
【音比較】無料で使える / 試せる低遅延ハーモナイザープラグイン【Pitchproof / Amplitubeなど】
リアルタイムで使用可能(低遅延)で、設定したキーに追従するハーモナイザー(インテリジェントピッチシフター)の音を比較します。
比較対象
Pitchproof:Transient Fix は Off
Meloditron(※ 未購入だと一定時間毎にノイズが入る)
Bias X / Stratos(※ 試用期間 14 日間)
AmpliTube / Harmonator(※ 試用期間 72 時間)
比較音源
L ch:原音 / Rch:3 度上ハーモニー
チョーキングフレーズ(アンプシミュレーター無し)
※ 検出エラーが出やすいように演奏しています。
※ 冒頭の半音チョーキングで、ハーモニーのシフト量が +3 → +4 に変化するため、追従性を確認できます。
チョーキングフレーズ(アンプシミュレーター有り)
上記の音源をアンプシミュレーター(Vanish)に通した音です。
ハイポジミュート弾き(アンプシミュレーター無し)
ハイポジミュート弾き(アンプシミュレーター有り)
上記の音源をアンプシミュレーター(Vanish)に通した音です。
レイテンシー
ハイポジミュート弾きの最初の 1 音のレイテンシー(原音とハーモニー音のピーク時間差)は以下の通りです。
Vanny: 6.3 ms
Pitchproof: 7.3 ms
Meloditron: 19.9 ms
BIAS X / Stratos: 19.5 ms
AmpliTube / Harmonator: 4.9 ms
CPU 負荷率
最も軽量なのは Meloditron でした(CPU の種類によっては Vanny の方が軽い場合もあります)。以下は、Meloditron を基準にしたCPU 負荷の目安です(環境によって変化します)。
Vanny: 0.8 ~ 1.5 倍(CPU の種類に依存)
Pitchproof: 4 倍弱
BIAS X / Stratos: 1.5 倍
AmpliTube / Harmonator: 4 倍
最大 Voice 数
1 つのプラグインで生成可能なハーモニー数は以下の通りです。
Vanny: 最大 1 つ
Pitchproof: 最大 1 つ
Meloditron: 最大 2 つ
BIAS X / Stratos: 最大 4 つ
AmpliTube / Harmonator: 最大 3 つ
比較結果のまとめ
ブラッシング、アタック、ミュートのような音程検出が難しい入力に対しては、Vanny が最も安定している。
ハーモニーのシフト量が変化するチョーキングに対応できたのは、今回の比較では Vanny のみ。
3 音以上のコードハーモニー(3度上・5度上・オクターブ上)を 1 つのプラグインで完結できるのは、BIAS X / Stratos のみ。
Pitchproof は上ハーモニー専用のため、常に下パートを演奏する必要がある。
AmpliTube / Harmonator は、ハーモニー音を薄く混ぜる用途以外での使用は厳しい。