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「文芞批評」的に読むずこうなる。  平田雅圊・平田悠悟 『38䞇人を蚺た専門医が教える 自分で痔を治す方法』

    曞評平田雅圊・平田悠悟『38䞇人を蚺た専門医が教える 自分で痔を治す方法』アチヌブメント出版

    「吟茩は痔である」ずいう、いささかベタなナレヌションの入る「痔の薬」のテレビコヌマヌシャルが、昔あったように蚘憶する。「痔」ずいうのは、やはり「栌奜悪い病気」ずいうむメヌゞが匷いので、このようなナヌモアを亀えた衚珟を採甚したのだろう。テレビずいう公噚で、真正面から「痔」ずいう疟病に぀いお語るのは、倚少なりずも憚られたが故の配慮でなのではないだろうか。
    このテレビコマヌシャルが、「食事時」にも流されおいたか吊かたでは、私は知らない。ただ、子䟛のこずだから、面癜がっお「吟茩は痔である」ず、口真䌌をしお喜んでいたのであろう。だから、蚘憶力がないこずには自信のある私でも忘れなかったのであろう。

    たあ、そんなこずをしおいたから、バチが圓たったずいうわけでもなかろうが、還暊を過ぎた埌に「痔」になっおしたった。
    いや、本曞によれば、私はすでに、だいぶ以前から䜕床ずなく、軜い「痔」になっおいたのかもしれないが、自然治癒しおいたのではないかず思う。排䟿時の出血なら若い頃にも䜕床かあったし、それで「切れ痔」を疑っお、肛門にメン゜レを塗ったりしたこずもあったが、それもたいがいは数日で治ったので、そのたた忘れおしたっおいたのである。

    だが、今回は「痛み」がかなりあったのず、䜕よりむボのごずきものが肛門にできおいたので「これはいが痔に間違いない」ず確信した。これはメン゜レを塗っおおくだけで消えおしたうようなものではないずそう思い、以前、「痛み」がひどかった時に、䞀床だけ蚪うたこずのある、「肛門科」のある病院を、ひさしぶりに蚪ねたのである。その病院はすでに、近くに移転しお、倧きなビルに建お替わっおいた。

    痔の話をするのは、私のような図倪い人間でも、やはり恥ずかしいものである。だから前眮きが長くなっおしたった点に぀いおはご勘匁願いたい。
    「いや、おたえのは、い぀だっお前眮きが長いではないか」ず蚀われそうだが、それは蚀いっこなしだ。あえお蚀い蚳をするなら、「倏目挱石颚に曞くずこうなる」ずいうこずにでもなろうか。

    ずもあれ私は、ヶ月ほど前の「本幎8月23日」に『売れっ子䜜家の仲間入り。』ず題する、「痔になったので、病院ぞ行っおきた」ずいう趣旚の、蚀うなれば報告蚘事を曞いた。
    日頃は「曞評」か「映画評」くらいしか曞かない私が、こうした「身蟺雑蚘」的な゚ッセむを曞くずいうのは、きわめお皀なこずである。だが、蚀い換えれば、それくらい「びびった」ずいうこずでもあろう。

    しかしながら、それでも「痔になったので、病院ぞ行っおきた」ずは曞かずに『売れっ子䜜家の仲間入り。』ずいう、䞀芋しお䜕を曞いおいるのかわからない題名にしたのも、次のような曞き出しにしたのも、芁は照れからである。私だっお、照れるのだ。

    『倏目挱石、正岡子芏、あるいは珟代の䜜家だず、柁柀韍圊、赀瀬川原平尟蟻克圊、浅田次郎、マンガ家だず手塚治虫、さくらももこ。䞀䞀たうたう私は、こうした偉倧な䜜家たちの、仲間入りを果たしおした぀た。』

    そんなわけで、私の読者の䞭には「その埌、どうなったの」ず心配しおくださっおいる方もいるかもしれない。
    なにしろ、ありがたいこずに私の「note」をフォロヌしおくださっおいる方が500人以䞊もいるのだから、その䞭には、䞀人や二人はいるのではないかず、そう思いたい。
    もちろん、フォロワヌだからずいっお、蚘事を読んでくれおいるずは限らないどころか、読んでいない人の方が倧半だずいうのは、重々承知しおいるから、読んでもらっおはいないこずに䞍満をもらす぀もりはない。なにしろ私自身、ほずんど他人の「note」は読たないからだ。その暇があったら、本を読み、映画を芳お、レビュヌを曞いおいる。
    たた、実際のずころ、私の蚘事を継続的に読んでくれおいる人は、せいぜい10人皋床なのではないかずいう感觊もある。それでも十分にありがたいこずだ合掌。

    だから、その10人ほどの䞭には、䞀人くらいは「その埌、どうなったの」ず心配しおくださっおいる方もいるかもしれない。そう思いたい。だが、たぶんいないだろう。「そういうものだ」カヌト・ノォネガット。

    「ただ前眮きが続くのか」ず蚀われそうだが、こうした゚ッセむを曞くのもひさしぶりなのだから、こうした折にしか曞けない寄り道を、どうかおゆるしいただきたい。

    「いや、い぀も寄り道しおいるじゃないか」ず、そうおっしゃる方もいるかもしれないが、それずこれずは「たた別の話」なのだ。
    どう別なのかずいうず、これは「評論ではなく゚ッセむ」だからで、「論理的な説明」は銎染たないので、くだくだしい説明はしない。

    䞀䞀ずこう曞いお、この蚘事が、もずもずは「曞評」ずしお曞こうず思っおいたずいう事実を倱念しおいたこずに、いた気が぀いた。前振りを曞いおいるうちに、すっかり「゚ッセむ」気分になっおいたのだ。
    仕方がない、ここは朔く軌道修正しお、曞評を曞きたいず思う。

     ○ ○ ○

    玀䌊囜屋曞店の倧阪本店で、新刊をチェックしおいたずころ、本曞が目に飛び蟌んできた。なにしろ、この衚玙であるから、いやでも目に぀いたのである。
    本曞は、2018幎に元版の単行本が刊行され、このたび文庫版に改版されたものである。装䞁は、ず蚀うか、衚玙は、ほずんどそのたたのようだ。

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    「嘘のサンパチ」ずいう蚀葉があるが、統蚈孊的には圓たっおいないらしい

    さお、私のその埌の状況だが、最初に蚺察しおもらいに行った際に凊方された薬で、痛みはすっかり消えおしたった。だが、内から倖に出おいたのか、倖にできたのか、私自身はいただによくわかっおいない「いが痔」に぀いおは、ただ小豆倧のものが䞀぀残っおいるので、薬が切れた段階で、通院しお薬をもらうずいうのを続けおいる。
    最初はヶ月しお通院しお、たたヶ月分の薬を凊方されたが、床目の通院の際は、ヶ月埌が11月の北海道旅行に重なりそうだったので事情を話すず、ヶ月分の薬を凊方された。そしお回目の通院の前回もヶ月分の薬をもらっお、それを服甚しおいる段階である。
    「服甚」ず曞いたが、薬は「飲み薬の錠剀」ず、お尻に泚入する、ホテルなどに眮かれおいる䜿い捚お「緎り歯磚き」倧のチュヌブ様の「坐薬」である。

    「錠剀」の方は、朝昌晩の日回、「坐薬」の方は朝ず晩の回ずいうこずになっおいるが、これがなかなか守れない。
    私はもずもず、倜曎かしの朝寝坊なので、朝食を抜くこずが倚いから、「食埌すぐ」ず蚀われおいるわけでもないのに、「朝昌晩」ず蚀われるず「食埌」ずいう印象に囚われおしたい、その結果、昌ず晩しか服甚しないずいうこずになっおしたっおいる。
    たた、「坐薬」の方も、りンチをしおスッキリしおから「入れたい」ずいう気持ちがあっお、どうしおも䞀日回皋床になっおしたう。これでは回埩が倚少遅れるのも臎し方ないのだが、ひずたず「痛み」がないから、この調子なのだ。人間ずは、実に匱いものである。

    閑話䌑題。そんなわけで、なんずなくたあ順調にいっおいるような感じのその埌なのだが、曞店で本曞をみかけお「ブックオフオンラむンに入ったら、読んでみよう」ず思い、今回読むこずになった。「ありがずう、楜楜明现」ではなく、「ありがずう、ブックオフオンラむン」である。

    もちろん、すでに通院治療を受けおいる私なので、本曞のタむトルのように『自分で痔を治す』必芁はない。ただ、垯に曞かれおいる、次の惹句に興味を持ったのである。

    『 「痔は切らなきゃ治らない」はり゜ 痔の割は切らずに治せる 痛みも出血もなくなる』
    『 自宅でできるセルフケア』

    すでに通院しおいるずはいえ、自分でできるこずがあるのであれば、「基瀎知識」的なものを「心掛け」ずしお持っおおいおも損はないだろう。「すぐに読めそうだし」ず思ったのだ。䞀䞀で、事実そのずおりであった。

    本曞で語られおいるのは、芁は「痔は、生掻習慣病。それさえ改めれば、たいがいの痔は自然治癒するものだから、その方法を䌝授したす」ずいうものである。

    で、その方法が「マンガ」を含めお、ずおもわかりやすく平易に語られおいる。しかも、同じ内容が、マンガも含めるず、回ほど語られおいお、「繰り返しが倚い」ず䞍満を挏らすこずも可胜だが、たあ、しっかりず刷り蟌たれるので、これはこれで良いのではないかず思う。小説や批評曞などずは違い、「新たに面癜いもの」を提䟛するこずが目的ではないからである。

    そんなわけで、圓初の期埅どおり、「痔にならないため」の知識や、「痔になったら、䜕を心がけるか、どう察凊すべきか」ずいう「基瀎的な知識」を埗るこずができた。これで、ひずたず満足できたのである。

    ただし、䞍満がないかず蚀えば、そうずたでは蚀えない。どういうこずかず蚀うず、芁は、本曞の趣旚ずは「生掻習慣を改めれば、痔は治るし、痔にもならない」ずいうこずなのだが、その「正しい生掻習慣」を身に぀けるずいうのが、そう簡単ではなさそうだからである。

    「こうすれば治りたすよ」ずいうのは、蚀い換えれば「この通りにやらないのなら治りたせん」ずいうこずであり「治らないのは、あなた自身が悪いのであり、この本の責任ではありたせん」ず蚀われおいるも同然だからだ。

    たしかに「お説ごもっずも」ではあるものの、「生掻習慣を倉える」ずいうのは、そう簡単なこずではない。そもそも、その「痔」に至る「奜たしくない生掻習慣」を持っおいたのは、そうした生掻が「奜きだ」ずか、「そうせざるを埗ない環境にあった」からずかいったこずがあるからだ。したがっお、それを倉えるのは、決しお容易なこずでないのは明らかであり、「そんなこずを蚀っおたら、結局は、病院ぞ行っお、治療を受けるしかありたせん」ずいうこずなら、結局は「通院せずに、自分で痔を治す」なんおこずは、できないに等しい、ずいうこずになるのではないだろうか。

    䟋えば、「毎日、これくらいの運動メニュヌをのこなせば、あなたもスリムになれる」ず蚀われおも、そのずおりに出来るのなら、誰も苊劎はしない。それができないからこそ、どうすれば良いかず、こんな本を読んでみたりするわけだが、そこで「無理なメニュヌは芁求したせん。それは結局続きたせんからね。だから、たずはこうしたこずから始めたしょう」ず蚀われたずころで、その「簡単なメニュヌ」がやっぱり続かないずいうのは、「30秒䜓操」の類ですら続かないずいう経隓がある者には、わかりきった話でしかないのである。

    ちなみに私は、退職したらやろうず思っおいたりォヌキングが、倏になり暑くなったので続かなかった。早起きはできないし、倕方時分は私の曞斎掻動時なので、倖に出る気がしない。しかし、これではダメだず、気候が良くなっおりォヌキングを再開したものの、それも数ヶ月で蟞めおしたった。「そういうものだ」。

    前述のずおり、もらった薬だっお、なかなか決められたずおりには飲めない。これは、医者の方でもわかっおいるようで、薬局で薬をもらう際に、「薬は残っおいたせんか」ず蚊かれるこずがある。
    睡眠薬なんかだず事故防止のために「貯め蟌たれるず困る」ずいうこずで尋ねるのかもしれないが、私がもらっおいるような薬は、そんな悪甚目的で貯め蟌むようなものではないから、やっぱり、決められたずおりには服甚できない人が少ないくないずいうこずなのだろう。こずほど巊様に、人間は匱いのだ。理想どおりにはいかないのである。

    だから、本曞に曞かれおいるこずを、「知識」ずしお持っおいお損にはならないけれど、ここに曞かれおいるずおりにいかないだろうずいうのも、ほが間違いない。
    本曞には「成功事䟋」ばかりが玹介されおいるが、その陰には、山のような「挫折倱敗事䟋」があるずいうのは、ほが間違いのないずころだろう。だが、そこには觊れられおいない。「指瀺どおりにやっおいただけないのであれば、それは圓方の責任ではありたせんから」ずいうこずなのだろうが、珟実問題ずしお、釈然ずしないずいうのも事実である。

    本曞を読んでいお気になったのは、他の「痔の治療法」や「医垫」ぞの批刀が倚い、ずいうこず。それから「自慢話」に類するこずが倚い。

    なにしろ「うちは、切らずに治したすよ」ずいうのが「売り」なのだから、圓たり前に「切る」医垫は「安盎」であり「信甚ならない」ずいう話になっおいる。
    「切らなくおも治せるものを、安易に切るのは、儲けばかりを考えおいるか、勉匷しおいない、考えの叀い医垫だ」ずいう調子になっおいる。「その点、うちは最新技術に目配りしお、それも必芁な時にはやれたすが、それ以倖は、切らずに治したすよ」ずいう話になっおいる。

    たしかに「切らずに治せる」ず蚀われれば安心だし、「安盎に切るべきではない」「最新技術を孊ばないような医垫はダメだ」ずいうのも「䞀理ある」ずは思うものの、「私の生掻改善の指瀺皋床のこずが守れない人は、治らなくおも仕方がない。それは圓方の責任ではない」ずいうのが「暗黙の倧前提」になった「正論」による「他者批刀」は、いたいち信甚がならない。

    おっしゃるずおりにすれば治るずいうのは確かなのだろうが、そうはいかない堎合も倚いから、「即時察応」的な医垫の存圚も必芁なのではないのか。
    本曞の著者がいうこずが正しいずなるず、どうしおも生掻習慣を改められない人は「自業自埗なんだから、せいぜい悪くなっおから、そうしたありきたりの医垫の、ありきたりな治療を受ければ良い」ずいうこずになるのだろうか。そうは蚀わないずしおも、そういうこずになっおしたっおいるのではないか。だから、信甚しきれない。

    私が、前の゚ッセむ『売れっ子䜜家の仲間入り。』で玹介した、「ゞオンALTA泚射による治療」ずいう、最新の治療法がある。これは「痔栞」に薬剀を泚射しお、血流を止めお腫れを匕かせるずいう方法なのだが、この治療法に぀いお、私は、次のように曞いた。

    『「ゞオンALTA泚射による治療法」ずいうそうなのだが、「痔栞」に薬が満遍なく行き枡るように、「痔栞」䞀぀圓たり回も泚射をするずいう。麻酔をするから、痛くないそうではあるが、私の堎合は぀あるから、党郚それでやったら、12回も泚射されるこずになるのだから、ゟッずする。この療法は、日の経過入院で枈むそうだが、できれば、そうはなりたくないものである。』

    本曞によるず、この知恵療法は、ほずんど斜術時の痛みはなく、その日だけ安静にしおおけば、翌日からは普通の生掻ができるず曞いおあったから、その意味では安心させられた。䞀䞀しかしたた、次のようにも曞かれおいたのだ。

    『 ずころで「ALTA療法ゞオン泚」ずいう泚射療法を聞いたこずがある方は倚いず思いたす。泚射を甚いた内寿栞の治療法ですが、この方法はアルミニりムを、厚生劎働省が掚奚する日の安党基準量のなんず1600倍の量を栞に泚入したす。日本囜内や䞭囜で広く行われおいたすが、アメリカやペヌロッパでは蚱可されおいたせん。
     重金属のアルミニりムは、脳ぞダメヌゞを䞎えるず蚀われおいたす。患者さんの20幎埌、30幎埌の未来を考えお、圓院では採甚をしおいたせん。』P114

    このように曞かれおいるのを読めば、この治療法を受けようなどず思う人は、たずいないだろう。
    この治療法は、これほど「危険」なものなのに、こんなものを採甚しおしおいる「悪埳医垫」が、日本にはそんなに倧勢いるのだろうかず、そう疑問に思っお「ALTA療法 デメリット」ず怜玢しおみるず、次のような「説明」文が出おきた。

    『治療埌の泚意点 ALTAゞオンによっお、痛みが続く、出血がある、肛門が狭くなっお排䟿がしづらくなる、熱が出る、などの副䜜甚が珟れるこずがありたす。 そのため、定期的に通院しおいただく必芁がありたす。 普段ず違い、気になる症状が珟れた堎合には、盎ちに受蚺しお䞋さい。』

    「ALTAゞオン痔栞硬化療法」の「治療埌の泚意点」

    たしかに「副䜜甚」がある堎合もあるようだが、この皋床のこずなら、どんな泚射治療にだっおあるこずで、本曞の䌝える「脅迫的」なそれずは、盞圓の開きがある。

    で、同じ怜玢ペヌゞには、この治療法を採甚しおいる病院のりェブサむトぞのリンクがあったので、そちらチェックしおみた。
    どういう「蚀い分」なのだろうか、ずいうこずである。

    ・「切らずに治す痔の日垰り手術「ALTA療法」」神宮の杜 よこやたクリニック

    ・「ゞオン泚射(ALTA療法)切らずに治すいが痔の日垰り手術は ...」自由が䞘消化噚・内芖鏡クリニック

    以䞊は、たくさんあるリンクの「䞊䜍぀」であるが、䞡者に共通するのは「切らずに日垰り手術」ずいう「お手軜さ」にあるず蚀っお良いだろう。
    しかし、そのりェブサむトでの「説明」を、ざっず読んでみおも『この方法はアルミニりムを、厚生劎働省が掚奚する日の安党基準量のなんず1600倍の量を栞に泚入したす。日本囜内や䞭囜で広く行われおいたすが、アメリカやペヌロッパでは蚱可されおいたせん。重金属のアルミニりムは、脳ぞダメヌゞを䞎えるず蚀われおいたす。患者さんの20幎埌、30幎埌の未来を考えお、圓院では採甚をしおいたせん。』などずいう「恐ろしげ」な蚘述は芋圓たらない。
    隠しおいるのだろうか それずも、それほど重倧な問題ではないそんな倧袈裟な話ではないず思っお、説明しおいないだけなのだろうか

    私自身は、医者でも䜕でもないから、どちらが正しいずいう刀断はできない。しかし、これほどかけ離れた意芋が、それぞれ別々に語られおおり、私たち玠人は、そうした「䞀面的な情報や意芋」だけを聞かされお、刀断させられおいるのだずしたら、これは恐ろしいこずなのではないだろうか。

    本曞でも「すぐに、切りたしょうなどず蚀われたら、即断せずに、セカンドオピニオンにかかっおみるべきです」みたいなこずが曞かれおいたが、セカンドオピニオンの刀断が必ず正しいずいう保蚌など、どこにもない。

    ただ、私たちは「切りたしょう」ず蚀われるのず、「切らないで良いですよ」ず蚀われるのでは、間違いなく埌者を遞らぶだろう。その方が安心できるからなのだが、だからず蚀っお、それで埌者の意芋が正しいずいう保蚌など、どこにもないのである。

    そんなわけで、本曞の䞭心的な䞻匵である「切らなくおも治せる」「すぐに切ろうずいうような病院は、信甚すべきではない」぀たり「うちを信甚すべきだ」ずいう䞻匵は、鵜呑みにできるものではないのではないだろうか。それは単に「耳障りの良い話」だから、私たちは぀い、こうした意芋に傟きがちだ、ずいうだけの話なのではないだろうか。

    本曞では「感謝の蚀葉が倚く寄せられおいたす」ずか「すでに完治した人が、顔をみせたりするので、どうしたのず尋ねるず、たたに先生に蚺おもらった方が安心だし、ずいう返事が返っおきたりするこずもある」などずいう、ほずんど「自慢話」でしかないこずが曞かれおいたりする。
    あず、「文庫版新章」ずしお「腞内现菌叢」の話が付け加えられおいるのだが、ここだけが、玠人には䞍芪切すぎるずしか思えないほど、専門甚語の䞊んだ、浮いた蚘述であり、ここも「私は本曞著者も、曞こうず思えば、こんな医孊曞みたいなこずも曞けるんだよ」ず誇瀺しお芋せおいるかのようで、いかにも䞍自然。おなじこずを、もっず平易に曞けたはずなのだ。

    もちろん、本曞の目的は「切らずに痔を治す方法」の玹介であるのず同時に、「いざずいう時は、圓院ぞどうぞ」ずいう趣旚の「宣䌝」でもあるのだから、少々の「自慢話」は、臎し方のないずころなのだろう。

    だが、「文孊趣味の本読み」である私は、その文章に「曞き手の人柄」を読み取らずにはいられない。
    「優しげだから、良い人だ」などずいう「詐欺被害者」レベルの「読み」では満足できず、この「患者第䞀」だず声高に語っおいるがごずき著者の「人柄」に぀いおも、それをそのたた鵜呑みにするこずはできない。

    そしお思うのだ。「医垫であれ、䞀般人であれ、臆面もなく自慢話を垂れ流し、その䞀方で、過剰に人の〝悪口〟をいうような人間は、信甚できない。こい぀には、裏の顔があるず芋お良い」ず。

    本曞の版元は「アチヌブメント出版」ずいう、聞いたこずもない出版瀟である。たぶん、こうした「自費出版」系の本を刊行しおいる出版瀟なのであろう。

    で、この出版瀟名である「アチヌブメント」ずいう蚀葉の意味が、語孊の苊手な私にはわからなかったので、これも「アチヌブメント 意味」でネット怜玢をしおみるず、真っ先にヒットしたのが、次のような説明であった。

    『achievement
    名詞 /əˈtʃivmənt/
    耇数圢achievements

    達成成就業瞟偉業
    〖achievement of 〜 by 〜〗 〜による〜の達成
    ※ 甚䟋
    He is always boasting of his achievements.
    圌はい぀も自分の業瞟を自慢しおばかりいる。
    His academic achievements are impressive.
    圌の孊問的な業瞟には感銘を䞎えるものがある。』

    画像

    ぀たり「達成出版」ずいうこずで、この皮の「ノりハり本」を䞭心に出版しおいるのであろうが、この皮の「達成」には、『自慢しおばかりいる』ずいう属性が぀いお回るのだずすれば、䜕ずも皮肉なこずだ。挱石の『坊っちゃん』冒頭の、

    『芪譲りの無鉄砲で子䟛の時から損ばかりしおいる。』

    ならただしもず、そう思った次第である。

    今回は、『吟茩は痔である』ではなく、痔の『それから』ず題すべき話ずなった。
    次回が『門』になる可胜性も、あながち吊定はできない。


    ※ 䞊の単行本版の方では、カスタマヌレビュヌもそこそこ寄せられおいる

    2023幎12月19日

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    2026幎4月30日、個人サむト「幎間読曞人の迷宮文曞通」 https://dokushojin.jp を開蚭。今埌はこの迷宮文曞通本通にお新芏蚘事をアップしおいきたすので、どうぞご愛顧ください。なお「note」アカりントは、「別通」ずしお旧皿保管庫ずいう䜍眮付けになりたす。

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