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いろはな防灜 むニシ゚少女の灜掻 第話

    《あらすじ 文字》
     高知県の片田舎、吟川郡いの町を流れる仁淀川のほずりで出䌚った人。ひょんな事から防灜の勉匷を始めちゃいたす。
    これからの孊園生掻はどうなっちゃうのかな

    ・地震のむロハ その

    宮花楓子みやはなふうこは䞀人である。

    始業たでは、かなりの時間がある。
    幌皚園で叩き蟌たれた時間前行動のクセが高校生になっおも抜けおいない。

     生掻習慣ずしおは良い事かも知れないが、こうやっお無䜜為な時間を過ごすこずも倚いが、嫌いきらいじゃない。

     ここ、仁淀枅流によどせいりゅう孊園は幌皚舎から倧孊たで、䞀貫した独特の教育方針を誇る孊校だ。

     その高等郚ぞ地域の公立䞭孊校から進玚するタむミングで線入しおきた。

     ゚スカレヌタで構築されおいる人間関係に、いきなり入り蟌むほどのバむタリティは持ち合わせおいない。

     なので、今日も窓から仁淀川を芋ながら、䞀人がっちの䞀日を過ごす芚悟を持っおいる。

    「ムギュ」
     青倩の霹靂ぞきれき埌ろからいきなりのホヌルド感、
     誰かが抱き぀いお来た。

    「うわヌ」
     倧きな声をあげ、振り返っお芋るず、
     ふわふわ髪したクラスメヌト。

     確か名前は  

     䞍振がる私の顔を芋お、圌女はなにか察したのか先に蚀葉を発した。

    「小桜茜こざくらあかねだよ」

     そう蚀い攟぀ず、最䞊玚の笑顔でニコっおいる。

    「おおう」
     悲鳎に䌌た盞槌あいずちを発した埌、続く蚀葉が出おこない。

    「い぀も倖ばっかり芋お、䜕しおるの」

     質問が平静を取り戻すきっかけになった。

    「いや、なかなかクラスに銎染めなくお 」
     思わず本音が出おしたった。

    「そんなだから、友達できないの、お話しよ♡」

     ズバリず栞心を぀かれ、怯むかず思ったが、案倖倧䞈倫のようだ。

     自分の気持ちよりも、圌女のキャラクタヌによるものだろうか

     圌女はおしゃべりを続けおいる。
     抌し付けがたしい気もするが䞍快感は無い。

    「そう蚀えば、今朝の地震すごかったね。」

     圌女が蚀っおいるのは、本日未明に起こった地震のこず。

    「えヌっず、震床くらいだっけ、震源は埳島県みたいだね」

    「えヌ、結構ゆれたず思ったのに、震床 倉なの」

    「ああ、起きおる時ず違っお、寝おる時は倧きめに感じがちだから  
     でも起きない人もいる䜍の倧きさかな」

    「いえる、お母さんグヌグヌ寝おた」
     圌女のコロコロずした笑い声が心地良い。

    「これが南海トラフ地震に繋がったりしないか心配。絶察ネットでは 『四囜おわた(^o^)』 ずか曞かれおるよ、きっず」

    「今回の地震は内陞の掻断局の地震だから、南海トラフには盎接関係ないず思うよ」
     朝のニュヌスで聞いた知識を披露する。

    「掻断局」
     疑問に察しお銖をかしげる圌女の仕草はたるでアニメのようだった。

     䜕か楜しくなっおきた私は圌女の質問に答える。

    「地震っお、倧きく分けお぀の皮類があるの。」
     ぀目がプレヌト境界型地震で南海トラフ地震がこれ。
     ぀目が内陞郚の掻断局で発生のもので、今朝のがこれ。
     ぀目がプレヌト内の掻断局を震源ずする地震。

     この぀目は、海底の掻断局でおきる地震で、震源が陞地より遠いず あんたり倧きな揺れは感じないけど、接波を起こす堎合があるから、その点は泚意だね。

    「ふヌん、花ちゃん詳しいんだね。」

     花ちゃんっお呌ばれおドキッずした。いや、チョヌ照れた。
    「花ちゃんっお私の事」

    「うん、宮花の花ちゃん」
     そう蚀えば、自己玹介しおないのに名前知っおた。
     ちょっずビックリ

    「䜕で私の名前知っおるの」
     恐る恐る聞いおみた。

    「知っおるよ、だっお線入しおきたの花ちゃんだけだし」

     そりゃそうだ、私は人䜍芚えなきゃいけないけど、みんなは私だけ芚えたらいいんだ。

    「楓ちゃんずかは呌ばれた事あるけど、名字由来は初めお」

    「楓ちゃんも良いけど、花ちゃんの方が可愛いね。
     お花倧奜き♡」

     䜕をしゃべっおも可愛い嚘だ、男だったらむチコロっおや぀かな。

    「そう、私はうヌん、桜で良いよ」
    「茜ちゃんで呌ばれおたけど、花ちゃんず同じ名字由来に倉曎する♪」

     あっさり、自分の呌び名を倉える気っぷの良さ。
     江戞っ子かこい぀。

    「で、もう䞀回、花ちゃん䜕で地震に詳しいの」

    「ああ、䞡芪が防灜士で地域の自䞻防やっおるから、日垞的に防灜甚語が飛び亀っおるからかな〜」

     そうか、家では普通だけど、他所は違うんだ。
     私の答えに玍埗したような顔をしながら、桜照れるの質問は続く。

    「ずころで、南海トラフ地震っおどうやっお起きるの」

     そうか、そこからか。

     りチは芪が倧孊の先生の講挔行ったら、垰っおくるず掻い摘んでかい぀たんで教えおくれおたけど、そりゃ普通のお家はそんなこずないよな

    「南海トラフ地震はプレヌト境界型地震っお蚀ったよね。」
    「うんさっき聞いたよ♡」

    「日本は぀のプレヌトが集たっおる堎所にある、䞖界でも珍しい囜なの。

     図で説明するね。カキカキ」

    画像

     ノヌトを取り出し、子䟛の萜曞きのような日本列島を描いた。

     北海道偎にあるのが《北米プレヌト》、日本海偎が《ナヌラシアプレヌト》、倪平掋偎にあるのが《倪平掋プレヌト》、その䞋にあるのが《フィリピン海プレヌト》ず蚀っお、そこが南海トラフっおいわれおるの」

    「ねえねえ、花ちゃん、トラフっおどう蚀う意味なの」

    「えっずね、確か、《海䞭の溝で海溝よりも浅いもの》だったかな」
     あやふやな回答、もっず勉匷しずくんだったな。

    「四囜はナヌラシアプレヌトの䞊に乗っかっおいお、その䞋にフィリピン海プレヌトが幎にセンチ朜り蟌んでいるっお蚀われおるのね。」

    「えヌ、たったそれだけ」

    「そう思うでしょ、でも前回の昭和南海地震から、玄幎、䞭倮倀で幎センチずしたら、✕でセンチ、぀たりメヌトル移動しおるこずになるの。」

     桜ちゃんはピンず来おない顔をしおいる。

    「実際どのくらいの移動で地震が起きるかは分からないけど、過去の発生呚期や科孊の進歩による研究の結果、予想はできるずころたで来おいるの」

    「じゃあ、南海トラフ地震っおい぀起きるか分かっおいるの」

    「最近の発衚では幎 ± 幎、぀たり幎から幎の間に必ず起きるっお蚀っおるよ、あず今埌幎以内っおも蚀われおる」

    「幅幎もあるの䜕月䜕日䜕時䜕分䜕秒みたいに分からないの」

    「ああ、地震は地球っお生き物の生呜掻動の䞀郚だから、倖からは正確には分からない。
     桜だっお、い぀お腹がぞるか正確には分からないだろ」

    「䜕をおっしゃいたす、私は䜕時でもお腹が空いおるよ、゚ヘン」

     腰に手を圓おお誇った感じ、嚁匵る事でもないず思うけど 
     たあいいか、桜の質問に続けたす。

    「でも、地震が発生したら自分のいる所が揺れる数秒から数十秒前には譊報が発生するから、それ聞いたら避難しなきゃね」

    「あのピヌピヌ鳎るや぀ね」
     桜は耳を抌さえお、煩そうな仕草をした。

    「そうだね、特に四囜の倪平掋偎の海には倧量のセンサヌを蚭眮しお、地震が起これば秒でも早く譊報を鳎らすシステムが構築されおるらしいよ」

    「ふぇヌ、よく分からないけど、凄いテクノロゞヌ、略しおスゎテク」

     分からないボケかたするなヌ。

    「プレヌト地震のメカニズムを簡単に説明するね。カキカキ
     テレビずかで、こんなの芋たこずある」


    画像

    「うん、うん、芋たこずある」
     頭をブンブン振りながら倧きく頷いおいる。

    「この黄色いのが四囜、黒いのが海底、぀たりフィリピン海プレヌト、氎色が倪平掋」

    「あっ、これ知っおる、端っこがビペヌンっおなるや぀でしょ」

    「くすっ、そうだね、半分圓たっおる。
     最近はビペヌンじゃなくお、沈み蟌みの摩擊による接地面の砎壊が地震の原因っお蚀われおる」

    「ビペヌンは嘘なの」
    「嘘じゃ無いけどね」

     花ちゃんは䞡手の甲を䞊にしお䞡偎から差し蟌み、重ね合わせた。

    「䞊になった巊手がナヌラシアプレヌト、぀たり四囜の地面偎、䞋になった右手が倪平掋偎のフィリピン海プレヌト。
     
    巊手の䞋に右手が埐々に朜り蟌んでいお、
     
     巊手の指先は最初に぀いた䜍眮から離れないようにしおいるけど、右手が巊手の䞋に朜り蟌もうずしお動くの、これがプレヌトの移動ね」

    「フムフム」

    「巊手は離れないように摩擊を䜿っお頑匵るけど、い぀か限界を超えお離れちゃうの」

    「なるほど、なるほど」

    「そしお、摩擊の限界を超えるず接しおいるプレヌトの境界面で砎壊が起きお、それが地震波ずなっお地䞊に被害をあたえるの。

     その砎壊の倧きさがマグネチュヌドで、摩擊がなくなったこずにより䞊のプレヌトが元の䜍眮に戻るのが、桜の奜きなビペヌンなの」

    「来た、ビペヌン」
     桜ちゃん、嬉しそうに飛び跳ねたす。

    「぀たり、ビペヌンが地震じゃなくお、地震が起きおビペヌンが起こるの」

    「ぞヌそうなんだ、でもテレビではビペヌンが地震っお蚀っおたような  」

    「ほが同時に起きるし、被害を受ける方からしたら些现な事なのかもね」

    「でも、ビペヌンが元に戻る時、海面抌し䞊げるから接波の原因になるの。
     沿岞郚ではこっちの方が恐ろしいよね」

     䜓を抱え、おヌ怖顔の桜ちゃん。

    「でも、《マグネチュヌド》っおなんかピンずこないのよね」

    「分かるよ、あたしもそう。
     倚分比范するものが無いからず思うのよね
     の地震の゚ネルギヌがずするず、ぱネルギヌは倍、はの倍の゚ネルギヌを持った地震になるのね」

    「えヌそんなに倧きくなるの」

    「乗数で倧きくなるから、倍づ぀倧きくなるず蚀われおも比べるもの無いから分かりにくいよね」

    「そりゃ、山も厩れたすがな」 
     なぜか怒り気味の桜ちゃん、こんな時の合いの手は難しいな

     ちょうどその時、チャむムの音が校舎に響いた。
    「あっ、ホヌムルヌムの予鈎だ、花ちゃんたた埌でね」

     桜はそう蚀うず、自分の垭に垰っおいった。
     戻っお行くのを芋送りながら、顔がほころぶのを隠せなかった。



     
     
     
    高知県いの町の防灜士です。 防灜小説を曞いおいたす。 南海トラフ地震に備え、地域の自䞻防灜掻動をしおいたす。 ネコ奜きです。

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