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今日は、ちゃんと休めただろうか

一日の終わりに、

「今日は何ができただろう」

と考えることはあっても、

「今日は、ちゃんと休めただろうか」

と考えることは、あまりない。

仕事をした。

家事をした。

誰かの話を聞いた。

連絡を返した。

買い物をした。

ご飯を作った。

今日も私たちは、
いくつもの小さな「やらなければ」を抱えて、
一日を歩いている。

けれど、その中にひとつくらい、

自分のためだけの時間があっただろうか。

🍵 休憩は、特別な時間じゃなくていい

以前は、

「休むなら、ちゃんと休まなきゃ」

と思っていた。

ゆっくり眠るとか、
旅行へ行くとか、
何も予定を入れない休日をつくるとか。

でも、大人になると、
そんなきれいな休みはなかなかやってこない。

休みの日にも洗濯物は出るし、
お腹は空く。

家族がいれば、
誰かの予定で一日が動くこともある。

だから最近は、

休憩というものを、
もっと小さく考えてもいいんじゃないかと思う。

たとえば、

お湯が沸くまでの時間。

コーヒーをひと口飲む時間。

帰宅して、
玄関の扉を閉めたあとの数秒。

お風呂の中で、

「ふぅ……」

と声が出た瞬間。

布団に入って、
枕に頭を預けた瞬間。

そんな短い時間にも、

心はちゃんと休んでいる。

🌿 誰にも見えない疲れがある

身体が疲れていれば、
比較的わかりやすい。

足が重い。

肩が痛い。

眠たい。

でも、

心の疲れは少しわかりにくい。

理由もなくため息が出たり、

普段なら気にならない一言が引っかかったり、

好きだったことをする気になれなかったり。

そして、そんな自分に、

「もっと頑張らないと」

なんて言ってしまう。

でも本当は、

頑張ることより先に、

少し休んだほうがいい日もある。

人には見えなくても、

今日あなたが飲み込んだ言葉があるかもしれない。

笑って流したことがあるかもしれない。

本当は嫌だったのに、

「大丈夫」

と言ったことがあるかもしれない。

それだけでも、
心は少しずつ疲れていく。

だから、

何も大きなことをしていなくても、

疲れる日はある。

そんな日は、
休んでいい。

☕ 温かい飲み物が冷めるまで

たまには、

温かい飲み物を一杯だけ用意して、

何もしない時間をつくってみる。

スマホを置く。

テレビもつけない。

ただ、
湯気を眺める。

窓の外を見る。

遠くから聞こえる生活の音に耳を澄ませる。

そして、ゆっくり飲む。

最初は熱かった飲み物が、
少しずつ飲みやすくなっていく。

そのくらいの時間でいい。

人生について考えなくていい。

明日の予定も考えなくていい。

答えなんて出さなくていい。

ただ、

自分がここにいることだけを感じる。

忙しい毎日の中では、

そんな当たり前のことさえ、
忘れてしまうから。

🌇 夕方の空は、急いでいない

ふと窓を見ると、
夕方の空がきれいな日がある。

淡い青。

少しの橙。

ゆっくり伸びていく雲。

眺めていると、
不思議に思う。

人間はこんなに急いでいるのに、

空はちっとも急いでいない。

太陽は、

「今日は予定より早く沈まなきゃ」

なんて焦らない。

雲だって、

「もっと頑張って流れないと」

なんて考えていない。

ただ、
その時間を流れている。

それを見ていると、

自分も少しくらい、
ゆっくりでいいような気がしてくる。

🍃 何もなかった一日も、大切な一日

大人になると、

「何かあった日」

ばかりを覚えている。

旅行へ行った日。

誰かと会った日。

嬉しいことがあった日。

悲しいことがあった日。

でも人生のほとんどは、

きっと、

何もなかった日だ。

普通に起きて、

普通に食べて、

普通に働いて、

普通に家へ帰って、

眠る。

そんな日が、
何百日、何千日と積み重なっていく。

だから、

何もなかった一日を、

「つまらない一日」

にしなくてもいい。

今日も無事に終わった。

温かいものを飲めた。

誰かと少し笑えた。

布団に入れた。

それだけで、

今日という日は、
十分だったのかもしれない。

🌙 今日も、お疲れさまでした

もし今、

少し疲れているなら。

あと少しだけ頑張ろうとしなくてもいい。

今日できなかったことは、
今日の自分を責める理由にはしなくていい。

洗い物が少し残っていても。

返していない連絡があっても。

やろうと思っていたことが、
ひとつ終わらなかったとしても。

夜はちゃんとやってくる。

そして朝も、
またやってくる。

人生は、

一日ですべてを完成させなくてもいいように、
できているのだと思う。

だから今日は、

少しだけ自分に休憩をあげてください。

温かい飲み物でも飲んで。

好きな音楽でも流して。

窓の外でも眺めながら。

ほんの数分、

何者でもない自分に戻る。

それでいい。

休憩とは、

立ち止まってしまうことではない。

今日まで歩いてきた自分を、
静かに待ってあげる時間なのだから。

急がなくていい。

また歩きたくなったときに、
歩き出せばいい。

今日は今日のところまで。

それで、

十分です。☕🌿

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