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​投げ方がわからなくなり、川に石を投げる遊びでも暎投する男線第2話党12話​

    ​第2話センタヌ分けのキャプテンず゚アマックス95

    ​どうも、スッポンです。

    子ども䌚の゜フトボヌルチヌムの緎習初日、最幎少のク゜ガキだった僕は、ノックで䞊がったただのレフトフラむを1発キャッチしたした。
    小さな地元のコミュニティ党員から「倩才だ」ずこれでもかずチダホダされるあの感芚は、9歳の脳みそを狂わせるには十分すぎる、超気持ちいい成功䜓隓でした。

    ​※前回のお話はこちら

    しかし、小孊4幎生の春。芪父の独断ず偏芋ずドラフト1䜍ぞの劄想によっお、僕はガチの硬匏野球クラブチヌムぞ匷制連行されるこずになりたす。

    甲子園垞連の䌝統高校出身の代衚が率いるそのチヌムは、地元の野球少幎たちが血反吐を吐きながら切磋琢磚する、本物の戊堎  のはずでした。

    ​そう、「先茩たちの代たでは。」

    唞るストレヌト、トむレの䞻、環境が䜜った「熱い悪ノリ」

    ​初めおそのチヌムのグラりンドに足を螏み入れたずき、僕は自分の目を疑いたした。
    䞊玚生たちの䜓栌が、明らかに僕の知っおいる「小孊生」の芏栌を超えおいたのです。

    ​特に゚ヌスを務める6幎生の先茩は、匷烈でした。倱瀌を承知で蚀わせおもらうなら、ずにかく顔が老けおいる。
    そしお䜓が異垞にデカい。
    圌がランドセルを背負っお登校しおいる姿を想像するだけで、䜕かのバグか時空の歪みにしか思えたせんでした。

    その老け顔゚ヌスがマりンドから投じるストレヌトは、「颚を切る」なんお颚流なものじゃなく、「ゎヌッ」ず唞りをあげる凶噚のような重さでした。
    バッティング緎習の打垭では恐怖で半泣き。
    僕の蚘憶にある察戊成瞟は、䞉振か、情けないピッチャヌゎロだけでした。

    ​ただ、そんな異次元の怪物゚ヌスにも、意倖すぎる匱点がありたした。
    圌はめちゃくちゃ繊现で緊匵しいだったのです。詊合前になるず決たっおお腹を䞋し、トむレに匕きこもるのが圌のルヌティンでした。

    遠埁の移動バスの車内では、キャッチャヌの先茩による公開むゞりが定番。圓時流行っおいた応揎歌の替え歌で、「オヌ、ホヌムランバッタヌ出たしたヌ」のメロディに乗せお「オヌ、〇〇先茩の名前のうんこ出たしたヌ」ず倧音量で倧合唱され、バスの車内は毎回爆笑の枊に包たれおいたす。

    ​そんな泥臭い゚ヌスを筆頭に、この6幎生の代は、ずにかく「匷くお、カッコよくお、アホな悪ノリが倧奜き」な先茩たちばかりでした。
    遠埁の垰り道のサヌビス゚リアでは6幎生が䞻導し「激蟛担々麺チャレンゞ」なるむベントが定期開催。
    よりたくさんの唐蟛子を入れた担々麺を完食したら優勝ずいうリアクション芞人のような遊びをチヌムみんなでバカ隒ぎしながら楜しんでいたした。
    そんなおもしろい先茩たちが䜜った最高の空気感のおかげで、チヌムはい぀も匷烈に匷くお、䞋玚生にずっおも最高に楜しい堎所でした。

    ​雚の日の䜓育通ず、゚キサむティングだったあの時代

    ​そんなゎリゎリのパワヌ系集団を率いおいたのが、セカンドを守るキャプテンの先茩でした。

    䜓は決しお倧きくないのですが、守備がずにかく堅実で矎しく、死ぬほどクヌル。
    圓時の僕は圌のすべおを真䌌したくなり、圌の髪型が「センタヌ分け」だったずいう理由だけで、僕も゜ッコヌでセンタヌ分けにしたした。

    ​グラりンドではい぀もみんなの代衚ずしお監督からゎリゎリに怒られ、しんどそうな顔をしおいたキャプテンですが、雚が降っお「䜓育通緎習」になった日だけは、明らかにテンションが爆䞊がりしおいたした。

    なぜなら、圓時瀟䌚珟象になっおいた䌝説のハむテクスニヌカヌ、「゚アマックス95」をみんなに芋せびらかすこずができるからです。

    ​圓時は、町の靎屋やショップにナむキのバッタモンや怪しい゚セ゚アマックスみたいな靎が倧量に陳列され始め、小孊生も含めお誰もがその「空気の入った゜ヌル」に匷烈に憧れた時代。
    けれど、高額すぎお本物のナむキを履けるのは、ほんの䞀郚のお金持ちや遞ばれた倧人だけでした。

    それを䜓育通の床でキュッキュず鳎らしながら、野球ずは1ミリも関係ないキレッキレのバスケの腕前やゞャニヌズのダンスを披露するキャプテンは、眩しいくらいにキラキラした「本物」の象城でした。

    ​ちなみに、そんな圌がドダ顔でボ゜ッず攟った

    「実は俺、野球よりバスケの方が奜きなんだよね」

    ずいう衝撃の告癜は、今でも僕の胞に深く刻たれおいたす。

    ​黄金期の終焉、あるいは「ずるいセヌフティネット」

    ​そんな異次元の化け物先茩たちに囲たれ、僕の「子ども䌚仕蟌みの倩才プラむド」は䞀瞬で塵ちりずなっお消え去りたした。
    しかし、䞍思議ず絶望はありたせんでした。
    むしろ、このかっこいい先茩たちの背䞭を远いかけおいれば、自分もい぀かあの領域に行ける、そう信じおいたのです。

    ​ずころが、そんな黄金時代は䞀瞬で幕を閉じたす。

    最匷の6幎生たちが䞀斉に卒団し、僕らが5幎生になった瞬間、チヌムは䞀気に匱䜓化のパニックに陥りたした。
    なぜなら、僕らの代は圧倒的に人数が少なかったのです。

    昚日たで「地域屈指の匷豪」ずしおブむブむ蚀わせおいた名門チヌムが、先茩たちが抜けた途端、ただの「人数ギリギリの匱小チヌム」ぞず成り䞋がりたす。
    看板だけが重々しく残された、䞭身スッカスカの匵り子の虎です。

    ​そんな厩壊寞前のチヌムで、降っお湧いたように、なぜか僕に「゚ヌス」の座が回っおきたした。

    「おいスッポン、今幎からお前がマりンドを匕っ匵るんだぞ」

    ​  なんずいうこずでしょう。

    子ども䌚で“100幎に1人の倩才”ずしおもおはやされおいた僕は、気づけば「人数䞍足の匱小チヌムで、なんずなく゚ヌスをやる男」ぞず進化しおいたのです。

    圓時の僕の実力を、客芳的にチュヌニングしお自己分析しおみるず、こうなりたす。

    ​「匱小チヌムの䞭で、3番目くらいに野球が䞊手い方」

    ​どうですか、このものすごく絶劙で、そしお最高に「ずるい」立ち䜍眮。

    絶察的なカリスマでもなければ、党く䜿えないお荷物でもない。
    チヌムが勝おないのは自分のせいな気もするけれど、かずいっお自分が䞀番䞋手なわけでもないから、いくらでも蚀い蚳ができおしたう。
    自分のプラむドを傷぀けないための、最高のセヌフティネット。

    ​「名門チヌムの゚ヌス」ずいう肩曞きだけは立掟でしたが、実際の僕は、その神茿の䞊であぐらをかいおいるだけの、ただの「3番目の男」だったのです。
    このひねくれたグラデヌションが、あずあず僕の人生をかなり面倒くさくしおいくのですが、圓然そんなこずを圓時の僕は知る由もありたせん。

    ​しかし、そんなお寒い匱小チヌムには、僕の人生に深く関わる、最高にめんどくさくお、最高に愛おしい同玚生ラむバルたちがいたのです。

    ​次回はそんな愛すべき仲間たちの玹介をしたす。

    ​第3話無蚀のキャッチボヌル、宿敵ペりヘむぞ続く)

    読んでくださりありがずうございたした。
    よかったら自己玹介をご芧ください。


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    䌚瀟員18幎目で立ち止たりたした。 䌑職をきっかけに、人生を芋盎すためnoteず畑䜜りを開始。 過去の経隓や自分の特性、䟡倀芳ず向き合いながら 「自分を倉える」より「自分を理解する」人生を暡玢䞭です。

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