
白衣を再び着る日まで〜ダイエット編
特別付録 再び白衣を着る日まで ― ダイエット編
小説には体重のことは詳しく書いていない。
けれど私は、体調を崩すたびに薬の副作用で体重が増えた。

過去のまとめ記事はこちら🌸
白衣を再び着る日まで―ニコール・キッドマンに憧れて― #1 壊れていく日々、白衣への憧れ|yuna
白衣を再び着る日まで―ニコール・キッドマンに憧れて― #2 母になるということ|yuna
白衣を再び着る日まで―ニコール・キッドマンに憧れて― #3 それでも、生きていく|yuna
さかのぼって頂けると、一つひとつの記事もあります。
気になる方は是非💗
80kg近くまで体重が増えた頃、私は鏡を見るのが嫌だった。
写真に写る自分も見たくない。
洋服を買いに行くのも憂鬱だった。
「どうしてこうなってしまったんだろう」
そんなことばかり考えていた。
だけど、そんな私を救ってくれたのは幼稚園だった娘だった。
私が自分の体型を気にしていると、
「ママは全然太ってないよ」
そう言って抱きついてくれた。
その言葉がどれだけ嬉しかったか分からない。
娘はいつも私の絶対的な味方だった。
だから私は思った。
娘に誇れる母親になりたい。
もう一度、自分を好きになりたい。
そしていつか、再び白衣を着て働ける自分になりたい。
そう思ってダイエットを始めた。
🌸1.可愛い体重計を買った
まず私がしたことは、体重計を買うことだった。
せっかくなら気分が上がるものが良い。
私はお気に入りのピンク色の体重計を選んだ。
最近はアプリと連動して、自動で記録してくれる体重計もたくさんある。
体重を測るだけでグラフになり、自分の変化が見える。
私の体重計は、体重が減ると数字の周りにキラキラが出る。
それが嬉しくて、朝と夜に体重を測る習慣ができた。
たったそれだけでも、自分の体と向き合う時間が生まれた。ダイエットの第一歩は、「現実を見ること」だったのかもしれない。
🌸2.体力作りから始めた
私が痩せたかった理由は、見た目だけではなかった。
社会復帰したかった。
また働けるようになりたかった。
そのためには体力が必要だった。
そこで私はホットヨガに通い始めた。
決まった時間に起きる。
電車に乗る。
スタジオへ向かう。
時間通りに始まるレッスンを受ける。
その規則正しい流れが、少しずつ私の生活リズムを整えてくれた。
汗をかいて、「今日も行けた」
そう思える達成感が嬉しかった。
続けていくうちに少しずつ体力がつき、前を向ける日が増えていった。
気づけば4年ほどで、最も体重が減った時には30kg近く減量していた。

🌸3.水泳との出会い
ホットヨガで少しずつ体力がついてきた頃、私は水泳を始めた。
子どもの頃は泳ぐのが好きだったけれど、大人になってからプールへ行く機会はほとんどなかった。
最初は25メートル泳ぐだけで息が上がった。
「こんなに体力が落ちていたんだ」
少しショックだった。
それでも、水の中にいる時間は不思議と心地よかった。
水の中では体重を忘れられる。
周りの目も気にならない。
ただ黙々と前へ進むだけだった。
無心で泳いでいると、不思議と心も落ち着いた。
気づけば水泳はダイエットだけではなく、
私の心を整えてくれる大切な時間になっていた。
今でも泳いでいると時間を忘れる。
私にとって水泳は、体だけでなく心も支えてくれた大切な存在だ。
🌸4.看護師に採用された日
ダイエットを始めた頃の私は、自分に自信がなかった。
体型だけではない。
病気を経験し、一度立ち止まったことで、
「もう以前のようには働けないかもしれない」
そんな不安を抱えていた。
それでも少しずつ体力をつけ、自分と向き合い続けた。
面接の日はとても緊張した。
何を聞かれるのだろう。
また前みたいに働けるだろうか。そんなことばかり考えていた。
そして採用の連絡を受けた日。
嬉しくて何度もメールを見返した。
あの日感じたのは、
「人生はやり直せるんだ」ということだった。
以前と同じではないかもしれない。
それでも、もう一度前へ進むことはできる。そう思えた瞬間だった。
🌸5.51.8kgになった朝
ある朝、いつものように体重計に乗った。
表示された数字は51.8kgだった。49kg台になった日もあった。思わずもう一度見直した。

何かの間違いじゃないかと思った。
80kg近くまで増えていた頃の私なら、きっと信じられなかったと思う。
もちろん特別なことをしたわけではない。
体重計に乗ることを続けた。
運動を続けた。
時には体重が増えて落ち込んだ。
思うように減らない日もたくさんあった。
それでも諦めなかった。
51.8kgという数字は、ただの数字ではない。
私が積み重ねてきた時間そのものだった。
🌸6.娘に誇れる母になるために
ダイエットを始めた理由は、
綺麗になりたかったからだけではない。
娘に誇れる母になりたかったからだ。
80kg近くあった頃も、娘は私を否定しなかった。
「ママは全然太ってないよ」
そう言って抱きついてくれた。
あの言葉は今でも忘れられない。
大切なのは、体重の数字ではなかったのだと思う。
それでも私は変わりたかった。
もっと元気になりたかった。
もっと笑顔でいたかった。
もっと自分を好きになりたかった。
そして娘に、
何歳からでも挑戦できること。
失敗してもやり直せること。
少しずつでも前へ進めること。
そんな背中を見せたかった。
その後、55kg前後まで少しリバウンドした時期もあった。

ゆるゆる戻してます
けれど、それもまた私の人生だと思っている。
今も、私の物語は続いている。
これから先も、焦らず、比べず、自分のペースで歩いていきたい。
再び白衣を着る日のために。
そして何より、娘に誇れる母でいるために。
🌷おわり🌷
※この付録は私自身の体験をもとに書いています。
体重の変化や減量のペースには個人差があります。
精神疾患の治療中は、
主治医と相談しながら無理のない方法を選ぶことが大切です🌸
この体験が、薬の副作用や体重増加に悩む
誰かの希望になれば嬉しく思います🌸
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