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一粒の梅干しに、こんなに深い世界があったなんて。


こんにちは😃

noteを読んでいて、たまに「これは、ちゃんと立ち止まって紹介したい」と思う書き手に出会うことがあります。

私にとって、空風マナミさんはまさにそういう方です。

🍀空風マナミさんってどんな人?


空風マナミさんは、現役の医療介護経営者でありながら、カクヨムで小説やエッセイを書き続けている方です。心理描写とヒューマンドラマを軸に、「制度やエビデンスがすくいきれない感情の重さ」を物語にする——というスタンスを、プロフィールにきちんと言葉で置いているところに、まずこの人の誠実さが表れていると思います。

「梅干し界」という、とんでもなく賢い比喩


マナミさんが今、紙芝居風に連載しているのが「梅干し界」というシリーズです。

一見、かわいらしい擬人化ファンタジーに見えます。紀州王国、しそ連邦、はちみつ共和国、カリカリ梅自治区……梅たちがそれぞれの国に暮らし、若梅が学校で「おにぎりの真芯になる」という夢を抱いて成長していく——。

でも読み進めると気づくんです。これは単なるかわいい話じゃない。

- 梅の花、蜂、山、雨、太陽という**自然の恵み
- 梅を育て、収穫し、漬け、干す**農家さんの手仕事
- しそ、はちみつ、カリカリ梅という**多様な在り方への敬意
- 中国大陸や台湾の烏梅・酸梅湯、そして発酵界の麹師という**海の向こうへの視野の広がり

- 梅干し王の深い皺を通して気づく「**一粒だけでは、できなかった**」という真実

一粒の梅干しを主人公にしながら、農業への感謝、多様性の尊重、歴史の継承、そして「自分は一人で生きているのではない」という気づきまで、全部を紙芝居のやわらかい語り口の中に編み込んでいる。

これができる人は、本当に頭がいい人だと思います。そして同時に、**ものすごく優しくて、大きな目で世界を見ている人**なんだと思います。日本の農家さんの現状を憂いながらも、説教くさくならず、若梅の「わし、おにぎりの真芯がいい」という無邪気な夢をちゃんと守ってあげている。厳しい現実と、かわいらしいファンタジーを、同じ器に矛盾なく盛り付けられるバランス感覚——なかなかできることではありません。

🍀紙芝居の、その先へ。カクヨムの小説版がまた深い


そして実は、この世界にはもう一段深い入り口があります。

note版の紙芝居は、いわばこの世界の「玄関」。やわらかい語り口で、誰でもふらりと入っていける。でも、カクヨムで連載されている小説版まで読むと、同じ「一粒の梅干し」がまったく違う重みで迫ってきます。

- 「[梅干し界の歴史書に残る、酢喰いの風]

恐れられた災厄は、誰よりも梅干しを、深く愛していた。紙芝居ではまだ語られていない、梅干し界の"始まりの物語"。
- 「[梅干しと発酵の盟約]

王が守るべきものは、国ではなかった。8月の「歴史書」の note 記事で新王が旅に出た、その続きにあたる本編小説。

紙芝居で世界の空気とキャラクターに親しんでから小説を開くと、行間に込められた感情の機微がぐっと立ち上がってくる。逆に小説から入って、その世界観の余韻を紙芝居で振り返るのもいい。**どちらから読んでも、行き着く先は同じ「一粒への敬意」**です。

WONDER LABOの山奥の図書館で読めます。



特に「梅干しと発酵の盟約」は、章タイトルを追うだけでも詩のように美しい連載です。「白紙の頁」に始まり、「歴史は食卓の外で育つ」「書かれなかった国々」「名前のない橋」「麹を背負う者」「発酵は、生きている」「畑は返事をしない」「種を継ぐ者」「歴史書に書いてはならないもの」——梅干しと味噌、二つの国がそれぞれのやり方で生き延びてきた歴史の重みが、一話ごとの見出しから静かに伝わってきます。

紙芝居のかわいらしい若梅たちが、こちらの小説では「守るために統べるのか、残すために手放すのか」という、国と継承をめぐる問いに向き合っている。同じ世界のはずなのに、光の当て方でここまで表情が変わるのかと驚きます。しかも毎日更新という筆力。追いかけるだけでこちらの背筋も伸びる思いです。

正直に言うと、私自身もまだ全部は読み切れていません。毎日更新のスピードに、ちょっと嬉しい悲鳴をあげながら、一話ずつ大切に追いかけている途中です。だからこそ、この先どうなっていくのか、一緒にドキドキしながら見届けてくれる人が増えたら嬉しいなと思っています。

🔴シリーズ、読んでみてください

- [今日もいい塩梅で。紙芝居風味で、味見をどうぞ。]

- [いろんな梅が、暮らしている。梅干し界の紙芝居風 二話目]

- [海の向こうの、親戚たち 梅干し界の紙芝居風 三話目]


- [自分だけでは、できなかったんだ。梅干し界の紙芝居風 四話目]


- [梅干し界の歴史書は、受け継がれていく。八月に入りましたね。]

(味噌との共存、新王の旅立ち)


カクヨムでは小説版「梅干しと発酵の盟約」「梅干し界の歴史書に残る、酢喰いの風」も連載中とのこと。紙芝居で世界観に触れてから読むと、また味わいが変わってくると思います。

一粒の梅干しがこんなに愛おしく見えてくる連載、なかなかありません。ぜひ、覗いてみてください。



私はこの物語に出会い、こんな事を感じます。

いつも当たり前の様にある梅干しや味噌、その一つ一つが誰かの愛が詰まっていると、改めて感じ、心からありがとうと思えました。

一つ一つの身近にあるものにありがとうと
感謝を言える私になりたいです。

その大切な事に気がつかせてくれた
空風マナミさんありがとうございました。

この物語が沢山の方に届きます様に
感謝を込めて。

そらとうみ


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