
帰省の記録その2:祖母とワラビ。 と、マムシ。
先日、帰省をしてきました。
しばらくは、その際の思い出話を散発的に書こうと思います。よろしければお付き合いください😊第二弾です。
👇前回
◾️散策
叔父宅(故祖母宅)の掃除を済ませたあと、少し時間ができたので、母と一緒に祖母の畑(今は使っていない)などを見に行くことになった。
昔と比べてどのぐらい違ってしまったのか、逆にどのぐらい変わっていないのか。そこを確かめたかったからだ。



◾️思い出
祖母の畑跡地へ行くにはこの農道を通る。

昔ここで、祖母がマムシに噛まれた。
この話は本人から直接聞いたことがある。
◾️本人談
だいたいこんな内容だった。
「ワラビの根元にマムシがとぐろまいててな! 気ぃつかんとワラビ採ったら手ぇパンてやられて(←噛まれた様子)しもた!
鎌で切って毒吸い出そか思たんやけど、間違って大きい血管切ったらアカンし、腕ギュって縛って、その場でできるだけ毒吸い出してから、手首ぎゅっと握って、そろ~っと歩いて帰った」
数十年前なので、携帯なんて存在していない頃の話なのだ。
そのうえ、このあたりはほとんど人に出くわさない。家までは、遠くはないが、近くでもない。徒歩15分ぐらいだ。
◾️一択
つまり、まずは自力で帰るしかない。
その場でできることをやって、あとは毒が回らぬよう、ゆっくりと歩いてなるべく心拍数を上げないようにして帰る。
その後の展開は、よく覚えていない。
途中、出会った誰かが救急車を呼ぶために電話のところまで走ってくれたか、それとも祖母が自力で自宅から電話したか、誰かが車に乗せて病院まで走ってくれたか、どれかだと思う。
◾️ワラビ採り
母とこのような話をしながら、昔よくワラビを採っていたポイントに到着した。しかし5月末なので、ワラビの時期はとっくに過ぎている。

「さすがにもうあらへんやろ」
「いや、よう見たらあるかもしれへん」
「せやろか」
「あった」
見よ、これがマムシに噛まれる血筋だ。ワラビしか見てない。
とはいえ、本当に季節外れなので、根元から折れるような立派なものはない。下半分は成長してすでにシダになっているので、先端の芽だけを少しつまむ。
「ほっそいワラビや」
満足そうに笑っていた。幸い、マムシには出会わずに済んだ。
◾️帰宅
翌日叔父宅から母宅に戻った。
母が調理したワラビを私のおかずに出してくれた。
「それで全部やで」
「ほんまに細いな」
私は笑いながら、この贅沢なワラビを二口ほどで平らげた。

つづく!
次回予告、ユスラウメ。
👇今回の帰省の軌跡。