
「忙しいから我慢する」はもったいない!やりたいことを全部叶えた大学生のやりたいことを全部やる時間術とは?[後編]|【創作大賞応募作品⑰『「やりたいことは全部やろう。」—普通の大学生が見つけた、後悔しないワクワクする人生の歩き方』】
この記事では、数々の課外活動、教職の勉強、就職活動、日本一周旅、そして趣味のサイクリングまで、やりたいことを全部全力で叶えてきた大学生の僕が、限られた時間を味方につけるための「スケジュール管理術」と「マインドの戦略」を前編と後編の2回に分けて、余すことなく伝えています。
今回は〔後編〕にあたります!
【前編の振り返りと後編の概要】
まず、〔前編〕の『スケジュール・マインド編』では、やりたいことを「全部」やるための5つの時間術についてお伝えしてきました。
▼前編はこちら!
【 前編の目次 】
1.やりたいことをやっている人ほど魅力的?
2.就職活動の早期化がもたらす隠れた落とし穴とは?
3.やりたいことを全部やるためのスケジュール管理術
【 前編のまとめと後編の概要 】
➀【選択と集中】優先順位の4象限
➁【分配】大きな石と小さな石理論
➂【加速と減速】ツァイガルニク効果
④【余白】1.5倍見積もりルール
⑤【逆算と死守】自分の時間を先出し
時間が足りないと諦める前に、まずはこの5つの武器を使って「どうしたらできるか?」の仕組みを作ってみるだけで、1日の時間の密度は劇的に変わることを伝えてきました。
しかし、この〔後編〕では、もう一つだけ、どうしてもお伝えしておかなければならない「現実的な事実」からお話しします。
それは、「どれだけ完璧なスケジュールを作っても、それを動かすための『エンジン』がガス欠になってしまえば、結局すべてがストップしてしまう」ということです。
ここからは、スケジュールを実際に回し続けるための「時間・体力・お金」というリアルな資本との向き合い方、そして「なぜ、やりたいことを先延ばしにしてはいけないのか?」という本質について僕の経験を交えて語っていきます。
今回は〔前編〕からの続きになっているので、〔前編〕の内容を読み進めてから、こちらを読んでいただけると、より理解が深まると思います!
4.時間・体力・お金という「リアルなリソース」との相談
前編では、やりたいことを「全部」やるための最強のスケジュール管理術(時間の仕組み化)についてお伝えしてきました。
しかし、ここで一つ、非常に現実的で大切な注意点があります。
それは、どれだけカレンダーに完璧なスケジュールを確保しても、それを実行に移すための「体力」や「お金」というリアルな資本が限界を迎えてしまっては、実現が困難であるということです。
やりたい気持ちが先行するあまり、気合いや根性だけで予定をギチギチに詰め込んでしまうと、どこかで必ず限界が来て完全に燃え尽きて(バーンアウトして)しまいます。また、お金の使い方を十分に考えずに行動してしまうと途中で枯渇して、中地半端に終わってしまうことを考えられます。
僕は、やりたいことを全部欲張りに叶えるためには、時間の確保を工夫するだけでなく、体力や時間といった自分の持っているリソースを「1台の車」のように俯瞰してマネジメントする必要があると考えています。
イメージ図としては以下のようになります。

具体的には、「時間・体力・お金」の3つの軸を以下のように切り分けて管理します。
① 【時間】スケジュール術 = 目的地へ進むための「タイヤ」
前編で紹介した5つの時間術は、まさに車でいう「タイヤ」です。
自分の状況に合わせて24時間の配分を最適化し、自分のやりたいことややるべきことをやる時間を確保することで真価を発揮すると言えます。


このタイヤが正しい方向を向いてスムーズに回転しているからこそ、僕たちはやりたいことへ向かって真っ直ぐ進むことができます。
② 【体力】体力管理術 = 車を動かすための「エンジン」
どれだけ立派なタイヤ(スケジュール)があっても、それを動かす「エンジン(体力)」が枯渇してしまっては車は1ミリも動きません。
僕たち人間は「気合と若さ」で無理が効いてしまう生き物です。
だからこそ、自分の体力の限界に気づかずに予定を詰め込みすぎ、ある日突然プツンと糸が切れたように動けなくなってしまう危険と常に隣り合わせです。
だからこそ、僕は自分の体力を決して過信せず、常に「このペースで走り続けられるか?」を問いかけるようにしています。
僕が日々実践している体力管理の軸は、以下の3つです。
➀自分の体力の「上限値」を客観的に測定する。
➁限られたエネルギーの中で「勝てる戦略」を組み立てる。
➂翌日のパフォーマンスを最大化するために「腹八分目」で抑える。
以前僕が書いた記事では、まさにこのエンジンの出力をどうコントロールするかの方法や、自分の体力の上限を超えないための方法について僕の体験談をふまえて詳しく解説しました。
今回のスケジュール術とこの体力管理術が掛け合わさることで、初めて持続可能な行動力が生まれます。ぜひこちらも読んできてください!
③ 【お金】お金の管理術 = 走り続けるための「ガソリン」
そして、現実的に挑戦を支えるのが「ガソリン」であるお金です。
僕たち若者世代は「時間と体力はあるけれど、お金には限りがある」という局面に立たされることがほとんどです。でも、「お金がないから」と心が動いたチャンスを見逃すのはあまりにももったいないです。
一方、親世代など、上の世代の方々を見ていると、気づく残酷な真実があります。それは、「年齢を重ねて、いざお金に余裕ができた頃には、それを全力で楽しむための『時間』や『体力』が失われている可能性が高い」ということです。

上の図は、僕の価値観に大きな影響を与えた名著『DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)』で紹介されている、お金・時間・健康(体力)の年代別のバランスをまとめたものになりますが、この本の著者によると、お金・時間・健康は時期によって、以下のように比重が大きく異なります。
・若い時: 時間と体力はあるけれど、お金がない。
・中年期: お金と体力はあるけれど、時間がない。
・老年期: お金と時間はたっぷりあるけれど、体力がない。
だからこそ、「お金がないから」という理由だけで、今の自分(若さ・体力・感性)でしか味わえないチャンスを見逃すのは絶対にもったいないです。
僕が日々の限られたお金を管理し、自己投資を最大化するために徹底しているのは、次の3つの視点です。
➀「今しかできない経験」と「先送りする経験」を見極める
➁ 支出を「消費・浪費・投資」に分け、浪費を徹底的に削ぎ落とす
➂「お金」で解決する前に、自分の「頭(知恵)」を使って解決策を考える
お金の管理術は、体力の管理術と同様、1つの熱い独立した記事として別でまとめているので、ぜひこちらもあわせて読んでみてください!
【 小括 】リアルなリソースへの向き方1つで人生が変わる
「時間(タイヤ)」はあるけれど「体力(エンジン)」がなくて動けない。 「体力」はあっても「お金(ガソリン)」が足りなくて遠出できない。
どれか1つのパーツでも欠けてしまえば、人生という長距離ドライブを楽しく走り続けることはできません。
大切なのは、自分の持っているこれら3つのリソースの現在地を賢く見極めながら、「今の予算と体力、そして時間で、どうしたら持続可能な形で実現できるか?」を考えていくことです。
時には、「今は資金を貯めるフェーズだ」と冷静に割り切ってアルバイトに集中することも、将来やりたいことを実現させるための立派な戦略になります。
時間・体力・お金。
この3つの資本を俯瞰して、無理のない、でも最大限に欲張れるバランスを見つけること。
これこそが、リソースマネジメントの本質であり、やりたいことを持続可能な形で叶え続けるための大前提だと僕は考えます。
5. 30代になってから「四国一周1000km」を自転車で走りたいか?
時間、体力、そしてお金。
この3つのリソースのバランスを考えたとき、僕が常に自分自身に問いかけていることがあります。
「今、心からやりたいと思っているその挑戦は、5年後、10年後でも本当に同じように楽しめるのか?」ということです。
例えば、僕は四国一周1000kmサイクリングを大学1年生の3月にしました。
この旅では、約10kg近くのリュックをいつも背中に背負って、1日100kmを目安に10日間旅をして、無事に完走しました。

ここで、少し想像してみてください。
もし僕が、「今はバイトや学業で忙しいし、お金もないから、大人になって落ち着いてから四国一周をやろう」と先延ばしにしたとします。確かに、30代や40代になって社会人として活躍していれば、今よりもはるかにお金に余裕ができているでしょう。
数十万円する最高級のロードバイクを買い、道中では快適な高級ホテルに泊まり、美味しいご当地グルメを毎日お腹いっぱい食べられるかもしれません。
でも、1000kmという過酷な道のりをペダルひとつで走り切る「圧倒的な体力」と、何日もかけて泥臭く野宿やゲストハウスを渡り歩く「まとまった時間」と「若さゆえの熱量」は、果たしてその時にも残っているでしょうか?
おそらく、答えはNOです。
お金は、大人になってからいくらでも稼いで増やすことができます。
しかし、「今この瞬間にある体力」と「自由な時間」だけは、後からどれだけ大金を積んでも二度と買い戻すことはできないのです。
「いつか時間ができたらやろう」
「いつかお金が貯まったらやろう」
「いつか、いつか」と言ってやりたいことを先延ばしにしているうちに、僕たちは気づかないうちに「それを全力で楽しめる体力と感性」を失っていってしまいます。
だからこそ、不格好でも、お金がなくて切り詰めた旅になったとしても、「今、やりたい!」と心が動いたその瞬間に実行することに、とてつもない価値があると僕は考えます。
6. おわりに:やりたいことは「知っていること」の中からしか生まれない
前編の冒頭で、「やりたいことを全力で楽しんでいる人ほど、話のネタが豊富で魅力的だ」という話をしました。 就活が早期化し、目の前のタスクに追われる現代において、多くの人が「自分には本当にやりたいことが見つからない」と悩んでいます。
でも、それはあなたが無気力だからでも、才能がないからでもありません。 理由はものすごくシンプルです。
「やりたいこと」は、自分がすでに「知っていること」の中からしか生まれず、「知っていること」の幅を広げていくことが重要だからです。
やりたいことは「知っていること」の中からしか生まれないという言葉は、僕の通う大学のキャリアセンターで教えてもらった言葉で、僕自身すごく気に入っています。そして、「やりたいことが見つからない」と悩むと相談してくれた人に対してこの言葉をよく教えています。

まだ見たことのない景色、会ったことのない人、読んだことのない本。
自分の知らない世界に対して、「あれをやってみたい!」という感情は絶対に湧きません。
だからこそ、頭の中だけで「自分のやりたいことは何だろう?」と悩む前に、まずは外の世界へ飛び出し、自分の「知っていること」の円を少しずつ広げていく必要があるのです。
その「知っていることの円を広げるための時間」こそが、この記事でずっと伝えたかった『余白』です。
余白の使い方は人それぞれですが、例えば、自分を見つめ直すことに使ったり、自分のやりたかった課外活動に参加することで自分の世界を広げたりなど、いろいろとあります。
ですが、就職活動や学業、アルバイトなどで常に忙しくしていては、この余白を確保する余裕がなくなります。その結果、自己理解が不十分なまま突き進んでしまい、就活が長期化・迷走してしまうという事態になりかねません。
忙しさを言い訳にせず、一時的な気合いやモチベーションに頼ることもやめる代わりに、自然と行動できる「仕組み」を作って自分のための余白を死守し、時間・体力・お金という限られたリソースを賢く配分する。
そして、「いつか」ではなく、「今この瞬間」の熱量に従って行動を起こしていく。
そうやって欲張りに全部をやってみるからこそ、自分の中にたくさんの引き出しができ、人生の解像度が上がり、次に「やりたいこと」がだんだんわかってくるようになります。

時間は1日24時間しかありません。でも、その使い方次第で、僕たちの人生の可能性はどこまでも広がっていきます。
できないと諦める前に、今回書いた記事の内容をきっかけに「どうしたらできるか?」と自分の頭で考えてみてください。少しの仕組みと勇気があれば、人生はもっと面白く、もっと欲張りに楽しむことができます。
あなたの「やりたいこと」が全部叶う、最高にワクワクするスケジュール作りを応援しています!
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