
「やりたいこと」、書いて終わりにしてない? 毎日の選択が変わる「北極星シート」の作り方
やりたいことは、ある。
(あるいは、最近ふと思い出した。でもいい)
なのに、その"やりたいこと"。
書いて、ちょっと満足して、そのまま——になっていないですか?
リストにはした。手帳にも書いた。
でも気づけば毎日は、目の前のことに流されて、過ぎていく。
朝の30分も、週末も、「あれ、もう終わってた」。
もし、ちょっとドキッとしたなら。 この記事は、たぶんあなたのための記事です。
——とはいえ。
忙しいワーママに、「さあ自己分析を」なんて、正直、酷だと思う。
そんな時間も気力も、どこにもない。
痛いほど、分かります。
だから、今日のお願いは、たったこれだけ。
🕒 1部屋ぶん、2行。時間にして、3分。
それだけで、明日からの選択がちょっと変わる「1枚」の、最初の一行ができあがります。 読み終わるころには、たぶんもう、書けてるはずです。
先に、ちょっとだけ種明かし。
実はこの記事、先週の続きだったりする。
先週は、忙しさの中で見失った"自分のやりたいこと"を、10の質問で掘り起こす話を書いた。
(まだの人は、あとでそっちも覗いてみてください🌸)
でも、安心してほしい。
この記事は、先週を読んでいなくても、ここから始められます。
必要なのは、「私、これがやりたいかも」が、頭にいくつかあること。それだけ。 (出てこなくても大丈夫。先週の記事で紹介した10の質問が、ちゃんと引っぱり出してくれます)
🌟 なぜ、たった1枚が、そんなに効くのか。
先に、身も蓋もないことを言います。
やりたいことは、頭の中に置いたままだと、消える。
私にも、苦い実績がある。
張り切って始めた「週次振り返り」が、3週間で見事に形骸化したのだ(笑)
向かう先がないと、振り返りは、ただの日記になる。
でも、たった1枚に整理しておくと、毎日が変わる。
朝、「この30分、何しよう」と思ったとき。
週末、「どっちを選ぼう」と迷ったとき。
その1枚を見れば、「あ、私はこっちに進みたいんだった」が、すぐ思い出せる。
キラキラした夢じゃない。
ただ、進む方向を指してくれる、矢印。
私はこれを、勝手に「北極星」と呼んでいる。
つくり方は、4ステップ。 ……と聞くと身構えるかもしれないけど、大丈夫。 今日やるのは、1部屋ぶんの、最初の2行だけ。
残りは、やりたくなったときでいい。
(紙とペン、なければスマホのメモでOK。きれいに書く必要も、ゼロです)
⏱️ まず、30秒だけ。
ステップに入る前に、ひとつだけ。
今、スクロールする手を、止めてみてください。
そして、頭の中で、これを選ぶ。
仕事・子育て・家族・自分・趣味——今、いちばん「モヤモヤしてる部屋」は、どれ?
ひとつ、浮かびましたか? ……それで、もう始まっています。
今日つくるのは、その1部屋だけ。 残りの部屋は、ぜんぶ忘れて大丈夫です。
(部屋の名前や数は、自分に合わせて自由に。副業がある人は「仕事」を本業/副業で分けても、「自分」と「趣味」を一緒にしてもOK)
✍️ STEP1|あなたの1部屋を、2行で。
選んだ1部屋に、2つだけ書きます。
1行目|"行きたい方向"を、一言で。
ゴールじゃなくて、方向。 "年収を上げる"みたいな目標じゃなく、ただ向きを示す、矢印でいい。
私の「仕事」の部屋なら、こう👇
🧭 方向:稼働時間を増やすことなく、価値を生み出す側へ
2行目|その矢印の先に見える"景色"を、一行で。
矢印だけだと、ちょっと抽象的で、燃料が切れやすい。 だから「その方向に進んだら、半年後・1年後、どうなってたら最高?」を、情景で描く。
私の場合は、こんな景色👇
🌅 景色:担当分野の専門家として、戦略立案にも関わる。そんな仕事を、育児・家事との両立が無理なくできる働き方で。娘にも、"楽しそうに働く母"を見せられてる
これは"達成すべき目標"じゃなくて、「こうなってたら、いいな」の、景色。 不思議なもので、この一行があるだけで、しぼみかけたやる気が、また立ち上がる。
——ここまでで、もう2行、書けます。
よかったら、読み終えるのを待たずに、今、書いてしまってください。 「あとで」が、いちばん消えるので。
この2行が、あなたの「北極星」。 シートの、いちばん上のゾーン。 星なので、そう何度も書き換えません。ここは、読み返して、やる気を補充する場所です。
🧭 余裕があれば、あと3ステップ。
ここまでで、もう十分、第一歩です。
でも、「もう少し進めたい」と思えたなら——あと3ステップだけ、紹介します。 (しんどければ、ここは飛ばして、最後の章へどうぞ。それでも、ちゃんと前に進んでます)
①6/16:気持ちの棚卸し(10の質問)
②今日:1枚の「北極星シート」に整理する4ステップ ← イマココ
③6/29ごろ:それを"毎週ちゃんと回す"ための仕組み(教材βを公開予定)
ここからは、シートの"下ゾーン"=今週のナビ。
さっきの星に向かって、「今週、どう動くか」を決める場所です。
(上の星とちがって、ここは、ときどき引き直していきます)
STEP2|現在地を打つ
その方向に対して、「今、自分はどこにいるか」を正直に書く。
私の現在地は「在宅はお迎え、出社も寝かしつけに間に合うよう、残業はかなり制限している」。だから、量では勝負できない。
でも、落ち込まなくて大丈夫。理想と現在地の"距離"は、ダメ出しじゃなく、進む向きを教えてくれる矢印だから。
STEP3|手札を棚卸す
「使えるのに、使ってないリソース」を書き出す。
時間・お金・スキル・人…など。
私の場合は、研究者時代のプログラミングや、AIの活用。
さっきの「時間がない」に、ちゃんと効く札を、実は持っていた。
ないものを数えるより、"持ってるのに使ってない札"を探す。 それだけで、打てる手が増える。
STEP4|明日のサイズに落とす
最後に、「明日からできる一歩」へ。
私なら「来週、AIで時短できる仕事をひとつ見つけて、浮いた時間で、業界を俯瞰してまとめてみる」。
それくらい、小さくていい。
🗒️ できあがると、こんな1枚。
たとえば、私の「仕事」の部屋を埋めると、こうなります。
🌟 上ゾーン|星(変わらない・読み返す)
方向:稼働時間を増やすことなく、価値を生み出す側へ
景色:専門家として戦略立案にも関わる。それを、両立できる働き方で
🧭 下ゾーン|ナビ(毎週・引き直す)
現在地:お迎え・寝かしつけで、残業はかなり制限
手札:研究者時代のプログラミング/AIの活用
次の一歩:来週、AIで時短 → 浮いた時間で業界を俯瞰してまとめる
たったこれだけの、紙きれ1枚。 でもこの1枚が、明日からの「どっちにする?」に、ちゃんと答えをくれます。
⭐ この1枚が、何度でも効く。
この紙きれの、いちばんありがたいところ。
それは、上ゾーンの"星"を、何度でも読み返せること。
開くたびに、自分の"行きたい方向"と、"その先の景色"が、ありありと立ち上がる。 日々に流されて、しぼみかけたやる気が、そのたびに、ちゃんと戻ってくる。
一回書いて終わり、じゃない。 読むたびに、背中をそっと押してくれる。 そういう1枚です。
最後に。
もし、ここまで読んで、まだ1行も書いていないなら。
(忙しいですもんね。本当に、分かります)
だからこそ、最後にもう一度だけ。
今、この画面を閉じる前に。スマホのメモに、1行だけ。
さっき選んだ部屋の、"行きたい方向"を、一言。
それを書いた時点で、あなたの北極星シートは、もう立ち上がっています。 矢印が一本あるだけで、明日の「どっちにする?」が、ほんの少し変わる。
流される毎日の中で、いったん手を止めて、「私は、こっちに進みたい」と書いた。 それはもう、ハンドルを、自分の手に握り直したってこと。
——自分のために、3分、手を止めた。 忙しいワーママにとって、それ自体が、けっこう、すごいことだと思うんです。
そして、もし"やりたいこと"自体が、まだ出てこないなら。 先週の「10の質問」から始めると、きれいにつながります🌸
最後に、ひとつだけ、予告を。
実はこのシート、星を立てた「だけ」で終わるのが、いちばんもったいない。 (そう、私のあの形骸化した週次振り返りみたいに、ね)
星はそのままに、下の"ナビ"を、毎週ちゃんと引き直す。 その"回し方"の仕組みを、次回お届けします。
シートを、引き出しの奥で眠らせない。 ちゃんと、毎日の味方にする。
その話を、お楽しみに🌟
📝 「稼ぐ。子どもに投資する。時間を守る。全部やる。」 そのために生活を"設計"する過程を発信しています🙏
▼このシリーズの進み方(北極星3部作)
▼あわせて読みたい
七夕。家族の願いはスラスラ書けるのに、自分の願いが出てこない人へ(10の質問・棚卸し編)
「You like snakes?」——親も気づかなかった一言を、3歳娘は覚えていた
リバランス|夫婦の役割を、ゼロから"設計し直した"記録