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【みおずあおい】土を育おる。第34章しおれおいたら、すぐ氎

【みおずあおい】土を育おる。

――土を芋ながら、少し敎える。――

第34章しおれおいたら、すぐ氎

葉が䞋を向いた理由は、䞀぀ではありたせん

昌すぎ、みおは鉢の前で足を止めた。

朝には元気だった葉が、少し䞋を向いおいる。

「倧倉。しおれおる」

みおは、じょうろを取りに行こうずした。

「氎をあげるの」

あおいに聞かれ、みおは振り返った。

「だっお、しおれおるのよ。氎が足りないんでしょ」

「そうかもしれない」

「じゃあ、早くあげないず」

「でも、違うかもしれない」

みおの手が止たった。

「どっちなの」

あおいは、鉢の土を指さした。

「葉だけじゃなくお、土も芋おみよう」


しおれは、「氎䞍足」ずいう名前ではありたせん

葉や茎が匵りを倱い、䞋を向く。

それを芋るず、私たちは氎䞍足を思い浮かべたす。

もちろん、本圓に土が也き、根から取り蟌める氎が少なくなっお、しおれるこずはありたす。

けれど、しおれは原因の名前ではありたせん。

怍物の䞭で、

葉から出おいく氎ず、

根から入っおくる氎の釣り合いが厩れたずきに珟れる姿です。

根から入る氎より、葉から出る氎の方が䞀時的に倚くなれば、葉は䞋を向くこずがありたす。

だから、

しおれおいる土が也いおいる

ずは限りたせん。


暑い時間だけ、葉が䞋を向くこずがある

晎れた日の昌。

気枩が高く、日差しが匷く、颚もある。

そんな時間には、葉から氎が出おいく速さが倧きくなるこずがありたす。

根が氎を取り蟌んでいおも、葉から倱われる速さに䞀時的に远い぀かない。

するず、土に氎分が残っおいおも、葉が少し䞋を向くこずがありたす。

倕方になっお気枩が䞋がり、葉から倱われる氎が枛るず、たた匵りが戻るこずもありたす。

これは、土が完党に也いたずきのしおれず、芋た目だけでは区別しにくいこずがありたす。

だから最初に、時間垯を芋たす。

朝からしおれおいたのか。

暑い昌だけなのか。

倕方になっおも戻らないのか。

い぀、しおれたのか。

それも倧切な手がかりです。


土が湿っおいおも、しおれるこずがある

「土が湿っおいたら、氎は足りおるんじゃないの」

みおが聞いた。

「土に氎があるこずず、根がその氎を䜿えるこずは、同じじゃないよ」

氎が倚い状態が長く続くず、土の倧きなすき間たで氎で満たされたす。

するず、根ぞ空気が届きにくくなりたす。

根も呌吞しおいたす。

酞玠が䞍足しお根の働きが匱れば、呚りに氎があっおも、十分に取り蟌めなくなるこずがありたす。

怍え぀けたばかりで、根がただ新しい土ぞ広がっおいない堎合もありたす。

根が傷んでいる堎合もありたす。

぀たり、

氎がないから吞えないこずもあれば、

氎があっおも吞いにくいこずもある。

芋えおいる葉だけでは、どちらか分かりたせん。

そこで、土を芋たす。


たず、䞉぀確かめる

しおれを芋぀けたら、難しい蚺断を始める必芁はありたせん。

最初は、䞉぀だけ確かめたす。

① い぀、しおれた

朝からなのか。

暑い昌だけなのか。

倕方になっおも戻らないのか。

時間の倉化を芋たす。

② 土の䞭は、也いおいる

衚面だけで決めず、少し指を入れたずころも芋たす。

鉢を持おるなら、い぀もより軜いかどうかも手がかりになりたす。

③ 䞀枚だけ 株党䜓

䞀枚の叀い葉だけなのか。

新しい葉も含め、株党䜓が䞋を向いおいるのか。

茎たで匵りを倱っおいるのか。

広がり方を芋たす。

この䞉぀を芋おから、次の䞀手を決めたす。


土の䞭たで也いおいたら、氎を届ける

土の衚面だけでなく、䞭たで也いおいる。

鉢がい぀もより軜い。

株党䜓がしおれおいる。

そんなずきは、氎が䞍足しおいる可胜性がありたす。

鉢怍えなら、鉢底から氎が流れ出るたで、土党䜓ぞゆっくり氎を届けたす。

少量の氎を衚面だけぞ䜕床も足すず、濡れる堎所に偏りができるこずがありたす。

䞀床で土党䜓ぞ届けたら、そのあずは氎の抜け方を芋たす。

すぐに䜕床も远加するのではなく、葉がどう倉わるかを埅ちたす。

也いおいるなら、氎を届ける。

これは、我慢比べではありたせん。

必芁なずきには、必芁な氎を届けたす。


土がただ湿っおいたら、すぐには足さない

衚面は也いお芋える。

でも、少し䞋には湿り気が残っおいる。

鉢もただ重い。

そんなずきに氎を重ねるず、土が也く前に、さらに氎を足すこずになりたす。

しおれた姿を芋るず、䜕かをしたくなりたす。

手をかければ、助けおいる気がするからです。

でも、土が湿っおいるなら、たず時間を眮いお倉化を芋たす。

暑い時間だけのしおれなら、倕方に戻るかもしれたせん。

戻らないなら、翌朝も芋たす。

長く湿ったたたなら、氎の抜け方や鉢底の状態も確かめたす。

湿っおいるなら、足さずに芋る。

䜕もしないのではありたせん。

次の刀断に必芁な時間を残しおいたす。


氎やりの答えは、葉だけには曞いおいない

みおは、鉢の衚面を芋た。

少し也いおいるように芋える。

指を入れるず、その䞋にはただ湿り気があった。

鉢を少し持ち䞊げる。

「軜くない。ただ重い」

「䜕時から、しおれおた」

「朝は元気だった。䞋を向いたのは、暑くなっおから」

「株党䜓は」

みおは、少し離れお苗を芋た。

茎は立っおいる。

䞋を向いおいる葉はあるけれど、党郚ではない。

「じゃあ、今は氎を足さない」

「うん。それから」

「倕方に、もう䞀床芋る」

倕方。

日差しが匱くなったころ、みおは鉢の前ぞ戻った。

䞋を向いおいた葉には、少し匵りが戻っおいた。

「戻っおる」

「今日は、暑い時間に䞀時的にしおれおいたみたいだね」

みおは、䜿わなかったじょうろを芋た。

「あのずき氎を足しおたら」

「土は、必芁以䞊に湿ったかもしれない」

すぐに動かなかったから、芋えた倉化がありたした。


「すぐ氎」から、「たず芋る」ぞ

しおれた怍物を攟っおおけばいい、ずいう話ではありたせん。

土が也いおいるなら、氎を届ける。

土が湿っおいるなら、足さずに倉化を芋る。

しおれが続くなら、根元や茎の傷、氎の抜け方など、芋る範囲を少し広げる。

倧切なのは、

しおれを芋お、反射的に氎を足さないこず。

葉を芋る。

時間を芋る。

土を芋る。

そしお、怍物の反応を芋る。

氎やりは、じょうろを傟けるこずだけではありたせん。

氎をあげるか、今日は埅぀か。

その刀断たで含めお、氎やりです。

みおは、鉢の葉をもう䞀床芋た。

朝ず昌ず倕方で、同じ葉が違っお芋える。

「しおれおる、だけじゃなかったのね」

「うん。その前ず、そのあずがあるからね」

怍物の姿は、䞀枚の写真ではありたせん。

時間の䞭で倉わっおいたす。

だから私たちも、䞀床芋お決めるのではなく、

芋る。確かめる。必芁なら氎を届ける。

それでいいのだず思いたす。


次回

第35章 黄色い葉を芋たら、すぐ肥料

――葉の色だけで、䞍足ずは決められたせん――


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