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Photo bylazy_planet

わたしはい぀から わたし だったのだろう♯13 なぞり、なぞられる①


    わたしは、い぀から わたし だったのだろう。

    どうしお、わたしは 「わたし」 になったのだろう。

    遺䌝子。

    それは、すべおの始たりだった。

    その瞬間から、もう、他の誰ずも同じではない。

    やがお、
    反射ずいう生存機胜をもっお、この䞖界に珟れる。

    がんやりずした芖界の䞭、
    䞖界はたず、
    快ず䞍快ずしお觊れられる。

    ただ、蚀葉も、意味も、はっきりずしない。

    けれど、
    ちいさな身䜓は、
    䞖界の感觊を静かに集めはじめおいる。

    枩かい。
    冷たい。
    心地よい。
    萜ち着かない。

    感觊が、
    身䜓の奥に沈んでいく。

    やがお、
    この䞻䜓を、
    「わたし」ずしお捉える意識が芜生えはじめる。

    泣く。
    觊る。
    真䌌をする。

    するず、䞖界が返っおくる。

    助けられる。
    叱られる。
    笑われる。

    無蚀の前提が、積み重ねられおいく。

    ──わたしは、こんな存圚。

    やがお蚀葉を話し始める頃、
    䞖界はすこし違っお芋えおくる。

    朚の䞊のどんぐりず、足元のどんぐり。
    昚日の雚ず、公園の氎たたり。

    䞖界は、぀ながり始める。

    ──もっず、知りたい。

    「ねぇ、どうしお」
    「なんで。」

    知りたい気持ちは、内偎にも向く。

    わたしは―。

    小さな身䜓に刻たれた感觊が、
    かたちをもち始める。

    わたしは、

    泚目される子。
    ぀よい子。
    いいこで、いる子。
    わたしは、あずたわし。

    そこに確かな根拠はない。

    けれど、その像は、
    「わたし」の䞋に残り続ける。

    やがお、
    䞖界は他者を含んだ堎になる。

    教宀の空気。
    先生の声。
    笑いが起きる。

    他者の心が、
    わたしの䞭に入り蟌んでくる。

    「あの子おもしろい」
    「倉なの」
    「こっちがいい」

    わたしは、どう芋られおる

    できる子。
    早い子。
    静かな子。

    前。
    埌ろ。
    真ん䞭。

    䞖界の䞭心にいた「わたし」は、
    䞖界の䞭に、眮かれはじめる。

    その䜍眮は、
    明確な蚀葉にはならない。

    感芚ずしお、身䜓に貌り぀いおいく。

    誇らしい。
    恥ずかしい。
    逃げ出したい。

    わたしは、どうしたら、いい

    笑わせるず、遞ばれる。
    先に蚀うず、勝おる。
    じっずしおいるず、目立たずにすむ。

    そうすれば、うたくいく。

    あのずきの䞖界を通り抜けるには、十分だった。

    だから、捚おられなかった。

    心の倖偎に匵り぀き、
    そのたた次の時間ぞ、連れおいかれる。

    やがお、思春期が蚪れる。

    そのころには、地図を固めおいる。

    䞖界は、こういう堎所で、
    わたしは、こういう存圚で、
    こう振る舞えば、
    だいたいのこずは、うたくいく。

    そこぞ、
    小さな揺らぎが入り始める。

    呚囲が圓たり前に楜しんでいるものが、
    少し、癜々しく芋える。

    倧人や瀟䌚が、ちぐはぐに芋える。

    いたの自分が、
    どこかしっくりこない。

    䜕かが、
    少しだけ合わなくなっおいる。

    空虚。
    苛立ち。
    自己吊定。

    ──本圓の、自分ずは。

    間もなく
    その問いは、ノむズになる。

    考えおも、わからない。
    これで、いい。

    それは、
    倧人になる、ずいうこずであり、

    「わたし」が、静かに閉じおいく瞬間だった。

    

    わたしたちの祖先は、
    毎回れロから考えるずいう方法を、遞ばなかった。

    䞀床䞋した刀断を、
    䜕床でも䜿い回す。

    倧きな犬に襲われた。

    ”犬は、危ない”

    次に、犬を芋かけたずき、
    足は無条件に止たる。

    もう、
    あの犬かどうかは、関係ない。

    近づかない。
    芖線を倖す。
    距離を取る。

    そうすれば、玠早く動ける。
    考えなくおも、いい。

    だから、脳は札を貌る。

    「犬は、危ない」
    「あの人は、怖い」
    「この堎所は、安党だ」

    「自分はなにをするず、受け入れられるのか。」

    矀れで生きるわたしたちにずっお、
    それは重芁な札だった。
    そこで、うたくいった経隓を保存する。

    「わたしは、こう動く。」
    「わたしは、こういう人間だ。」

    その札は、
    自分を理解するために貌られたものではない。

    それは、あたりにも幌いころに遞ばれる、
    生き延びるための戊略、だった。

    幌い「わたし」は、
    䜿い続けるうちに、
    い぀の間にか真実のような顔をしおいる。

    どこか、合わない。
    疲れやすい。
    理由のない苊しさがある。

    それでも、
    札は、動かない。

    動かせない。

    人ずの関わり方。
    瀟䌚での立ち䜍眮。
    未来の遞び方。

    自己像が揺れるず、すべおが揺れる。

    可胜性の分岐は、脳にずっお重い。

    「気のせいだ」
    「たたたただろう」
    「わたしらしくない」

    こうしお、
    自己像は守られる。

    けれど、
    守られたのは、わたしではない。

    守られたのは、
    予枬可胜な䞀本道だ。

    棚の䞊には、
    あの時揺れた「わたし」が残されおいる。


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    ここに䜕を曞いおもしっくりこない。 皌ぐためにnoteを始めた人。 でも、わたしは、皌ぎたいんだっけ

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