
【無料配布/プラグイン】ピッチシフター / ハーモナイザー「Vanny」【低遅延】
※ 2026/9/11:バージョンアップでフォルマント調整機能を追加しました。本アップデートにより、「低遅延」「和音完全対応」「フォルマント制御」の同時実現という、おそらく世界初の技術を達成しました。
± 4 オクターブ&和音対応ピッチシフターとプリセットスケールに加えてカスタムスケールにも対応したハーモナイザー(インテリジェントピッチシフター)を搭載したプラグイン「Vanny」を無料配布します。
ダウンロード(Windows / macOS / Linux)
サンプル音源 / 比較動画
こんな用途に
ライブ演奏でレギュラーチューニング / ダウンチューニングを切り替えたい。
Whammy のようなピッチを連続的に変えるエフェクトを使いたい。
ハモリを 1 人で弾きたい / 歌いたい。
フォルマントを変化させたい。
今使っているピッチシフター / ハーモナイザーに、こんな不満はありませんか?
和音でピッチが暴れる、ブツブツ鳴る
シフトダウン(バーチャルダウンチューニング)すると音がこもる
低い音になると音程が不安定になる
サステイン時に音が揺れる、途切れる
音が遅れて聞こえる
チョーキング時にハモリが段階的にジャンプする
プリセットのハーモニーが、鳴ってほしい音と違う
他の弦が少し鳴っただけでハーモニーがおかしくなる
大きくピッチシフトすると、プライバシー保護のような声になってしまう
ひとつでも当てはまるなら、このプラグインが役に立つかもしれません。
ご使用時の注意点
プリセットの選択:右クリック(Windows)/ control + クリック(macOS)で開くメニューから選択できます。
Vanish などの Vanishing Star 製品との併用時:ノイズゲートが二重にかからないよう、前段(Vanny)側の NOISE GATE を 0 に設定してください。
FORMANT SHIFT / FORMANT AMOUNT / FORMANT SCALE:FORMANT が「Shaper 1/2」の場合にのみ有効になります。
KEY / SCALE / T ~ 7:MODE が「Harmonizer」の場合にのみ有効になります。
T ~ 7:SCALE が「Custom Scale」の場合にのみ有効になります。各ノート(Tonic ~ 7th)のシフト量を設定します。
使用例(ギター / ベース)
半音下げの曲をレギュラーチューニングで演奏する
接続:ギター入力 → Vanny → アンプシミュレーター(Vanish など)
プリセット:「Half Down」
FORMANT:「Legacy」or「Shaper 1」
2 音半下げの曲をレギュラーチューニングで演奏する
接続:ギター入力 → Vanny → アンプシミュレーター(Vanish など)
プリセット:「5-semitone Down」
5 弦ベースの曲を 4 弦ベース(レギュラーチューニング)で演奏する
接続:ベース入力 → Vanny → アンプシミュレーターなど
プリセット:「5-semitone Down」
PROCESS:「Stable」or「Maximum」へ変更(「Responsive」だとベースの低音域では不安定になるため)
ギターでベースを代用する
接続:ギター入力 → Vanny → ベースアンプシミュレーターなど
プリセット:「5-semitone Down」
START:「-12」へ変更
FORMANT SHIFT;「-5 ~ -7」あたりで調整
Whammy(ピッチベンダー)として使用する
プリセット:「Bend Up 1oct」
STOP:つま先(TOE)ポジションの音程に設定
CONTROL:(アプリ側で)ペダルコントローラーをアサイン
PROCESS:用途に応じて最適なモードを選択
Responsive:高音域の単音での使用
Maximum:高音域の短音だけでなく、低音域や和音でも使用
デチューンとして使用する
プリセット:「Up & Down 4oct」
START:「-1」へ変更
END:「1」へ変更
CONTROL を「40 ~ 60」で操作(50 でデチューンなし)
アラビック(アラビアン)スケールでハモる
プリセット:「Arabic Scale」
KEY を設定
ギターのフォルマント(特徴)を変更する
プリセット:「Formant Shaper」
FORMANT SHIFT / FORMANT AMOUNT で音色を調整
X JAPAN / Silent Jealousy のギターソロをレギュラーチューニングで演奏する
ギター入力をメイン / ハモリ用に分岐(トラック分け / スプリット)
Track 1(メイン):
ギター入力 → Vanny → アンプシミュレーター(Vanish など)
プリセット:「Half Down」
PAN:R80~100(※ アプリ側の設定)
Track 2(ハモリ):
ギター入力 → Vanny → アンプシミュレーター(Vanish など)
プリセット:「Harmony -3rd」
START:「-1」へ変更
PAN:L80~100(※ アプリ側の設定)
Vanish の初期設定で歪みが足りない場合は、BOOST を上げるか、プリセット「Custom」を選択してください。
使用例(ボーカル / 喋り)
ボイスチェンジャーとして使用する
プリセット:「Up & Down 4oct」
CONTROL を操作(50 でピッチ変化なし)
FORMANT:用途に応じて最適なモードを選択
Legacy:フォルマントも変化させて、エフェクト的に使いたい場合
Shaper 1/2:なるべく自然に変化させたい場合
歌にハモリを入れる(3 度上 / 下)
プリセット:「Harmony +3rd Mix」
FORMANT:「Legacy」or「Shaper 1」
KEY を設定
SCALE を設定:
3 度上:プリセットのまま(Natural Minor +3rd)
3 度下:「Natural Minor -3rd」へ変更
歌にハモリを入れる(6 度上:男声入力 / 女声ハモリ)
プリセット:「Harmony +6th Mix」
KEY を設定
歌にハモリを入れる(6 度下:女声入力 / 男声ハモリ)
プリセット:「Harmony -6th Mix」
KEY を設定
ロボットボイス(棒読み)
プリセット:「Flat Pitch」
KEY :固定する NOTE(音の高さ)を選択します。入力する声の高さに合わせて、オクターブ飛びが起きにくい値に調整してください。
フォルマント変化について
本製品は、和音対応と安定動作を重視し、ピッチシフト処理にフェーズボコーダー方式を採用しています(関連記事:ピッチシフター / ボイスチェンジャーの仕組み)。
FORMANT:「Legacy」では、フォルマントはピッチとともに変化します。声の高さを変えるために、ビッグライト / スモールライトでサイズを変えているようなイメージです。
FORMANT:「Shaper 1/2」では、ピッチとフォルマントを独立して設定できます。基本的には「Shaper 1」を選択してください。ボイスチェンジャーなどの単音入力において、オクターブ上げなどの特定の設定で「元のピッチが混ざって聞こえる」と感じる場合は、「Shaper 2」へ変更してください。
和音対応&低遅延でフォルマントを操作できるピッチシフターは、おそらく Vanny だけかと思います。リアルタイム用途でのピッチシフターの音色(フォルマント)変化に悩んでいる方は、ぜひ本製品を試してみてください。
接続順について
エフェクター的にフォルマント変化を強く出したい場合を除き、なるべく前段に挿した方が良い結果が得られます。先ほどのサイズの例でいうと、エレキギターの音をシフトアップする場合、ギター出力の直後に挿せば小さくなるのはギター本体だけですが、アンプシミュレーターの後段に挿すと、ギターだけでなくアンプごと小さくなってしまうようなイメージです。
動作確認済みソフト(DAW など)
謝辞
音声信号処理で使用している FFT 演算は、大浦氏のライブラリ と OTFFT(Copyright (c) OK おじさん, MIT License)を使用させていただいています。
三角関数を用いた計算などで、 SLEEF(BSL-1.0 License)を使用させていただいています。
ピッチシフト(タイムストレッチ)の原理は、このサイトを参考にさせていただきました。
VST プラグインの開発は、うつぼかずら氏のサイト を参考にさせていただきました。
Vanny のアルゴリズムを応用した、レギュラーチューニングでドロップ D フレーズが弾けるプラグインも無料配布しています。