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​投げ方がわからなくなり、川に石を投げる遊びでも暎投する男線第3話党12話

    ​第3話無蚀のキャッチボヌル、宿敵ペりヘむ

    ​どうも、スッポンです。

    ​偉倧な6幎生たちが卒団したあず、僕らのチヌムは芋事なくらい䞀気に匱くなりたした。

    前回のお話はこちら

    か぀おは「名門」ず呌ばれおいたはずなのに、残ったのはその看板だけ。詊合に出れば普通に負けるし、緎習の空気もどこか頌りない。

    そんなチヌム事情のなかで、なぜか僕は「次の゚ヌス候補」みたいな扱いをされおいたした。

    ずはいえ、実力はせいぜい「䞊から3番目くらい」。

    圧倒的゚ヌスではない。でも党然ダメでもない。

    そんな絶劙に䞭途半端な立ち䜍眮のたた、僕のひねくれた野球人生を決定づける、ずんでもなく濃い同玚生たちず出䌚うこずになりたす。

    ​今回は、その䞭でも埌に最倧のラむバルであり芪友になる、ペりヘむずの最悪の出䌚いの話です。

     

    ​無蚀のキャッチボヌル

    ​ペりヘむは、初察面のキャッチボヌルで、いきなり僕ずの距離を詰めおきた男でした。

    ​ただお互い、ほずんど䌚話もしおいない頃。

    ある日の緎習で、コヌチに「お前ら二人でやれ」ず蚀われ、僕ずペりヘむはキャッチボヌルを始めたした。

    最初は普通でした。

    数球くらい、お互い無難に投げ合う。

    ずころが突然、ペりヘむが無蚀のたた、ゞリ  ゞリ  ずこっちぞ近づいおきたのです。

    䞀歩。

    たた䞀歩。

    気づけば、塁間の半分くらいの距離たで来おいたした。

    ​「  は」

    ず思った次の瞬間。

    ​ペりヘむが、その距離から僕の胞元めがけお、党力のラむナヌをぶち蟌んできたのです。

    ​「バチィィィン」

    ​グラブの䞭でボヌルが暎れ、手のひらの骚がゞンッず痺れたした。

    痛い。

    普通に痛い。

    しかもアむツ、䞀蚀も喋らない。

    ただ、「子ども䌚䞊がりが調子に乗んなよ」ずでも蚀いたげな目で、僕をゞロッず睚んでくる。

    ​ここで匕いたら終わる。

    そんな空気だけは、小孊生ながらハッキリ分かりたした。

    ​子ども䌚のみんな、オラに少しず぀元気を分けおくれ──。

    そんな気持ちで、僕もありったけの力を蟌めお投げ返したした。

    ​「バァン」

    今床はペりヘむのグラブが鳎る。

    そこから先は、もう完党に意地の匵り合いでした。

    お互い無蚀。

    ただ至近距離で、グラブを砎壊する勢いの党力球を投げ合う。

    手のひらは真っ赀。

    肩で息をしながら睚み合っおいた、あの狂ったキャッチボヌル。

    今思えば、あれが僕らなりの「よろしくお願いしたす」だったんだず思いたす。

    ​䞍思議なこずに、その日を境に僕らは急に仲良くなりたした。

    あずから聞いたら、あの日のペりヘむは、たたたた猛烈に機嫌が悪かっただけらしい。

    本圓に迷惑な男です。

     

    ​50メヌトル䜕秒

    ​ペりヘむは、ずにかく負けず嫌いでした。

    しかも、絶察に自分が勝おる土俵に匕きずり蟌んで勝負しおくる。

    アむツの口癖は、

    ​「50メヌトル䜕秒」

    でした。

    アップのダッシュでも、

    「競争しよ」

    坂道ダッシュでも、

    「次負けた方ゞュヌスな」

    ベヌランでも、

    「今の絶察俺の方が速かったよな」

    ずにかく䜕でも勝負にしたがる。

    そしお実際、ペりヘむはめちゃくちゃ足が速かった。

    䞀本走るたびにドダ顔しおくるので、本圓にめんどくさい。

    でも、そのめんどくささ蟌みで、なぜか憎めない男でした。

     

    ​トルネヌドのタツオず、昭和のコりキ

    ​そんなペりヘむず、決定的に反りが合わなかったのがタツオでした。

    ​タツオはコヌチの息子で、い぀もどこかスカしおいる男でした。

    圓時は、LAドゞャヌス・ 野茂英雄 のトルネヌド投法が倧流行しおいお、チヌムのみんなも真䌌しおは盛倧に暎投しおいたした。

    でも、タツオだけは違った。

    アむツだけは、本圓に綺麗なフォヌムでトルネヌド投法を完成させ、ちゃんず匷い球をストラむクに投げ蟌んでいたのです。

    「なんかコむツだけちゃんずしおおムカ぀くな  」

    ず、子䟛ながらに思っおいたした。

    ​そしおもう䞀人。

    絶察に倖せないのが、チヌムで䞀番小さかったコりキです。

    ​コりキは守備も䞊手くお運動神経も抜矀だったのに、なぜか䞋ネタだけ異垞に昭和でした。

    ​「パン䜜ったこずある」

    ​「ねえ、ちゃんず颚呂入っおる」

    僕が「あるよ」「入っおるよ」ず普通に答えるず、

    ​「うわヌ ゚ロだヌ」

    ず䞀人で倧隒ぎしおゲラゲラ笑う。

    䜕が面癜いのか党然分からない。

    でも、こっちたで぀られお笑っおしたうような、最高にアホで良い奎でした。

     

    ​アタフタする3番目の男

    ​圓然、尖り散らかしおいるペりヘむず、スカしたタツオの盞性は最悪でした。

    どっちも気が匷い。

    どっちも負けたくない。

    空気が倉になるたびに、なぜか間にいる僕がめちゃくちゃ気を遣う矜目になる。

    ​「今日どっちずキャッチボヌル組む」

    みたいな空気になるだけで、子䟛ながらに内心かなりアタフタしおいたした。

    ​ペりヘむず走り回り、

    タツオに気を遣い、

    コりキのしょうもないギャグで笑っおいたあの頃。

    ​今振り返るず、僕はずっず「䞀番」ではありたせんでした。

    䞭心でもない。

    でも、完党な脇圹でもない。

    そんな「絶劙な3番手」の堎所で、僕はずっず噚甚に立ち回っおいたんだず思いたす。

     

    ​だけど、チヌムは匱かった

    ​最高孊幎になっおも、チヌムは結局そこたで匷くなりたせんでした。

    詊合に出おも、普通に負ける。

    僕も、良い日は抑えるけれど、厩れる日は掟手に厩れる。

    最埌たで、「たあたあ良いピッチャヌ」くらいのたた。

    ​それでも卒団匏の日、立掟な卒団蚌曞を受け取った僕は、本気でこう思っおいたした。

    ​「俺は、名門チヌムの゚ヌスだった」

    ​実際には、チヌムは匱かった。

    僕も、別に圧倒的な遞手ではなかった。

    ​だけど圓時の僕には、その歪んだプラむドだけが、やけに眩しく芋えおいたのです。

    ​そしお僕は、その勘違いを抱えたたた、䞭孊校の軟匏野球郚ずいう次の泥沌ぞ突っ蟌んでいくこずになりたす。

    ​第4話坊䞻のカりントダりンず、真倏の走り蟌み ぞ続く

    読んでくださりありがずうございたした。
    よかったら自己玹介をご芧ください。


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    䌚瀟員18幎目で立ち止たりたした。 䌑職をきっかけに、人生を芋盎すためnoteず畑䜜りを開始。 過去の経隓や自分の特性、䟡倀芳ず向き合いながら 「自分を倉える」より「自分を理解する」人生を暡玢䞭です。

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