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【登録セキスペ】令和5年度春期午後2問1の解説(情報処理安全確保支援士試験)

    このNoteでは「セキスペ令和5年度春期午後2問1」の解説をします。

    模範解答に至る道は勿論。粘り方・別解・部分点の範囲・今後の試験に備えた補強など、専門学校で授業しきれなかった部分も全て詰め込んでます。


    今回は解いて/復習しちゃえば、点を取り易い問題でした。午後1のスキルを生かし、午後2の2時間に耐えられる集中力/体力を養えれば良いですね。

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    なお、私が気軽に解いて1時間でした。午後2は午後1と違って時間は充分あります。しっかり選んで、粘って点数を積み上げていきたいです。


    私はSCPMIIを97点で独学合格し、IT専門学校で授業しています。このNoteには、授業で教えていること以上の情報を詰め込みました。

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    一所懸命に作ったので、信頼して下さったら嬉しいです。

    それでは始めましょう!


    ※午後2は午後1の解法スキルを前提としています。必ず午後1の演習を充分やってから、体力作りに午後2に取り組んでください。

    ※新SCは午後1本化された令和5年秋以降を指します。
    >【SC:92, 86, 97点の学習ノート】ガチ勢の登録セキスペ合格勉強法


    設問1 | 序盤からノーヒントかぁ

    模範解答は「診断対象のWebサイトの設計書を確認するという方法」

    頑張って正解したいです。午後問には、これぐらいの離れ業はやってのけねば勿体ないです。


    下線①は表2「手動登録機能」なので、「手動登録機能」を探すと、図1(2-2)。特段URLの入手法の記述なし。

    模範解答の「設計書」も問題文にありません。想像ですね。ノーヒント問題。第一問から出してくるのはイジワルだなぁ。>長文問題を解く6テクニックNote(6)


    解く経緯。

    私の解答は「登録申請にある担当者に、URL一覧を提出するよう要請する」28文字。

    担当者から情報入手の手段を考えます。序盤の「登録申請」にURL情報はないか。問題文にヒントなければリアル作業を想像してOK。担当者に問い合わすのは確実で現実的。

    2頁「Webサイトの立ち上げ時は、~Webサイトの概要, システム構成, IPアドレス, 担当者などの登録申請」では、ファイル構造が含まれているとは思えませんでした。また、Web立ち上げ後に追加したページもあるでしょう。

    よって、担当者に連絡するって最終手段を解答にしました。ただ、問題文と絡めておきたいので「登録申請」「担当者」を組み込みました。


    他にも「Webサイトのファイル名とディレクトリ構造の情報を得る」27文字。文字数制限で「担当者から」を入れられませんでした。「Webサイトのディレクトリ構造とファイル一覧を入手する」28文字。

    次節で解説しますが、ファイル名とディレクトリからURLが決定されます。

    オリジナル解答を書く時は、採点者に「それもあるかもね」と納得してもらうのは勿論ですが、その前に「問題文を理解した上での解答だよ」とアピールしたいと考えてます。




    補強 | Webサーバの公開ディレクトリ

    私の別解の意味を解説します。
    「Webサイトのファイル名とディレクトリ構造の情報を得る」
    「Webサイトのディレクトリ構造とファイル一覧を入手する」
    これらが何故正しいのか。


    Webサーバの仕組みを知っておきます。>【セキスペに出た】Linuxの基本知識(Webサーバのディレクトリ構造)Note

    過去問で、「ディレクトリトラバーサル攻撃」で役立った実績があります。>SC令和4年春午後1問2設問2(1)ディレクトリトラバーサル攻撃のNote


    私たちは「http://www.~/index.html」とアクセスしますが、実際はWebサーバの「/var/www/html/index.html」にアクセスしています(ソフトウェアがApache2の場合)。

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    「http://www.~/org/index_org.html」ならWebサーバの「/var/www/html/org/index_org.html」。orgフォルダ中のファイルを指します。

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    URLは、プロトコル・コンピュータ名・アクセスするファイルのパスだったんですね。

    >【セキスペに出た】Linuxの基本知識(Webサーバのディレクトリ構造)Note
    >SC令和4年春午後1問2設問2(1)ディレクトリトラバーサル攻撃のNote




    補強 | SQLインジェクション

    次の設問2(1)abに備えて「SQLインジェクション攻撃」を復習します。

    SQLインジェクション攻撃とは、データベースを不正利用して情報を引き出す攻撃。

    入力した文字列でSQL文を作るのですが、入力文字列をSQL文的に小細工して、不正利用を試みます。>【合格ノートの裏表紙】73個の攻撃手法(SQLインジェクション)Note

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    上図青文字は「ペン」を入力した時のSQLと本来の動き。赤文字は小細工した入力で、1=1が常に真、orで結合してるのでWhere句が常に真となり、全データが表示されてしまうのを示しています。


    対策は「プレースホルダ」「バインド機構」を用いて、SQL文と解釈させないようにすること。無害化することを「サニタイジング」と云います。知識としてはIパスレベルですね。
    >【Iパス4問】Web入力攻撃5つで完全攻略Note
    >73種類の攻撃手法Note(Webアプリ系)

    >SCH28秋AMII問17(過去問道場様)
    >SCR3春AMII問12(過去問道場様)




    設問2(1)ab | 文法見て、結果を考える

    正答は、
    a:イ(' and 'a'='a)
    b:ウ(' and 'a'='b)

    正解してください。

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    今回の問題。よく分からなければ、ひとまず全パターン考えます。

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    ア:文法エラーで検索結果10件はでない、0件も多分でない・エラーなので
    イ:SQL通る
    ウ:SQL通る
    エ:SQL通る。単に検索文字列が長くなっただけで、SQLインジェクションの試験になっていない。意味なし。
    オ:SQL通る。エと同じ。意味なし。

    ウはSQL通りますが、'a'='b'が絶対偽、andで論理積になっているのでWHERE句は常に偽。該当結果は0件に。

    エもSQL通り、「manual」が該当すれば検索結果は出ます。




    設問2(2)c, (3) | XSS動作と画面遷移

    正答は(2-3)
    模範解答は「アンケート入力1からアンケート入力2に遷移するURLの拡張機能に、アンケート確認のURLを登録する」

    少し難しいですが、少し考えれば解釈できます。正解しましょう。


    空欄c, 下線②の話の流れ。「スクリプトが二つ先の画面で~出されていました」がXSSが成立した現象。それを空欄c, 下線②で再設定する話。図1で設定を探します。

    図3を見ると、1番目で入力したら3番目で出力、2番目で入力したら4番目で出力されます。これらの繋がりも意識した検査が必要という話。

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    使う機能を図1から探します。(2-3)「設定すると、診断対象URLの応答だけでなく、別のURLの応答も判定対象になる」。

    言葉の意味。「診断対象のURL」とは入力画面のこと、その応答は画面が表示されたこと。「別のURLの応答」に出力画面を設定したら、入力画面・出力画面の両方を関連付けて診断できる話。

    よって、1番目と2番目のURLについいて、(2-3)「拡張機能」を設定する主旨。


    私の解答は「アンケート入力1と2のURLに、診断対象URLの拡張機能設定で、アンケート確認とアンケート送信完了のURLを各々登録する」60文字ぴったし。図1(2-3)の設定手順をベースに、図3の画面名を入れて作文しました。

    個人的には「各々」を入れられたのが良かった。入力1と確認、入力1と送信完了の画面が対応しますから。

    作文解答では、まずは懇切丁寧に書きます。文字数オーバーしたら、削っていきます。画面の名前は最後まで残したいですね。「絶対入れておきたい言葉」を決めて推敲します。

    ただ「アンケート入力1」「アンケート入力2」とマトモに書くと文字数消費が激しいので、簡略化しました。他にも「アンケート確認/送信完了」でも通じると思います。




    設問2(4) | かなり考えるかな

    模範解答は「トピック検索結果の画面での検索結果の件数が1以上になる値」。

    私も考え込みましたが発想はできました。問題点の切り分け(SQL構文, SQLインジェクション攻撃, 実データ)が必要でしたね。実データまで考える問題でした。


    結構考えましたね。なんでB社で10件でて、Zさんでは0件なんだろうと。

    SQLの【空欄a】は同じなので、manual, xyzの違い。キーワードで該当記事がなかったと頑張って考え至ります。

    よってテキトーなキーワードではなく、ちゃんと検索結果がでるようなキーワードにする必要がある。

    私の解答は「トピック検索で該当結果が出る言葉をkeywordに設定する」29文字。40文字から11文字下、まぁ良いでしょう。




    補強 | そもそもなんでAND?

    攻撃者はORにするはず。なぜなら、1=1など常に真になる式とORすれば、検索ワードに無関係に全データを抽出できるので。

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    今回の問題のSQLでは、AND以降があってもなくても件数は変わりません。結局はmanualやxyzをキーワードにしたデータが表示されるだけ。

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    今回はテスト。ORだと全件でてテストに時間がかかるので、ANDにして10件程度に抑えたのかなぁ。件数が出れば、SQLインジェクションが成立したか診断はできるので。


    もう一つ。過去問で不思議だったケースがありました。

    SQLインジェクションは、文字列への小細工が普通。しかし数値検索で出題。「”」「’」小細工をしないから面白くないけどなぁって。>SC令和7年春午後問2設問1の解説

    下図の通り、項目が数値型なので、「'」小細工をするとSQL構文エラーになる珍しい例。小細工せず「and 1=1」を追加するだけで攻撃成立。面白くないです。

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    宜しければ併せて演習してください。攻撃テーマを揃えて連続演習するのもテですから。>SC令和7年春午後問2設問1の解説


    これら2例は、問題を出すためにアレンジされた面が強いかも。大抵のデータベースは文字列検索ですし、大抵の攻撃はORで全データを抜き出すと思って良いかと。

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    設問3(1) | 動的=毎回変わる

    正答は
    ウ(検索結果)
    エ(新規会員情報入力)

    必ず正解してください。

    「全て選び」の時は2つ以上と思ってOK。私の記憶では「全て選び」で正答が1つだけの印象がありません。一方「小数第N位で四捨五入して」は、四捨五入をしないケースあり。AP午後でよく見かけます。イジワルですよね。

    下線④は「URLの自動登録機能を使用した」時、設問文「URLが登録されなかった」から、下線④後「手動で登録した」話。

    では「自動登録機能」を調べに図1の2(2-1)へ。注1は、URLに検索ワードを含める、という意味。

    例えば「https://www.google.com/search?q=検索する言葉」のように「q=~」で組み込んで、ブラウザからサーバへデータを伝える手法。所謂「GET」メソッド。「POST」とよく出ます。>GETとPOSTのNote(ネスペ)

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    次は表2。「自動登録」と「手動登録」の比較記載あり。自動登録の範疇と手動登録のメリット/必要性を発見できるかな。

    表2左「自動登録機能」。「登録が漏れる場合がある」のは「URLが~動的に生成されるような場合」。つまり、URLが変わる系の画面。毎度変わっちゃうなら、URL発行後にURL手動登録するしかないですね。

    選択肢の画面名は図4と一致。URLが変わる系を探します。いい感じに注記がたくさんありますね。ガッツリ解く時にはヒントの山。>長文問題を解く6つのテクニックNote(2)

    注記4「次の画面に遷移するURLがJavaScriptで動的に生成される」。

    「よくある質問検索」画面で入力されたキーワードに応じて「検索結果」画面のURLを発行する感じですね。googleで検索した後のURL見てみて下さい。ごちゃごちゃアレンジされてますよね。

    よって、ウ(検索結果)。


    もう一つ。

    注2「電子メールで登録された登録URL」。登録申請したら、ランダムなURLが発行されてメールに送付、申請者本人ならメールのURLにアクセスできる。本人確認の一環。

    よって、エ(新規会員情報入力)。

    日常経験が生きます。「新規会員登録申込み」画面ででメールアドレスを入力したら、発行されたURLがメールで送られてきて、URLをクリックしたら登録が進む仕組み。普段のWeb登録で経験ないでしょうか。私は先日Steamの登録で体験しました。>長文問題を解く6つのテクニックNote(6-2)




    設問3(2) | 「回数」が異彩放ってる

    模範解答は
    遷移(A):同じアカウントで連続5回パスワードを間違えるとアカウントがロックされるから
    遷移(C):キャンペーンは1会員に付き1回した申込みができないから

    必ず正解してください。問題文のヒントどころか答えそのまま。

    下線⑤は「パラメータが同じ値であるリクエストを複数回送信するとエラー」になる話。これらのキーワードで探します。パラメータを送る/複数回なのが異彩。

    図1(3-1)。複数回送信したら拒否されるURLへの対応機能。でも、対応策なので一旦保留。今後「どのような機能を使うか?設定するか?」と問われたら解答に使えます。▼印します。>長文問題を読むテクニックNote(3-3)

    探し続けて、またまた図4の注記。

    注記1「1回だけ申込みできる」。テストで複数回できなさそう。図1(3-1)機能の設定が必要。

    注1「パスワードを連続5回間違えるとアカウントがロックされる」。セキュリティ的に良いですが、侵入テストの時間がかかりますね。図1(3-1)機能の設定が必要かも。

    設問3(2)「2組み挙げ」に合う感じに2つ見つかりました。




    設問4(1)d | HttpOnlyだけじゃなく

    模範解答は「HTML内のスクリプトからcookieへのアクセス」

    難しいかもですが、間違えちゃったら午後1対策が不充分かもしれません。今後は必ず正解してください。次節の4つの設定を完璧に理解してください。


    【空欄d】までの話。XSSによってWebブラウザでスクリプトが実行され、CookieにアクセスされCookieの内容を窃取されるので、【空欄d】で禁止する。

    「HttpOnly」は、CookieへのアクセスをHTTP/HTTPS通信の時だけに制限する設定。よってWebブラウザで実行されたスクリプトからの対策に。

    次節で纏めますが、HTTP/HTTPSのセキュリティ絡み「HttpOnly」「Secure」「SameSite」「HSTS」はしばしばテーマになります。




    Webのセキュリティ設定

    Webページ/HTTP通信でのセキュリティ設定は、以下4点を押さえてください。

    • HttpOnly:Cookieの適用範囲をHTTP, HTTPSの時のみにする。転じてJavaScriptなどからCookieへのアクセスを制限する。

    • Secure:HTTPSの時のみCookieを送付する。

    • SameSite:別のドメインのサイトに遷移した際に、クッキーを送らない設定。※細かい設定がSC午後に出た実績アリ。

    • HSTS:PCがWebサーバにHTTPで接続されたら、Webサーバが暗号化されたHTTPS接続に切り替えるよう強制する。

    >参考Web(サイバーマトリックス社)



    HttpOnly:JavaScriptからCookieへのアクセスを制限する

    HttpOnly:Cookieの適用範囲をHTTP, HTTPSの時のみにする。転じてJavaScriptなどからCookieへのアクセスを制限する。

    JavaScriptはWebブラウザで実行されてしまいます。つまりcookieにブラウザ経由でアクセスし、持出されるリスクあり。

    HttpOnlyにて、HTTP/HTTPS通信だけがCookieにアクセスできるよう制限。サーバとの通信以外でcookieへのアクセス対策。

    ただし、HTTP通信は平文なので、盗聴でcookieの内容を窃取してしまいます。「Secure」や「HSTS」も併用します。



    Secure:盗聴によるCookie窃取の対策

    Secure:HTTPSの時のみCookieを送付する

    これで、暗号通信HTTPSの時だけCookieを送ります。

    午前問題御用達の出題状況
    >【登録セキスペ2問】CookieのNote
    >【ネスペ1問】CookieのNote



    SameSite:XSRF対策としてのCookie送付先の制限

    SameSite:別のドメインのサイトに遷移した際に、クッキーを送らない設定。

    下表みたく、ガチめに出てますよ。

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    >【登録セキスペ】令和6年春午後問3より

    >【登録セキスペ】令和6年春午後問3の解説



    HSTS:HTTPS通信に強制切替する

    HSTS(HTTP Strict Transport Security)は、PCがWebサーバにHTTPで接続されたら、Webサーバが暗号化されたHTTPS接続に切り替えるよう強制する技術。

    >【登録セキスペ2問】HSTSのNote
    >【登録セキスペ】令和6年秋午後問4の解説




    設問4(2) | XSSの王道は偽表示/偽Web誘導

    模範解答は「偽の入力フォームを表示させ、入力情報を攻撃者サイトに送る手口」

    何らかの作文はしてください。

    下線⑥「XSSを悪用した~攻撃」。今までにヒントはなかったので、勝手に考えてOK。模範解答は、XSSで偽入力画面を表示して情報を窃取する代表格。


    他にも、スクリプトを実行した「情報を盗む攻撃」を考え付けば書いてOKです。採点者に伝わるように40文字制限で頑張ります。

    例えば「偽サイトに誘導」させて、個人情報を入力させるでもOK。イニシエから最新まで通用する知識。
    >SC平成24年春午後1問2の解説Noteより
    >SC令和6年春午後問2の解説Noteより

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    IPAの図解と対策をざっくり見ると良いかも。基本的な仕組みと対策は勿論「Content-Typeの指定」「X-XSS-Protection」「Content Security Policy (CSP)」など、なーんか今後出そうは雰囲気のものも。

    覚えるかはさておき分類もある模様。「Reflected XSS(ユーザーにクリックさせる)」「Stored XSS(Webに仕込む)」は今までで知ってる手法。「DOM Based XSS」はWebブラウザ上でスクリプトを生成。出るかもしれません(エムオーテックス社)。

    と思ったら、SC平成30年午後2問1に出てました(採点講評)。




    設問5(1) | ひとまず素直に書く

    模範解答は「group_codeが削除されているリクエスト」

    必ず何か書いて下さい。図5, 6を比較して素直に書いてください。理解できなくても、「分かった範囲の事実」は書いて下さい。逆に勘で解釈/蛇足しては失点するので注意。


    下線⑦は「細工されたリクエスト」の話。

    図6が細工された方、図5が細工されてない正常リクエスト。図5, 6を見比べると「group_code=~」が、図5にあって、図6になし。

    以上で模範解答には到達します。


    過去問演習なので、理解を深めます。

    「group_code」を探すと、またもや図4注記3。「会員Nが所属しているグループを識別するためのgroup_codeというパラメータ」。

    グループの識別がなぜ必要か、を探す。

    7頁末「申込ができるキャンペーンが会員の所属しているグループによって異なる」。にも関わらず、下線⑦後「会員Nが本来閲覧できないはずのキャンペーンへのリンクが表示され~申し込むことが可能であった」。

    「本来閲覧できないはず」とは別グループ向けのキャンペーンという意味。

    たぶんプログラムのミスですね。group_codeがあれば正しく動きますが、group_codeがなければ全部表示しちゃう(本来はエラーを出すべき)。




    補強 | HTTPリクエスト/レスポンスの詳細

    図5の理解を深めます。

    HTTPのヘッダ(リクエスト、レスポンス)、ステータスコード、Cookieも同じく、セキスペでもネスペでも必須知識です。>ネスペSSL/TLSのNote



    リクエスト | GETとPOST

    図5「リクエスト」は、クライアントからサーバへの通信。図5では<<campaignSearchのwebページ見せて>>とリクエストしてます。その際に、CookieでSessionID(自分がだれかを示す整理券番号)とgroup_code(所属グループのID)を送ってます。

    図5では「POST」メソッドで送りました。HTTPリクエストのボディにデータを載せて伝送します。

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    上図下に書いたのは「GET」での送り方。設問3(1)のURLにデータを載せたのは「GET」でしたね。

    HTTP/HTTPSでサーバへデータを送るのは「GET」「POST」の2種類が代表格。どちらか分からなくなったら<<ポストに投函する時は封筒で包むから、POSTはデータ内に入れて外から直接見えない方だな>>と、私は覚えてます。

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    レスポンス | ステータス/ヘッダ/ボディ

    図5下のレスポンスは、サーバからの返事。
    ※太字は午後問題に出題実績あり。

    • ステータス行:例えば、200番は正常終了、404番は「Not Found」要求されたページが存在しない、などなど。

    • ヘッダ:例えば、Set-Cookie:クライアントにCookieをセット、X-Forwaded-For:送信元IPアドレス(プロキシやLB特定可能)

    • ボディ:データ。今回はWebページのhtmlコード。

    図5注記2「レスポンスはレスポンスボディから記載している」とは、ステータス行やヘッダを省略してますよって意味でした。

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    上図下が、htmlコードをWebブラウザが解釈した結果。hタグは見出し。aタグはリンクを作ります。他にも、liは箇条書き、imgは画像など色々あります。

    htmlは、プログラムより簡単。progateさんの無料講座を一度やっておくと良いです。専門学校1年生レベルです。


    HTTPのヘッダ(リクエスト、レスポンス)、ステータスコード、Cookieも同じく、セキスペでもネスペでも必須知識です。>ネスペSSL/TLSのNote


    設問5(2)e, f | パラメータを探すだけ

    正答は
    e:JSESSIONID
    f:group_code

    分からなくても1問は拾ってください。候補が3つしかないので、何か1つ選んで両方に書けば1問拾えます。

    分からない時に両方拾おうとすると全失点はあるある。「両方拾わないと合格できない」状況になるのは演習不足。「片方拾えればOK」と余裕を持って本試験に臨んでください。


    図5, 6からパラメータ変数を探します。

    【空欄e】は「ログインしている会員Nを特定」できるもの。

    またもや図4注1「ログイン時に発行されるセッションIDであるJSESSIONID」より、ログインに成功したら会員に発行されるので会員を特定できます。

    【空欄f】は「会員Nが所属するグループ」の値が入っているので、group_code。設問5(1)で理解済みの図4注記3「会員Nが所属しているグループを識別するためのgroup_codeというパラメータ」。

    仮に分からなくても、「JSESSIONID」「group_code」「keyword」から勘で書くこともできますね。パラメータがそれぐらいしかないので。




    設問6(1) | 序盤にヒントある系

    模範解答は「グループ各社で資産管理システムを導入し、Webサイトの情報を管理する」

    難しいですが、午後1の演習経験があれば正解できます。終盤問題のヒント/答えが問題文序盤にあるのはアルアル。>長文問題を解く6テクニック(5問題序盤)Note


    前問の設問5の【空欄f】から3~6行しかなく、尻切れ感で問題文は終わりますね。

    この状況で、これから設問6(1)(2)の2問。

    「ノーヒント問題」か「問題文序盤にヒント隠す系」と疑います。後者だったら良き、前者ならちょいメンドウ。
    >長文問題を解く6テクニック(6ノーヒント)Note
    >長文問題を解く6テクニック(5問題序盤)Note


    模範解答は「問題文序盤に隠す系」でした。

    設問文に「A社で取り入れている管理策」を探して考えます。「管理策」がキーワード。

    2頁序盤。「A社では、資産管理システムを利用し、IT資産の管理」「Webサイトの立ち上げ時は、~登録申請が必要」。この辺りから作文します。対策はA社だけなので、グループ各社にはまだ適用していません。

    模範解答は理解できます。「グループ各社で資産管理システムを導入し、Webサイトの情報を管理する」。


    私の解答は「Webサイトの立ち上げ時に、資産管理システムへの登録申請を行うようにする」37文字。問題文を流用します。省力できますし、問題文に即してますから、あれこれ付け加えるより良いです。




    設問6(2) | 日常経験から「一本化」を発想

    模範解答は「B社への問合せ窓口をA社の診断部門に設置し、窓口が累積した情報をA社グループ内で共有する」

    頑張って何か書いて下さい。午後1演習が充分なら「ノウハウまとめかな」「一本化かな」と自然に発想できます。私は後者。


    蓄積した情報をグループ内で共有するのは、QAA(よくある質問)や手順書/ベストプラクティス的なノウハウ集だと思います。

    今後のために解答カードに持っておきます。模範解答は流用しましょう。<<おめーが模範解答にしたんのを、×にできねーだろぉ>>と。>長文問題を解く6テクニック(6ノーヒント)Note


    私は、窓口の一本化を発想しました。

    例えば学校でセミナーの感想を学生さんから頂きますが、先方にはある程度まとめますね。同じ感想、同じ系統の感想があるので、まとめて件数と一緒にお伝えします。

    私の解答は「問合せを一旦A社に集めて、整理統合してB社に問い合わせる」28文字。まぁ通じるかなと。

    「セキュリティ推進部」とか「同じ/似た質問を統合して」など、より具体的に書いても構いません。

    「ノーヒント問題」。想像や日常経験からで構いません。>長文問題を解く6テクニック(6ノーヒント)Note




    読みテクの確認

    長文問題の読み方/解き方にはコツがあります。
    >長文問題を読む6テクニックNote
    >長文問題を解く6テクニックNote

    午後1の演習で全て身につけて下さい。
    >SC午後1の解説Note(最新~平成24年)
    ※PG問題の解説は作りません。

    午後1演習なしで午後2演習をするのは、ナンセンス。時間が掛かる上に手も足もでないので、学習効果が全然出ません。


    以下では<<この問題で、これやった?>>と「午後力」を2点だけ確認します。午後1演習をしっかりしていれば、必ず出来ているはずです。


    表1と図1はざっくり見出しだけ

    この問題は解き始めが遅いです。

    設問1の下線①表2は、4頁目。3頁読み込まねばなりません。

    解き始めて流れに乗りたいので、ざっくり概要を把握しつつ到達したいです。少し訓練が必要ですが、表(文字だらけ)をスキップします。>長文問題を読む6つのテクニックNote(6)

    表は、どうせ解く時に詳しく見ます。

    文字だらけの表なんて、覚えきれません。<<解き始める前の読み>>で目的もなしに全部読んでも、どうせ読み返します。だったら、どんなことが載ってて、気になる点(機器など)だけ少し見て、表前の話と表後の話が繋がればOKとします。

    逆に図は必ず見ます。

    むしろ問題を選ぶ時点ですら図は見ます。ネットワーク図や画面遷移図を見て、理解できそうか見積もります。>長文問題を読む6つのテクニックNote(5)

    しかし今回の図1も文字だらけ。表と同じくスキップします。まぁ項目を見て、<<色んな機能が書いてあるから、今後使うんだろうなぁ>>ぐらいで。




    「時間がかかる」に▼印できたか

    8頁終盤「確認の解答まで1週間掛かった」には、▼印をしたでしょうか?>長文問題を読む6つのテクニックNote(3-3)

    セキュリティで即時性は大事です。「時間が掛かった」や「連絡先が分からなかった」などは、必ず今後改善せねばなりません。ほぼ確実に問われるので、すぐに▼印をしておいてください。

    他にも2頁中盤。「診断の実施有無や内容はグループ各社の判断に任せている」。絶対にインシデントの原因になるのに決まってますよね。必ず▼印です。<<いや、全社的に統一して管理せえよ>>とツッコミましょう。




    まとめ

    お疲れ様でした!

    初見はともかく、復習しちゃえば<<実は、そんなに難しくない問題だった>>と感じたら実力がついてます。

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    理不尽な問題がないですね。設問1, 6(2)はノーヒントとはいえ、日常経験から充分想像できます。

    あとは「4つの補強」。

    • Webサーバの「ディレクトリ構造」

    • SQLインジェクションの「'」小細工

    • Webセキュリティの「4属性」

    • HTTPリクエストとレスポンスの「データ構造」

    必ず今後に役立ちます。なぜなら既に過去問に出ているので。


    午後2は、午後1演習で身に付けたスキルを活かし、長時間の集中力/体力を培うための演習です。午後1を念入りに、午後2は体力づくりに少なめの演習で構いません。午後1で「午後力」を確認してくださいね。

    ではまた、別のNoteでお会いしましょう。でわでわ。

    >SC午後1の解説Note(最新~平成24年)マガジン
    >【SC:92, 86, 97点の学習ノート】ガチ勢の登録セキスペ合格勉強法


     
     
    大学・専門学校の先生の解説Note。 学生時代にITパスポート試験・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験を独学で高得点合格。情報処理安全確保支援士試験(セキスペ)・データベーススペシャリスト試験・ネットワークスペシャリスト試験・G検定なども取得。 2027年にPD-S受験予定。