンズ」2024年3月までに消滅-「ハンズ」新屋号・ロゴを2022年10月26日から順次使用、ベイシア・カインズ傘下で