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Photo byichigo94

俳句に救われた――江戸の17音が中国と日本をつなぐ

    🟦松尾芭蕉

    「古池や 蛙飛びこむ 水の音」
    まさか今になって、
    松尾芭蕉に助けられるとは思わなかった。

    外国籍の子どもに日本語を教えることになり、
    「会話」ではなく「国語」をどう教えよう?
    と頭を抱えていた。

    そこで使ってみたのが俳句。
    『5・7・5』
    絵を見せる。

    声に出す。

    真似をする。

    長い文章を読まなくても参加できる。

    ところが俳句を調べ始めると、
    今度は「季語」にぶつかった。
    「蛙」は春の季語。
    「え?」
    「蛙って梅雨じゃないの?」

    ここで出てくるのが旧暦。

    そして旧暦や二十四節気となると、
    中国文化との距離が一気に近くなる。

    🟦故事成語

    さらに前回のレッスンでは
    「蛇足」を導入するために、まず二人に蛇を描いてもらった。
    蛇に足を描いたら?
    「蛇足」。

    日本語の故事成語だけれど、
    その故事をたどれば
    中国の古典『戦国策』
    へ行き着く。

    🟦日本文化

    日本語を教えているはずなのに、
    中国へ行ったり、江戸へ行ったり。
    日本文化と中国文化を、
    現代の国と国との関係だけで考えるのは
    ちょっともったいない。

    江戸時代にも中国との交易は続き、
    漢字、漢籍、儒学など、さまざまなものが行き来した。

    言葉には、その長い交流の跡が残っている。

    🟦English Cafe 系会合

    Speaking activity の
    “Miscellaneous Chat”でも
    俳句をクイズにしてみた。

    すると、今度はシニアの参加者が大活躍。

    「こんな教材を探しているんです」
    と話していたら、
    地域のリサイクル工房を教えてもらった。

    🟦まとめ

    子どものために始めた俳句が、
    シニアの英会話につながり、
    地域の人につながり、
    また子どもの教材へ戻ってきた。

    俳句に救われた。

    たった17音。
    でも、その17音の向こうには
    江戸も、中国も、英語も、
    今暮らしている神戸の地域社会もある。

    江戸の文化って、すごい。

    Have a good day 😊 

    🟦おまけ

    廃校になった小学校でみつけた
    手のひら文庫の
    「おもしろい熟語の話」

    レッスンの見学にきた四年生の男の子が
    ルービックキューブをしながら…

    絵を見て
    『十人十色』は…
    He explained it simply as, “10 people, 10 colors.”
    I explained it as, “Everyone is unique.”

    さすがインターナショナルスクール
    に通っているだけある。

    彼の答えは、シンプルだった。

    メモ📕
    Yojijukugo is a Japanese term for four-character idioms written in kanji.
    Four kanji characters can express an idea in a very compact form.

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    クリームソーダ

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    Yuki

     
     
    オンライン日本語講師。 昨年11月末noteデビュー。 6月中旬に総合2万ビューを突破。 I break down words, sounds, and kanji to share connections between languages and cultures.

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