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音楽経験0から始めるDTM。楽譜が読めない私が劇中歌を作ってみた話。

音楽経験ゼロの私が、どうやって劇中歌を作れるようになったのか。その記録です。

毎日曲を作らないと忘れるので備忘録。
恥ずかしながら私は音楽経験がほぼありません。なのにどうやって、DTMで曲を作っているのか。それは、

やってみなければわからないので、やることにしたという一言で片付ける事が出来ます。


音符が読めない。幾らか解っても、ドレミでしか理解出来てない。音楽理論も理解してない。普通ならもうここでやる理由の大半が削がれます。

その上、DTMは、沼です。有料プラグインやら、機材やら導入しようと思うとどこまでもです。解っています。そして、最適な環境で作れるかというと否。ここでも離脱するかもしれません。

それなのに、何故か、2年続けることが出来ました。

何故か。

投資した機材を無駄にしたくなかったからです。


まず、用意するものは比較的スペックのあるパソコン。後でメモリ不足、処理能力不足で大変な思いをしないためにでした。そして、DAW。CUBASEを選択しない私。理由はまず予算でした。そして日本語だけで対応しているDAWを、と言う事でインターネット社のSINGERSONGWRITER LITE10を導入しました。一万円以下でこれは購入可能です。その他、オーディオインターフェースと、モニタースピーカーとヘッドホンとコンデンサーマイクとダイナミックマイクを導入致しました。

その他BANDINABOX31 と、SYNTHESIZERVSTUDIO2PRO。
前者は時短で仕上げるため、後者は人間の声にかなり近いボーカロイドのようなものです。MAIとRYOだけ所持しています。ライブラリは増やそうかどうか考え中です。それぞれ歌声データベースにも特色があるというか癖がありそうなので、出来るだけ使いこなせそうなものがいいんですが、まだ、探しに行けてないですね。

導入するとしたら、野崎英次の中の人を誰にするのかが今のところ、一番の問題ですよ。もし、RYOのまんまで良ければ、パラメータをいじって高めボイスにするかなんかしてキャラクターの差別化を図ってもいいんですが、イメージ的に英次は、高めの声が合わない気がする(知らんがな)。どうですか!
というわけで、英次のボイス、新規導入求む!という奇特な方、もしおられましたら、コメントなど頂けましたら嬉しいです。

声の質だけでいうなら、モーチェンがいいんだけど、中国訛りっぽい発音になるらしいからちょっと導入は難しいかな。よほどうまい事調整しないと違和感出るらしい。となると有力候補は日本語ライブラリの中から選ぶようになるかな。英次の声、どれが合うと思います? 候補があればぜひ教えてください。TAKUMIあたりかなぁ…。有力候補は。日本語がベースのライブラリから選ぶとねぇ、JINはちょっと違う気がするしなぁ。もし、可能であればルイとツインボーカルで掛け合いで歌わせる曲を作ったり、3人で歌わせてみたいわけなんですよ。

従いまして、これはあまりやりたくはなかったんですが、MAIのパラメータをいじり倒して、男声を作って英次の声にしてみようかと思って作ったサンプルがこちらです。どうですか。おとなしく男性ボイスバンクにしてもいいかもなんですけどね、使えるものは、何でも使いますよ。

歌詞 
あなたに告げる 恋心を今 静かに捧げよう 祈りを込めて

これは単音でメロディをMIDIキーボードにて、入力して、BANDINABOX31の。MIDI取り込みからの、コード生成から、更に伴奏の自動生成機能を用いて、曲を合成しているという、きわめて時短な一曲でございます。ドラムの打ち込みをしなくても良いので、とっとと作りたいときにはまあアリです。

でも、毎回これというのも味気ないので、一からちゃんと時間を使って作る時もありますが、数分の曲で一週間以上かかってしまうので、その場合かなり気合が必要です。

MIDIキーボードは二台目に突入しました。一台目は、とにかくコンパクトなのはいいですが25鍵しかなく。音域が狭く、ちょっと音階を変えるのにいちいちボタン操作を細かくしなければなりませんでした。49鍵に変えたら、随分やりやすくなりましたね。依然として88鍵ではないので、ボタン操作はしますが、格段にボタン操作も減りました。しかし大型なので、机のスペースを大幅に占領することになってしまいまして、音楽制作と小説作成以外、ほぼこの机は使われていないかもしれません。他の作業は別の机で行っています。

とりあえずそういうものもですね。DTMにまつわる本やら機材やら、全部買ってしまうと使いこなさないと、もう、ゴミの山になるわけですよ。とりあえず。

買ってから考える。


そして2年経ちました。初期作品は今よりよっぽどひどくて、時間も短い物しか作れませんでした。でも、曲がりなりにも打ち込みを始めて、これにはなんか法則があるな。これはなんだ?オタマジャクシは、短い音だ。そして、真ん中の開いた丸は、長い音だ!程度の知識しかなくても結論で言うと曲は作れます。どうやってなのか。それは勘です。そして今も、恐ろしい事に勘です。こんなんでも作れるのか。作れます。作りましょう。

それを本当に必要とすれば、に限りますが。

お勧めはしません。

私の場合必要にかられたんですよ。

人形のバックグラウンドの話はあるのに、その舞台に合わせた劇中歌が無いのは自分的に有り得なかったんですよ。

AIに作らせれば楽ですね、もっと早くAI作曲やっててもいい位かもですが。
でもなぜか、それだと足りないような気もします。

自分にしか作り出せない音と歌詞で勝負したい。

しかも選んだ声色で。
で、桜子の曲地獄花は、DTMを始めて1年目、SINTHV2に触って、2回目で作りました。
この曲は大変でした。奥歯を食いしばって作りましたね。何しろコード進行なんてわからないので、勘だけで作りました。今も思い出しますが、曲の盛り上がりや、緩急を一番考えた一曲となっていて、実は今でも好きな曲です。あと、歌詞が、大変でした。世の作詞家の方、特に、尊敬します。
音にバチッと言葉を嵌めないと意味がないので、ずいぶん調整しました。
短歌の世界だと、三十一文字に世界を構築する、という特徴がありますが、限られた文字数の中でどれだけ自分の言いたい事を適切に表現出来るかということはこうした歌においても、大問題でございます。
この曲はこの作品に用いられました。
烙印 第12話 「なぜ、今なんだっ!」|関口直子

しかし2年経つとさすがにコード進行を考えて作らないと曲がとっ散らかるということもわかってきました。勘だけでは乗り越えられない壁を感じてきたのです。

それをふまえて、自作の音楽覚書帳に、エモいロックのコード進行をAIに考えさせて、ドレミで表現してもらいます。そして出来たのはこちらの曲です。
なんかそれらしくなりましたね。そして、結局のところ、コード進行が初めからあった方が時短にはなるようです。実際に使われたのはこちら。
烙印 第1話 「事件前夜」|関口直子

歌詞は簡単なんですが、歌ってみるとまあ難しい難しい。しかしこれはまだ序の口の方で、もっとひどい難易度なのが、私の自作曲、『黒い星』です。
こちらの曲はとにかく半音が多く、歌えたものではありません。何故半音だらけになったのかと言うと、これも、勘です。こうした方が彼の不安定な心を表現できる様に思ったからです。白鍵だけで作ると、何だか不穏さが出ない気がしまして。結果として、半音まみれの曲になりました。一応この曲を、普段から口ずさむことはあるのですが、本当に本当に難しい!!必ず、どこかしらを間違ってしまいます。自分で作っておきながら、こんな、歌い手に不親切な曲は無い気がしています。しかし、それなりの面白さは出ている気がしますので、割と気に入っています。こちらの作品は、この章に、用いられています。
烙印 第23話「Black Star Overdrive」|関口直子

そして、歌詞を考えるにあたって実際起きた事件をテーマに作った曲もあります。それがこちらの『壊れた時計』です。
ちゃんと歌詞の意味が伝わる内容であってほしかったので。これは、
歌詞を考える事がメロディより何より大変でした。
こちらの作品はこの章に用いられています。
烙印 第15話 「ルイ」|関口直子

悲壮感のあるマイナーで作りました。でも、どれだったか忘れた。
メジャーではないんですよ、それだけは確かです。(焦りが隠し切れない。)まあ、曲がりなりにも自分でこうやって、曲を作っているとですね、結構、癖になるもので。実際のところ当然ながらお金に結び付いてはいないんですが、楽しいだけで続いてしまいました。続くものですね。

クオリティを上げようと思えば、楽器演奏経験者の方が有利でしょうし、もっと手際よく作れることは間違いないでしょう。しかし、一音一音考えながら作った自分の曲には、妙な愛着や味わいがあって、たどたどしいですが、創作をしたという、間違いのない実感がございます。

結論

――音楽経験ゼロでも、必要なら人は曲を作れる。私はその証明です。



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