
【自己紹介】3社の起業、10社の経営を経て、50代で大学院修士課程で学んだこと。
1. はじめに(自己紹介)
私は、M&A・事業再生コンサルタントの会社を経営しています。
学部を卒業後、社会人として2社で10年のサラリーマン経験を経て独立し、3社を起業し、10社以上の経営に携わってきました。金融、IT、医療、介護、福祉、サービス業など多種多様な業種を経験してきました。
50歳を過ぎて修士課程(経営学)に入学し、2026年3月に修士課程を無事に2年で修了しました。現在は、1年間を学外での研究期間とし、学術論文の体裁を学びながら、投稿論文や学会発表など、博士後期課程進学を見据えて研究を続けています。
2. 現場の「勘」を「知」に変える必要性
25年の実務の中で、私は数多くの企業の成長や戦略的な課題解決に携わり、M&Aや事業承継のプロジェクトを主導してきました。特に、M&Aに関連する事業を始めてからは、直接買収して再生する機会も多く経験しました。
しかし、修羅場をくぐればくぐるほど、「もっと体系的な経営学の知識があれば、より最適な結果に導けたのではないか」という痛感に襲われるようになったのです。
経験則という「点」を、経営学という「線」で結びつけ、自分自身の専門性を一層深化させること。それが、この年齢で再びアカデミアの世界に身を置いた最大の理由です。
3. 「現場の違和感」を「理論」へと昇華させる
私の研究の核心は、実務の最前線で感じ続けてきた「言葉にできない違和感」を、経営学のレンズを通して正しく構造化することにあります。
特に中小企業のM&Aや事業承継の現場では、数字や契約書だけでは説明のつかない、組織の「感情」や「文化の衝突」が成功の成否を分ける場面に何度も遭遇してきました。これら実務家が肌感覚で捉えている事象を、単なる「経験則」で終わらせるのではなく、誰もが活用できる「普遍的な知」へと昇華させたいと考えています。
具体的には、以下のテーマを深く掘り下げています。
中小企業のM&AにおけるPMI(統合に関する課題): 激変する環境下で、いかに組織を再構築し、持続可能な成長へと導くか。
「実務知」と「学術知」の統合: 25年の経営経験から得た洞察を、既存の経営理論(組織論・戦略論)と戦わせ、新たな視点を提示する。
中小零細企業の円滑な事業承継モデル: 経営者の高齢化という社会的課題に対し、法整備や支援策をどう実効性のある形に落とし込むか。
現場を知る実務家だからこそ見える景色を大切にしながら、アカデミアの厳密さをもって、日本の経営の現場に真に資する研究を目指しています。
4. このnoteで綴ること
この場所では、以下の内容を「記録」として残していく予定です。
社会人大学院生としての研究プロセス
(先行文献レビューや学会発表、論文投稿)実務知見を経営学のレンズで再解釈した考察
博士課程進学に向けた準備と試行錯誤
5. おわりに
M&Aという領域は、時に感情的な議論を呼びやすい分野でもあります。そのため、本noteでは個別の案件や特定の個人を攻撃するような内容は一切扱いません。あくまで「一研究者」として、学術的な視点からの発信に徹したいと思います。
実務と研究の往復。この記録が、同じ志を持つ社会人院生や、経営の最前線で戦う方々のヒントになれば幸いです。
査読への挑戦シリーズ
中小企業のM&A
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