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帰宅、ショック。 無駄咲き。


    ◾️期待と誤算と嫌な予感

    うちでは虚弱なバラ、ボレロ。
    そろそろ咲かせようかと、若いほうの木でひとつだけ蕾を摘まずに育てていた。いよいよだ、と思っていた。

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    イキイキ。

    この写真よりもさらに膨らんで、いい感じになってきた矢先に、実家へ行く用事ができてしまった。数日かかる。

    フラグが立った。
    これは…きっと私が居ない間に咲く。


    ー 数日後 ー



    ◾️帰宅

    さっき帰ってきた。
    まずボレロを見た。

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    …。

    ボレロのレがとれてボロになっていた。

    「写真撮っといてやるよ」
    「代わりに嗅いでおいてやるよ」

    旅立つ私に向かって家の人間がそんなことを言っていたのを思い出す。
    そんなものはなかった。ひとつもだ。
    期待した私がバカだった。


    ◾️虚しい足掻き

    こんな有様だがせめて、ひと嗅ぎ、少しぐらい匂いが…。
    と思って、顔を寄せたらそのちょっとの刺激で全部散った。

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    花びらが。
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    散りボレロ。

    ◾️感謝と罵倒

    水を1日おきにちゃんとやってくれたので、鉢植えたちは元気なのだが、ボレロの件については罵りたい気持ちでいっぱいである。
    Tシャツを一枚、裏返しておくことにした。

    しかし、そんな私の気持ちをよそに、新たな蕾を二つ付けている虚弱咲きたがりのボレロであった。

    1つむしった。
    もう1つに、賭けるぜ。




    👇今回の帰省の軌跡。


     
     
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