
約10年ぶりに津軽鉄道で金木町に行ったら特に何も変わってなかったけど、それでも何度でも訪れたい町だった/秋田・青森旅#10
続いた
この記事は続きである。
前回は、津軽五所川原駅から津軽鉄道に乗車し、アテンダントさんの津軽弁アナウンスを聞きながら終点・津軽中里駅に到着した話。
(※アテンダントさんが乗車するのは金木駅まで)
津軽鉄道途中下車の旅
芦野公園駅のカフェ駅舎
津軽鉄道で途中下車観光といえば、なんといっても金木駅(かなぎ・えき)である。
が、私は10年近く前に金木駅に降り立って、ひととおりの観光を済ませていたので、今回は金木駅の隣駅・芦野公園駅に降り立ってみたかった。
芦野公園駅といえば、その名のとおり芦野公園という公園の最寄り駅なのだが、観光ポイントとしては、駅舎がそのままカフェになった、その名も「駅舎」が有名だ。

往路で芦野公園駅に停車した際、「お〜ここか〜」と思って車内から駅舎を見てみると、カフェっぽい建物の入口に、
頭を下げる女の人のイラスト
が書かれた紙が貼ってあったので、
まさか定休日か・・・!?
と心配していたのだが、

真ん中に写ってるチラシがなんとなく「臨時休業」を予感させたけど、注意事項が書いてあるだけだった
入ってみると、お客さんは私ひとりだけ。
サンドイッチとコーヒーを注文し、レトロな店内を歩き回ってみた。
津軽鉄道の写真が展示されていたり、ポストカードが売られていたりする。
津軽鉄道の切符もここで購入できるらしい。


ちなみに、メニューをめくっていくと手書きの周辺マップも挟んである(※津軽鉄道の車内でいただいたマップとは別で、これはお店オリジナルなのかな?)
観光スポットや美味しい食べ物屋さんなどが紹介されていた。
これからどこに行こうかと考えていたので有り難い。

金木駅に向かって歩く
赤い屋根の喫茶店「駅舎」でゆっくりコーヒーをいただいた後は、金木駅に歩いて行ってみることにした。
実は、当初の予定では、「駅舎」でコーヒーを飲んだ後は、次の列車に乗って津軽五所川原駅へと戻り、その周辺で2時間くらい過ごす予定だったのだ。
しかし、津軽鉄道の車内でアテンダントさんの津軽弁を聞いて、観光マップをもらって、金木駅周辺観光案内を聞いているうちに、金木駅を再訪したくなってしまった。
コーヒーを飲みながら時刻表とにらめっこした結果、五所川原の滞在時間を1時間弱にすれば金木駅で1時間過ごせることが分かったので、急遽予定変更。
まあこういう予定変更は一人旅の醍醐味ですかな。
津軽鉄道の車内でいただいた観光地図は金木駅周辺の観光案内が中心だったが、「芦野公園駅まで徒歩15分(※斜陽館から)」と書いてある。
意外と近いし、歩いて行けそうだ。


まだ紫陽花が咲いていた
一昨日の由利本荘(秋田県)、昨日の弘前はともすると寒いくらいだったが、この日は気温が上がってきた。日陰になるような場所はなく、太陽にじりじり焼かれていく。
おまけに、歩いている人が全くいない。
(※車も3台くらいしか通らなかった)
ここで熱中症で倒れたらやばいな・・・と思いながら歩き続けていると、地図に書いてあったとおり、15分程度で大きい建物が見えてきた。

歩いてきた道中の写真、無っ!
金木町は何度でも訪れたい町だった
金木観光物産館「産直メロス」の横で
金木駅周辺の観光といえば、文豪・太宰治の実家が記念館になった「斜陽館」、そのすぐ隣にある「津軽三味線会館」が有名だ。
10年ほど前にどちらも行ったことがあるのだが、津軽三味線会館の三味線ライブが結構楽しかった記憶がある。
調べてみると、次の三味線ライブは13時。
今は12時過ぎくらい。
津軽三味線会館の前に斜陽館に入るとしても、それでもちょっと時間あるな・・・
てか暑いな・・・


(アイスにピントが合わない)
アイス食べちゃいました。
ちなみにアイス売りの屋台が立っていたのは、金木観光物産館「産直メロス」の横。
産直メロスには太宰治モチーフのお土産とか地元の特産品とか食べ物とかいろいろ売ってた。
木の端材(木の香りがする)を買おうかどうしようか悩んでやめて、館内の小さな食堂でソフトクリームを食べようかどうしようか悩んでやめて、結局出てきて安いアイスを食べた。
このアイス売りのおじちゃんがフレンドリーで、ベンチに座ってアイスを食べる私にいろいろ話しかけてくださる。
あっという間に、
・大きなくくりで言うと東京から来た
・津軽鉄道の芦野公園駅から歩いて来たんだよ
・明日はリゾートしらかみで秋田に行く予定
・10年前にも金木町を訪れたことがある
・一人旅なんだよね
という情報を私から抜き取り、
へえ〜金木町に二度も来るとはすごいねえ〜
と褒めてくださった。
「ていうか、ここにこんなとこ(産直メロスのこと)あったっけ?」
とアイス売りのおっちゃんに聞いたら「ずっとあったよ」と言われて、そうか〜〜私の記憶は当てにならんな〜〜と思っていたのだが、やっぱり気になって調べたら、産直メロスは2022年にリニューアルオープンしたらしい。
私が訪れたのはリニューアルオープン前で間違いないから、つまり・・・
太宰治記念館「斜陽館」
アイスを食べ終えて、斜陽館に入館。
斜陽館は、太宰治の父親(大地主だった)が建てた豪邸で、今は記念館として使われている。
当時の生活に関する展示や太宰の文章に因んだ展示などが興味深い。



たぶん前に来た時とは違うところに目を向けているのだろう。
前回訪れた際の写真を見返してみたが、撮影対象が全然違う(この記事に載せているのは全部今回撮影した写真)
その土地の変化を感じるのももちろんだが、自分自身の変化も感じる。
同じ観光地をしばらくぶりに訪れるというのもオツなものだ。


津軽三味線会館で思い出を再確認
斜陽館で思ったより時間を食ってしまった。
三味線ライブにぎりぎりの時間である。
津軽三味線会館には展示もあるのだが、ライブの時間が迫っているのでとりあえずホールへ。

ライブ中は写真はOK(動画はNG)
ていうか、思ったより人が多い。
10年ほど前に訪れた際にも全く同じ画角の写真を撮影していたのだが、その写真を見ると、休日にもかかわらず客席は閑散としている。
今日は客席は半分以上は埋まっていて、なかなか盛況だ。
20分ほどのライブが終わり、展示コーナーへ。
ここの展示コーナー、前に来た時の思い出があって・・・
「世界の弦楽器」だか「世界の三味線の仲間」だか、各国の三味線っぽい弦楽器が並んでいて、手元のボタンを押すとその音色が聞けるという展示があったのだ。
それでかなり気に入った楽器があり、定期的に「あれなんだったっけ・・・」と思い出しては写真フォルダを漁り、でもそれらしきものの写真は残っていなくて、もしかして津軽で見たんじゃなかったのかなあ、なんて思っていた。
今回、津軽三味線会館の展示コーナーで、記憶のままの展示を見つけた。
やっぱりここだったのか!
展示コーナーは写真NGだったので写真が残っていなかったのだろう。
あーーースッキリ。
他のお客さんもいなかったので、いろんな楽器のボタンを押しまくって音色を楽しんだ。
前に聞いて気に入ったやつがどれかは思い出せなかったが、異国情緒あふれる音色に癒される。
今回は楽器をメモっておくことにした。これで帰ってからも何らかの方法で音色を楽しめるだろう。
私のメモには、
サロード(インド)、ラワープ(ウイグル)、ラバーブ(アフガニスタン)、サズ(トルコ)
と書いてあります。

金木駅へ
そろそろ列車の時間だ。
津軽三味線会館からは歩いて5分ほど。
駅は閑散としていた。
三味線ライブにはあれだけの人がいたので、もしかしたら津軽鉄道が混雑するかもと思っていたのだが・・・
みんなどうやって来たの?



なお、帰りもまた太宰列車だった。
津軽鉄道まとめ
津軽鉄道は、金木駅を中心に見所の多い路線だと思う。
金木駅で途中下車して太宰関係や津軽三味線会館を観光しつつ、次の列車まで時間があればお隣の芦野公園駅まで歩いてカフェで一服、というのは五所川原周辺観光としてイチオシである。
ぜひ津軽鉄道に乗って、津軽鉄道途中下車の旅を楽しんでいただきたい。

続くよ
次回は、五所川原で「立佞武多の館」(たちねぷたのやかた)を見る。
ここも再訪なんだよね。
▶︎この旅行エッセイを最初から読む(今回の旅の大まかな旅程も書いてるよ)
※↓10年ぶりに訪れたらすごい観光地になっていた話。高知県の桂浜。
※↓何度も訪れているといえば、山形県の庄内地方(鶴岡、酒田など)
※↓その他の旅行エッセイはこちらから
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